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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
[250]森崎名無しさん:2015/02/14(土) 02:00:22 ID:??? 北国オーバーで順当に高シュート+6で威力65じゃないかな
[251]森崎名無しさん:2015/02/14(土) 15:43:01 ID:??? 後は新田のフラグ回収とか板野のハットトリックとかが狙い目かな。
[252]森崎名無しさん:2015/02/14(土) 15:44:42 ID:??? GKがあれだからフラグ回収は最低一度くらいは挑戦したいところ
[253]森崎名無しさん:2015/02/14(土) 17:00:16 ID:??? 新田がフラグ回収してダイジェスト 三杉がDFに入って小池が中盤に入り ダイジェストて板野がハットトリック、小池がシュート覚醒なんかしたら最高
[254]森崎名無しさん:2015/02/14(土) 18:56:49 ID:??? こうなるとバーストマグナムと松山のシュートはイタリア戦のために秘密兵器として温存したくなる となるとこの試合撃たせても平気そうなのは……新田か!
[255]森末(仮):2015/02/14(土) 23:33:08 ID:??? >★板野→マグナムボレー 67 ( ハート9 )( 2 + 5 )=74★ >★ディアス→前転クリア 65 ( ダイヤ9 )( 5 + 1 )+(人数差補正+1)=72 *吹っ飛び* > ガレヤ→ブロック 53 ( スペード8 )( 2 + 3 )+(人数差補正+1)=59★ *吹っ飛び* >★ガルトーニ→パンチング 59 ( ダイヤ4 )( 2 + 1 )=62★ *吹っ飛び* >≧2→板野のマグナムボレーがアルゼンチンゴールに突き刺さる! ======================================================================================= アルゼンチンの至宝、ファン=ディアスは天才だった。 しかも、並大抵の天才ではない。 黄金世代と呼ばれる年代の中でも、数多く存在する天才の中で、彼は随一の実力を持つ天才だった。 優れた一対一での技量に、小柄ながらも鍛え抜かれたフィジカル。 何よりもサッカーの神様から愛されたと言わざるを得ない程のセンスと、それを最大限駆使したドリブル。 100人中100人が見れば、誰もが彼を天才と称するのは間違いなく、 そして、ディアスもそれを認めただろう。 ディアス「(そうだ! 俺は天才! 天才ファン=ディアスだ!!)」 前転し、その勢いをそのままにクリアーに向かったディアスは、強く心の中で自身を鼓舞しながら板野に挑みかかった。 彼は天才だった。疑いようもない天才だった。負けるはずが無かった。 ディアス「俺は天才! アルゼンチンの至宝! ファン=ディアスなんだァァアアアアアアアアアアアアッ!!!!」 バギィィィ――!! 吼える。 瞬間、板野とディアスの足の狭間で、ボールがひしゃげた。 ディアスの英雄としての誇りと、板野のストライカーとしての矜持。 チームのキャプテン同士、天才と異邦者との鍔迫り合いの最中――ディアスは歯を食いしばりながら、 このチームが苦境に陥った原因と言える事件の事を思い返していた。
[256]森末(仮):2015/02/14(土) 23:34:48 ID:??? ……… …… … 元来、アルゼンチンJrユースというのは超攻撃的なサッカーが売りのチームであった。 天才・ファン=ディアスをはじめとして、その相棒であるアラン=パスカル。 彼らの実力こそが、アルゼンチン国内では随一であると評されていた。 だが、その一方でディアスに対する程の実力者もいると密かに噂されてもいた。 マリオ=バティン、クラウディオ=カージャレ。 ディアスとパスカルが幼い頃から共に過ごしてきた相棒のように、 彼らもまた幼い頃から苦楽を分かち合ってきた相棒である。 ディアスとパスカルがアルゼンチンのゴールデンコンビならば、バティンとカージャレはシルバーコンビ。 そう言われる程には、彼らは好対照なライバルといった関係であった。 そんな彼らはクラブチームの傘下で何度も対戦をしてきたが、このたび国際大会が開かれるとあり、 アルゼンチンJrユースという同じチームで共闘をする事となる。 互いにライバル心のようなものを燃やし合っていた2人であったが、相手が同じチームに所属をするとなれば、これほどに心強い事はない。 この4人に加えて国内で唯一守備が期待できるDF、ガブルエル=ガルバンを更に招集したアルゼンチンJrユースは、 前線にバティンとカージャレ。中盤にディアスとパスカル。そして最終ラインにガルバンを擁した、 大会開催前ならば間違いなく優勝候補と言われる程の実力者で集まった強豪国だったと言っていいだろう。 しかし、そんなチームは――とある事件から崩壊をする事となる。
