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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
[141]森崎名無しさん:2015/01/26(月) 22:22:38 ID:??? いつからストラットが暴力事件をもう起こさないと錯覚していた?
[142]森崎名無しさん:2015/01/26(月) 22:25:26 ID:??? 適当な理由つけて移籍しててもおかしくはないしね。 しかし板野の移籍先もどうなるなわからないな。
[143]森末(仮):2015/01/26(月) 23:44:13 ID:??? >★逆転井沢・判決→ スペード3 =滝「俺達を見くびるな、井沢!」 なんと滝が井沢を殴った!?★ =============================================================================================== バキィッ!! 井沢「うぐっ!?」 板野「うえっ!? た、滝……?」 滝「………………」 これ以上は何を言っても無駄だと考え、諦めかけていた板野。 そんな状況で動いたのは、ここまで板野の説得を黙って聞き続け、傍観に徹していた滝であった。 彼はなんとその右手で井沢の頬を思い切り殴りつけ、井沢はうめき声を上げながらベッドから転げ落ちる。 思わず驚いた板野が滝に目を向ければ……滝は普段の彼からは信じられない程の怒気を含んだ表情を浮かべ、 地面に倒れ込んだ井沢を睨みつけていた。 板野「け、喧嘩は駄目だよ!」 滝「……すまん、板野。 それに井沢。 殴った事は、謝る。 だが……だが、もう一度言うぞ。 俺達を見くびるな、井沢!」 慌てて止めようとする板野を見て、滝は暴力をふるった事を謝罪しつつも、 もう一度井沢に対して告げる。自分たちを見くびるな、と。 井沢の考えていたように、現在来生と滝が試合に出る機会というのは――皆無とまでは言わないが、低いと言える。 サイド際での突破力に磨きをかけたものの、守備は軽く決定力の無い滝。 ドリブラーとしての素質が開花しつつあるが、スタミナも低く決定力も立花達には劣る来生。 彼らに比較をすれば、どうしても新田や立花といった決定力に優れる選手が起用されやすくなってしまう。 その事自体は滝も重々承知しており、それでも自分にはサイドアタック一芸しかないと考えその実力を磨いてきた。 毎試合スタメンで出る事は無くとも、戦術や方針によっては出番が来る事を虎視眈々と狙っていたのである。 来生に関してはわからないが、恐らくは彼も試合に出場する事を諦めている訳ではないだろう。 むしろ何故自分がスタメンで出られないのか、疑問に思っていてもおかしくないレベルである。
[144]森末(仮):2015/01/26(月) 23:45:30 ID:??? そういった考えを持っていた滝にとって、井沢のやろうとした事は彼らに対する侮辱にしか思えなかった。 無論、井沢が完全なる善意で――3人1組となって試合に出たいと考える気持ちはわからないでもない。 だが、自分がどのポジションに1番向いているかをわかっていながら、 滝や来生の為にそのポジションにコンバートをしないという事は滝には許せなかった。 滝「確かに俺だってお前たちとの連携には自信を持ってる。 だがな、いつまでも3人一緒に起用されるなんて事は恐らくないんだ。 ここは南葛とは違う。 日本中の実力者がゴロゴロいて、その中で11しかないスタメン枠を争って戦ってんだ」 井沢「滝……」 滝「大人になれよ、井沢。 例え連携が無くなったって、俺も来生も必ず実力で試合に出てみせるから……」 やがて滝が握っていた拳を解き、諭すような口調で話しかけると……。 井沢は茫然としていた顔を背け、板野達とは反対を向き、静かにその肩を震わせはじめた。 井沢「すまん……滝……。 俺は……お前たちを下に見てた訳じゃ……」 滝「……わかってるよ。 ……板野、悪い。 追い出すみたいな形になって悪いが……」 板野「う、ううん。 俺はこれで帰るよ……」 申し訳なさそうな顔をしながら頭を下げる滝に対して、板野は首を振り気にしていない事を伝えつつその場を去る事にした。 恐らくは井沢もようやく納得をし、これ以上自分がいては井沢も気持ちに整理をつけにくいかもしれない。 何よりも、井沢のその姿を見続ける事は、彼を傷つける事にしかないと板野は理解をしていた。 故に、板野はそのまま部屋から立ち去ろうとしたのだが……その去り際に、思い出したかのように井沢の背に言葉を投げかけた。 板野「井沢……今回俺が井沢に話しに来たのは、勿論俺の意思もあるけど大元は違うんだ。 ……滝が、井沢がボランチになった方がいいんじゃないかって、悩んでた。 その話を聞いて、俺はここに来たんだよ」 その言葉を聞いた井沢の背が、更に強く震えだしたのを見て、ようやく板野は部屋を出るのだった。
