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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】
[741]森崎名無しさん:2014/04/27(日) 17:20:22 ID:??? ブルノ(ウサギKの皮をかぶった) だってこの大会のルールじゃあそうするしかないじゃなーい
[742]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:42:09 ID:??? 更新を再開します。 先に予告とおり、ルールの再修正について説明しようと思います。 また、1スレ目から大分時間がたちましたので、ここで大会ルールについて再掲しようと思います。 ○第二章からのルール改変について・その2 ・空中戦(クリア・せりあい・ダイレクトシュート等)に関する守備判定の同時化について これまでは、全て一律に「上から判定」を行っていた空中戦判定を、 これからは、「空中戦に関しては同時判定(ワンツー時のようにMAX値を採用)」という風に処理しようと思います。 なお、ブロックとクリア等両者の判定が混在している場合、両者は分けて処理をします。 (クリアは同時判定、ブロックは上から判定…という風に扱います。 クリアの処理後に、ブロックが発生するイメージです) ・名無しキャラ(味方、敵問わず)の覚醒条件の緩和について これまでは、一律に「攻撃時は勝利した場合のみ、守備時はこぼれ球以上にした場合のみ(原則)」 としていた覚醒フラグの獲得条件について、 これからは、「名無しキャラについては、敗北時でも11以上を出していればフラグは獲得可(回収は不可)」 という特例を採用します。(減衰成功時はフラグ回収不可とします)
[743]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:43:10 ID:??? ○大会ルール(1スレ目>>374から再掲) ・予選リーグ 4チームずつ4ブロックに分かれてリーグ戦を行います。 上位2チームが決勝トーナメント進出となります。 前後半30分ハーフで行われます。 勝利は3点、敗北は0点、引き分けは1点として扱い、3戦した際に最も多くの点数を獲得したチームが優勝となります。 なお、同点のチームが複数いた場合、得失点差、得点数の順番で順位を決めます。 延長戦やPKはありません。 反則についてですが、レッドカード、もしくはイエローカード累積2枚で退場した場合、 次の試合には出場出来なくなってしまうので、ご注意下さい。 『3』人まで選手交代可能です。 ・決勝トーナメント 予選通過の8チームで再度抽選を行い、組み合わせを決定します。 前後半35分ハーフで行われます。 同点だった場合、前後半15分ハーフ、Vゴール形式での延長戦を行い、 それでも決着がつかない場合はPKで勝負を決める事になります。 予選リーグのイエローカードの累積はリセットされます。 『3』人まで選手交代可能です。 これらの内容については、以前に紹介したルール改定とともに、次スレのテンプレにて周知していきたいと思います。 (それか、wikiに掲載しようと思います)
[744]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:46:27 ID:??? ――第百●●季 神無月の一。 〜大会1日目午前 妖怪の山・モリヤスタジアム〜 ――ァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! まるで爆発音のような、数千もの観客達の歓声、悲鳴、怒号――。 人間も妖怪も妖精も、果てには神々までもが平等に集う現代的なスタジアムは、 今や幻想郷の歴史でも最大規模の熱気に満ちていた。 しかし、まさに一つの「異変」と形容しても誤りでは無いその魔境は、ある意味では「日常」の延長線上。 その事はその場にいる誰もが認知していたし、その認知に間違いは何一つと無い。 そう、この熱狂の正体こそ、告知より半年もの間を置いて漸く開催される大会。 まだ浅い幻想郷のサッカー史においても、重要な意義を持つであろう1ページ。 ――【全幻想郷選抜サッカー大会】が、今間もなく開始されようとしていた。 実況「いよいよ! 後僅か5分ほどで開催されます! 第1回・全幻想郷選抜サッカー大会!! ここ妖怪の山モリヤスタジアムは、早くも数千もの観客が会場に押し掛け、その座席の全てを埋め尽くさんとしております! これほどの超満員は、これまでの大会では有り得ない! それだけに、この大会への期待が籠められているという事でしょう!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」 「博麗連合が今回も優勝だ〜!!」「いや、スカーレットムーンズの優勝だ!」「いや、ルナティックスは今大会やると思うぞ!」 「ヒャッハー! 地霊殿チームが地上のサッカーを凌辱するぜ〜!!」「チルノー! がんばれー!」「文さーん!」「星ちゃーん!」
