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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[555]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:43:11 ID:??? 幽々子「決めるわ……! ―――って思ってたけど、やっぱりや〜めた。 …妖夢っ!」 ポ〜ンッ! ポムッ、コロコロ……。 妖夢「―――へ? わ、私ですか。幽々子さま……!?」 さとり「(『PAの外』に居る半人前の剣士に『ポストプレイ』をするなんて……!?)」 幽々子「(ポストプレイによってフリーの状況ならば、妖夢の『未来永劫斬』でも、 あのGKと互角以上の勝負をする筈。 ここは決めて、妖夢の自信にしてほしいわね〜。 ……私だって、あの子の事は信頼してるんだから。 それを教えてあげなくちゃ)」 幽々子は戦術面における有利と、最近の妖夢の自信喪失の解消の両取りを密かにめざし、 敢えて妖夢に向かってポストプレイを行った。 その結果、目立つ大技を持ち厄介な幽々子に注目を割いていた敵陣営は、思わず面喰い、 バイタルエリア内の妖夢に対峙するものは、古明地さとり一名しか存在しなかった。 妖夢「(決めなきゃ、決めなきゃ。 幽々子さまが繋いでくれたボールを……決めなきゃ……!)」 ドクンドクンと、心臓の脈が高鳴るのを妖夢は感じる。 走り続けた疲労が吹き飛び、世界が鮮明になったような錯覚がある。 目の前にはサッカーボール。 そのさらに先には余裕めいた表情が崩れた古明地さとり。 隣には何時も通りほんわかとしていながらも、何となく不安を感じさせる様子の主・西行寺幽々子。 妖夢はこの状況に、思わず棒立ちになってしまう。 妖夢がシュートを撃たない事に気付いた敵DFの黒谷ヤマメが、こちらに向かってくる。 妖夢「―――ぁ」 ――そして、焦って見渡した観客席の中で目立つ、特徴的な兎耳。 その顔はイマイチ見えないが、ハラハラした表情で、必死に自分を応援してくれている少女。 妖夢「(れい、せん……! 私、私、今……!)」
[556]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:44:23 ID:??? かつて自分と並び立ち、そして今は自分の遥か先を歩く鈴仙を見て、 妖夢の心からはパニックは消え。自然と悲壮な覚悟が溢れて来る。 妖夢「(ここで決められなかったら、私はまた、鈴仙から遠く離れてしまう。 折角友達になれたのに―――おいてけぼりになって、鈴仙にも迷惑をかけてしまう。 幽々子さまに失望されるのも勿論嫌だけど……それは、もっと……いやだ!)」 グワアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 実況「あ〜〜っと! ここでボールを受け取った妖夢選手が、バイタルエリアでその右脚を大きく振り上げました!! これは恐らく『未来永劫斬』の構え! 威力では先の『待宵反射衛星斬』に劣りますが、 今は幽々子選手のプレーにより妖夢選手はフリー! そして、さとり選手が全力を出せないPAの外!! 更に試合時間は残り少なく、ここでゴールとなれば試合終了の笛の鳴る可能性も!! 妖夢選手、この試合最後にして最大のチャンスをどう生かし切るか〜〜〜〜〜!?」 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!! 妖夢にはもはや、実況や観客の声など聞こえていなかった。聞こえるのは自分の心音だけだった。 何時もの練習のように。 妖夢は静かにその右脚を振り下ろし……そのボールを蹴りぬいた。 妖夢「……この、『未来永劫斬』で。 斬れないものは――――あんまりないッ!!」 バッ……シィイイイイイイイイイイイイイイイイイン!! ゴオオオオオオオオオオオオオオッ……!! さとり「(……!? 凄い勢い……! これもまた、彼女の精神が成せる技と言うの……!?)」 本来ならば、恐らくは鈴仙の「マインドシェイカー」に並ぶ程度の威力しかないであろう妖夢のシュート。 しかしさとりは、妖夢の渾身の一撃に対し動く事が出来なかった。 それだけに、妖夢がこのシュートに賭けた思いは強かったのだ。 果たして、ボールはさとりが取れぬゴール左隅に向けて勢いよく飛んで行く。
