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【伝説の】Another-CU_9【継承者】
[561]森崎名無しさん:2014/07/01(火) 00:07:20 ID:??? 攻撃陣で現在戦力として計算出来るの葵と翼だけだからな 日向も岬の現状から察するに二流半ってレベルだろうし
[562]森崎名無しさん:2014/07/01(火) 00:10:35 ID:??? 反町がパワーアップしてるしポストプレイヤー(大前?)が入ってる可能性もある 若島津がFWにも使えるようになってる可能性もなきにあらずって感じ でも日向がぶっちぎってるのは変わりない事実
[563]森崎名無しさん:2014/07/01(火) 00:14:16 ID:??? 日向の競り合いが強いし原作と同じで日向がポストプレイヤーも兼ねるんじゃ ワントップなら余計に
[564]森崎名無しさん:2014/07/01(火) 00:16:34 ID:??? キック力の高い次藤のロングフィードを鍛えて 日向のポストプレイと組み合わせると面白いかも
[565]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/01(火) 13:44:41 ID:??? 〜数十分後〜 『こ、こんな…』『くそっ、くそっ!』『以前の儘…いや、あの時よりずっと…?』 中山「ふうっ……」 呆然と四つん這いになった南葛選手達を置いて、中山は久々に良い汗を掻いたと満足していた。 1対多の勝負が必然的に多くなったため、中山もそれなりにやり応えがあった。 逆に自分のポジションで、しかも複数で挑みながら、全方面で一度も勝てなかった南葛サッカー部。 屈辱と絶望の混合色は誰の目にも明らかで、それを外から目にする一般生徒も好奇に騒いでいる。 井沢「何だよっ、何だよこれはっ!? こんなのいい晒し者じゃねえか!」 長野「ポジショニングで負けてた… どんなに高く跳んでも、届く気がしない。」 高杉「DFとして負けるなら分かる… けど何で、MFもFWもあれだけやれる!?」 西尾「流石は中山… って、言うしかないのか?」 浦辺(デコーの力を借りても勝てる気がしなかったんだが… やっぱ潮時かなぁ…) 滝「凄ぇ… 何て言うかもう、ここまでやられたら凄えとしか言えないぜ…。」 中里「確かに… 拙者、自らの未熟を痛感したでござる。」 一条「手も足も出ない… あの頃の最強だった中山さんを思い出したわ。」 剛田「何てこった、ギッタギタのメッタメタに負けちまったぜ… …よし、俺も男だ! 素直に認めてついて行くぜ、中山さんよぉっ!」
[566]一旦区切りますアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/01(火) 13:47:46 ID:??? 反発心よりも興味が先に立ち、中山に対してフォローを入れていた者達も彼に挑んだ。 その結果は言わずもがなである。 山森「はは… 予想してたより遥かにとんでもない物を見せられた…」 岩見(ある程度予想していた分、俺はあいつらよりショックが少ない。 そう、ショックよりも期待が勝るぜ、中山の指導を受けて俺はもっと上へ行きたい!) 岬(パスとインターセプトだけは誰にも負けないつもりで磨いてきた筈だった。 これが今の僕と世界、そして三杉淳との距離と言うわけか。) ポストプレイヤー、ストライカー、サイドアタッカー、チャンスメーカー、ドリブラー、 ロングパサー、ストッパー、スイーパー、ブロッカー、ボランチなど… 全国優勝を誇る 南葛イレブン、彼らの得意とするおおよそ全てのサッカープレーにおいて、中山は圧倒的 な差を見せつけた。 プライドを傷付けられ食って掛かった選手達も、高い実力を想定した選手達も驚愕した。 だがそこには明確な差があり、等しくショックを分け合ったのではなかった。 プライド、いや過剰な自尊心や嫉妬心に凝り固まる者は、成長の可能性を自ら阻害し… 敗北を受け入れ、自らの未熟を知った者は新たな成長の芽を生やし… 進んで教えを乞うつもりの者は飛躍(ブレイクスルー)へと近づいた。 来生「なかなかやるじゃん中山。 しばらく見ないうちに、この天才に少し近づいたかな。」 中山「え? あ、ああ。 そりゃあどうも…」 だが来生だけは相変わらず例外だった。 まあ彼の絶対的なメンタル(馬鹿さ加減)も、歯車さ噛み合えば大化けする可能性が なくもなかったりする。
