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【伝説の】Another-CU_9【継承者】
[895]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/23(水) 13:44:01 ID:??? 三杉「それはまた… 突拍子もないSFのように聞こえるな。」 フライハイト「事実だ。」 オワイラン「社会主義の国家では洗脳研究は古くからされていました。 そこに資本主義を駆逐する ための武器が必要だという名目の元、人の人格を改変して優秀な人材を作り出すという 軍事実験施設≠ェあったとしたら、それは現実味を帯びて聞こえるのでは?」 三杉「社会主義国家の実験施設か… なるほどね。 背景として納得出来る。 (ただ、実験が成功して実用化されたとはとても想像できないがね。)」 フライハイト「その施設に使われた実験体がラムカーネであり、オレやマークでもある。 簡単に言えば、オレ達三人は同窓生という話だ。」 三杉「同窓生…。」 同じ実験施設の出身、予想が出来なかった話ではなかった。 少なくともフライハイトについては、ラムカーネと似た雰囲気を持っているからだ。 だからオワイランもそうであったという話には違和感が大きい。 三杉「本当にオワイランもそうなのかい?」 オワイラン「シェルタード・スクールに出資協力し、成果をペイとして求める資産家は多かったようです。 父もその類でして、資金と共にボクが送り込まれたんですよ。」 三杉「(ほう、資産家の跡取りという話は初耳だな。 …だが、そうじゃない。) 僕が聞きたいのは、君が人格改変とやらを施され、それに見合う何かを得たのかだよ。 単なる印象に過ぎないが、君がラムカーネやフライハイトと同じ処置を受けたようにはとても…」
[896]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/23(水) 13:48:37 ID:??? オワイラン「なるほど、そういう話ですか。 違和感を感じるのはもっともです。 ラムカーネが受けた処置は勿論、ヴォルフと受けた処置もボクのとは違います。」 三杉「処置が違う…?」 フライハイト「オレに施されたのは諜報員、工作員としての教育と、人格の追加だった。 マークの場合はカリスマ指導者としての王道教育と、人格の上書きだ。」 オワイラン「ヴォルフに求められたのは、緊急時… 例えば敵に捕らわれそうになった時です。 敵側に情報を漏らさず逃げ遂せられるような、普通では出せないような底力を 発揮できるよう、好戦的な人格が入れられたそうです。」 三杉(通常の諜報任務では好戦的な人格は向かないから、緊急時にだけ顔を出す別人格か。) オワイラン「ボクの場合は指導者としてのボクが求められましたからね… 人格が入れ替わるような 事があってはいけなかった。 だから人格の上書きをしようとしたんです。」 三杉「するとオワイラン… 君は後付けのパーソナリティという事なのか…」 少なからずショックを受けつつ、三杉は事実を受け止めようと口に出して確認した。 しかし意外にもオワイランは『いいえ』と否定の言葉を返した。 オワイラン「人格の上書きについては重大な欠陥がありました。 時折憎悪の塊のようになって、人々の愚かさを許せなくなってしまうのです。 誰にでもある愚かさを許容出来ない、共に歩けない人間はどれほどの能力を備えようと も指導者になんか向く筈がない。 だからボクは多くの人の協力で、上書きされた人格を打ち消したんです。」
[897]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/23(水) 13:50:39 ID:??? 三杉「ふうん… 話を信じるならば、今の君は産まれたままの人格という事なんだね。」 『お陰で指導力の欠片もない凡人となり、家では用済みの烙印を押されました』とオワイランは 付け加えて苦笑した。 三杉「ともかく君は、後からインストールされた物は克服出来るという生き証人という訳だ。」 オワイラン「そういう事になりますね。」 フライハイト「話が随分と脱線したが、オレやマークがラムカーネの事を詳しく知る理由はそんな所だ。 今までの話が最初から最後まで全てペテンだと思わない限り、納得しただろうと思う。」 三杉「ああ、そうだね。」 一つの質問から幾つもの事が判った。 二人(とラムカーネ)の関係や来歴、ドクターJの目的、ひいては二人がドクターJに会う事で何を しようとしているのか。 納得も出来たと頷ける。(全てを信じるという仮定の下ではあるが) とは言え、まだ分からない事も新たに生じた興味もある。 三杉は時計を見て、あと一つだけ聞こうかどうか考えた。
