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【ブースターV.S.】鈴仙奮闘記21【ホッパー】
[100]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 17:27:01 ID:??? ★鈴仙の値切り交渉→ ダイヤ8 ★ ダイヤ→ヤマメ「そんなら……2000円にしてやるよ。 これなら行くだろう?」 ヤマメ「(驚いてる隙に、こいつの財布をチラっと見たけれど……)」 黒谷ヤマメはそのおちゃらけた雰囲気とは裏腹に、非常に抜け目の無い妖怪である。 先程鈴仙を驚かせるように登場したのも、彼女が動揺している隙を見計らって、 鈴仙の持つ荷物や財布の中身をチェックしていた。 ヤマメ「(金目はそこそこだけど、ポケットから見えた『ふわたり手形』が気になったんだよね。 下手にふっかけても、あまり靡いてくれんかもしれない。 だったらここは、確実に小金を回収しとくか) ――しょうがないねぇ。 そんなら……2000円にしてやるよ。 これなら行くだろう?」 鈴仙「えっ……! そ、そんなに割り引いてくれるの!?」 ヤマメ「なに、旧地獄の有力者様も地上と地底の親交回復をお望みになるご時世だ。 だったら、今はこうして恩を売って、将来の売り上げに貢献しといた方が得ってやつさ」 ――本当はそこまで大仰な事は考えていないのだが、そこは商売上手なヤマメである。 まさか「サイフを覗いたが、気前の良い客とは思えなかった」とは正直に言わず、 それっぽい理由を咄嗟にでっち上げて鈴仙を納得させる。 鈴仙「(これも、私の交渉力が地道にとはいえ向上しているお蔭かなぁ……!?) ……ふ、ふ〜ん。 これからの地底は、中々良い所になりそうね」 ちなみに、一方の鈴仙は暢気にも自分のビジネストークスキルの向上の賜物であると考えていたのだが……。 ヤマメ「(しっかしこの子、話し方はたどたどしいし、ビビって虚勢張ってるのバレバレだし。 友達としてはともかく、同僚とかだったら頼りなくて、あんまし仕事とか任せたくないタイプだねぇ)」 ――残念ながら、それは勘違いであった事を付記しておく。
[101]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 17:28:40 ID:oc6x5VvE ***** ヤマメ「――で。 どうするんだい? ガイドする? それとも一人で行く?」 鈴仙「そ、そうね……」 一通りの交渉を終えた鈴仙は、暫く悩んだ後に――。 A:ヤマメにガイドをお願いする(絶対安全に旧都まで行けますが、2000円かかります) B:ガイドは要らない、一人で旧都まで行く(探索判定2回を挟み旧都へ向かいます。 弱め〜中堅の妖怪が出る可能性があります) C:その他 自由選択枠 鈴仙の所持金:9270 鈴仙の戦闘力:6+(!dice+!dice) 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[102]森崎名無しさん:2014/09/15(月) 17:30:15 ID:/wOSstCk A
[103]森崎名無しさん:2014/09/15(月) 17:31:48 ID:pRVLdsUY A
[104]森崎名無しさん:2014/09/15(月) 17:31:54 ID:/EygSIYQ A
[105]森崎名無しさん:2014/09/15(月) 17:36:16 ID:??? 矢車はシャドウ時代でも(一応)天道に重傷負わせてたり天道以外のマスクドライダーの中じゃ頭ひとつ抜けてるイメージがある。
[106]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 18:09:49 ID:oc6x5VvE A:ヤマメにガイドをお願いする(絶対安全に旧都まで行けますが、2000円かかります) 鈴仙「……お願いするわ。 せっかく値切ってもらったんだしね」 ヤマメ「ようし、そんなら話が早い! ――それじゃあ……ほいよっ、と!」 ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ……! 鈴仙の了承を得て、代金の二千円もキッチリ受け取ったヤマメは、 闇の底に向かって一条の光を発する。 それは太く丈夫な蜘蛛の糸だった。 数分程経ったろうか、ヤマメはうん、と頷いてから。 ヤマメ「よし、準備オッケー。 ……じゃ、私に捕まりな」 鈴仙「えっ……? く、蜘蛛の糸に捕まるの……!?」 ヤマメ「大丈夫大丈夫ヘーキヘーキ。 私の糸はそんなにヤワじゃないし。 それでも怖けりゃ……それっ!」 ガシッ、――ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ……!! 鈴仙「えちょ、か、勝手に掴まないでっ、って……あ、あひゃぁ〜〜〜〜〜〜〜!?」 まるで熊の死体でも抱え込むかのように荒々しく鈴仙をその肩に乗っけると、 ヤマメはそのまま糸を掴んで、超高速のロープウェーの如く、深い闇の底へと滑空していくのだった。 *****