[745]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:47:29 ID:??? 〜モリヤスタジアム・控室〜 ウサギD「人間が……妖怪が多すぎて怖いよぉ…」 慧音「大丈夫、怖がる事はないさ(とは言うものの…幻想郷中の人妖がここまで一同に会するのは、私も経験が無いな)」 ――大会1日目の午前は、丸々開会式及び組み合わせ抽選が行われる事となっている。 そのため、我らが永遠亭ルナティックスメンバーもまたその「ほぼ」全員が集まり、控室で入場の時を待っていたのだが……。 やはりというべきか、異常なまでの観客の熱気と歓声に気押されるウサギ達も多かったようであり、 怖がりのウサギDを中心とした名無しウサギ達は、すっかり保護者役が定着してきた慧音の元に集まっていた。 妹紅「――ねぇ、大丈夫なの? クジが悪かったら、私達いきなり負けるんじゃぁ……?」 輝夜「大丈夫よ。 何があっても、私達は絶対に負けないわ」 鈴仙「…………(お師匠様)」 てゐ「う〜む……」 パスカル「……(プロを目指すというならば、俺はどんな局面でも最善のプレーをするしかない)」 その一方で、より気押されている状況にあるのはむしろウサギ達では無く――。 輝夜や妹紅、鈴仙やてゐといった、こうした場には比較的慣れている集団だった。 スタッフ「――永遠亭ルナティックスさん、そろそろ出番ですので選手入場口へ」 輝夜「……ふぅ。 分かりましたわ、ありがとう。 ――皆、行くわよ」 そして、パスカルが人知れず決心を改めていた所に――大会スタッフの鼻高天狗がやって来て入場を促す。 輝夜は余所いきのカマトトぶった演技を返しつつも、やはり溜息は隠せないようだったが。 (一応)キャプテンである以上、前に出てチームメイトを先導する役割が輝夜にはあった。 輝夜を先頭、妹紅をしんがりにして永遠亭ルナティックスのメンバーは熱狂の中心へ歩み寄き、そして――。
[746]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:48:33 ID:??? 鈴仙「(……何はともあれ、いよいよ来た。 私が真価を出すべき大会の――そのピッチ上へ)」 ――――――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 実況「さあ〜〜〜!! 今大会の優勝候補の1つ、永遠亭ルナティックスが入場してきました!! 天才・八意永琳の支配力は勿論の事! ここ最近では鈴仙選手の決定力や輝夜選手の守備力も磨かれて、 決して天才のワンマンチームとは言い難くなった、今大会屈指の好チームが、優勝争いにどこまで食い込むか注目です!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 「永琳!」「永琳!」「永琳!」「永琳!」「永琳!」「永琳!」「永琳!」「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」「う、うどんちゃーん!」 「パスカルさーん!」「佳歩ちゃーん!」「てゐー!」「けーねせんせ〜頑張れ〜〜!!」「もこたーん!」 ルナティックスのメンバーが整備されたピッチ上を歩く際、まず観客から聞こえたのは圧倒的な永琳コール。 その中には輝夜や鈴仙、パスカルや慧音、妹紅に……少数派ではあるが佳歩やてゐなどへの声援も含まれており。 改めて自分達のチームが、優勝候補の一つとして注目されているという事実に鈴仙は軽く震えた。 実況「霊夢選手やパチュリー選手は勿論。 幽香選手や藍選手にマミゾウ選手など、 今大会には有力な司令塔が数多くおりますが――それでも、永琳選手はこの中でもトップに立ちうる可能性すらあります! 得点王は勿論、アシスト王に関する争いも注目………と。 ちょっとお待ちください! これは……!?」 ――そして、最初にルナティックスの異変に気付いたのは、ここぞとばかりに永琳賛美を行おうとした実況だった。 観客「永琳! 永琳! えいり……ん?」「待てよ……?」「いや、まさか…」「どうして…?」 次に気付いたのは、こぞって永琳コールをしていた観客達だった。 彼らを中心に、観客達の歓声はどよめきへとその色を変えて行く。 実況「え……ええっと。 これは何か急患でもあったのでしょうか? なんと、その――永琳選手が……」 鈴仙「(――師匠。 一体どうして突然……!)」
[747]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:51:17 ID:??? 鈴仙は凛と行進を続けながらも――その心中はどよめきをもはや隠さぬ観客達と全く同じだった。 本日の朝、寝ぼけながらも開会式に向かう道中にて、永琳より告げられたショッキングな事実。 鈴仙はその事実を聞き、そこから時間を置いてもなお、動揺を収めきれていなかった。 鈴仙「(突然――『大会の初戦には出場出来ない』って言われても。 私……いや、私達、困りますよぉ…!?」 キャプテン森崎 外伝 「鈴仙奮闘記」 第二章 全幻想郷選抜大会編
