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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
[429]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/06(水) 17:54:42 ID:??? 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 12ゴール レミリア 11ゴール 鈴仙 8ゴール フランドール 7ゴール 勇儀 6ゴール 来生、射命丸 5ゴール 魔理沙、屠自古、星、諏訪子 4ゴール 森崎、神子 3ゴール 早苗、霊夢、反町、謎の向日葵仮面 2ゴール 神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空、佳歩 1ゴール 妹紅、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子、永琳 影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、岬 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 6アシスト パチュリー 5アシスト 霊夢 4アシスト てゐ、神子 3アシスト 早苗、ピエール、小町、小悪魔、マミゾウ 2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐、ウサギB 1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、アリス、レミリア、 衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ、永琳、妹紅
[430]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/06(水) 17:55:58 ID:??? ……と、言ったところで一旦ここまでです。 後半は妖怪の山FCのターン! ……に、なると思います(汗)
[431]森崎名無しさん:2015/05/06(水) 19:03:53 ID:??? これはむごい…さあ、助っ人の謎のキックホッパーの出番だ
[432]森崎名無しさん:2015/05/06(水) 19:34:34 ID:??? 破壊神あやや&レヴィン降臨か、魔王反町降臨しか勝ち目無さそうじゃね?
[433]森崎名無しさん:2015/05/06(水) 19:39:01 ID:??? にとり「もうだめだ、おしまいだぁ…!」
[434]森崎名無しさん:2015/05/06(水) 20:08:01 ID:??? これ試合終了じゃなくて前半終了なのか
[435]森崎名無しさん:2015/05/06(水) 20:47:52 ID:??? 組織から追放、ZECTから追放された影山がなんとなく思い浮かぶ
[436]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/06(水) 23:49:02 ID:??? −妖怪の山FC 控室− はたて「にとりの調子はどう……?」 雛「――取りあえず、医務室の酸素カプセルに入って貰ってるわ。 ひどく吹っ飛ばされてるけれど、目立った外傷は無かったから、後半には無傷で復帰できると思う」 穣子「ひどいシュートだよねー、もう。嫌になっちゃうよ!」 ――前半を0−5の圧倒的劣勢で折り返す事となった妖怪の山FC。 そのハーフタイム中の控室は凄惨たるものだった。 にとりを始めとする守備陣は、試合に支障が無いとはいえ、 レミリアやフランドールのシュートにより精神的に大きな痛手を負っており。 椛「強いですね。紅魔スカーレットムーンズ……」 はたて「うん。……正直、私の予想以上だった。8月の試合の時より、全体的にかなり実力が上がってた。 それも新シュートを引っ提げたレミリア・スカーレットや、 前後半通して動けるようになったパチュリー・ノーレッジだけじゃない。 メイド長に門番に小悪魔に、それこそメイド妖精まで含むような、全選手が強くなってた」 反町「(まるで、世界が違った。俺が強くなっても、やっぱり上は圧倒的過ぎた……!)」 また、はたてや椛や反町、雛や静葉と言ったFW・MF達も、 同じポジションの選手としての、レミリアやパチュリー、咲夜達の大きな力量差を実感していた。 打開策は、どこにも無いように思えた。
