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【伝説の】Another-CU_9【継承者】
[883]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/22(火) 18:13:15 ID:??? 怪物はお城の中に素敵な名前を捜しに行きました。 お城の中には、病気の男の子がいました。 「君の名前を僕にくれたら、強くしてあげるよ」 「病気が治って強くなるなら、名前をあげる」 怪物は男の子の中に入ってきました。 男の子はとても元気になりました。 王様は大喜び「王子が元気になった、王子が元気になった」 怪物は男の子の名前が気にいりました。 お城の暮らしも気にいりました。 だから、おなかがすいても我慢しました。 毎日毎日、おなかがペコペコでも我慢しました。 でも、あんまりおなかがすいてしまたので、 「僕を見て、僕を見て、僕の中の怪物はこんなに大きくなったよ」 男の子は王様も家来もみんな食べてしまいました。 バリバリ グシャグシャ バキバキ ゴクン。 だれも居なくなってしまったので、男の子は旅に出ました。 何日も何日も歩き続けて。 ある日、男の子は西へ行った怪物に出会いました。 「名前がついたよ、素敵な名前なんだ」 西へ行った怪物は言いました。 「名前なんて、いらないわ。名前なんてなくても幸せよ。」 「私たちは名前のない怪物ですもの」 男の子は西へ行った怪物を食べてしまいました。 せっかく名前はついたのに、名前を呼んでくれる人は誰もいなくなりました。 ヨハン、素敵な名前なのに。 』
[884]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/22(火) 18:14:59 ID:??? 三杉は名前のない怪物の内容を頭の中で暗唱してみた。 手元に現物がなくとも暗唱は容易な作業だった。 ラムカーネの言葉から、あの本に何らかの秘密があるだろうと推測し、何度も読み返していたからだ。 (ラムカーネ「人間は何にだって成れる、それこそかいぶつにも。」) (ラムカーネ「オレの中には怪物がいる。 はじめはオレ自身が怪物だと思っていたが、そうではなかった。」) ラムカーネが呟いた言葉も思い出した。 怪物になれるとはどういう事か、中に怪物がいるとはどういう事か、怪物とは何か? 本の内容と重なる物言いに、そこに隠された暗喩の正体について三杉は想像した。 だが現実と照らし合わせただけでは、その答えは出て来なかった。 三杉(洗脳書か…) 三杉は洗脳について詳しくは知らないが、今この話を聞いてゾッとした。 随分と物騒な本を読みこんでいたものだ、と。 フライハイトは『長期間読み聞かせる事で〜』と話した。 つまりただ読むだけで効果を発揮する代物ではないのだろう。 視覚以外に聴覚へ働きかけたり、もしかしたら読み聞かせる環境の調律も必要かもしれない。
[885]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/22(火) 18:16:10 ID:??? 三杉(…だからと言って、もう一度読んでみたいとは決して思えないな。) 元々の人格を限りなく希薄にする。 人格が希薄になった人間に新たな人格を加えたり、または上書きしたりして、全く違う人物像を作り出す。 間違いでも自分の身に起こって欲しくはない。 三杉(元の人格を希薄にすることが、名前のない状態へ近づけること…? そこへ入れ込む別の人格が怪物を示しているのか?) この辺りはゴチャゴチャとしていて整理が難しかった。 元々関係がメタファーとして示されているのではないのかもしれない。 単に怪物は名前がないからこそ、鍛冶屋にも靴屋にも狩人にも、そして王子にもなれたのだと… 名前がなければ何にでもなれると信じ込ませるツールでしかないのかも知れない。 三杉(それよりもラムカーネ本人に関することだ。) 俺の中には怪物がいる。 オレ自身が怪物だと思っていたが、そうではなかった。 ラムカーネの言葉を借りれば、ラムカーネは怪物(後からインストールされた人格)ではない。 つまり普段自分達と接しているラムカーネは、ラムカーネ本人という事だ。 正確に言えば、洗脳書により希薄になったラムカーネの元人格だ。
[886]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/22(火) 18:17:36 ID:??? しかしラムカーネは自分の中に怪物がいると言った。 では怪物に該当する後付けの人格は何処に居るのか? 少なくとも三杉には見た記憶がない。 出会って以降、ラムカーネは一貫してあの調子なのだ、間違いない。 三杉「ラムカーネの人格は希薄にされて、そのせいでああ≠ネっているんじゃないか? そうだとしたら、人格の上書きや追加はされていないのか?」 三杉は違和感に思ったことを2人に問いかけてみた。 自分の頭だけで考えても、きっとこのピースは埋まらないのだろう。 フライハイト「…マーク、彼には何処まで教えているんだ?」 オワイラン「ボクは何も話していないよ。」 フライハイト「そうか。 今日話した情報だけで、その疑問に至ったのか。」 三杉(正確にはラムカーネの呟きもあるが、余計な口は挿むまい。 それより一秒でも早く違和感の先へ行きたい。) ※正しい記述により内部的にボーナスを取得
