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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[515]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:11:42 ID:wrpXZILc ★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤA )( 1 + 3 )=61★ ★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=67★ ≦−2→地霊殿ボールに。 妖夢「(―――絶対に。 絶対に、絶対に絶対に絶対に決めてみせる!!)」 妖夢は低いボールを切り裂きながら、 ざらつく心を無理やりに沸騰させて、瞳をぎゅっと瞑って何度も自己暗示を繰り返す。 ――『待宵反射衛星斬』。 月の光を帯びた狂気によって繰り出される、魂魄妖夢最大最強の剣技。 彼女は今まさに、その全力を解き放とうとしていた。 妖夢「(この技は絶対に、破られちゃあいけないんだ。 だって、この技は……!)」 ――そして同時に。この技は妖夢にとっても、特別な意味を持つ技だった。 〜回想シーン〜 ――それは大会が始まる1年ほど前。 鈴仙が中山達と出会うよりも、更に半年ほど前の事だった。 その当時、妖夢と鈴仙は、それぞれの主の気まぐれによって、 半強制的にサッカーチームを組まされていた。 夜の明けない異変時やその後の宴会に、花の異変。 それに加えて博麗神社の倒壊騒ぎなどで、 度々顔を合わせていた程度の仲だった妖夢と鈴仙。 そんな彼女たちが半強制的に居を同じくし、そしてサッカーでチームを組む事となり、どうなったか。 ――結論から言うと、この二人は当初、最悪に相性が合わなかったのである。
[516]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:15:25 ID:wrpXZILc 鈴仙「はぁ〜。 もうやってらんない! 師匠ったら、どうしていっつも私をこんな目に遭わすんですかぁ……」 妖夢「泣き事を言っていても始まりません。 こうなった以上、根気よく修練を重ねるしかないでしょうに…」 鈴仙「根気よく、って具体的にどうすんのよ。 師匠だったらちゃんとしっかり、私にどうすれば良いかを教えてくれたのに…」 妖夢「根気よくは根気よくです! 貴女も口ばっかり動かしてないでちゃんと練習してください!」 他者に流されやすい上、逃げ出し癖があり主体性が全くない鈴仙。 一人で抱え込み、糞が付くほどの真面目で融通が全く利かない妖夢。 始めてあったばかりの両者は、互いに全く正反対の性格をしており、 折角チームを組んだというのに、こうした内容の口喧嘩が絶えなかった。 鈴仙「(何よあいつったら。 結局は自分一人じゃ何も出来ない癖して、それを隠して偉そうに……!)」 妖夢「(何なんだろうあの人。 口を開けば師匠が…、姫様が…ばっかり。 自分の意思がないんじゃないかしら)」 ―――しかし、こんな二人も能力的にはどっこいどっこいの半人前であり、 その上、お互い高いプライドを兼ね備えているなどの共通点があると気付き。 繰り返される強敵との練習試合を経る事によって……二人の間には、少しずつではあるが友情が芽生える事となる。
[517]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:17:19 ID:wrpXZILc 小兎姫「見て頂戴、この弾幕美! ――『無指向性エキストラボム』っ!」 妖夢「う、うわああああっ……!」 ズザアアアアアアアアアッ!! ……バチイッ、ポロッ……ポムッ。 鈴仙「何やってるのよ妖夢。 この位、良く周囲を見てれば切り替えし先なんて幾らでもあったじゃない!」 妖夢「あ、ありがとう。 鈴仙……(最近こんなプレーが多いなぁ。 確かに、鈴仙の言う通り、私はちょっと、回りが見えてなさすぎなのかもしれない……)」 妖夢は、鈴仙の周囲への気配りの上手さと視野の広さ。 そして何より、捻くれたプライドの底にあるお人よしさと面倒見の良さを少しずつであるが認識し。 鈴仙「(うわっ、四人に囲まれちゃった…! 正直、ここは抜くのがきついし諦めたいけど。 やるだけ、やってみましょうか……!)――行きます、『ルナティックレッドアイズ』!!」 ブウ……ゥウン!! 名無し妖精達「「「「な、中々やるじゃない!?」」」」 妖夢「鈴仙、ナイスドリブル!」 鈴仙「あはは……たまたまよ、たまたま(わ、私でも……ドリブル突破出来たよ! やっぱり、私もたまには妖夢みたく、勇気を持って突っ込んでみた方が良いのかしら……)」 鈴仙は、妖夢の一本気さ、誠実さに無意識にであるが感化され。 それと同時に、妖夢という少女はその堅苦しい正確や口調とは裏腹に、 自分以上に繊細な心と気高い誇りを秘めているのだと理解する事が出来たのである。
[518]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:29:11 ID:wrpXZILc そして『待宵反射衛星斬』は、そうやって鈴仙と心を通じ合わせた妖夢が、 彼女の力を借りて編み出す事に成功した、まさに鈴仙との友情の証。 つまり、そのシュートは、妖夢の本来の気質である真っ直ぐさに加えて……。 〜回想シーン終了〜 ギュウウウウウウッ! グルングルングルン……!! さとり「(早いうえに……円に曲がる……!?)」 妖夢「(鈴仙が持つ、波長を操る能力を私なりに組み込んだこのシュートは……。 ただ、真っ直ぐなだけじゃない! 小刻みな波を描いて、敵のゴールを広く回転してから突き刺す! 鈴仙が変わったみたいに、私も、このシュートを決めて、自分を……変えてみせるっ!!)」 妖夢の必殺のシュートは、速さと技巧を高い水準で兼ね備えていた。 即ち、自身のように真っ直ぐで、鈴仙のように広がりを持つ。 今の妖夢が、これまでの自分に疑問を持ち、停滞していたとしても。 このシュートに関してのみは、妖夢は心の奥底で自信と希望を持ち続けていたのだ。 実況「あああ〜〜!! 妖夢選手、ここで大技『待宵反射衛星斬』だ〜〜!! 先程ゴールを決めた藍選手の『式神天降神』にも負けない威力で、 さとり選手が守るPA内を鋭く、時には柔らかく穿とうとしております!!」 ……しかし。 妖夢にとってこのシュートが特別であっても、広い幻想郷の中では、このシュートは決して特別たりえなかった。 何故なら、妖夢の放ったシュートは、藍の『式神天降神』にも負けない威力……『でしか』無かったからだ。 つまり、そうなると――。
