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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
[170]森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:33:28 ID:??? 井沢のタックルだけが強くなったのならディアスが相手なら次回はDFに組み込むのもありだと思う 難易度自体は高いけど基本やることは単純だし
[171]森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:48:19 ID:??? アルゼンチン戦はフラット型の4-4-2、松山と井沢で中央を固めて早田にディアスのマンツーマンで十分かと
[172]森崎名無しさん:2015/01/27(火) 00:50:39 ID:??? ディアスは足速いし振りほどかれる危険もあるしマークは難しいんじゃ
[173]森崎名無しさん:2015/01/27(火) 01:05:15 ID:??? アルゼンチン戦は勝つだけじゃなく得失点差もできれば稼ぎたいところ そうすればイタリア戦は最悪引き分けでも許されるし
[174]森末(仮):2015/01/27(火) 01:50:56 ID:??? >★井沢のタックル練習→( 4 + 6 )=スキル・タックル+1習得! > 井沢のパスカット練習→( 5 + 4 )=パスカットフラグ習得!★ >★滝のドリブル練習→( 4 + 6 )=「スキルステップ」習得!★ ============================================================================= 井沢守は劣等感をバネに出来る男である。 言い換えれば、感情をそのままプレイに変換するタイプの選手だった。 時にそれは頭に血が上りすぎ、逆にプレイに精彩を欠いてしまう事もあるものの……。 根本的には、強くなろうという向上心と爽やかなライバル心があればプラスに働くものである。 井沢「(俺は負けん! 俺は負けん! 俺は負けんぞおおおおお!! 絶対にレギュラーになってやるんだ!!)」 そしてこの時の井沢の心には、ディフェンス技術を更に向上させてボランチの座を掴みとる一点しかなかった。 余計な雑念を排除し、ただ実力を上げる事だけを目指すその心。 それこそが井沢に力を与え、今までには無かったパフォーマンスが出来るレベルまで昇華させていた。 滝「(やるな井沢! だが俺だって……!)そらよっ!」 そんな井沢を相手にドリブル練習をする事で、滝もまた成長をしていた。 彼は井沢程感情的になるタイプではないが、物事に対する集中力では彼以上であった。 気迫のこもった井沢を相手にしている内に徐々にドリブルの精度を上げ、 軽やかにステップを踏むようにして井沢を抜き去るだけの実力を身に着けたのである。 井沢「くそおっ!!」 滝「ま、サイド際の俺を簡単に止められちゃ流石に俺も立つ瀬がねぇしな)どうした井沢、もう終わりか?」 井沢「なんの! まだまだだ!! うおおおっ!!」 来生「ひぇ〜。 すっげぇ気合だな。 なあなあ、どうしたんだ2人とも? なぁって」 こうして井沢と滝、両者は更なる進化を遂げた。 まだ一線級には遠いかもしれないが、それでも一歩ずつ彼らは成長をしていたのである。 ※井沢が「スキル・タックル+1」を習得しました。 ※滝が「スキルステップ」を習得しました。
[175]森末(仮):2015/01/27(火) 01:52:00 ID:??? 〜 沢田 小池 〜 沢田「よし、今日もお願いします小池さん!」 小池「うむ、東邦学園キャプテンとしては後輩の頼みは聞かねばなるまい。 任せておけ、タケシ!」 修哲トリオが彼らだけで固まって練習をしていたのと同様、同じ出身校同士で練習を組む者が存在をした。 東邦学園から選出された若島津、沢田、反町、小池の4人組である。 彼らは孤立をしているという程ではないが、部屋も反町以外は同室。 それぞれが色々思う所はあれど、若島津を支持しているという共通点があった。 よって話をするのも練習をするのも、どうしても同じ者同士になりやすい。 