[145]森末(仮):2015/01/26(月) 23:46:30 ID:??? その後、板野が去ってからしばらく、井沢のすすり泣く声だけが部屋の中にこだましていたのだが……。 滝「はぁ……にしても、よくもまあそれだけ泣けるもんだな」 井沢「なっ、泣いてない! 誰が泣くか!」 滝「鼻声で言っても全然説得力ねーよ。 (ほんっとーに変な所で意地っ張りな奴だ)」 いい加減この停滞した空気に辟易をしていた滝が軽口を叩くと、井沢がムキになって反論をする。 相も変わらず意地を張る井沢に、滝は苦笑をしながら……。 少しだけ空気が柔らかくなった事を感じつつ、今度は真面目な口調で語りかけた。 滝「言っとくけどな、ボランチでだってお前のスタメンが確約された訳じゃないんだぜ? 板野が言ってたように松山がなる可能性だってあるし、中山もボランチは出来るんだ。 フォーメーションの組み方次第でも、出番が来ないパターンもあるだろうぜ」 井沢「……わかってる。 だが俺は負けん。 負けんったら負けん! こんだけ大騒ぎしてボランチをやる事を決めたんだ。 それで結局出番がありませんでした、じゃ話にならん!」 滝「身もふたもねーな。 でもま、それだけ覚悟を持ってるって事か」 松山への異常な執着を止め、滝や来生と離れる事も受け入れた今、井沢はボランチになる事になんら異存が無くなっていた。 否、むしろかつてのOMFへの拘りに近い程の感情が、ボランチに向けて注がれていた。 キャプテンである板野自らが訪れ、盟友である滝までもがボランチへの転向を望んでいた事を知り、 これで結果を残せなければ末代までの恥であるとすら考えていたのである。 井沢「(……そうだ、これまで殆ど接触もなかった板野が、自ら俺の説得に来たんだ。 それほどまでに俺にはボランチの適性があるんだ。 このチームに必要なんだ。 ならば……俺はその座にしがみ付くだけだ)」 滝「(結局性格とかは変わってないけど、まあ変わったら変わったで気持ち悪いしな。 にしても、板野さまさまだ……俺じゃ多分説得しきれてなかったろうし、最後の拘りについてもわかんなかったろうな)」
[146]森末(仮):2015/01/26(月) 23:47:41 ID:??? この時、2人はほぼ同時に板野への感謝の念を抱いていた。 井沢からしてみれば、己の尊敬する若林からゴールを奪ったこのチームのキャプテン自らが、 意固地で説得が難しいだろう自分にボランチへの転向を進めてきた事について、 板野は自分に期待をしているのだろうと考え、素直にボランチ転向に踏み切らせてくれた事を感謝していた。 一方で滝としてみれば、やはり彼でも井沢の説得は難しかったに違いなく。 仮に自分たちの親分である若林に頼んで井沢に言い聞かせようとしたところで、 井沢はあくまでも渋々といった様子で転向に臨んでいただろう。 それを対話によって、全てを納得させてみせて片付けたのだから、板野には感謝してもしきれない程である。 滝「(そもそも俺の頼みを聞いてくれたってだけでもなぁ……アイツも俺達が若林さんについてるっての知ってるだろうに)」 井沢「(奴の顔に泥を塗らん為にも、活躍してみせないとな……)」 今まで禄に話した事が無かった為か、今日の板野との対話が彼らにとっての板野の第一印象といっても過言ではなく。 そして、その印象の中で彼は井沢達が好意を抱かせるに十分な魅力を見せつけた。 それでも若林への忠誠が彼らには残っていたが、 少なくとも板野がキャプテンを務める事に不満を抱く事は……今後次第ではあるが、恐らくなくなるだろう。 その後、来生がいつまでも別室をうろうろしていた為に見上に雷を落とされ部屋に戻ってくるまで、 井沢達は昔の思い出話とこれからの事について話しあった。 涙を拭い、前を向き、顔を上げた井沢守に――もはや迷いはなく。 滝はその横顔を見て少しだけ寂しくなりながらも、彼の選択を心から喜ぶのだった。 井沢「(見てろよ松山! 俺はお前以上にボランチの役割をこなしてみせるぞ!!)」 なお、異常な執着が無くなっただけで、井沢の松山に対するライバル心が健在だった事を追記しておく。 ※滝、井沢の板野への感情値が+2されました。 ※今後井沢が来生・滝との連携を覚えにくくなりました。
[147]森末(仮):2015/01/26(月) 23:48:56 ID:??? 翌日、西ドイツ滞在最後の日。 午前中の練習ではこれまでの4日間で培ってきたなだれ攻撃の動きの総まとめに入り、見事完成。 ふらの中学で使っていた時と同じ感覚で、これからは試合でも実際に使えるようになるだろう。 長い年月をかけて地道にチームメイト達に浸透させてきた戦術を、 僅かな期間で会得した事に対して松山は少しだけ複雑な表情を浮かべていたのだが……。 それでも新たな武器を手に入れた事に違いは無く、チーム全体の実力向上の底上げになったのは間違いない。 板野「なだれ攻撃を使えば、シュートまで持ち込むのが格段にやりやすくなる筈だしな。 問題は失敗した場合守備がかなり疎かになる事だけど……そこら辺は上手く状況を見てやっていこう。 よし、それはそれとして午後の練習だ! 自由に使える練習時間は今日が最後。 これが大会に向けて最後のレベルアップチャンスだ。 今日はどうしようかな?」 とても上がりやすい:パスカット、ブロック 上がりやすい:なし 普通:パス、せりあい、ガッツ 上がりにくい:ドリブル、シュート とても上がりにくい:タックル A.基礎的な能力の練習 B.誰かに手伝ってもらって練習 C.誰かと一緒に練習 D.誰かの練習を手伝う 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 >>127-129 乙ありです。
[148]森崎名無しさん:2015/01/26(月) 23:49:07 ID:t1q+OMeU A
[149]森崎名無しさん:2015/01/26(月) 23:49:22 ID:0nvqSQiQ D
[150]森崎名無しさん:2015/01/26(月) 23:49:45 ID:2Q2soMDg A
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0ch BBS 2007-01-24