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【燃えて】キャプテン森崎47【ヒーロー】
[308]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:41:26 ID:YjRW+Zv6 カルロス「…ごめん。俺、もう行かなくちゃ…」 コインブラ「…そうか。じゃあ、午後のテスト頑張れよ。絶対受かれよ!そのボールやるから、ギリギリまで練習していな」 カルロス「マジ!?…分かった、絶対受かるからな!一緒のチームでプレイしようぜ! それで、今度こそツインシュートをやってみよう!きっと世界最強のシュートになるぜ!」 コインブラ「ああ!約束だ!」 カルロス「約束だぞー!破るなよー!」 こうして二人の少年は再会を誓い合って別れた。だがその再会には実に7年もかかる事になる。 コインブラ「と、父さん!?父さん!しっかりしてくれ、父さん!!」 コインブラが家に帰って見たのは倒れた養父だった。彼の入院費を稼ぐ為にコインブラは 金を支払わされるクラブサッカーではなく金を巻き上げられるストリートサッカーに身を投じる。 カルロスの事を忘れた訳ではなかったが、会いに行く余裕はなかった。 カルロス「なんでだよ…何処に行ったんだよアーサー…何で誰もお前の事を知らないんだよ…」 カルロスは無事テストに合格しフラメンゴに入団したが、そこに居る筈のコインブラは居なかった。 恩人であり親友になりたかった存在が幻の様に消えた事で彼の心には深い傷がついたが、 それでも彼はサッカーを続けて行った。そうしていれば何時かもう一度再会出来ると信じて。 〜回想シーン終了〜
[309]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:43:02 ID:YjRW+Zv6 カッ! コインブラ「…渡さん!このボールは絶対に渡さん!!」 ギュィイイイイッ! ヒュウウッ! ドガガガガガッ!! 赤井・早田・若林『ぐぉうわぁあああああああ!!!』 超モリサキ「なにィ、さっきまでボーゼンとしていた筈…」 ゾクゥウッ!! 超モリサキ「!!!!」 カルロスの声で目覚めたコインブラが目を見開きDF達を吹き飛ばした瞬間、超モリサキはあの感覚を感じた。 超絶なシュートで己の全てが脅かされるあの感覚を。 ダダダダッ! カルロス「良く持ちこたえた、コインブラ!」 コインブラ「カルロス!」
[310]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:46:19 ID:YjRW+Zv6 . 放送「コインブラくん尚もボールキープに成功ぉおお!しかしシュートはまだ…おおっ?」 . ポコッ。 . カルロス「(8年間待ち続けたぞ…あの約束を果たすのを!)」 . コインブラ「(あの時撃てなかったツインシュートを…今、同じチームで…!)」 ダダダダッ! ダダダダッ! . 超モリサキ「(ツインシュート…か…!)」 . そしてコインブラがボールを前に軽く蹴りだし、カルロスとタイミングを合わせて走り出したのを見た瞬間 . 超モリサキは何が来るのかを理解した。あのマッハシュートとファントムシュートを持つ . 超一流のストライカー達が最後の力を振り絞り、合わせようとしている。 . 超モリサキ「(…上等だ、こいっ!世界最強のシュートを止めれば、俺が世界最強だーーーっ!!)」 . カルロス「 い く ぞ ! コ イ ン ブ ラ ! ! 」 . コインブラ「 き め る ぞ ! カ ル ロ ス ! ! 」 グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! .放送「つ…ツインシュート!ブラジルの最後のシュートはカルロスくんとコインブラくんのツインシュートだァアアアアアアア!!」 . ブワッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!
