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【伝説の】Another-CU_9【継承者】
[354]ミスってしまいましたアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/17(火) 10:46:51 ID:??? だからと言って、この言葉に対して逆上するような感情の発露は三杉にはなかった。 それどころかむしろ似合いの言葉であるようにすら思えてしまう。 三杉(そもそもジョアンコーチの誘いに乗った時点で、僕の行動は狂気じみていたよな。) 無免許医に手術を依頼するところに始まり、ゴールデンエイジを伝説のコーチとやらに全任、 プロ4部のチームに留まってWトーナメントへの出場、ひいては日本サッカーをこの手で変えら れるなどと真剣に考えている。 自身の選択の数々を俯瞰で考えてみれば、これらが正気の沙汰とは思えない。 次々と襲い来る猫に、鼠が真正面の戦いを挑んで勝ち続けられると信じているようなものだ。 しかもそんな選択ばかりを繰り返しつつ、更にその道を突き進もうとして迷いがない。 三杉「分かっています。 いつの間にやら僕の人生はこんなのばかりですよ。」 苦笑と共に三杉はそう答えた。 言葉とは裏腹に、その声に悲壮感は全くなかった。 ファンベルグは『なるほど…』と声に出さずに呟いたのが判った。 何か憑物が取れたような表情だと三杉には見えた気がした。
[355]ここ重要ですアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/17(火) 10:49:09 ID:??? だがすぐに表情を戻し、ファンベルグは再び口を開く。 ファンベルグ「キミは左右どちらの足でも同じ精度、威力でシュートを撃てるか?」 三杉「シュートですか…? 利き足ではない左でも、精度だけならば近いボールを蹴れますが… 威力も伴うとなると、それはまだ出来ません。」 ファンベルグ「そうか。 ならばまず左足でも右と同じ威力、精度でシュートを撃てるようになれ。」 三杉(これは… アドバイス? ファンベルグが僕へ?) どういう意図かは分からないが、憧れの名プレイヤーは確かに自分に向けてアドバイスをくれたようだ。 内容自体は『左右どちらの足も同じにボールを蹴る』という陳腐な文言だ。 だが陳腐と言っても決して簡単ではない。 非常に困難な、サッカー選手にとって永遠のテーマと言っても良い。 新田もこのテーマについては取り組んでおり、成果を挙げてきている。 …かと言えば、利き足だけを使った一流のプロ選手だって多い。 三杉(それが今の僕にとって必要なのか?) ☆なんと答えますか? A 「分かりました、すぐに取り組みます」 B 「それよりも、僕にはもっと他に練習しなければならない事があります」 C 「何故それを出来るようになる必要があるんですか?」 D 「何故僕にアドバイスを…?」 E その他(自由記述) F 自動選択(自動的に最適な選択がされます。ただし貴公子Pが5P¥チ費されます。) 3票決です、メル欄は空白が宜しいかと
[356]森崎名無しさん:2014/06/17(火) 11:37:47 ID:nQJNifJA F 選択があるって事は出来るだろうと思うけど 貴公子Pってどこに載ってるんだ?
[357]森崎名無しさん:2014/06/17(火) 11:43:55 ID:85meumIk C 憧れの選手だからって良いトコ見せようとすると以前のように失敗するし ここは素直に尋ねておこう。 盲信するかのようなAでなければ悪い結果にはなるまい。
[358]森崎名無しさん:2014/06/17(火) 11:54:15 ID:SaRRCzSM F
[359]森崎名無しさん:2014/06/17(火) 12:02:35 ID:pTlw5R7k C
[360]森崎名無しさん:2014/06/17(火) 12:05:32 ID:KOBlkj7g F
[361]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/17(火) 18:29:31 ID:??? > F (貴公子P:138→133) ※wikiのアナカンページに記載されてます。次回から誘導します ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 判断の根拠を三杉は既に持っていた。 コーチ(シーザー)を伴った席であり、そのシーザーに呼ばれたからこそ自分がここに居るのだ。 どういった経緯があったかは知らないが、ファンベルグの言はコーチ公認ということになる。 そして彼はバルサとの試合中『手立てを考える』と言ったくれたばかりだ。 ならば、これは自分にとって必要な事というのは断定出来る。 では何故それが必要なのか? それについてはヴィオラの不足している能力、習得する事で得られる効果、そして何より マルコ・ファンベルグの言葉である事を考えれば容易に想像がついた。 ファンベルグ自身が、それが出来て当然の選手であるのは、三杉はよく知っていた。 三杉「分かりました、すぐに取り組みます。」 ファンベルグ「ふむ。」 シーザー「即答ね… いいんだな?」 三杉「ブンナークが不発だったり、そもそも敵GKがパワーシュートに滅法強い相手の時、 チームの得点力がどれほど落ちるのか… 今日十分に思い知りましたから。」 決定力の不足は現状解決すべきフロレンティア・ヴィオラの弱点。 それが三杉の認識だった。
[362]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/17(火) 18:33:12 ID:??? 三杉(新田も頑張ってはいるが、現状の彼はシャドーストライカー。 しかもバンビーノが抜けてから OMFとして動いて貰わなければならないシーンも増えている。 ミハエルは怪我の後遺症で 得点力という面では以前のような活躍が見込めない。 僕はと言えば、中山が抜けた守備力 低下を気にして、引き気味の位置でプレイする事がどうしても多くなっている。) 選手それぞれの地力は確実に上がっている。 その実感に間違いはないが、こと決定力に関しては停滞していると言って良い。 三杉自身においても、ボランチとしては腕を上げたが、ストライカーとして殻を破る努力が出来ていない。 バンビーノと中山が抜けた穴を埋めるために犠牲になったのは、めぐり巡ってチームの決定力だった。 三杉(もちろん中山が抜けた事による守備力低下は最大の懸念だが、それは中盤の守備でフォロー 出来るし、DF陣も順調に成長している。 だが決定力は個人のブレイクスルーが必要なんだ。) そういう意味で、三杉の得点力向上は(セットプレイだけであったとしても)意味が非常に大きい。 シーザー「…だ、そうですよ。」 ファンベルグ「良い答えですだと思います。」 三杉(正解だったか。 だとすると…。) この問いは足切りテストのようなもの、三杉はそう踏んで対応した。 それはどうやら彼らの期待する物だったようである。 …と思っていたのだが、流石に次のファンベルグの言葉には虚を突かれた。
[363]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/17(火) 18:35:17 ID:??? ファンベルグ「では一週間後にテストをしよう。 今日と同じ時間にグラウンドで。」 三杉「え…?」 一瞬何を言っているのだろうとは思った。 一週間後にテスト? 左足でも今の右と同じ精度・威力でシュートを撃てるように? たった一週間でそんな事が出来るようになるとでも? 常識的に考えるならば、こんなところであろう。 並べ列ねて『不可能』と結論づけて、この話は終わりである。 だが三杉は虚こそ突かれた物の、出した結論がそこに収まりはしなかった。 ファンベルグ「不服かい?」 三杉「いえ、やります。」 無茶を言われているのは判ったが、だからと言って三杉は引こうとは思わなかった。 元々ドンキホーテに喩えられ、自分で認めてしまうくらいに無茶を繰り返そうとしている身。 であるならば、そこに無茶をもう一つ追加するくらいどうと言う事もない。
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0ch BBS 2007-01-24