[567]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/01(火) 15:18:53 ID:??? ゆかり「す、スゴイ…」 早苗「まるで翼くんを見ているようだったわね。」 マネージャー達も選手ほどではないがショックを受けていた。 彼女らは何年も近くで選手達を観てきた分、彼らの上手さは分かっているつもりだった。 だがマネージャーとしての目は中山と彼らの間にかけ離れた実力差がある事を理解させた。 つまりは彼らにかける言葉が何一つ見つからなかった。 久美「海外での経験ってこんなに凄いものなんですかね…」 杉本久美も中山のプレーに感嘆を隠せなかった一人だ。 彼女は早苗同様、中山のプレーを大空翼に重ねて見ていた。 だがあの頃の様にように胸がトキメクことはない。 山森の件で体験した恐怖が恋愛感情に蓋をし、心に響くことをさせなかったのだ。 中山「とにかくこれで俺、というより世界の実力を少しは分かってくれたと思う。」 馴れ馴れしく肩を組んでくる来生に苦笑いしながら、中山が選手達に言葉をかけている。 久美(世界…か。) 南葛を日本一にしたいと考え、チームの勝利だけを喜びと考えてきた彼女にとって、世界 という言葉は実感に欠け… しかし確かな空虚さをもたらした。
[568]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/01(火) 15:20:22 ID:??? 久美(まともな恋愛を一生出来そうにもない私が、唯一打ち込んできたマネージャー… みんなと一緒に喜び、一緒に悲しみ、選手達の背中を押して日本一を夢見てきたけど。) それが狭い世界で一喜一憂していただけなんだと彼女は理解した。 夢から覚めてしまった感覚だった。 夢から覚めて、いま自分に何があるのだろう? 冷静に考えるのはとてもとても怖かった。 考えたくなくて、中山と選手達の会話だけに全神経を集中させた。 中里「中山殿、お主は伊太利亜で指導を受けていたと言っておられたな?」 中山「ああ、そうだ。」 中里「同年代のプレーヤーと比較して、お主の実力はどの程度に位置しているのか窺いたい。」 滝「ああ、それは俺も聞きたい。」 山森「3年前、世界と俺達の間にここまで開きがあったとは思えません。 それどころか俺は世界を経験して、成長したつもりでした。」 高杉「海外のDFは中山みたいに何でも出来るのか?」 中山「ちょ、ちょ、いっぺんに言わないでくれ。」 中里の問いかけが切っ掛けとなり、質問攻めの口火が切られた。 聖徳太子ではない中山はこれに慌て、一人一人順に答えるからとなだめる。 中山「うーん… 俺は一応、DFとしてはトップクラスを争っていたと自負してるかな。」 西尾「イタリアでトップクラスかぁ…」ホッ
[569]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/01(火) 15:21:30 ID:??? 中山「でもゴールを守りきれなかった時だってあるし、サンドバッグになった事だってある。」 中里「中山殿ほどの実力者でも、でござるか。」 中山「そりゃそうさ、サッカーはチームワークだからな。 俺個人が多少上手くても、チームで崩されればゴールは守れない。 あ、いや、個人技でやられた事もあるか。 でも組織プレイの方が怖いな、うん。」 岩見(聞けば聞くほど山が高くなっていくのが分かるな…) 中山「それに、当たり前だけどMFやFWとしては本職には敵わないよ。 まあいざって時に攻撃に参加できるDFは間違いなく評価されるし、俺以外にもそう いうDFは何人かいた。 本当、どいつもこいつも手強かったよ。」 積極的に質問を投げかけていた選手達も徐々に消沈へと戻っていく。 彼らは中山がイタリアで敵無しレベルである事を期待したが、そうではなかった。 中山はDFとしてトップクラスで頼れる存在だったが、決して無敵ではなかったと言った。 そして彼が手強いと口にするような… 同じように南葛イレブンを手玉に取るレベルの選手達が どうやら他にもゴロゴロといるらしい。 山森「あーあ、3年前につけた自信はなんだったんだろ!」 自ら視野を広げ、鍛錬に努めてきたつもりだった山森が頭を抱えて唸った。 これは一つ間違えれば彼を自暴自棄へ一直線に走らせるかも知れなかった。
[570]日本の描写終わり。ここでまた区切りますアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/01(火) 15:22:55 ID:??? 中山「山森… いや、俺は3年前のフランス国際は出場していないから何とも言えないが… み…いや、あいつだ、新田も俺と同じ環境でスゴいFWになったんだぞ?」 (久美「!」ハッ) 山森「えっ… 新田ってあの新田ですか!?」 中山「ああ、新田瞬だよ。 だからお前だってまだこれかr 「詳しく!「新田!?「あいつ今・・・ 中山が新田の名前を出した所で、消沈していた選手達に再び活気が戻った。 再び中山は質問攻めとなり大変困った様子になった。 全員が好き勝手に質問を投げるため、会話が成り立つ状態ではなくなった。 久美(新田瞬……) その名前を耳に捉えた時、杉本久美は脱力した心をしばし忘れた。 憎たらしい、嫌いな奴の名前だった。 そいつの顔と、南葛中4連覇の悲願を奪った隼ボレーが鮮明に頭の中で再生された。 そして映像だけでなく感情までも刻銘に再生され始めた。 どうやらまだ自分はあのチビの事がいけ好かないみたい。 そう考えて久美は久しぶりに『アハッ』と破顔した。
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0ch BBS 2007-01-24