[311]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:47:41 ID:YjRW+Zv6 ☆どのセービング方法でいきますか? 2015/05/13 21:00:00 から http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1403315487/l50にて 投票期間を設けます。そこから 10 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。 引き分けが 生じた場合11票目をタイブレーカーとします。尚、投票の際はage進行でお願いします。 A 真・がんばりセービング (セーブ力に固定で+12します。) ガッツ消費375 必殺キャッチです。ただし成功しても相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。 B がんばりダイビング (セーブ力に固定で+8します。) ガッツ消費225 必殺パンチングです。通常のパンチングよりは味方のフォロー率が高いです。 C がんばりセービング・改 (セーブ力に固定で+10します。) ガッツ消費300 必殺キャッチです。ただし成功しても相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。 D パンチング (セーブ力に固定で+5します。) ガッツ消費120 ランダムで「するどいパンチング」が発動し、さらに(+3)される可能性もあります。 ただし味方がフォローしてくれないと 続けてピンチを招く可能性もあります。 E キャッチング (セーブ力に固定で+2します。) ガッツ消費60 ランダムで「するどいキャッチング」が発動し、さらに(+3)される可能性もあります。 上手く行けばキャッチできます。相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。 キャッチング経験値・0/10(経験値が溜まってレベルアップすると鋭いキャッチング・LV2を習得します) ----------------------------------------------------------------------------- 超モリサキセーブ力:78 カルロスとコインブラのリーサルツインの威力:88 & 89 超モリサキガッツ 595/835 ※成功もしくは失敗による支持率の変動幅は、この項目の上の方が小さく下の方が大きくなります。 強力なシュートをリスクの高いセービングで止めれば、注目度も上がるという事です。
[312]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/14(木) 07:04:41 ID:SBLYX002 >A 真・がんばりセービング (セーブ力に固定で+12します。) ガッツ消費375 ----------------------------------------------------------------- 【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1431518810/l50にて !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。 (ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です) 先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で ★カルロス リーサルツイン (!card) 88+(!dice + !dice)=★ ★コインブラ リーサルツイン (!card) 89+(!dice + !dice)=★ ★超モリサキ 真・がんばりセービング (!card) 90+(!dice + !dice)=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 MAX【シューター】−【キーパー】 ≧2→カルロスとコインブラのリーサルツインが全日本ゴールを突き破る! =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に (ザガロがねじこみに)(ネイがフォロー)(山森がフォロー) ≦−2→超モリサキ、キャッチ成功。GAME CLEAR! 【>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】 カルロスとコインブラ:「リーサルツイン」に吹飛係数1
[313]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 13:50:13 ID:/eJy5cNU ★カルロス リーサルツイン ( スペードJ ) 88+( 6 + 2 )=96★ ★コインブラ リーサルツイン ( ハート4 ) 89+( 4 + 1 )=94★ ★超モリサキ 真・がんばりセービング ( ダイヤJ ) 90+( 4 + 5 )=99★ MAX【シューター】−【キーパー】≦−2→超モリサキ、キャッチ成功。GAME CLEAR! ----------------------------------------------------------------- コインブラ「(もうこれで最後だ。体力も空っぽだ…俺達の最後の最後の必殺シュート…!)」 カルロス「(ブラジルの最終兵器…名付けて、リーサルツインだ!受けてみろ、モリサキ!)」 キュピィァアアアアアアアアアアアア………!! 超モリサキ「(なっ…なんだ、こりゃ!?)」 カルロスとコインブラの積年の思いを込めたツインシュート。 これさえ止めれば優勝だと意気込んでいた超モリサキが見たのはボールではなく サッカーボールを構成する色、大部分の白と少量の黒が混じった“壁”だった。 ツインシュートや無回転シュートが不規則な回転で“ブレ”を生じさせ あたかもボールが複数に増えたかの様な錯覚を生み出せるのは広く知られている。 集中力と動体視力に秀でた者のみが幻影の中から本物のボールを見極められるのだ。 だが今超モリサキが見ているのは複数のボールの渦でも雲でもなく、 大量のボールの幻影が重なり合い溶け合った事で出来た壁だった。 約17.86平方メートルからなるゴールの面積にも匹敵する白と黒の壁が彼に迫ってくる。 世界最高峰の無回転シュートの使い手達がツインシュートを撃てば何が起きるのか。 それを今超モリサキは言葉ではなく魂で理解した。
