※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
[543]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/15(金) 00:43:16 ID:??? ドゴオオオオオン! バギュウウウウッ!!ドッゴォ! バリバリ!! バリバ リ!!ドッゴォオオオ オオオオオオオオオオンッ!! ドゴォリバグギャ グ ギャグギャワワアアアアアアアアン!!! グォォ ォォォォ ォォオオオオ!!!!!!! リバリバリッ!ゴゴゴッ! グシャアアアアアアア!!!!! バシュウウ ゴゴゴゴゴゴウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!! ュウウウウア!!! ャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!! ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!! ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオウウウウウ グギャグギャドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!! ドドドドドドドドドドドドドド グギャグギャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!! ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!! ウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!! ュウウウウウウウウウ ウウウウウウウウウッ!! グギャグギャグギャグギギャァァァアッ!!
[544]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/15(金) 00:44:28 ID:??? 光が煌めいてから数秒後に、耳をつんざく轟音が走った。 地球上の兵器を全て爆発させたかのような慈悲無き威力のシュートが、狙い違わず森崎の頭上へと落ちて来る。 光の中で、重力波を纏いブラックホールと化したシュートはどす黒い。 天子「ふ、ふん! この程度じゃないと面白く無いわね! この私がブロック……できないっ!?」 萃香「『ミッシングパワー』ーーーッ! ……じゃ、やっぱり力不足か。くそっ!」 ゴゴゴゴゴゴゴッ……! ドオオオオオオン!! ブロックに向かった博麗連合のDF――天子と萃香は幻想郷でも指折りの実力者であるにも関わらず、 竜巻と熱線と重力波の三重苦が伴う地獄のシュートに全く太刀打ちできなかった。 ブロックを試みるも、その外周で阻まれて大きく吹き飛ばされてしまう。 お燐「(マジで初見の思いつきで、こんなの決めちゃうなんて。やっぱり鬼はヤバイよ……)」 松山「あーあ、いいよなぁ……才能があるヤツは。どぉせ俺なんか……」 小町「いやー、あたいはFWで良かったなァ。あんなシュート御免すぎるよ」 針妙丸「わ、私がブロックに出てればアイツ(勇儀)の目をちくちくして邪魔できたのに〜!?(※反則です)」 地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバー、博麗連合のメンバーともに、 その信じがたい威力のシュートを眼の前に恐れるしかなかった。 太古から人と共にあり、単純にその圧倒的な力のみで人に恐怖を齎して来た鬼の全力は、それほどの物だった。 ただし、例外も三名程居た。
[545]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/15(金) 00:46:00 ID:??? 魔理沙「(……! 私の『ファイナルスパーク』と、大して変わらない威力だ……! いやむしろ、コンディションによっては私の方が上かも……!!)」 身を滅ぼす危険と引き換えに、勇儀にも負けない超絶的な威力を秘めたシュートを持つ主人公・霧雨魔理沙。 霊夢「(……なんか。止まるような気がする)」 未来予知的な勘により、シュートの行く末を何となく察知してしまった天才・博麗霊夢。 そしてもう一人。 森崎「……よし! ここで止めてあのデカブツ女に恥をかかせてやる!!」 ――極めて幼児的な理由だが、しかし油断ならないまでの執念さで、数多のシュートを防いで来た覇王・森崎有三。 辞書にある不可能という文字を黒塗りして唾を吹きかける度胸の持ち主である彼は、今頃この程度のシュートで諦めはしない。 彼は宇宙からボールが降り注ぐまでの三秒間でシュートの最終的な威力を分析し、そして最善手を考え付き実行した。 森崎「(時間が無いから超モリサキにはなれん。だが、良く見たらあのシュートは相当な見かけ倒し! 大気圏で燃え尽きて、地上に来る頃にはボールは真っ黒焦げだから、シュートコースは読みやすい! 威力も大気との摩擦で幾分削られている筈だ! だから威力的には前の『三歩必殺』と互角だろう! この程度――!)そう何度も。いや、一度たりとも抜かれて堪るか……!」 バンッ!! 森崎は天高く飛んだ。シュートの閃光が森崎の天井にまで来ている。 そのまま両手を大きく伸ばした。彼が得意とする体力を消耗した全力のキャッチ――『がんばりセービング・改』の構えである。 数千度で燃え盛る太陽は熱く、愛用のキーパーグローブを少し焦がしてしまったが――それでも、森崎はめげない。恐れない。 むしろ、代わりに敵の喉笛にでも食らいつかんとする勢いである。 そして、星熊勇儀が世界一のストライカーだとしたら――この森崎有三は世界一の負けず嫌いだった。