[557]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:46:39 ID:??? 妖夢「(やった……GKを抜いた! これで―――これで! 私達が1点リードだ! 私は……不格好でも、勝てるんだ……! そして、鈴仙にも……追いつ――」 ガイイイイイイイイイイイイン!! 妖夢「け……?」 ボールがネットに突き刺さる音の代わりに、鈍い音が聞こえたことを、 妖夢は信じたくなかった。幽々子や皆の力を借りたとはいえ、 自分が貴重なゴールを決めたのだという幻想に浸っていたかった。 実況「お〜〜っと、これはゴールポストだ!! 妖夢選手、折角の得点チャンスでしたが…! どうやら力んで狙いを絞り過ぎたのでしょうか!? ――ゴールポストへの衝突。妖夢はとうとう、この土壇場において最もしてはいけぬミスを犯してしまった。
[558]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:52:42 ID:??? ――と、いったところで今日の更新はここまでにしたいと思います。 >>528 今の妖夢に松岡監督が来たら、大変な事になりますね…うつ的な意味で。 >>529 多分妖夢には、最近の鈴仙の良いところばかりが見えているのでしょう。 他人のフェイズブックを見るとみんなリアルが充実してそうで嫌になる現象的な感じです。 >>543 正直ここもヘタれたらどうしようかと思っていました(汗) それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
[559]森崎名無しさん:2014/08/31(日) 00:58:35 ID:??? 乙です 「私はつかさでもウサギDでもない! 貴様を倒すものだ」 だったら面白かった ポスト……妖夢さんドン底…よし、分霊のねじ込みだ!
[560]森崎名無しさん:2014/08/31(日) 01:24:11 ID:??? 乙でした データを得られたのはいいが、選択で妖夢を励ませなかったのが残念だったな いい結果ならんだろうが顔は合わせとこうか。せめて次に繋がる過程を踏んどかないと
[561]森崎名無しさん:2014/08/31(日) 11:00:57 ID:??? ガレリ「よく見ろ、地獄に行ってもこんな面白いポストは見られんぞ これでゴールだなどとその気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ」 ポスト(ブルノ)「壁はいらんどけろ」 アルガス「家畜に神はいない!」 妖夢「もうだめだぁ…おしまいだぁ…」
[562]森崎名無しさん:2014/08/31(日) 11:04:40 ID:??? ブルノに止められるとは・・・
[563]森崎名無しさん:2014/08/31(日) 13:28:08 ID:??? 妖夢「急にボールが来たので…」
[564]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:17:43 ID:??? こんにちは。今日は夜更新できなさそうなので今少し更新します。 >>560 乙ありがとうございます。 試合前の判定でクラブを出してしまったのはちょっと痛かったですね。 結構色々こじれてしまいましたが、それでも手を尽くすのは無駄にはならないと思います。 >>561 無判定でちょっと可哀想ですが、いつか報われると思います… >>562 ブルノさんはお笑いGKですが実力も無いことはないので、 妖夢の引きがちょっとヘタれたら、ブルノさんでもガチで十分対処可能です。 >>563 決めようと思いすぎたのが敗因…かもしれません。
[565]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:19:03 ID:??? 妖夢「そんな……そんな……!」 幽々子「(…………)――嘆いている暇は無いわ、妖夢。 ……急いで戻りましょう!」 そして、妖夢にとっての悪夢はまだ終わってはいなかった。 弾かれたボールは運の悪い事に、味方では無く右SHのお燐の足元へと転がり。 お燐「よっしゃ〜! 地上の猫もアシスト決めてたし、ここはあたいも張り切っちゃうよ〜!!」 タッ……! 実況「ボールをフォローしたのは……お燐選手! 相方の空選手へとボールを運ぶため、彼女お得意のサイド際を車のように激走していきます!」 藍「ま、まずいっ……! 早く急がねば!」 パルスィ「タックルに向かう気ね。 それは良いけど……もし妬ましくも貴女に渡ったならば。 死んでも奪い返させて貰うわ……!!」 藍「ぐっ……(しかし、彼女といい他のメンバーといい、地霊殿チームの勝利への意気込みは予想以上に高い。 彼女たちを突き動かしている『何か』があるのだろうか……?)」 ルナサ「(メルランが消耗しすぎていて、合体タックルには行けない。 ならば……)藍殿、助力します!!」 タッ、ズッザアアアアアアアアアアアアッ!!
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0ch BBS 2007-01-24