[314]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 13:52:25 ID:/eJy5cNU 超モリサキ「(み、見えねえ…本物のボールが見えねえ!分からねえ!)」 極端に鋭くなった超集中による1秒が永遠に感じられる世界で 超モリサキの脳裏に焦りと絶望が満ちていく。 超モリサキ「(どうすりゃいいんだ、どうすりゃ…こんなの初めて…)」 そしてパニックが彼の心と魂を麻痺させかけた時、一筋の光がそれを阻止した。 超モリサキ「(初めて…じゃねえな…)」 これ程のツインシュートを受けたのは初めてだった。 だが恐るべきシュート、とてつもない強敵に立ち向かったのは初めてではなかった。 超モリサキ「(そうだ…嫌になるくらい手強い奴と戦ったのなんて、初めてじゃねえ…)」 ドイツの炎のストライカー、皇帝カール・ハインツ・シュナイダーの顔が目に浮かぶ。 彼に初めて“世界の強さ”を実感させ、それを体現する存在となった宿敵。 超モリサキ「(あの時のシュナイダーの方がずっと、どうしようもないって思わせてきやがった…)」 世界の強さの代名詞に不屈の闘志で打ち勝った事を思い出すと、シュナイダーの顔が消え… 超モリサキを惑わしていたボールの幻影の壁の一部もフッと消えた。
[315]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 13:54:26 ID:/eJy5cNU 次に浮かんだのはイタリアの点取り屋、チェザーレ・ストラット。 かつて彼からハットトリックを奪い、これでもかと絶望と屈辱を与えてきた怨敵。 超モリサキ「(ストラットの野郎も俺から散々ゴールを奪いやがった。だが俺はそれを乗り越えた…)」 ジンクスが悪いとまで評された相手を乗り越えた事を思い出すと、ストラットの顔が消え… 超モリサキの視界を埋め尽くすボールの幻影がまた一部フッと消える。 次に浮かんだのは王者と呼ばれるイタリアの司令塔、マルク・アルシオン。 自分の同類だと一目で分からせる程の征服欲と勝利欲を持ち、それに見合う実力を持っていた怪物。 超モリサキ「(アルシオンはまるでもう一人の俺だった。俺は俺自身にだって勝った事があるんだ…)」 自分の分身とすら感じさせた存在をも倒した事を思い出すと、アルシオンの顔が消え… 超モリサキの視界を埋め尽くすボールの幻影がまた一部フッと消える。 超モリサキ「(強い奴は山ほど居た。見かけ倒しの奴らも沢山居た。俺はどっちにも負けなかった…!)」 それを皮切りにしたのか、今までの強敵たちが次々と浮かんで消えていく。 オランダのクライフォート。ウルグアイの火野とビクトリーノ。 アルゼンチンのディアス。ドイツのフライハイト、ポブルセン、カペロマン。 フランスのピエールとナポレオン。中国の肖。 彼らの顔が浮かんでは消える度にボールの幻影がどんどん減っていく。
[316]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 13:56:04 ID:/eJy5cNU 超モリサキ「(それはこいつらも同じだ。俺達は天下のブラジルユースでございって調子に乗っているこいつらも…!)」 ザガロ、サンタマリア、トニーニョ、ネイ、ディウセウ、ジェトーリオ、マウリシオ、リベリオ。 非常識なレベルのシュートラッシュを仕掛けられるブラジルユースと言うチームを構成する精鋭達。 どんなチームでもスタメンを狙え攻撃力を上げられるであろうこの猛者達でさえ超モリサキは恐れない。 超モリサキ「(…俺は誰よりも負けず嫌いだ。だから誰にも負けないんだ。どんな敵にも、味方にも!)」 彼の視界の中のボールの壁は最早通常のツインシュートと大差ない渦に成り下がっていた。 そして今尚も超モリサキの力となり得る存在が、打ち勝ってきたストライカー達が二人居た。 超モリサキ「(日向の野郎には随分苦労させられたが、所詮アイツじゃ世界は獲れない。俺が居る限りな!)」 猛虎・日向小次郎。彼と同じく手段を選ばない、彼以上の弱肉強食主義者。 少年時代から何度も渡り合ってきた日本のエースストライカーは敵に回せば当然恐ろしく、 味方になっても恐ろしいまま頼もしい。だがその日向をも制したのが超モリサキだった。 日向の幻影が残っていた数少ないブレをも完全に消し去り、ただ極端に速いだけのシュートに変えたかに思えた。 そして最後に超モリサキにとって最も太く長く深く、そして捻じれ曲がった縁を分かち合う相手の顔と声が浮かぶ。 翼「これで逆転負けしたら明らかにお前のせいだね」 サッカーの申し子、大空翼。長くは嫌いだが不可欠な味方として、時には憎く恐ろしい絶対的な敵として、 超モリサキに数えきれない程の影響を及ぼした男がほんの20分弱前に残したセリフがくっきりと蘇った。 それは憎まれ口だったのか、遠回しの応援だったのか。二人は恐らく前者だと言うだろう。 超モリサキ「(違えよ…俺のせいで負けるんじゃねえ。俺のお陰で勝つんだよ!)」 翼の顔と声が更なる集中力と闘志をもたらし、最後の見切りを超モリサキにもたらした。
[317]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 13:57:44 ID:/eJy5cNU バッ! キュィイイイイイイイイイイイイイッ…!! リーサルツインの軌道がマッハシュートの様にキーパーの目の前で急変化する。 だが超モリサキはその変化が始まる前に飛んでいた。 バシィイイイイイイイイッ!! カルロス・コインブラ『!!!?』 彼が飛んだ方向は完全に合っていた。自分の右上への急変化を正確に読み取っていた。 ギュルギュルギュルギュル…!! それでも回転と直進を止めないボールが超モリサキの身体毎ゴールに飛び込もうとする。 ダムッ! ドサッ… 次の瞬間、超モリサキの全身とボールが地面に落ちていた。ゴールラインの上ピッタリに。 コインブラ「…そ、んな…」 カルロス「く、ぅうっ…!」 ズルリ…
[318]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 14:00:34 ID:/eJy5cNU 目の前の光景が信じられないコインブラが、痛恨のあまり顔を歪めたカルロスが、 共に体力も気力も使い果たしたのを証明する様に脚を滑らせて崩れ落ちる。 他の選手達も、観客も、実況も、誰も何も言う事が出来なかった。 スクッ… グッ! 超モリサキ「獲ったぞ…全てを!!」 ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!! 超モリサキが立ち上がりボールを天高く掲げるまでは。 その瞬間、最早怒号とも悲鳴とも歓声とも判別できない大衆の感情のうねりがスタジアムを揺るがした。 超モリサキガッツ:595→220 超モリサキチーム内支持率:81→83
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0ch BBS 2007-01-24