[437]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/06(水) 23:50:04 ID:??? はたて「(それにしても……)」 とりわけ。 はたて「(――文のヤツ。一体どこをほっつき歩いてんのよ……。もうすぐ、後半が始まっちゃうじゃない)」 ――妖怪の山のキャプテンにして、唯一この絶望的状況を打破してくれる存在が、 ハーフタイム直後から姿をくらましている事が、チームメイト達の士気をことさらに下げていた。 *** −妖怪の山スタジアム 廊下− 射命丸「…………」 射命丸は、紅魔スカーレットムーンズの控室前の廊下をうろうろと歩いていた。 ミニスカートの小さいポケットに手を突っ込んで、所在無げにさまよう姿は極秘取材を想起させる。 しかし、射命丸が考えていた事は違っていた。彼女のポケットの中には一包の薬品があった。 射命丸「(――この私が、通りすがった天邪鬼ごときの甘言に乗ってしまうなんて……!)」 チームメンバーに合わせる顔が無く、だからと言って全てを投げ出して逃げ出す勇気も無く。 ハーフタイムになると、射命丸は控室に入らず「外の空気を吸いたい」と、フィールド周辺をぶらついていた。 その時、彼女は人里でちょっとした騒ぎを起こしているらしい天邪鬼の少女と出会った。 彼女は妖怪の山の幹部連中以上に下卑た笑顔を湛え、射命丸にこう言ってのけた。 天邪鬼「へへへ。天狗サマとあろう者が『案外大したことない』とは、大変でしたなぁ〜。 これはお悔しい! 私はね、貴女のような有能な方がこうした辱めを受けるのが、本当に耐えられないんです! 貴女こそ、本来天狗社会の上に立つべき方! そう! 今こそ下剋上の時なのです!」 その少女は矢印をあしらったスカートをはためかせ、白いブラウスの胸についた青いリボンを揺らし、 あくまで当人なりに清楚さと可愛らしさを演出しているようだった。 ……そのあまりに邪悪な表情のせいで、騙される者はどこにも居ないようだったが。
[438]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/06(水) 23:51:38 ID:??? 射命丸「貴女は……知っています。レジスタンスを装い、各地で人妖問わず破壊工作を行っている天邪鬼。 鬼人正邪ですね。――だとしたら退きなさい、下衆が。 私は確かに案外大した事ないですが、貴様のような者の言う事を聞く程、落ちぶれてはいないわ」 正邪「まあまあ。こっちは何か命令をしようと思って、こう話しかけた訳ではありませんよ! ただね、有能過ぎるが故に上司に干されてるかわいそーな天狗様に、一つプレゼントを贈ろうとしただけです」 現に、射命丸にその悪名が轟いている事を看破された天邪鬼――鬼人正邪も、 射命丸を騙せなくて残念そうにしている様子では無かった。 現に、彼女はこれ以上交渉する気も無く、射命丸の手に無理やり錠剤を押し付けると、そのまま去っていったのである。 去り際に、素の乱暴で粗雑な口調で、その錠剤に関する説明を行いながら。 正邪「へへ。それはね、私が永遠亭ってトコからくすねて来た、一級品の下剤だよ。 本当は永遠亭の薬剤管理のずさんさについて、マスコミにチクろうと思って持ってたんだけど、それ使いなよ。 スカーレットムーンズの、あのケンジャケンジャ偉そうな、何故か下剤が似合うあのもやし女にでもさ! 魔法使いでも関係ない、きっと一発でトイレが恋しくなっちゃうよ。 ほら、困ってるんだろ? 同期の鼻高天狗に『幻想郷最速が聞いてあきれる』とか、 『案外大したことない』とかバカにされてさ、追放までチラ付かされて……!」 射命丸「……こいつ! 何故そこまで知って――!」 射命丸が下剤を片手に振り向いた時、既に正邪の姿は消えていた。 何の背景も無い筈のチンピラ妖怪如きが、何故天狗の集落の臨時査問委員会を――。 いや、委員会の開催と射命丸への処遇案については、多くの天狗の新聞で取り上げられている。 射命丸「(だけど。――何故……私とあの気に食わない鼻高天狗とが同期である事を。 そしてしかも、非公開の会議録を見ないと分からないような情報を知っているの……!?)」 射命丸は天邪鬼への怒りと得も知れぬ不安感を覚えていた。 その上、それから数分後。――そんな外道で信用ならない天邪鬼から託された下剤を手に、 自然と足が紅魔スカーレットムーンズの控室へと向かっていた自分自身に、射命丸はひどく戦慄していた。
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0ch BBS 2007-01-24