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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[116]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 00:55:42 ID:??? チルノ「どっせーい! ……『フロストコラムス』ッ!」 ズッザアアアアアアアアアアアッ! バギイッ! はたて「あっ、そんなぁ〜!」 雛「まだまだよ、『厄神式ダーティディフェンス』!!」 ギュルルルルッ……バギイイイッ! チルノ「ぶべらっ!」 椛「いきますよっ、『アトミック・ファイヤー』〜〜〜!!」 バギュウウウウウウウウウウッ! ヘルナンデス「必ず止めるッ!」 ガシッ!! サニー「よっしゃ! ナイスよナンデスさんっ!」 ルナ「うんっ! そしてそのまま……!」 スター「『三妖精のフェアリーダンス』で中央突破よ〜〜!」 穣子「なんのなんの〜! ――お姉ちゃん!」 静葉「ええ、『オータムスカイラブパスカット』よ!」 ガシッ……バァアアアアアアアアアアアアアン! バシッ!
[117]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 00:57:37 ID:??? 鈴仙「――す、凄い。 妖精達、凄い死ぬ気で走ってる……!」 パスカル「……大した運動量だ。 ボールの支配率は目測でも4割を切っているというのに、それを感じさせない程のボールへの執念。 もしもこの試合がプロチーム同士の戦いだったら、次戦のコンディションを考え始めるだろうに、 妖精達には全くそんな気配が無い。 ―――ある意味では、ディアスやキスギに近い人種らしいな、妖精ってのは」 ――しかし。それでも妖精達は走り続けた。 当初の理想や理念を一旦捨ててまで欲した勝利に向かって。 とはいえ、彼女達は馬鹿のように走り回り、ボールを前に持って行く以上の戦術を知らない。 それ故に、妖精達の必死の動きは悲しい程に報われず、点差は3のまま、5分が過ぎ、10分が過ぎ……。 後半も半分を折り返した、その時だった。 雛「悪いけど……ボールは頂くわ。 創符……『ペインフロー』ッ!」 ズザアアアアアアアアッ! バギイイイッ! ドゴオオオッ! 妖精B「きゃんっ!?」 一旦ボールをフォローしていた左SBの妖精Bは、 雛の厄を纏ったタックルを受けて大きく吹き飛び負傷する。 ゲーム自体は妖精Bを吹っ飛ばした本人である雛が、 ボールを真っ先に蹴りだした為に問題は無かったが、交代要員をどうするか。 滝のように汗を流しながらも、チルノが必死に考えていたその時だった。
[118]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 00:59:30 ID:??? ザッ……。 来生「……けっ。 ザマーみろザマーみろ、やっぱり俺様が居なくて困ってんじゃねぇーか」 チルノ「……き、来生ッ! アンタってば、あたいらに愛想尽かして帰ったんじゃ……!?」 来生「ちょっと困らせてやろうと思っただけだよ。 この俺という才能が居ないと、どうなるか…ってな。 だけどあのナントカナンデスが予想以上に案外大したこと無かったから、充分困ったかな〜……って思って、戻って来たわけだ」 チルノ「な、なんだよソレ……! そんなら最初っから、力を貸しなさいよバーカ!」 来生「は? バカって最初に言った方がバカだし」 チルノ「ムギギギ……」 大妖精「ま……まぁまぁ落ち着いてよチルノちゃん。 ――それより、カントクさん……?」 一旦は妖精達と袂を分けた筈の来生が、暢気な表情のままに戻ってきたのだ。 そのあまりの呆気なさに、チルノはともかく大妖精は彼の意図が汲み取り切れずに困惑するのだが……。 来生「大ちゃん、頼むっ! どうもこいつら俺の才能を欲しているようだし、 あのナントカナンデスは頼りにならないからな。 ――俺も、一緒にサッカーさせてくれよ」 大妖精「えっ……!?」 来生「だってほら、『フクミズお盆に帰らず』って名セリフがあるだろ? お盆に帰れなかったフクミズさんは、それを後悔せずに堂々とコミケに行ったっていう事から転じて、 一回出来なかった事はもう仕方が無い、って意味になった。 だから……もういいよ、『とにかく勝つ』って言う風にしたんだろ、妖精大連合の目標は? だったら、点取り屋でエースの俺が居ないと、勝てないんだから、当たり前だよなぁ?」 大妖精「それは……えっと、勿論私は大歓迎ですけど……?」