[107]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 18:11:05 ID:oc6x5VvE ヤマメがヒュンと張り出した長いロープを伝いながら幻想風穴を抜け。 その先、地獄の深道奥にある長い長い橋を渡った先には――想像を絶する程に広大な空間が広がっていた。 鈴仙「ひ、広い……! 地下なのに壁が見えないし、空は真っ暗だし。 ――まるで、常夜の別世界にでもやって来たみたい……!!」 ヤマメ「別世界とは良い表現だ。 言う通り、こっちは地上とは似ていて全く非なる世界だからね。 旧地獄は幻想郷よりも遥かに自由で、奔放で……そして、危険だ。 なんせこっちじゃ地上の理屈や法は通用しない、弱肉強食。 弱ければ死に、強ければ生きるの世界さ。 ――まぁ、もっとも最近はいい意味でも悪い意味でも腑抜けた連中が増えてきたから。 ……だから、そんな今にも死にそうな顔しなくても大丈夫さ」 鈴仙「そ、そんな顔してないってば!?(わ、私ってばひょっとしてトンでも無いトコに来ちゃったんじゃあ……!?)」 ヤマメ「はいはい。 ……さて、旧都まではもうちょっとだ。 こっから先は普通に飛ぶから、着いてきな」 驚く鈴仙を楽しげに鑑賞しながら、ヤマメは道案内を続ける。 飛びながら見える旧地獄には、苔の草原が地平線いっぱいに広がり、 魔法の森でしか見れないようなおどろおどろしい木々が生え、遠くには地下水で出来た小川も見える。 その風景はまるで夜の地上とそう変わらない。 敢えて違う点を挙げるとすれば、空には月や星が浮かんでいないという事くらいだろうか。 地底の荒っぽい妖怪にも何度か襲われかけたが、彼らはどうやらヤマメの知り合いだったらしい。 彼女が一言二言口を聞けば、特段の戦闘も無く去って行く。 そうして、鈴仙がガイドを依頼してから小一時間あまり。地平線からは次第に提灯の灯りが零れ落ちて来て……。 ヤマメ「――お疲れさん。 ここが……旧地獄最大の都市・『旧都』さ」 鈴仙「う、うわぁ……!? すっごく大きい……!!」
[108]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/15(月) 18:14:25 ID:oc6x5VvE 嫌われ者の妖怪達が地底に集まり作られた町、旧都。 月や外界はおろか、幻想郷の人里の水準と比べても、その町を構成する家屋は古臭い。 人里のスラム街を二、三倍程度酷くした猥雑な大通りには、人型人外の区別を問わず、 様々な妖怪が罵声や嬌声、怒鳴り声を上げながら行き交い犇めき合っている。 まるで、街そのものが生きているかのようだと鈴仙は思った。 ヤマメ「さ〜て、んじゃあ私はこの金でちょいと呑んで行くとして。 アンタも、こっからは自分の身は自分で守るんだよ。 それが旧都にある、たった一つだけのルールだからね」 鈴仙「あっ、ちょっと!? せっかくだからもうちょっと……!?」 もうちょっと案内してほしいと思った鈴仙だったが、 ヤマメは無情にも、まるで祭りのような人ごみの中へ揉まれ消えて行った。 鈴仙「はぁ……。 大丈夫かなぁ、私……」 鈴仙は一抹どころか二抹か三抹程の不安を覚えるのだが……実際に来てしまったものはしょうがない。 それに、確かに猥雑な雰囲気ではあるが、確かに旧都は人里や月の都には無い熱気と活気に溢れているのは事実。 気分を切り替えて、旧都の街並みを探索しようと決意する、 鈴仙「(さて……。 どこに行こうかしら? 幸いにも、地霊殿は旧都でも一番大きい建物らしいからわかりやすいし。 それと、お燐が教えてくれた雑貨屋とか、新聞に載ってた『地霊温泉郷』位だったら私一人でも行けそうだけど……)」 A:旧都で一番大きい建物――地霊殿へ向かってみる。 B:お燐が言っていた雑貨屋へと行ってみる。 C:噂に聞く『地霊温泉郷』へと行ってみる。 D:自由に旧都を探索してみる。(更に判定) E:適当に呑み屋にでも行ってみる。 F:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *所持金が減りました。 9270→7270
[109]森崎名無しさん:2014/09/15(月) 18:16:17 ID:Yb/UhtKI A
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