[887]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/22(火) 18:20:07 ID:??? オワイラン「ミスギ。 ヴィオラに入ってから、ボクもラムカーネの事を観察してきました。 けれどキミの言う通り、ラムカーネはずっと彼のままのようです。」 三杉「うん。」 フライハイト「その話から、ラムカーネの中に別の人格が入っているとは考え辛い。 しかし何かが入っている。 名前のない怪物だけでは説明できない何かが。 それがずっと分からなかった。」 三杉「分からなかった=H」 回りくどい言い方に少しだけ気持ちが焦れた。 それが伝わったのだろう、フライハイトは『スマン』と一言詫びた。 フライハイト「マークとオレが出した結論はあくまで推測でしかない、そういう前提がある。 ラムカーネのような男を作り出すには、名前のない怪物だけでは不可能だったからな。 随分と考えたが… 恐らくラムカーネの中に入っているのはゼロシステムと呼ばれる物だ。」 三杉「ゼロシステム…」 その言葉(ピース)が、ポッカリ空いていたスペースへすんなりと嵌まりこむイメージが沸いた。 ラムカーネの中に居る怪物の正体の正体、その名称。 システムという名を冠しているからには、きっと何らかの形でラムカーネに働きかけている機構か。 語源を鑑みれば、ラムカーネと何かを結合する機構かも知れない。 その結果としてラムカーネは超人めいた動作をする事が出来、それが長時間に渡ればパフォーマンス レスの状態へ至るのか。
[888]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/22(火) 18:23:00 ID:??? 三杉「ゼロシステムとは?」 当然続く問いであろう。 2人の沈黙が長いため、止む無く口にした。 オワイラン「それについてはまだ説明が出来ません。 あまりにオカルトに近い話なので…」 三杉「オカルトか…。 今ならどんな話でも信じてしまいそうだけど? さきほど洗脳という言葉を聞いてから、オカルトと科学の境界が曖昧になっているのでね。」 オワイラン「…すみません。」 三杉はフライハイトの方を見つめてみた。 フライハイト「それについて確信を持って話せるのは、名前がゼロシステムであること。 その開発者がマイスターAと呼ばれる人物だということだけだ。」 どうやら2人とも話してくれそうもない。 何か事情があるという事か、それとも曖昧な事は言うまいと考えているのか。 それとも、この2人にとっても半信半疑な内容であるのか。 フライハイト「そのオカルトに傾いた部分の真偽を確認するためにドクターJを捜していた。 そしてドクターJは見つかった。 オレ達の推測の真偽がどうであれ、真実はそこにだけある。」 三杉「なるほど…。」
[889]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/22(火) 18:26:48 ID:??? 後は賽を投げなければ分からない。 2人はそう言いたいのだろう。 三杉は一度だけ深呼吸をした。 20%の酸素を一杯に取り込み、ほぼ100%の二酸化炭素を吐き出すイメージを思い浮かべる。 これで脳はもう一度働く気になるはずだと期待した。 ☆2人に何か問いかけますか?(最大2回) A やはりゼロシステムの内容を聞きだしたい。(要:どうやって聞き出すか or ゼロシステムの推測) B ドクターJの目的はなんだったのか? C ドクターJに会い、真実を知ってどうするのか? D マイスターAとは何者なのか? E 2人がこのような深い事情を知っているのは何故か? F ラムカーネからゼロシステムをアンインストール(?)する事は可能なのか? G ジョアンコーチはドクターJの共犯だったのだろうか? H 何故ラムカーネは自分に名前のない怪物を渡したのだろうか? I その他(要記述) 2票決、メル欄は空白でお願いします
[890]森崎名無しさん:2014/07/22(火) 18:29:16 ID:4EkyjlaU E
[891]森崎名無しさん:2014/07/22(火) 18:48:53 ID:2Ppn3keM E
[892]875:2014/07/22(火) 19:28:25 ID:Zjy8wMbg あってたのか・・・
[893]森崎名無しさん:2014/07/22(火) 19:33:28 ID:??? I ゼロシステムの効果で後半のパフォーマンスが落ちるのは推測できるが レッチェ戦の後半ではそういう傾向がなかったことを話してみる
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0ch BBS 2007-01-24