[119]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 01:01:49 ID:??? 来生の突然な申し出。 大妖精は彼に限らずチルノの面倒も良く見ていた為に、彼らの唐突さには慣れ切ったつもりでいたが、 まさか喧嘩をしたすぐ後に、こうして自分達の為に戦ってくれるとは思っていなかったために、やはり動揺してしまう。 チルノ「……たのむ、キスギ。 キスギには悪いけどさ――あたい達は、もう「勝つ」って決めちゃったんだ。 だから、勝つ為に……あたい達に力を貸してくれ」 そして、それはチルノもある程度同じだったのだろう。 一旦鉾を収めた後も、何となく気恥かしげに目線を逸らし、しかし誠実に来生に対して頭を下げた。 来生はその言葉を非常に満足気に聞いて頷き。 来生「了解だぜ、そして……この勝負、俺達の勝ちだわ」 後半も15分を残していないと言うのに、彼は自信に満ち溢れてそう言いきった。
[120]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 01:02:49 ID:??? 実況「――さて、妖精大連合は妖精B選手が負傷で退場し、どうやら新たな選手が入場するそうです。 妖精B選手に代わり入るのは――来生選手です!」 反町「来生……だって!(――いや、確かに妖精チームの監督やってるのは知ってたけど。 まさかアイツも試合に出るなんて……?!)」 射命丸「反町君。 彼の実力については如何ほどご存知で?」 反町「あ、ああ。 来生は……全日本Jr.ユースでは日向に次ぐ、 いわゆる第二ストライカーとしての地位を確立していました。 俺の扱いが第三か第四位だったし……少なくとも、幻想入りする前までは俺以上のFW。 特に、直感を活かしたドリブルを得意としていて、世界ではともかく、国内ではかなりの破壊力を持っていました」 射命丸「ふむふむ……では、ドリブラーではあるけど、私程のドリブラーでは無い。 ――そんな感じの認識でしょうかね?」 反町「ええ、まぁ。 それと色々性格的にも難があったし……。 正直、奴が幻想郷入りする前と変わっていなかったとしたら、今は、俺の方が実力は上だと思います」 来生の選手としての参加に純粋に驚いていたのは反町だった。 全日本Jr.ユースでは互いに日向の影に隠れた存在であったが、 その性格、特徴、プレースタイルの全てが自身とは正反対の物であり、 際だって友好関係がある訳では無かったが、内心で僅かなライバル心を抱いていた。 ――そして反町を始めとする妖怪の山FCの一同は戦慄する事となる。 外界では単なる変人と切り捨てられた来生に秘められていた、恐ろしいまでの才能に。
[121]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 01:20:30 ID:??? ……と、いったところで、今日の更新はここまでにしようと思います。 皆さん、沢山コメントを下さり本当にありがとうございます。 正直、ここ最近のような無判定の文章パートを書いている時は、 「ちゃんと意味の通る文章を書けているかな?」「つまらない文章で退屈じゃないかな?」と心配になるので、 こうして感想や思った事を書いて頂くのはモチベ的にも文章の書きやすさ的にも非常に嬉しいです。 全てのコメントに返せないのだけは申し訳ないですが、読んで今後の展開や描写の参考にしたり、 JOKERやクラブA分岐の参考にしておりますw >今回の判定について ここでダイヤを引けたのは大きかったですね。 それ以外だったら、折角精神的には立ち直れても、問題解決にはもう少し時間がかかっていたと思います。 >シュガーサテラについて 原作キャラにしてもオリキャラにしても東方シリーズの妖精の名前って素敵ですよね。 チルノとかヒューイとかみたいな短いのも良いですが、サニーミルクとかシュガーサテラみたいなのもオシャレだと思います。 >紫って案外大したことなくね? ここまで裏目るのは私も予想外でしたが、 却ってそれが『紫の力が弱まっている』という伏線を際立たせるのに良かったかな?とも思ったりしてます。 某ヒドラさんにしても、そもそも最初にハードル上げ過ぎたのが問題だったから、 今の内に色々言い訳しておけば大丈夫……? それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
[122]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 06:23:37 ID:??? 乙です。まぁ全部レイセンのせいらしいし
[123]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 07:42:02 ID:??? 乙です なんだと!?やはり鈴仙の仕業だったのか!
[124]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 07:43:13 ID:??? 乙です。おのれ鈴仙
[125]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 08:38:31 ID:??? おまえらwww でもまぁ努力論を掲げて、結果出してるのは(東方組では)鈴仙ぐらいだよなぁ
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0ch BBS 2007-01-24