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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
[357]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/30(木) 23:51:21 ID:??? ――と、言った所で今日の更新はここまでです。 明日は守矢の残りイベントをこなした後、出来れば次のイベントに入っていきたいです。 ここから暫く、NPCパートが増える事になると思いますが、ご容赦ください。 それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
[358]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/30(木) 23:55:44 ID:??? すみません、コメント頂いていたので返信します(汗) >>350 ノンフィクションだったらちょっときついですね(笑) >>352-353 どちらも言えますが、どちらかと言えば、鈴仙が変えたというよりは早苗さんが自分で気づいた感じの方が強いかもですね。 それでは、今度こそお疲れ様でした。
[359]森崎名無しさん:2015/05/01(金) 00:29:40 ID:??? >鉄製のガラクタを両手に抱えて奔走する華扇 華扇クス「弟子があああ!私の弟子そのものがあああ!!」乙ロット!
[360]森崎名無しさん:2015/05/01(金) 01:11:43 ID:??? 華扇さんやっぱり弟子には優しい、若島津君もいい師匠に巡り会えたものだ 今回早苗さんと仲よくなれて 鈴仙ちゃんがウキウキ気分でマスター、アリスさん、早苗さん、秋姉妹、星、妖夢さん、さとりさん、 お燐、もこけーねさんとかを お茶会に招いて、ドジ踏んでドタバタして、やっぱり相変わらずだなあと笑われ その横で佳歩ちゃんやウサギC、Dちゃんが混ぜてほしそうにして 少女達の集まりにも関わらず、矢車さんが「誘われなかった……どうせ俺なんて」とか言ってさとりさんか呆れる そんな光景を想像してしまった 乙なのです!
[361]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/02(土) 00:52:41 ID:??? こんばんは、今日は帰りが遅くなってしまいまして、 次のイベントも長くなりそうな事から、更新は明日にしたいと思います。 コメントだけ返信させて頂きます。 >>359 乙ロットありがとうございます。若島津はまだ生きています。 >>360 乙ありがとうございます。 中々そんな展開にはならなさそうですが、最後には上手くいくと思います。 皆さま、また明日よろしくお願いいたします。
[362]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/03(日) 02:30:26 ID:??? ――そして、ここから先は鈴仙もあずかり知らぬ話ではあるが。 早苗のこうした心変わりにより、守矢みらくるず陣営も僅かながらに戸惑いを見せていた。 〜守矢みらくるず・控室〜 早苗「すみませんっ、遅くなりまして」 神奈子「(…………)――何、私達に気兼ねする必要は無いさ」 笑顔でロッカールームに戻って来た早苗を、 既に帰り支度を済ませていた神奈子は複雑な表情で向かえる。 その表情の理由を正確に知っているのは、今回の大会に向けての計画を共に練っていた諏訪子だけだった。 諏訪子「(なんか……話と違うような気がするんだけど)」 本来の計画通りでは、早苗はこの時地獄に落ちた罪人の如く、絶望にまみれた表情である筈だった。 しかし、今眼前に居る早苗は確かに残念そうな様子は見せているものの、彼女本来の素朴な爽やかさが残っている。 諏訪子「(……今回の大会。私達守矢神社は信仰を勝ち得るために様々な手段を取って来た。 借金してまでこの大スタジアムを建設したり、必要に応じて審判を買収したり、 ヒューガーと裏で手を結んで、コピーロボットの技術を手に入れたり)」 三杉やフライハイト、ザガロやレンセンブリンクや沢木の気質をコピーした人形は、 試合終了のホイッスルと同時にその動きを完全に止めていた。 一体だけ所在が掴めない人形があったが……恐らく、鈴仙のシュートを前に文字通り蒸発してしまったのだろう。 兎も角、大会の決勝トーナメント第1回戦で彼女達が敗北した結果は覆せない。 そして、その結果はこれまでに掛けて来たコストと比べると、明らかに赤字商売――大失敗であると言わざるを得ないだろう。
[363]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/03(日) 02:31:39 ID:??? ピエール「(――しかし。これで彼女達の計画は終わりじゃない。守矢の神々は敗北に備えて、様々な保険を講じている)」 しかし。人形が動きを停止し、若島津の全身が粉々の金属片となってしまった事により、 唯一の部外者となったピエールは知っていた。彼女達の計画の一端を。 ピエール「(……彼女達は生き残りを掛けて、様々な勢力に恩を売っている。 八雲紫を中心とする、幻想郷の秩序を守りたい保守勢力には、献金と全幻想郷代表へのバックアップを。 豊聡耳神子を中心とする、漁夫の利を得たいハイエナ共には、山での工作活動の便宜を。そして――)」 早苗「あの」 ピエールがかつて漏れ聞いた、守矢の計画の全容を思い出し切るよりも早く、 早苗がしずしずと手を挙げて神奈子を呼び掛けた。神奈子は静かに頷いて早苗の言葉を促す。 早苗「……今回の試合。いえ、今回の大会。私はやっぱり、自分の力不足を本当に実感しました!」 元気にペコリと90度のお辞儀をしてみせる早苗だったが、 試合当初から抱き続けて来た、そして実際に永琳や中山、鈴仙達と相対して感じた、 自身の至らなさについて、完全に忘れて振り切った訳では無かった。 沈黙の中、早苗は続ける。 早苗「神奈子様や諏訪子様は大丈夫、って仰って下さるのかもしれません。 ですが……やっぱり私は、私自身がどーしても許せません!」 諏訪子「(……あれ?)」 神奈子「(…………)――そうか。ならば早苗は、どうしたい?」 早苗「は、はい。実は……ちょっと思っていたのがあって。 昔の鈴仙さんやら妖夢さんやらがやってたみたいな、武者修行をしてみたいなぁ……って」 神奈子「――ふむふむ。武者修行、ねぇ……」
