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【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
[267]森末(仮):2015/01/29(木) 23:47:28 ID:??? 若林と若島津。 西ドイツで修行をした天才キーパーと、国内最強の称号を得たキーパー。 彼らの内どちらを正GKとして起用するかはメンバー達の中でも両論が出る程の議題であったのだが、 三杉は若島津を起用した方がよいと判断をした。 理由を問う見上に対して、三杉はゴール前で練習をする若島津に視線を向けるよう促す。 バッ ガギィィンッ! バシュウウウウウウウウウウウウウッ!! 若島津「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!」 バチィッ!! 政夫「うっ……」 和夫「お、俺達のデルタツインがキャッチされただって?」 そこではポストを蹴って飛んだ反動で高く飛びながら放つツインシュート――デルタツインを相手に、 自身も同じくゴールバーを蹴って飛びあがりながら強引にボールをキャッチする若島津の姿があった。 三杉「今までの若島津には浴びせ蹴りでの競り合いくらいでしか若林に勝る部分は無かったと言えます。 ですが、あのセービング――三角飛び・改は若林のセービングを上回っている。 競り合い、セービングと一歩抜き出た事があるのならば彼を起用するのがいいと判断しました」 見上「確かにな……だが、あれもかなりの体力を消耗するようだが」 三杉「仰る通りです。 ……ですから、先ほどのメモには立花兄弟と若島津の同時期用をしていましたが、 状況によっては若林を使う事も考えた方がいいかもしれません。 酷いケースなら、彼ら3人だけで交代枠を全て使う計算になってしまうかもしれませんからね」 見上「万一の負傷などを考えても、交代枠を全て使うというのは出来る限りやめておきたい所だからな」 こうして見上達が見守る中、全日本メンバーは大会が始まるまで、基礎的な練習を繰り返した。 ハンブルグとの闘い、そこで知った世界の壁、その差を埋めるべく各々が考えて行った修練。 それらはやがて実を結び、彼らに世界と戦うだけの力を与えるのであった。 ※全日本メンバーの全能力が+3されました。
[268]森末(仮):2015/01/29(木) 23:48:29 ID:??? しかし、それだけで満足する者はいなかった。 板野である。 板野「若島津……いきなりめちゃめちゃ強くなってたな……あれじゃ、マグナムシュートじゃアッサリ取られる」 今日の全体練習で見た、若島津の新セービング――三角飛び・改。 若島津は立花兄弟のデルタツインだけでは飽き足らず、松山の北国シュートに新田のジャンピング隼ボレー。 その他の全日本の必殺シュートと言える必殺シュートを、問答無用で止めていた。 それらの光景を見ただけで、板野にはわかった。 今の若島津には、自分のマグナムシュートすらも通用をしないと。 板野「その為にも、早く新必殺技を俺も開発しないと……!」 若島津の新たな力を見ていよいよ焦りを抱いた板野は、この日も夜間になって特訓に精を出していた。 既にある程度新必殺シュートの片鱗は見えてきており、しかし後一歩が足りない。 マグナムシュートに"ノビ"というアクセントをつける事は出来たのだが、 そこから更にHOP−UPさせる事に板野は苦心をしていたのだ。 板野「とにかく練習、練習だ! もう一発!」 それでも板野は諦めず、練習を繰り返した。 全ては全日本優勝の為、まだ見ぬ強敵たちからゴールネットを揺らす為である。 そして、もう何度目か数えるのもウンザリする程のシュートを放とうとするのだが……。 森末「おーい、板野〜」 板野「ふぇっ!?」 グギッ! 瞬間、不意に物陰から飛び出してきた森末に声をかけられ大いに動揺をしてしまう板野。 体勢を崩し、シュートフォームも崩れ、足は軽く地面を擦ってしまいその反動で板野は思わず痛みを感じてしまうのだが、 一度振り下ろした足はそのままボールを捉えて思い切りよく放たれる。
[269]森末(仮):2015/01/29(木) 23:50:08 ID:??? バギュッ……バシュウウウウウウウウウウウウウウウウッ! ブオオオオオオオンッ!! 板野「たたた……あれっ!?」 森末「……ワオ」 そして、信じられない事が起きた。 明らかに不自然な形から放たれたとしか思えないシュートは、確かに威力自体はマグナムシュートに数段劣るものだった。 体勢を崩している中でいつも通りの力が発揮できる筈が無い為、それは必然と言えるだろう。 だが、それと同時に――シュートはある一定の距離を進んだ後、突如浮き上がったのである。 それは正しく板野が目指していたHOP−UPの軌道であり、今までのシュートでは決して為しえなかった動きであった。 板野「ま、まさか……これって……」 その動きを見た瞬間、板野はピンと閃いた。 自身が先ほどのシュートを打った状況、それからの動き。 それらはかつて板野が見知っていた特定のシュートに酷似していたのだ。 森末「ど、どうしたんだい板野?」 板野「森末、ちょっとごめんね。 試したい事があるんだ。 (あまり強くし過ぎると怪我の恐れもあるしシュートの威力も殺される。 深くならないように……)」 ブオンッ! チィイイイイッ!! 困惑する森末を尻目に、板野は再びボールを足元に置くとシュートフォームを取り、その右足を大きく振り下ろした。 先ほどとは違い、ダルビッシュに教わった通りの理想的なシュートフォーム。 先ほどと同様なのは――その足が、軽く地面を擦った事である。 板野「いっ……けええええええええええええええっ!!」 バギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