[257]森末(仮):2015/02/14(土) 23:35:58 ID:??? マリオ=バティン。 彼はディアスと同様、スラム街で生まれ育った少年であった。 爆発的なキック力とディアスには流石に劣るものの持ち前のサッカーセンス。 何よりも幼い頃から共に過ごしてきたカージャレと繰り出されるコンビプレイは、 国内でもNo.1のストライカーとの評価を得られる程のものだった。 先にも持ちだしたように、一部からはディアスとも同等の実力があるのではないかと噂される程である。 そんな彼がディアスと決定的に違う事は、彼が人並み外れた『熱血漢』にして『正義漢』だったという事だろう。 究極的なまでに現実主義であるディアスとは対照的に、バティンは曲がった事を許せない男だった。 全日本の中で言うならば、松山や板野に近いタイプの男である。 だが、彼が生まれ育ったのは治安のいい日本ではなく、アルゼンチンの――しかもスラム街。 そこで彼がもめごと、争いごとというものに巻き込み、巻き込まれたのは必然だった。 曲がった事が許せない彼は、理不尽な暴力には時として暴力で抗い、 常に己が正しいと思う心で虐げられる者達を助けてきた。 それをそれと見過ごす、賢かったディアスとは正反対の対応をして。 バティンにとって幸運だったのは、持ち前の強靭なフィジカルのお陰で喧嘩でも正に無双の実力を見せていた事。 これにより、彼はこれまで多少の怪我こそあれど大けがをする事はなく、 サッカーをする事に不自由というものはなかった。 だが、例えバティンが無事だったからといっても――それ以外の者達が、被害を受けないという事にはならなかった。
[258]森末(仮):2015/02/14(土) 23:37:09 ID:??? それはアルゼンチンJrユースの合宿中に起こった。 ズサッ ボロッ…… バルバス「む、な、なに!?」 ディアス「ど、どうしたんだお前たち!?」 ある日、いつものように練習をしようとフィールドに現れたディアス達。 彼らが目にしたものは血に塗れ、顔を腫らし、地面に這い、うめき声を上げるパスカル、ガルバン、カージャレの姿。 バティン「早く……早くみんなを治療してくれえええええええええっ!!」 そして、彼らのすぐ横で――やはり血を流しながらも、懸命に彼らを支え助けを乞うバティンの姿であった。 急いで救護班を呼び、倒れる者達を病院へと搬送しながら……監督であるディエゴ=バルバスは、 事情を知りパスカル達に比べれば軽傷だったバティンに何があったのかを聞く。 すると、驚くべき答えがバティンの口から返ってきた。 スラム街で正義を遂行し、悪を駆逐してきたバティンは――当然ながら、多くの者から尊敬と感謝を抱かれながらも、 それと同程度……否、或いはそれ以上の悪意を抱かれていた。 そんなバティンに対し、この時、ついにその悪意が注がれたのだという。 バティンに恨みを抱く者達は、しかしバティンに真っ向から喧嘩を吹っかけても勝つ事は不可能と考え、策を弄した。 即ち、バティンに近しい者――カージャレを人質に取り、バティンに復讐をしようとしたのである。 合宿中にカージャレを人質に取られ、焦ったバティンは即座にカージャレの救出に向かおうとした。 だが、ここで待ったをかけたのが――不幸にもこのカージャレの件にいち早く気づいてしまったパスカルとガルバンの2人である。
[259]森末(仮):2015/02/14(土) 23:38:37 ID:??? 彼らはバティンが単独で救助に向かうと言うやいなや、すぐさま自分たちもついていく事を志願した。 バティンはアルゼンチンJrユースのエースストライカーであり、カージャレもその大事なサポート役。 何よりも熱血漢にして正義漢であるバティンに対してはチーム内でも一定の好感が抱かれており、 そんな彼を1人で危険な目に合わせる訳にはいかないという思いが彼らにあったのである。 また、パスカルとしては――自分よりもディアスにより近い実力者であるバティンがいなくなっては、 ディアスに対して申し訳が立たないという思いもあった。 ともかく、これを断りきれなかったバティンは彼らをつれてカージャレを救出に向かった。 これが、軽率だった。 今までのバティンの行いに対し、恨みを抱いている者達の数は尋常ではなかった。 荒事に慣れていたバティン、スラム街で育ったパスカルですら、今まで相手をした事がない程の人数が彼らを待ち受けていたのだ。 その上で、バティン達はカージャレという人質を取られている。 そうなればどうなるか――答えは、今のスタンドにいるバティン達の姿が物語っている。 パスカルとガルバンは、大会には当然間に合わない程の大怪我。 人質に取られていたカージャレは、とばっちりを食らい再起不能とも言える程の負傷を負い……。 唯一、まだ怪我はマシだったバティンも――このような事件を起こしては、チームにいられる筈もない。 結果、主力とされていたアルゼンチンの選手4名は合宿で姿を消す。 こうして、アルゼンチンJrユースは崩壊をした。 中心人物であるファン=ディアスだけを残して。 … …… ………
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0ch BBS 2007-01-24