この日も沢田と小池の東邦学園MFコンビは共にボールの奪い合いをし、鎬を削る。 沢田「(前回の試合で痛感した。 僕に足りないのはやっぱり守備力だ! このままじゃ穴……少しでもそれを埋めないと!)」 沢田はここまでの練習で小さな身体からは想像も出来ない力を駆使したパワーディフェンスに磨きをかけた。 長所を伸ばすのではなく、短所を補う方向で自身のレベルアップを図ったのである。 小池「(フフフ、この小池秀人様の華麗なるドリブルを見せてやろう! やっぱMFってドリブルしてナンボな所あるしな)」 小池はそんな沢田に付き合う形で、ドリブルの強化に臨んだ。 今更鍛えても……意味が無いとまでは言わないが焼石に水だろう守備力よりも、長所である攻撃力を伸ばしたのである。 やり方は違えど、彼らは着々と実力をつけていった。 全国大会優勝校出身というプライドに賭けて、彼らはこのまま消えていく事を好としてはいなかった。 ※沢田の「パワーチャージ」の発動率が上がりました。 ※小池が「やや華麗なドリブル」を習得し、ドリブルフラグを回収しました。
[176]森末(仮):2015/01/27(火) 01:53:02 ID:??? 〜 若島津 反町 〜 バコッ バシュウウウッ! 若島津「ハァ……ハァ……」 反町「だ、大丈夫か若島津? 汗だくじゃないか。 そろそろやめておいた方が……」 若島津「いいから、もう一度だ反町! もう時間が無い……! 大会までに、なんとかモノにしなければならないんだ!!」 そして東邦学園のストライカー、反町一樹。 東邦学園の守護神にして、現在一応全日本の守護神という地位にある若島津健。 彼らはゴール前でシュートとセービングの練習に励んでいた。 これまでの練習において、反町は既にある程度の成果を上げていた。 叩きつけるようにして打つ事でキーパーを撹乱しゴールを奪うボレーシュートに、鋭いタックル。 それらは何故か小池によって「トクシックインパクト」と「ポイゾナスタックル」と命名され、 反町はなんとか反抗しようとしたものの結局押し通されて受け入れる事になってしまった。 言いたい事も言えない。 名前はともかく、技を身に着けた反町はある程度満足の行く結果を残せていたと言えたのだが、 逆にここまで成果を出せていないのが若島津であった。 この5日間、毎日反町を相手に――時には他の者にも声をかけてセービング練習に精を出してきたにも関わらず、 彼のセービングの腕は殆ど上がっていなかったのである。 反町からしてみれば、自身の必殺シュートを高い確率で跳ね返す時点で若島津のセーブに文句は無かったのだが、 当然若島津からしてはその程度で満足は出来ない。
[177]森末(仮):2015/01/27(火) 01:54:07 ID:??? 若島津「(反町のシュートを軽く跳ね返せんで、シュナイダーのシュートを止められるものか! くそっ!)」 若島津の信じるものは力である。 暴力にしろ権力にしろ、人は力には到底抗えない。 それがわかっているからこそ、若島津は更なる力を得ようと必死にもがいていた。 幼い頃から空手道場で育ち、幾多の年上の者達と戦ってきた若島津にとって、 自身よりも圧倒的な力を持つ敵が出てきても決して怯む事が無いというのは強みでもある。 今の自分がその力に抗えないなら、抗えるだけの力を得ればいい。 彼は力を得る事について、誰よりも貪欲だった。 若島津「(確かに根本的なセーブ力を上げる事は難しい。 現時点でも、精一杯努力してきた結果なんだ。 認めたくはないが、恐らくはここらが俺の限界と言えるだろう。 だが……)」 そして若島津にはもう一つの強みがあった。 若林には恵まれた才能とそれを生かせるだけのたくましい肉体があったに違いない。 しかし、若島津には自身の上を行く者を見ても折れないだけの精神的な強さと幼い頃から学んできた"空手技"があった。 純粋な力で負けるのならば、技で補えばいい。 技をも越えた純粋な強さ、それがパワーという言葉がある。 ならば、純粋な強さでなくとも――技を駆使する事でそれを上回る事も可能の筈。 若島津はその可能性に賭けたのである。 若島津「(そうだ! 技を駆使すればいいだけだ! 俺にはそれだけの技術がある!)」 反町「……よし、行くぞ若島津! それっ!」 バコッ! バシュウウウッ!
