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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
[260]森崎名無しさん:2015/01/29(木) 22:51:13 ID:??? あ、すまん。ひょっとしてBは地雷だったかもしれない 岬のこと全然聞いていなかったかもしれない
[261]森崎名無しさん:2015/01/29(木) 22:52:45 ID:??? 合宿で同部屋の松山と石崎が話していたから大丈夫では
[262]森崎名無しさん:2015/01/29(木) 22:53:57 ID:??? すまん、心配しすぎだった
[263]森崎名無しさん:2015/01/29(木) 23:01:24 ID:??? 君の話は聞いているよ なんでも相当稼いでるようだね?
[264]森崎名無しさん:2015/01/29(木) 23:02:18 ID:??? G ミサキーヌ!一緒に地獄の兄弟になろうよ! レッツ勧誘
[265]森末(仮):2015/01/29(木) 23:44:59 ID:??? >B.「君の話は聞いてるよ。 俺は板野、よろしくな!」 無難に挨拶しておこう ================================================================================ 岬「うん、よろしくね!」ニコッ 板野「(……笑ってる。 笑ってるんだけど、笑ってるのかなぁ? 怖いよー)」 板野が挨拶をすると、岬は実に爽やかな笑顔で応対をした。 一見すれば本当に"良い人"が挨拶に応えてくれたのだと思う所だが、板野としては複雑な心境である。 岬「(話を聞いてると、彼は中心人物みたいだし……何よりキャプテンのようだ。 仲良くしておかないとね。 僕としては松山か若島津がキャプテンの方がやりやすかったんだけどなぁ)」 言うまでもない事だが、板野の考える通り、岬は実に利己的な思いで板野の事を見ていたという。 その後、全日本メンバーは住友コーチ指導の下練習に精を出した。 いきなり練習に参加をした岬が、果たして大会までにチームになじみ連携を上手く出来るのかという懸念もあったが、 彼は持ち前の技術と他者を観察する眼でよく周囲に合わせ、溶け込んでゆく。 見上「ふむ、これならばスタメンとして使っても問題は無さそうだな」 三杉「MFは松山を除けばどんぐりの背比べでしたからね。 それに比べれば岬くんは頭一つ抜けている」 見上「(問題は練習で動けていても試合で同様の動きが出来るかどうかだな。 若林はGKだからまだいいとしても、フィールダーともなればそうはいかん……初戦のアルゼンチン戦は考えねばならんか) ところで三杉くん、改めてベストメンバーは考えてきてくれたかね?」 三杉「ええ……かなり迷いましたが、一応」 練習風景を見ながら、大会に向けての対策を練っていく見上と三杉。 岬が加入をした事で貧弱な中盤は大いに改善をされたと言ってよかったが、それでもまだまだ悩みは尽きない。
[266]森末(仮):2015/01/29(木) 23:46:20 ID:??? 前夜に予め現段階でのベストメンバーを決めてくるように言われた三杉は、 ポケットに入れていたメモを見上へと渡してから私見を述べ始めた。 −J−F− J政夫 F和夫 −−H−− H板野 −−−−− G−I−E G小池 I松山 E岬 −−−−− D−B−C D早田 B中山 C中里 −−A−− A次籐 −−@−− @若島津 三杉「DFはすんなり決める事が出来ました。 突出した実力者が4人固まっていましたからね」 見上「うむ。 そしてFWは立花兄弟と板野……MFは3人で、小池を入れたか」 三杉「板野の相方を誰にするかは難しかったですが、やはり実力的には立花兄弟が1番かと。 フォーメーション次第では、新田などを入れてもいいかもしれませんが。 MFについては松山、岬くんとで固定されていますから後1人を誰にするだけかの問題でした」 見上「(そこで小池か。 ……まあ、左SHをやらせるとなったら奴か沢田かの二択だろうからな)」 三杉「(この合宿で思った以上には伸びなかったんだけど、大会で急成長する可能性もあるからな……)」 FWについてもMFについても、見上から見てみて違和感と呼べるものはなかった。 強いて言うならば小池の起用くらいなものだが、実際MF陣は五十歩百歩である為に誰が宛がわれても難しいと言った所だろう。 見上が注目をしたのは、GKである。 見上「若島津、か……」 三杉「ええ……正直、かなり迷いました。 ですが、若林よりは若島津の方が起用の価値があるかと」 見上「理由を聞かせてもらおうか」 三杉「あれを見てください」