[898]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/23(水) 13:51:48 ID:??? ☆2人に何か問いかけますか?(残り1回) A やはりゼロシステムの内容を聞きだしたい。(要:どうやって聞き出すか or ゼロシステムの推測) B マイスターAとは何者なのか? C ラムカーネからゼロシステムをアンインストール(?)する事は可能なのか? D ジョアンコーチはドクターJの共犯だったのだろうか? E 何故ラムカーネは自分に名前のない怪物を渡したのだろうか? F オワイランの出自についての詳細。 G フライハイトは今でも別人格が同居している状態なのか? H その他(要記述) I もう十分、話をこれで切り上げる 2票決、メル欄は空白でお願いします
[899]森崎名無しさん:2014/07/23(水) 14:10:10 ID:wcTA3gXs H ゼロシステムの効果で後半のパフォーマンスが落ちるのは推測できるが レッチェ戦の後半ではそういう傾向が見えなかったことについて
[900]森崎名無しさん:2014/07/23(水) 14:20:03 ID:6dlk66IE B
[901]森崎名無しさん:2014/07/23(水) 14:20:50 ID:tnYyORJQ H ゼロシステムの効果で後半のパフォーマンスが落ちるのは推測できるが レッチェ戦の後半ではそういう傾向が見えなかったことについて 見なおしてきた。良く覚えているなぁw
[902]森崎名無しさん:2014/07/23(水) 14:29:15 ID:??? そのレッチェ戦の後半でブルノが色んな世界に引っ張りだこのスター(笑)になったんだよなw
[903]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/23(水) 15:44:30 ID:??? > H>>899 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉「ラムカーネに入っている何か… その、ゼロシステムとやらによって彼の超人的 セービングが成り立っている事は想像がつく。 ある時間帯を境にパフォーマンスが急落するのも、そのせいなんだろうね。」 オワイラン「そうに違いないと思うよ。」 三杉「だけど、ちょっと待ってほしい。 ラムカーネのパフォーマンスがあまり落ちなかった事例がある。」 フライハイト「ほう? それは確かか?」 三杉「多分…。」 オワイラン「多分?」 正直、自信を持って主張できるような話ではなかった。 何故ならばあの試合、コッパ・イタリア・プリマヴェーラ予選第3試合のレッチェ戦。 いつもならばラムカーネのパフォーマンスが底をついていた筈の後半において、 ラムカーネが行動する場面はただの一度きり。 しかもイスラスにゴールを決められてしまった場面の記憶しかない。 三杉「いつもならパフォーマンスが落ちている筈の時間帯、ラムカーネの動きが多少 マシだったような印象を受けたんだ。」 フライハイト「何度もあった事か?」 三杉「いや、その日だけだ。 それに、そういう印象を受けた行動も1度きりだしね。」
[904]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/23(水) 15:46:47 ID:??? オワイラン「なるほど… ちょっと参考になりそうな話ではありませんね。」 三杉(まあそうだよな…) どうやらこの件は、偶然そう見えた気がする∴ネ上の話にするのは難しそうだ。 三杉としても只の一回見た感覚的な話を強硬に主張できるとは思っていない。 どちらかと言えば、二人がどう反応するか興味があったと言える。 予想に反して『え、それは凄い』、『いける』などと言ってくれたら有り難かったという程度だ。 フライハイト「ドクターJに会った際には、一度でもそういう印象を受けた事は伝えてみるか?」 オワイラン「そうだね。 技術面の当事者は違った感想を持つかも知れない。 …とは言え、あまり期待はしない方が良いと思うよ。」 三杉「どういう事だい?」 だが話は全く別のベクトルを持って繋がる気配を見せる。 フライハイト「ドクターJ自身はゼロシステムの事をそこまで掌握出来ているとは思えないからだ。」 三杉「何故そんな事がわかる?」 フライハイト「もし掌握出来ていたなら、ゼロシステムは既にアンインストールされているべきだ。 ラムカーネをサッカーの世界に導いたのはジョアン・ウェンガーとドクターJだと 聞いている。 だがゼロシステムというツールはサッカーをするには悪影響の方が 多いと言うしかない。」 三杉「ラムカーネがいまだゼロシステムの影響から脱していないのは、それが出来なかったから?」 フライハイト「これも推測だ。 短時間に限れば、ゼロシステムはサッカーでも有用なようだからな。 だが、そういう起用方法がなされていない事を鑑みれば、そう外れているとは思えん。」
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0ch BBS 2007-01-24