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【伝説の】Another-CU_9【継承者】
[814]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/16(水) 17:09:07 ID:??? モイーズ「言っておくが個々が自分勝手にやる事を許すわけではない。 規律を自分達で決め、互いに守らせた上での自由を与えると言っている。」 釘を刺すようにモイーズが付け加えると、周りからは『そりゃそうか』と軽い溜息が漏れた。 ピャタコーフ「監督、その意図は?」 モイーズ「指示がなければ判断できない奴、試合中の変化にその場で対応できない奴。 そういうのはトップに要らんとお達しが来ている。 つまり自分達がそうでないと、この試合で示してみろと言っているんだ。」 ロブソン「なるほど。」 モイーズ「一方でこの試合は公開試合、サポーターも多く観に来る。 しかもおあつらえ向きに休日の昼間だ、気性の荒いフーリガン共も夜に美味い酒を飲み たいが為に観戦するだろう。 恥ずかしいプレーはまず見せられんし、もし負けたら……」 後は分かるなという言葉の替わりにモイーズは首筋を親指でなぞる。 『ゴクリ…』と唾を飲み込む音が響いた。 サッカーの母と呼ばれる国の、しかもユースの試合を見に来る程の熱心なサポーター… 選手達が情けない試合をした時の彼らの叩きっぷりはよく分かっている。 モイーズ「私もフーリガンにリンチされるのはまっぴらだ。 ゆえにあまりに酷いようなら細かく指示を出していく。 だがその必要がないよう期待しているぞ。 では解散!」 プレッシャーを与えられるだけ与え、モイーズは事前ミーティングを締めくくった。 監督が出て行った後、選手達はなかなか席から立てなかった。
[815]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/16(水) 17:10:24 ID:??? ギブン「いやあー、参ったなこりゃ。 相手の強さも込みで楽しむつもりだったが…」 ロブソン「ああこれはリーグ戦と同じ… いや、それ以上のつもりでやらなければいかんな。」 ブローリン「それだけオレ達がトップチームに近づいていると言う話でしょう。」 ラスト「ちっ、面倒くせえな… 小難しいこと抜かしてたが、要は勝ちゃいいんだろ。」 シンプソン「ジョンの言うとおりです。 どんな背景であろうといつも通りプレーするだけですよ。」 ロリマー「おいおい、お前はそれでいいかも知れないがこっちは結構プレッシャーだぜ。」 ナポレオン「自信がなけりゃいつでもクロスオーバして良いんだぜ? 当然その後のポジションごとな。」 ロリマー「チッ、抜かせっての。」 ウォーズミー「いずれにせよ、相手の変化を気にしながらプレーしなきゃならん。 後ろからもガンガン声を出していくからな。」 こうして選手達だけのディスカッションは白熱していった。 彼等もヴィオラ同様に背負う物があり、また課される物もある。 欧州リーグのトップ入りを目指す者として、テストマッチと言えど落とすつもりはないのである。
[816]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/16(水) 17:13:07 ID:??? 〜 更に数日 〜 <フィレンツェ/サンタマリア・ノヴェッラ駅> 早朝、三杉たちヴィオラの面々はイングランドのマンチェスターに向けて出発しようとしていた。 フィアットの開発した高速鉄道ペンドリーノに乗り、ミラノ・マルペンサ国際空港を経てマンチェスター へと向かう道筋で、ざっと6時間の旅である。 それなりに面倒な移動ではあるが、ブラジル・サンパウロへ行った事を思えば随分と楽だ。 三杉はその前に日本との行き来を経験しているため尚更であった。 三杉「ええと、選手は全員揃ってる。 スタッフはコーチと監督(猫)とマネージャー… あれ?」 モニカ「どうも… えーと、おはようございます。」 人員の確認をしていて三杉は虚をつかれた。 モニカ・センペルテ・ディマーレが居たのだ、こんな朝も早い時間に。 しかも彼女は長かった髪をバッサリと切って、ボブカットになっていた。 長さを説明するならば南葛の中沢早苗以上、青葉弥生未満である。 三杉「えっ、どうしたんだい? 見送り…じゃないね、その荷物。」 モニカ「ええ、あの…」 マエリベリー「キャプテン、彼女は私が推薦して正式なスタッフになって貰いました。 学生なので身分としてはアルバイトになりますが。」 三杉「そうだったのか。 色々任せきりだったから知らなかったよ。」 マエリベリー「説明が遅れて申し訳ありませんでした。」
[817]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/16(水) 17:14:22 ID:??? 説明を聞いて頷いたものの、三杉はマネージャーが二人も必要かという事が気になった。 モニカを歓迎しない訳ではなく、またマエリベリーの仕事に不満がある訳でもない。 と言うより、マエリベリーさえ居ればマネージャー業は十分に回ってお釣りがくるのだ。 バルサ戦の時は色々な事情が重なったので、臨時マネージャーは必要だった。 だが改めてモニカが正式なマネージャーになったという話にはどうしても違和感を感じてしまうが… ☆如何しますか? A こっそりモニカに聞いてみる B こっそりマエリベリーに聞いてみる C ミハエルの方を見てみる D 後でシーザーに聞いてみる E 後でアーバックルに聞いてみる F 後でブンナークに聞いてみる G 後で他の人物(要指定)に聞いてみる H 気にしない事にする 2票決です、メル欄空白で
[818]森崎名無しさん:2014/07/16(水) 17:30:28 ID:HRw71q3w E 監督のお考えのほどは
[819]森崎名無しさん:2014/07/16(水) 17:40:33 ID:L/atrN/2 H
[820]森崎名無しさん:2014/07/16(水) 18:09:36 ID:uQwvhgBI E
[821]森崎名無しさん:2014/07/16(水) 20:44:50 ID:??? ワールドカップでアメリカをグループリーグ突破に導いた名猫監督やでえ
[822]森崎名無しさん:2014/07/16(水) 21:09:36 ID:??? モニカにはあんま触れない方がいいかもね。 しかし、五飛枠が加入だと嬉しいなぁ。 スペルマンも最後には救われるといいが…はてさて、
[823]森崎名無しさん:2014/07/16(水) 21:17:20 ID:??? 敵として再会するのもまたロマンよの
[824]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/17(木) 13:48:25 ID:??? > E 後でアーバックルに聞いてみる ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(……聞きづらいな。) 三杉は自ら記憶喪失と名乗ったマエリベリー・ハーンに、得体の知れないところがあると感じていた。 『得体の知れない』とまで言うと誇張かも知れないが、彼女に隠し事があるのは恐らく間違いないし、 その為に嘘もつける… しかも切羽詰まった状況でもスタンスを変えないほど徹底して。 三杉(彼女に直接聞いても、その応えが真実かどうかで僕は結局気にするだろう。 モニカに聞いてもマエルベリーにお願いされたままの言葉が返ってくるだけだろうし、 正直彼女に深く追及しては色々な意味で気まずくなるかも知れない。) 表向きの理由だけでも知れば三杉は納得が出来ると思っていた。 納得が出来れば忘れることは簡単なのだ。 しかしマエリベリーから直接聞けば、更なる疑問・疑惑を持ってしまう気がしている。 またモニカに追及する事も、男女の経緯からして個人的に避けなければならない気がしている。 三杉「そういう事なら今了解したよ。 モニカ、頑張ってね。」 モニカ「はい、こちらこそ!」 マエリベリー「ありがとうございます。」 結局三杉はこの場で疑問を解決するのを諦めた。 すぐに気にならなくなるかも知れないし、後に知る機会も得られるかも知れないと。
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0ch BBS 2007-01-24