[270]森末(仮):2015/01/29(木) 23:51:41 ID:??? これまでに培ってきたボールに"ノビ"を伝わらせる技術を駆使し、放たれたボール。 深くではなく、軽く擦っただけの為に最後までボールを蹴りぬけた為にそのシュートはマグナムシュート並――。 否、"ノビ"も加わっている為にいつも以上の速度と威力で突き進み……。 ギュバアアアッ!! バゴォンッ!! やがて板野の読み通り、"HOP−UP"をして木に激突をするのだった。 板野「で、出来た……! ついに新必殺シュート――"バーストマグナム"完成だ!」 それを見た瞬間、板野は疲れていた体を大きく飛び跳ねさせて喜びを表現した。 彼が考えていたもの――それは本来ならばこの世界にはおらず、 しかし何故か存在し……現在は森末と板野の家にて"抜け殻"のような状態となっている日向が会得をした技。 地面を蹴る事による反動によって浮き上がらせる性能を持った、"雷獣シュート"であった。 無論、板野とてそれを安易に出来るとは思っていなかったし、やろうとも思わなかった。 彼は自身の足腰の強さにはそれなりの自信を持っていたが、 それでも地面を蹴る事で怪我をする恐れなどがあるとも考えていたのである。 だが、森末が飛び出してきて"運良く"軽く地面を擦ってボールを打ったとしても、 そのキック力自体が高ければ実戦で使っても問題が無いレベルで球が浮き上がる事を発見したのだ。 実際の"雷獣シュート"に比較をすれば、恐らく威力もノビもHOP−UPも落ちるのだろうが、 マグナムシュートの改良という目的は達成したといっても過言ではないだろう。
[271]森末(仮):2015/01/29(木) 23:53:09 ID:??? 森末「おめでとう板野。 本当にあんなに浮き上がるシュートを習得出来たんだね。 たまげたなぁ……」 板野「森末のお陰だよ! ありがとう、森末!」 しばらくそうして喜んでいた板野であったが、やがて森末が祝福をしてくると、 トコトコと歩いてきた森末を持ち上げて感謝の言葉を述べる。 偶然とはいえ、森末が話しかけた事で板野の集中が切れ、バランスを崩した事で完成をしたシュートである。 板野が感謝をすると森末は照れくさそうにしながらも、コホンと咳払いをしてから地面に飛び降り、 改めて板野へと向き直ると手を上げてその口を開いた。 森末「いよいよ国際大会も始まるけど、準備はいいかい?」 板野「なんとか新シュートも完成したしね! ドンと来いだよ!」 森末「うん、その意気だ。 翼も森崎も日向もいない。 ……いやまあ、日向はいるけど、いない全日本。 イタリアも強化されているというのに、それだけの強い気持ちが持てるのは君の長所だね」 板野「もう負けたくないからね。 誰が相手でも関係ないさ」 森末「そこで僕も君の手助けになるかと思って、ちょっとアイテムを持ってきたんだ。 受け取って貰えるかい?」 ここまで管理者でありながら、イタリアの強化やアルゼンチンの弱体化などなど、 思っていた以上に変化をし始めている世界に困惑し板野に迷惑をかけていると感じていた森末。 彼はせめてもの板野の助けになればと思い、何やら板野にとって役立つアイテムを持ってきたのだという。 板野「え、何をくれるの!?」 森末「君はストライカーにしてはちょっとガッツが心配だろう? マグナムシュートを覚えたくらいなら丁度よかったけど、これからは多分300消費をガンガン使っていく事になる。 それで現状のままだと厳しいと思ってね。 こいつを持ってきた」 言いながら森末が取り出したのは、透明な瓶に入った無色の液体。 森末の話によると、これを飲めば体力がつき今までよりも疲れにくくなるというのだが……。
[272]森末(仮):2015/01/29(木) 23:54:14 ID:??? 板野「え、なんか苦そうだなぁ……何のラベルも貼ってないっていうのも怪しいし……」 森末「大丈夫大丈夫、へーきへーき、へーきだから。 ほら、ぐびっと飲んで」 板野「もがもが」 少しためらう板野に、森末は強引にその液体を飲ませた。 先着1名様で、 ★森末の栄養ドリンク→(!dice + !dice)=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 出た数値×10、板野の最大ガッツが上昇します。 ※板野が「バーストマグナム」を習得しました!
[273]森崎名無しさん:2015/01/29(木) 23:54:35 ID:??? ★森末の栄養ドリンク→( 5 + 5 )=★
[274]森崎名無しさん:2015/01/29(木) 23:54:50 ID:??? グッド!
[275]森崎名無しさん:2015/01/29(木) 23:54:52 ID:??? ★森末の栄養ドリンク→( 2 + 4 )=★ バリアン式ダイスロール
[276]森崎名無しさん:2015/01/30(金) 00:00:27 ID:??? 超イタノじゃないのか
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0ch BBS 2007-01-24