[364]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/03(日) 02:34:27 ID:??? 早苗の話を主に聞く神奈子は、早苗の申し出に驚いた風を装って、真剣に考え込む振りをしている。 そして、こっそりと諏訪子の方向を向いて彼女は口の動きだけで「計画通り」と告げる。 そんな気取った神奈子の得意げな表情を見た諏訪子は、「ホントかなぁ……」と思いながらも。 諏訪子「(――でも、確かに。早苗は私らが思ったよりは前向きだけど。話的には当初の計画通りに行ってる……?)」 神奈子と諏訪子が考えた計画とは、要するにこうだった。 今大会における守矢神社の至上の目標は、少しでも多くの信仰――神々にとっての糧である――を獲得する事。 しかし、博麗連合を始め、様々な強豪チームの前では、手を尽くしても目標を果たせない可能性が出て来る。 そこで、神奈子達が考えたのは先にピエールが述べた通り。 すなわち、自分達が負けた時でも、幻想郷を取り巻く強大な勢力に恩を売っておくという方法だった。 そしてその中で、日向小次郎が中心に立つ『プロジェクト・カウンターハクレイ』への恩売りの内容と言うのが、 守矢が誇る努力家かつ才能あるトップ下・東風谷早苗のメンバーへの推薦だった。 信仰の為には、必ずしも、自分達が一番である必要は無い。 歴史を見ても宗教勢力は、その時代時代の君主に従い庇護される事で、一定の地位を保ち続けていた例が多い。 自身の勝利では無く、生き残りを優先的に考えていた点は守矢が他の勢力と異なる部分だった。 (その割には、スタジアム建設や審判買収など強気に攻めた所もあるが、これは神奈子の趣味だった) 神奈子「(……とは言え、私から堂々と早苗を差し出す旨を発言しちゃあいけない。 守矢神社は体面上、同居人の天狗達と同じく、根強い幻想郷保守勢力の一員なんだからね。 だから、公然と恩を売る為には、【早苗が自分の意志で、勝手に『プロジェクト・カウンターハクレイ』に入った】 ……という建前がどうしても欲しかった。 ――何だかちょっと紆余曲折があったみたいだけど。 こうして、自分から放逐を望むという事は。結果的には、上手く行ったみたいね)」 諏訪子「(ホントは絶望に打ち震えた早苗が、どっかの半人前みたく試合後に逃げ出して、 そこを『運良く』通りかかった謎のスカウトウーマンが勧誘を……って筋書きだったけどね)」
[365]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/03(日) 02:35:45 ID:??? 早苗と同じかつ早苗以上に優秀なトップ下を呼び出したのも、わざと早苗に聞かせる風に藍に賄賂を持ちかけたのも、 落ち込む早苗に見て見ぬ振りを決め込んで、彼女の劣等感を強めたのも。 全てが策略の上での行動だった。全ては、早苗が自らの意志でチームを離れさせる為。 神奈子は勿体ぶった風に、武者修行をしたいと言い出した早苗にこう告げる。 神奈子「武者修行も、いつかはさせてあげたいよ。 でもね、早苗にはまだ全幻想郷選抜のメンバーとして選ばれる可能性があるでしょう? だったら、私としてはそう簡単に可愛い子を外に出す訳にはいかないね。もっとも……」 諏訪子「(『――諏訪子だったら、良いチームを知ってるかもしれないよ……』――って顔だね。 ホントに神奈子ったら、メンドイ事とか裏的な事とか、ぜーんぶ私に振って来るんだから……)」 神奈子は立場として、早苗を(紫たちにとっての)敵に手渡す事を了承してはいけない。 そのため、一見しては彼女を宥めるような発言をする。 しかし、最後に言葉を濁しながら諏訪子を一瞥する事で、早苗に『自分の意志で』行動する機会を与えてもいた。 早苗はこの時、神々の厳しさと――その裏に少しだけ見せた寛大さに純粋に感謝しており、 早苗「はい! ありがとうございます! ……じゃなかった、すみません!」 と、社交的な建前に疎い彼女らしい、軽率ながら気持ちの良く伝わる明るいトーンで、 神奈子に再び90度の――もしかしたらそれ以上の――お辞儀をした。 全てが、和やかに解決するような気がしていた。 ピエール「(…………良いのか。本当に。確かに表面上はこれで平和裏に終わりそうでもある。 サナエは自分の意志通りに動く権利を得、カナコさん達は自分の手駒が予想通りの動きをしてくれる事となった。 だがしかし、それは嘘と建前で塗り固められた土台に築かれた平和だ。本当に、それで良いのか……)」 ――最終的に唯一残った部外者であるピエール。この彼の葛藤を別にすれば。
[366]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/03(日) 02:38:36 ID:??? ――と、言ったところで今日の更新はここまでにします。 明日は書ききれなかったピエールと早苗のイベントを挟みつつ、 妖怪の山VS紅魔にかかるイベントを書いて行こうと思います。 それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
[367]森崎名無しさん:2015/05/03(日) 10:44:00 ID:??? >一体だけ所在が掴めない人形があったが…… 新入りサポーターキター!乙ロット
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0ch BBS 2007-01-24