[748]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:52:29 ID:??? 〜回想シーン〜 大会初日の早朝。 鈴仙達ルナティックスメンバー一行は、永遠亭内の会議室にて簡単な作戦会議を行っていた。 永琳「――それで、このペーパーは……これまでの練習を見てきた私が作った、貴方達選手の評価表よ」 その会議を仕切るのは永琳。 彼女は事前に数枚の書類を作成しており、 名無しウサギを含むルナティックスの選手達に手渡しをしていた。 そしてその書類には――現時点での、ルナティックスの選手達の評価が記されていた。 永琳「評価は、SからEまでの五段階評価よ。評価の内訳はそれぞれ…… Sが今大会屈指レベル。世界でもトップを狙える水準ね。 Aが今大会上位レベル。世界で戦うにはこの程度は無いと武器と言えないわ。 Bが今大会標準上位レベル。この大会はともかく、世界の強豪達が相手となると。 この水準では少し厳しいかもしれない。 Cが今大会標準下位レベル。この大会で武器にして戦うには、ハッキリ言ってこの水準では力不足よ。 世界では問題外になるわね。 Dが今大会下位レベル。 …この評価をされた部分は、穴扱いされても仕方無いわね。 ただ、この程度の弱点ならば、急造の特訓でもフォロー出来る余地があると思うわ。 そして……Eは今大会最下位レベル。正直、この能力を伸ばす位なら、割り切って長所を伸ばした方が良いかもしれない。 伸びしろはあるでしょうけど、流石にこれをC程度の水準にまで持ってくるのは時間がかかり過ぎる。 ――もっとも、名無しウサギについては分からない所もあるけど。 ――と、言った感じかしら。 もっとも、正確な基準等は無いから、多少は曖昧になっている箇所もあるとは思うけど。 皆については、暫くの間自分で資料に目を通して貰うわね」 鈴仙「(と言う事は、前に師匠が仰ってた評価基準とは少し違ってくるって事かな?)」 妹紅「(輝夜は全部Eに決まってるわね)」 輝夜「(妹紅は全部Eに決まってるわね)」 てゐ「(こいつら、つくづく仲良しさんウサ……)」
[749]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:53:29 ID:??? ――評価の内訳に、鈴仙を始めとするチームメイトは様々な反応を示しながらも、 しかし期待半分、不安半分にその書類に目を落とす。 そこに記載してあったのは、以下の内容だった。 (FW) 鈴仙・U・イナバ 突破力:B 得点力:S ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:A てゐが居ない場合の得点力はA相当。随分と頼れるFWと成長したが、突破力か前線の守備力は更に発展の余地あり。 狂気の瞳の撹乱も充分に役立つが、それに頼り過ぎていては後々足元を掬われる恐れがある。 アラン・パスカル 突破力:A 得点力:B ボールカット:A ゴール前:B スタミナ:A 基礎力の高さは現時点ではチームナンバー2。 シュートについても、基礎的なキック力が高いためそこそこ頼りになる。 トップ下やボランチ、サイドバックへのコンバートも可能。 FWの中で一番柔軟性があり、CB以外どの場所に置いても役立てる。 因幡 佳歩 突破力:B 得点力:A ボールカット:C ゴール前:E スタミナ:C 一対一の必殺シュートがあるため得点力はパスカル以上に高いが、フィジカルと前線の守備力が物足りない。 SHやWGとしての選択肢もあるが、パスがやや苦手なのが気になる。 鈴仙「(私の決定力……師匠はこんなに評価してくれている! ただ、狂気の瞳に頼り過ぎてはいけない、か……。 確かに、誰にも効く訳じゃないしねぇ、私の能力)」 パスカル「(柔軟性がある、か。 ……一選手としては褒め言葉だが、FWに拘るとしたら少し嫌だな。 遠まわしに、適正を否定されている感じで。 ――レイセンとのツインシュートさえ完成すれば……!)」 佳歩「(私の得点力、パスカルさんに勝ってる! でも、フィジカルがなぁ……ううっ)」
[750]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:54:29 ID:??? (MF) 八意 永琳 突破力:S 得点力:A ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:S 守備における大技があれば完全無欠の選手になれるかもしれないが、現時点では博麗霊夢には及ばない。 豊富なスタミナを活かしたリベロとして配置するのも悪くないか。 因幡 てゐ 突破力:B 得点力:C ボールカット:C ゴール前:E スタミナ:D パスの威力は折り紙つきなので、他の分野についてももうひと押しが欲しいが、本気を考えれば現状でも充分。 マリーシアや一対一シュートなど、相手を出し抜くプレイについては一流。 ウサギB 突破力:D 得点力:E ボールカット:E ゴール前:E スタミナ:E パスの精度は下手な名有りに通用するレベル。器用貧乏になるかオールラウンダーになるかは彼女と周囲の環境次第。 総合力は名無しウサギトップ。 ウサギC 突破力:E 得点力:E ボールカット:E ゴール前:E スタミナ:E 本来はDFだったが、現在はドリブル力が高いためMFとして配置。 現状では最も使いずらい名無しウサギだが、彼女の才能を伸ばす何かがあれば化けるかも? 永琳「(改めて見ると、本職のMFが少ないわね……。 少なくとも中山君が戻るまでは、FWの3人か妹紅をMFにする必要があるかしら?)」 てゐ「(相手を出し抜くプレイは一流って……これって褒められとるんかなぁ。 っていうか、佳歩以下なのか、私のスタミナ……)」 ウサギB「(現実として、私はまだまだ戦力外レベル…! 駄目だ、もっと強くならないと!)」 ウサギC「(やっぱりドリブル大王になるしかないのかぁ〜)」
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0ch BBS 2007-01-24