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【伝説の】Another-CU_9【継承者】
[321]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/09(月) 18:45:05 ID:??? 三杉「ああモニカ…。 悪かったね、色々と巻き込んでしまって。」 モニカ「いえ、そんな。」 今日の試合で彼女は臨時マネージャーを勤め、選手たちのモチベータ―にもなったのだ。 勝利という結果に対し、彼女の貢献は数%では足りないかも知れない。 モニカ「私…残ってミハエルさんに着いていようと思うんですが、良いですか?」 三杉「残ってくれるのかい? 一応うちの正マネージャーが着いていてくれるけれど。」 モニカ「でも……」 先着で ★モニカの回答→!card★ と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ハート》 「役に立ちたいんです。」 《ほか》 「分かりました…。」 《クラブA、JOKER》 「傍に居たいんです。」
[322]森崎名無しさん:2014/06/09(月) 18:48:14 ID:kARv5if2 ★モニカの回答→ クラブ7 ★
[323]森崎名無しさん:2014/06/09(月) 18:48:25 ID:??? ★モニカの回答→ ハート5 ★
[324]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/10(火) 20:23:04 ID:??? > 《クラブ》 「分かりました…。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 口ごもりながら、モニカは了解の意を述べた。 思う所があるのは三杉にも判ったが、その事で何かを言おうとは思わなかった。 三杉「無事退院する事になったら連絡するよ。 先生の話だと、このまま何もなければ明日には病院を追い出すそうだけれどね。」 モニカ「まあ。」 クスリ 少し冗談交じりに伝えると、モニカはようやく笑顔を見せた。 それ以上は特に話す事もないので、モニカはここで帰らせた。 そして三杉も選手達を引き連れて寮へと歩き戻った。 まだ18時になる前だったが、既に日は落ちて空は夜色に深まっていた。 11月という季節を実感させられた気分だった。 <フィレンツェ中心部/ホテルアルバ> ディエゴ「誰だ?」 {クライフ「私だ。」} 受話器の向こう側の相手がディエゴの予想した通りの人物で、ディエゴは内心舌を打った。 ちゃんと名乗ってはこないが、この声を間違える筈がない。 昼頃には恐らく同じ場所に居たであろう人物…。
[325]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/10(火) 20:26:46 ID:??? ディエゴ(…もっとも、こいつは高みの見物をしていたがな。) {クライフ「随分と下手な試合をしたものだな。」} ディエゴ「(チッ、やはり観ていたか。)…言い訳をするつもりはない、オレはもう二度と負けん。」 {クライフ「ほう? 具体的に何をどうする事で負けなつもりでいる?」} ディエゴ「簡単だ、ラフなスタイルを長時間使い続けずとも勝てるチームを作る。 現戦術の徹底的な底上げ、そしてこれまで用いなかった予備戦術を複数用意する。 更に各人が個人だけでも勝負できる武器を一つは持つ。」 {クライフ「ほほう、やはりお前は阿呆ではないな。」} ディエゴ「抜かせ、阿呆はベップを含むあいつ等全員だ。 だがいい加減理解しただろう、アンタの言う事だけを聞いているだけではダメだとな。 そういう意味では悪い試合ではなかった。 到底許せる物ではないがな。」 {クライフ「ふむ、その程度か。」} ディエオ「なに?」 {クライフ「阿呆ではない、しかし及第にはほど遠い。 貴様が今日の惨敗で学んだことはその程度かと落胆した所だ。」}
[326]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/10(火) 20:28:03 ID:??? ディエゴ「老いぼれが… 奥歯に物を詰めて抜かしてくれるじゃあないか?」 {クライフ「チームの未熟を嘆くばかりで、自身の退場と言う責に目を背けている。」} ディエゴ「退場を余儀なくされたのは、それだけのプレーが必要だったからだ! そこまで追い詰められたのはチームの未熟さが問題だったと言っている!」 {クライフ「それでもチームを勝たせるのがエースの責務というものだ。」} ディエゴ「ふん、話にならないな。」 {クライフ「貴様の奥の手がアレである限り、同じ失敗は必ずまた起こるぞ。 それが視野に入っていないほど貴様が愚かだとは私も思っていない。」} ディエゴ(グッ…!) {クライフ「分かったところで一つ助言をくれてやる。」} ディエゴ「…助言だと?」 {クライフ「今日の試合で一度だけお前に感嘆させられたプレーがあった。 …分かるな?」} ディエゴ「(思考がオーバークロックした時のだな?) ああ。」
[327]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/10(火) 20:29:21 ID:??? {クライフ「これからは今までのスタイルを全て捨てて、あの感覚だけを突き詰めてプレーをしろ。」} ディエゴ「スタイルを捨てろ…だと?」 {クライフ「そうだ。 自ら手を汚すお前のスタイルは所詮子悪党の所業に過ぎない。 そんな事をせずとも、あの感覚をモノにすれば、誰もがお前に平伏すようになる。」} ディエゴ「………」 {クライフ「全てを敢えて捨て去った者が、最後には真の全てを得る… そういう物だ。」} ディエゴ「ハッ、世迷言にしか聞こえんな。 オレは何も捨てる事なく全てを手に入れる。」 {クライフ「(やれやれ)まあいいだろう。 助言もコーチも簡単に受け入れるような奴に用はない。」} ディエゴ「話は終わりか老いぼれ?」 {クライフ「ふむ、そうだな… ああ、そうだ。 相手チームのコーチの誘いで、ヴェッキオ橋に面した オアシス≠ニいうジェラート屋へ行ってきたぞ。 ピスタチオのフレーバーが絶品だった。 次の遠征地へ向かう前にお前も味わっておけ。」}
[328]本日は以上です。まだこの日の夜のエピソードは続きますアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/10(火) 20:30:59 ID:??? ディエゴ「…毎度ながら、話の最後に下らん雑談を入れるのは何なんだ?」 {クライフ「戻ったらちゃんと感想を言いに来るんだぞ。」} ディエゴ「断る。」 ガチャ 乱暴に受話器を置かれた音が聞こえた。 自身も受話器を置き、ヨハン・クライフは目を細めて口をほころばせた。 クライフ(フッ、父親の些細な楽しみというやつさ。) フライング・ダッチマン(彷徨えるオランダ人)は、その異名のようであった頃の自分を愛してくれた 1人の乙女の顔を思い出す。 そして彼女のお腹に自らの種子が宿っていたと知るのがもっと早ければ…と。 クライフ(それにしてもシーザーという男… まず間違いあるまい、あのような入れ知恵を仕掛けて くれるとはな。 話が筒抜けだったにしても、油断のならない人間が居るものだ。 出来るものならばヨハン共々味方に引き入れておきたいところだが…。) させられた一つの約束。 これを実行するような事は起こらないだろうとは思っているし、そうなっては困る。 だが、あのような人間がコーチをしている以上、億が一は万が一程度にはなるかも知れない。 そう考えると、意外に楽観は出来ないとクライフは表情を引き締めるのだった。
[329]森崎名無しさん:2014/06/10(火) 20:44:35 ID:??? 乙です。 感想はともかく食べに行くのだろうなw
[330]森崎名無しさん:2014/06/10(火) 22:09:20 ID:??? 冬にジェラートのフードファイトを思い出す三杉であった 三杉「あんなことはもうしないよ」
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0ch BBS 2007-01-24