[178]森末(仮):2015/01/27(火) 01:55:45 ID:??? 手で浮きあげたボールを、そのまま蹴りつけ地面に叩きつけてゴールを狙う反町。 もう何度も繰り返してきたこの練習。 その最後の最後で、若島津健の努力は実を結ぼうとしていた。 若島津「(まずは純粋な跳躍力……! これについては問題ない、俺のジャンプ力は全日本の中でも高水準だ!)」 ボールが蹴られたのを見てから、若島津は跳んだ。ボールに向かってではなく、垂直に。 若島津「(そして軌道予測と体勢の修正だ! 目に見えない程に速いボール……しかし、それは確かに存在をしている! 見えない筈はないんだ! 目を凝らせ!)」 ゴールバーに足をかけながら、若島津はボールを確認した。 これまでの練習の中で繰り返し訓練してきた事で、 彼の目には反町の放ったトクシックインパクトはまるでスローモーションのように見えた。 若島津「後はただ……強く蹴るのみッ!! キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!!!」 若島津はその足に渾身の力を込め、地面に向けて飛びかかった。 瞬間、長身の若島津の肉体は人間砲台とも言うべき勢いでボールへと向かっていく。 ギュバッ! バシィイイイイイッ!! 反町「うわっ!?」 そして、若島津は抱きかかえるようにしてボールをキャッチした。 ゴールバーを蹴った事で得たボールとは逆方向へ向かう力。 それを得た、決して小さな身体とは言えない若島津の体躯。 2つの力が合わさる事によって、完全に反町の放ったシュートは威力を殺されたのである。
[179]森末(仮):2015/01/27(火) 01:56:49 ID:??? 若島津「出来た……! 出来たぞ……!!」 それは本来、体勢を崩した際に間に合わない逆側へのシュートを止める為に編み出した技。 ゴールポストを蹴る事での反動を利用して、一気に逆側へと向かいボールを止めるだけの技である。 しかし、若島津はその反動――ポストを蹴る事によって生まれるただ跳躍しただけでは到底生み出せない強い推進力に注目したのである。 板野のマグナムボレー、シュナイダーのファイヤーショット。 いずれも自身がただセービングに向かうだけでは、そのシュートの勢いによって弾き飛ばされていた。 なら、ただ手を突き出すだけで駄目ならば、シュートの勢いに負けない程の推進力を得ればいい。 同程度の勢いが自身の身体に宿れば――後はボールと自身、どちらが重いかはだれでもわかる事である。 反町「マ、マジかよ……(本当に、あんな事が出来るなんて……)」 無論、これが神業レベルの技である事は言うまでもない。 ゴールバーまで高く跳躍するだけでも難しい上、更にはそのバーを蹴り、高速で迫るシュートにあえて立ち向かうのである。 若島津が体感するシュートの速度は、単純に考えても2倍であろう。 加えて、ボールに向かってとびかかるという事はゴールバーの高さを考えれば地面に向けて全力で突進するという事。 並大抵の覚悟、並大抵の実力、そして並大抵の信念では不可能である。 反町が茫然とする中、若島津は汚れたユニフォームを払いながら立ち上がり、小さく深呼吸をしてから――呟く。 若島津「これが俺の新必殺技――名付けて、『三角飛び・改』だ!」 反町「す、すごいぞ若島津!(いいなぁ、名前……俺と違って割と普通だ)」 若島津「(待っていろシュナイダー。 次に会う時、勝つのは俺だ!!)」 機械の身体では到底得られない、じくじくとした地面に激突した際の痛み。 それに心地よさすら感じながら、若島津は感慨深げに手の中のボールを見つめるのだった。 ※反町が「トクシックインパクト」「ポイゾナスタックル」を習得しました。 ※若島津が「三角飛び・改」を習得しました。
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0ch BBS 2007-01-24