[546]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/15(金) 00:47:52 ID:??? ――カッ! バリバリバリッ!! 森崎「何が鬼だ! 何が最強のシュートだ! こんなものは……この俺が、防いでやるッ!!」 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ………メキ、メキメキ……! 森崎「ぐううっ……!(こ――腰が……!)」 空中で最後にひときわ大きな振動音。そしてそのすぐ次の瞬間。 勇儀「……なにィ?」 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ! ―――ドサッ……ポロリ。 ――空中で起きた天変地異は全て雲散霧消し、代わりに森崎が天から落ちて来た。 今やすっかりその威力が喪なわれたボールと同時に。 それはつまり、森崎有三が、星熊勇儀の全力の必殺技を真正面から防いだ事を意味していた。 観客達は暫くその意味に気付けず、ポカンと静まり返っていたが――。 ――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! すぐに、歓声が爆発した。 実況「な……なんとこれは! 凄い! これは……! 防いだ! 防いだ、防いだ〜〜!! 森崎選手がゴールを止めた〜〜〜!! 柔軟な体をバネのようにして、もはや一種の魔法か妖術染みた精神力を使った最強のセービング。 『がんばりセービング・改』により、星熊勇儀選手のシュートは弾かれてしまいました〜〜〜!!」 観客「な、なんだなんだなんだ〜〜!?」「アイツ、人間の分際で……!」「本当に人間か、アイツ!?」 「天才だろうな、少なくとも」「もっりさき! もっりさき!!」「もっりさき! もっりさき!!」
[547]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/15(金) 00:53:37 ID:??? ――森崎は地面に大の字に寝そべって軽口を叩きながら、 暫くは自身に振りかかる声援のシャワーを浴びて、心地よさそうに目を閉じていた。 ボールは自分の忠実な同僚である中里が、しっかりと前方へとクリアしていた。 勇儀「フフ……! 決められなかったのは悔しいが、森崎有三! 私はアンタに惚れ直したみたいだ。 今まで小細工を使って私の全力を防ぎに来た人間は腐るほどいたが、 まさか真正面から破りにいくのはアンタが生まれて初めてだ! 私は嘘は吐かん。だからいつかアンタを殺さなきゃいかんのが辛いが……! でも、とても楽しみになって来たよ!」 森崎「フン、負け犬が良く吼えるぜ。殺すなら今でも俺の首を捻れよ。簡単に殺せるぜ?」 勇儀「馬鹿にしないどくれ。力も才も無いにも関わらず鬼を正面から打ち負かした尊敬すべき相手、そう簡単に殺せるか。 私がアンタを殺る時は、互いに全力を出せる場――サッカーの試合中の攻防の時だけだ」 タッ……。 勇儀はそう森崎に言い残して、守備へと向かっていく。 森崎はそんな潔い勇儀の台詞すら見下すように、寝そべったままフンと鼻で笑ってみせた。 当初の望み通り、勇儀に恥をかかせる事は出来たか微妙ではあるが――それでも、不思議と悪い気はしなかった。
[548]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/15(金) 00:57:53 ID:??? ……と、言ったところで今日の更新はここまでです。 明日こそ試合が終わり、聖徳戦にかかるイベントも入れられればと思っています。 >>537 マッスルインフェルノとマッスルリベンジャーも覚えないといけませんね…w というかヘタしたら筋肉鍛えても心臓病で死にそうです。 それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
[549]森崎名無しさん:2015/05/15(金) 01:05:28 ID:??? 気のせいかもしれませんが、>>539と>>540の間に勇儀のパス、お燐の突破あたりの描写があるような気がするのですが 勘違いでしたらすみません 森崎君も勇儀さんも魔理沙さんもすごいな 距離補正なしの三歩必殺、同威力のファイナルスパーク、それを止める超化なし森崎 鈴仙「……主人公、私よね?」 乙なのです!
[550]森崎名無しさん:2015/05/15(金) 08:46:51 ID:??? 森崎、モテモテすぎてそのうち刺されるんじゃね?アリスさんあたりに 乙ロット!
[551]森崎名無しさん:2015/05/15(金) 20:54:01 ID:??? ボールを宇宙に出した。ボールをスペース(宇宙)に出した。
[552]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/15(金) 22:54:28 ID:??? こんばんは、今日は少しだけになりますが更新します。 >>549 乙ありがとうございます。 これまで博麗チームについてはラスボスチームであるにも関わらず描写があまりなかったので、 ちょっとくどいかな? と思われても良いからやや多めに書いていますね。 鈴仙のターンはもうすぐ来るのでもう暫くお待ちください。 ちなみに描写からはとても信じられませんが、これでも鈴仙の『インビジブルデューパー』の方が 勇儀や魔理沙のシュートや森崎のセービングより強いです(びっくり) 文章についてはすみません、一部凡調かと思い描写を削った箇所があったのですが、 上手く治ってませんでした。次レスで修正版を投下します。 >>550 乙ロットありがとうございます。異世界ファンタジーによくあるハーレムものですね(違) いや、ある意味正しいのかもですがw アリスさんが報われる日は来るのでしょうか。 >>551 空いたスペースを大事にするという、近代サッカーの理論を大事にした必殺技でしたね。
[553]>>540修正版@鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/15(金) 22:56:40 ID:??? グワァァァッ、バコッ! お燐「ほい来た! そんなら、あたいはあたいの仕事をさせて貰うよっ!」 タッ! クルンッ…! シュババババッ! アリス「――くっ。全然都会派な動きじゃないわね!」 衣玖「わ、私の『龍魚ドリル』だったら……いや! ボランチの位置だとこれは、ギリギリ届かない……!?」 実況「勇儀選手、霊夢選手からは逃げのパス! 堅実にボールをお燐選手に繋ぎ……! ――そして、自慢のサイド際での必殺ドリブルでアリス選手や衣玖選手を翻弄! あっという間にバイタルエリア付近へとボールを運びました〜!!」 森崎「おいおい……お約束なのか? こういう時にフィールダー連中がこぞって使えないのはよ!」 グッ! 萃香「良かったな、森崎! 勇儀があんなに楽しそうな顔してたの、久しぶりに見たよ。 こりゃあ私もお邪魔になるかな……とか、なんてね。私も仲間に入れてくれよ!!」 バッ!! 天子「あっ。私も仲間外れにしないでよね!」 タッ……! 森崎「ちっ。勝手なヤツラめ。ちょっとは緊張感を持てよ……」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24