[267]森末(仮):2015/01/29(木) 23:47:28 ID:??? 若林と若島津。 西ドイツで修行をした天才キーパーと、国内最強の称号を得たキーパー。 彼らの内どちらを正GKとして起用するかはメンバー達の中でも両論が出る程の議題であったのだが、 三杉は若島津を起用した方がよいと判断をした。 理由を問う見上に対して、三杉はゴール前で練習をする若島津に視線を向けるよう促す。 バッ ガギィィンッ! バシュウウウウウウウウウウウウウッ!! 若島津「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!」 バチィッ!! 政夫「うっ……」 和夫「お、俺達のデルタツインがキャッチされただって?」 そこではポストを蹴って飛んだ反動で高く飛びながら放つツインシュート――デルタツインを相手に、 自身も同じくゴールバーを蹴って飛びあがりながら強引にボールをキャッチする若島津の姿があった。 三杉「今までの若島津には浴びせ蹴りでの競り合いくらいでしか若林に勝る部分は無かったと言えます。 ですが、あのセービング――三角飛び・改は若林のセービングを上回っている。 競り合い、セービングと一歩抜き出た事があるのならば彼を起用するのがいいと判断しました」 見上「確かにな……だが、あれもかなりの体力を消耗するようだが」 三杉「仰る通りです。 ……ですから、先ほどのメモには立花兄弟と若島津の同時期用をしていましたが、 状況によっては若林を使う事も考えた方がいいかもしれません。 酷いケースなら、彼ら3人だけで交代枠を全て使う計算になってしまうかもしれませんからね」 見上「万一の負傷などを考えても、交代枠を全て使うというのは出来る限りやめておきたい所だからな」 こうして見上達が見守る中、全日本メンバーは大会が始まるまで、基礎的な練習を繰り返した。 ハンブルグとの闘い、そこで知った世界の壁、その差を埋めるべく各々が考えて行った修練。 それらはやがて実を結び、彼らに世界と戦うだけの力を与えるのであった。 ※全日本メンバーの全能力が+3されました。
[268]森末(仮):2015/01/29(木) 23:48:29 ID:??? しかし、それだけで満足する者はいなかった。 板野である。 板野「若島津……いきなりめちゃめちゃ強くなってたな……あれじゃ、マグナムシュートじゃアッサリ取られる」 今日の全体練習で見た、若島津の新セービング――三角飛び・改。 若島津は立花兄弟のデルタツインだけでは飽き足らず、松山の北国シュートに新田のジャンピング隼ボレー。 その他の全日本の必殺シュートと言える必殺シュートを、問答無用で止めていた。 それらの光景を見ただけで、板野にはわかった。 今の若島津には、自分のマグナムシュートすらも通用をしないと。 板野「その為にも、早く新必殺技を俺も開発しないと……!」 若島津の新たな力を見ていよいよ焦りを抱いた板野は、この日も夜間になって特訓に精を出していた。 既にある程度新必殺シュートの片鱗は見えてきており、しかし後一歩が足りない。 マグナムシュートに"ノビ"というアクセントをつける事は出来たのだが、 そこから更にHOP−UPさせる事に板野は苦心をしていたのだ。 板野「とにかく練習、練習だ! もう一発!」 それでも板野は諦めず、練習を繰り返した。 全ては全日本優勝の為、まだ見ぬ強敵たちからゴールネットを揺らす為である。 そして、もう何度目か数えるのもウンザリする程のシュートを放とうとするのだが……。 森末「おーい、板野〜」 板野「ふぇっ!?」 グギッ! 瞬間、不意に物陰から飛び出してきた森末に声をかけられ大いに動揺をしてしまう板野。 体勢を崩し、シュートフォームも崩れ、足は軽く地面を擦ってしまいその反動で板野は思わず痛みを感じてしまうのだが、 一度振り下ろした足はそのままボールを捉えて思い切りよく放たれる。
[269]森末(仮):2015/01/29(木) 23:50:08 ID:??? バギュッ……バシュウウウウウウウウウウウウウウウウッ! ブオオオオオオオンッ!! 板野「たたた……あれっ!?」 森末「……ワオ」 そして、信じられない事が起きた。 明らかに不自然な形から放たれたとしか思えないシュートは、確かに威力自体はマグナムシュートに数段劣るものだった。 体勢を崩している中でいつも通りの力が発揮できる筈が無い為、それは必然と言えるだろう。 だが、それと同時に――シュートはある一定の距離を進んだ後、突如浮き上がったのである。 それは正しく板野が目指していたHOP−UPの軌道であり、今までのシュートでは決して為しえなかった動きであった。 板野「ま、まさか……これって……」 その動きを見た瞬間、板野はピンと閃いた。 自身が先ほどのシュートを打った状況、それからの動き。 それらはかつて板野が見知っていた特定のシュートに酷似していたのだ。 森末「ど、どうしたんだい板野?」 板野「森末、ちょっとごめんね。 試したい事があるんだ。 (あまり強くし過ぎると怪我の恐れもあるしシュートの威力も殺される。 深くならないように……)」 ブオンッ! チィイイイイッ!! 困惑する森末を尻目に、板野は再びボールを足元に置くとシュートフォームを取り、その右足を大きく振り下ろした。 先ほどとは違い、ダルビッシュに教わった通りの理想的なシュートフォーム。 先ほどと同様なのは――その足が、軽く地面を擦った事である。 板野「いっ……けええええええええええええええっ!!」 バギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
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0ch BBS 2007-01-24