[519]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:30:38 ID:wrpXZILc さとり「(人を惑わす良いシュートですが、そのシュートが向かう先は結局として一本のみで単純!)―――ここは……左下です!!」 バアアアアアアアアアッ………バチイイイイイイイン!! ――バランスを崩しているとはいえ、先程よりは好条件。 その上、今度は芝の湿り具合もしっかりと認識できている。 そんな条件下では、さとりにとって、妖夢の特別なシュートとやらは単なるカモにしか過ぎない。 残酷に言ってしまえば、藍のように他分野においても高い適正を示している訳でも無いにも関わらず、 あくまで平均よりは上程度のシュートしか撃てない今の妖夢は。 ……彼女がかつて並び立った鈴仙と比べると、一段どころか二段も三段も劣る、一弱小FWでしかなかった。 妖夢「そ、そん……な……!!」 そんな残酷な現実に妖夢は思わず、その場にがっくりと膝を突きそうになるが……。 こうした絶望には慣れているためか、辛うじてその赤がかった目を大きく開くのみに留まった。 そして実況は、妖夢の悲哀を同情などしてはくれない。 多くにとって、妖夢の心境よりも、試合の趨勢の方がよほど気になる事項であるからだ。 実況「あっと、ここは妖夢選手力みすぎたか〜! ボールはさとり選手のパンチングによって、 大きく中盤へと飛ばされていきます! そして、人数でその実力差を補った地霊殿サブタレイニアンローゼスの ゾンビフェアリー部隊は無難にパスを回し、ロスタイムを消化していき……!」 ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 妖夢「前半、終了だ……!(やっぱりダメだった。 『待宵反射衛星斬』でも、やっぱりダメだった……!!)」 妖夢が呻くような声を上げたと同時に、前半戦は1−1のまま終了した。 試合としては、西行寺亡霊連合が積極的に攻勢を仕掛けるもさとりやDF陣の守備に阻まれ。 地霊殿サブタレイニアンローゼスは強力な主砲を備えていながらも、中盤の脆弱さにより チャンス数を稼げずに終わってしまった形となる。 実況が喧しく両チームの健闘を称え、後半戦への期待を膨らませている中……。 妖夢は気丈にも立ち上がり、しかし、それ以上の言葉を出せない様子だった。
[520]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:32:25 ID:wrpXZILc ウサギB「……星熊選手がキックオフであんなシュートを撃った時はどうなるかと思ったけれど。 西行寺チームも中盤の支配力と最終ラインの守備力で優れていて、乱打戦には中々ならないですね……」 つかさ「――とはいえ、西行寺亡霊連合は全体的にオーバーワーク気味。 特に、FWのメルランさんとMFの藍さんは少し息を切らしているようです。 今までは何とか互角に押しとどめていたけれど、後半はどうなるか……」 鈴仙「そうね……(――『待宵反射衛星斬』がああも見事に決まらなかったとなると、 妖夢ったら今頃ひどく落ち込んでそうね……。 妖夢は私よりも気丈だけど、それだけに、挫折したら自分を責めて、私以上に深く傷つくでしょうから。 とはいえ、私が介入しても、試合開始前の様子を見る以上、逆効果になるかもしれないし……。 このハーフタイム、私は何をして過ごそうかしら……?)」 A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜) ※現在会話可能なキャラ:佳歩、つかさ、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギK、その他名無しウサギ B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?) C:地霊殿サブタレイニアンローゼスのロッカールームに行ってみる。 D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。 E:観客席を回ってみる。 F:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *あと1回まで行動できます。
[521]森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:33:10 ID:2taukhpw AウサギD
[522]森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:35:19 ID:jiRN39yE A つかさ
[523]森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:38:09 ID:cX1ieAPg AウサギD
[524]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 16:13:16 ID:wrpXZILc AウサギD 鈴仙「(試合前には、つかさからDちゃんについて色々聞いたんだっけ。 今度は、Dちゃんの方から話を聞いてみようかしら……)ねえ、Dちゃん」 ウサギD「ふ、ふえっ? 何ですか鈴仙さま?」 鈴仙「(ちょっと怯えてる様子ね……。 まぁ、いくら時間が経ったとは言え、 あの勇儀さんの凄いシュートを見た以上は仕方がないかしら)うん、ちょっとおしゃべりしようと思って」 ウサギD「はいっ! おしゃべりしたいです!」 他のウサギ達と比べてもより一層幼いウサギDは、 鈴仙の呼びかけに対して心底嬉しそうな様子で答えてくれる。 それでも、表情には先程のシュートへの恐怖と不安が帯びてはいたが…。 むしろ鈴仙がこうして声を掛けてくれた事で、いくばくかはそれが緩和されているようだった。 鈴仙「(うんうん、Dちゃんは素直ね……。 さて、何の話題を振るかだけど……)」 A:つかさとの関係について。 B:つかさとのコンビプレイの構想について。 C:前半戦の凄いシュートについて。 D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。 E:ウサギDが今目指している選手像について。 F:特に話題を決めず、軽く雑談する。 G:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[525]森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:14:35 ID:+qYSF59+ E
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0ch BBS 2007-01-24