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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
[597]森崎名無しさん:2015/05/18(月) 01:36:58 ID:??? 乙でしたー そういえば新作届いたからやってみたけど、やっぱり妹紅可愛すぎるわ 後ゆかりんは冬眠してるの嘘じゃないかもしれん。神霊廟から思ったけど結界の緩みガバガバにしすぎてんよー
[598]森崎名無しさん:2015/05/18(月) 11:37:06 ID:??? E 案外大したことない世界の理でミサキーヌの化けの皮を剥がす 岬犬「やめろぉ!」
[599]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/19(火) 01:02:57 ID:??? すみません、今日は仕事が遅くなったのと、深秘録をやっていたら更新できませんでした(爆) 今作はラスボスは勿論ですが、セミファイナルの曲がすごくカッコいいです。 明日は更新しようと思います。 >>594 乙ありがとうございます。出てたら一気にギャグ展開になってましたねw >>595 聖徳チームは一点特化を踏まえても、能力的には博麗チームに劣りますね。 その上で、嫌らしい印象を残せられればと思います。 >>596 乙ありがとうございます。 鈴仙が注目される理由については、今回の岬の話で明らかになるかもです。 楽しみにして下されば幸いです。 >>597 乙ありがとうございます。私もやってましたが妹紅はまだ出てませんねー。 格ゲー苦手なのでeasyでもヒイヒイ言いながらギリギリでクリアしてます。 >>598 今後、案外簡単にそうなりそうな気もしますw それでは、皆様、また明日もよろしくお願いいたします。
[600]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/20(水) 00:57:26 ID:??? すみません、今日は文章を書いていたのですが、キリの良いとこまで行けなかったので更新をお休みします。 明日には更新できると思いますが、これまで不明だった点を少し明らかにするという事で、 少し書くのに時間を掛けさせて頂ければと思います。 それでは、皆様、またできれば明日、よろしくお願いいたします。
[601]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/21(木) 00:50:25 ID:??? 今日も更新をお休みします。明日か明後日位には一気に文章を投下できると思います。
[602]森崎名無しさん:2015/05/21(木) 21:38:20 ID:??? この世界でセグウェイドリブルの使い手ってウサギCですか? ここの来生は熱かったからギャグ技を与えるなら来生よりウサギCと予想
[603]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/22(金) 00:43:19 ID:??? こんばんは、何とか途中まで書き上がりましたので更新します。 ただ、推敲してみましたが、どうしてもちょっと分かりづらい感じになってしまいました……。 この辺りについては、説明シーンが終わった後に三行程度で纏めていきたいと思います。 >>602 妖精の力に目覚めた来生がボールに乗ってドリブル……みたいな展開も熱いかなって思ってましたw 実際問題、このスレの来生がセグウェイドリブルまで覚えたらディアス位強くなってしまうのが問題かもです。 Cちゃんは扱いづらい分ポテンシャルは高いと思いますので、セグウェイ位はできそうですね。
[604]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/22(金) 00:45:02 ID:??? A:「……分かったわ。信じないけれど、話を聞いてやろうじゃない」岬の説明を聞く。 鈴仙「……分かったわ。話を聞いてやろうじゃないの。別に信じないけどね」 岬「素直じゃないね。……でも、少し意外かな」 岬は澄ました顔のまま薄く笑って頷く。 意外と言いながら、その答えを始めから予期していたようだった。 そんなスカした態度に、鈴仙はむっとした表情をしてみせるが、無視して岬は話し始めた。 岬「さて。今回種を明かすべき事は二つだね。 まず一つ、八意永琳の真意。彼女は何を想って小次郎……ヒューガーに手を貸しており、何を狙っているのか。 そしてもう一つ、鈴仙さん。君が何故、この一連の大異変において中心的な存在となっているのか。 この二つの謎は繋がりの深い問題なのだけれど――そうだね。取りあえず、前者から語っていこうか」 鈴仙「お師匠様の真意……ね。確かに私はそれを知らないかもしんないけど。 どうしてアンタ達がそれを推測できるのかは、大いに気になるわね」 せめてもの抵抗として、鈴仙は岬の弁舌に横槍を入れていく。 確かに岬の語る真実は気になるが、しかしそれでも彼の事がどうしても気に入らない。 岬「――まあ。話を聞くと言った時点で、ある程度は信用してくれたと考えてはいるんだけどね」 岬は鈴仙の頑なな態度にも応えず、むしろそれを最低限の信用の証として満足気に頷く。 そこから一呼吸を置いて、彼はゆっくりと話していく。 岬「――さて。八意永琳の目的が何であるかを指し示す前に……。僕は今から少し、簡単なたとえ話を君にしなくてはならない」 鈴仙「いきなり回りくどいのね」 岬「仕方ないさ。だって僕は今から、今から君が聞いたこともないような、 信じられないような途方もない話をしなくちゃいけないんだから」
[605]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/22(金) 00:46:16 ID:??? 岬は素直な気持ちで自嘲的な笑みを浮かべつつ、まずは鈴仙にこう問いかけた。 岬「シュレーディンガーの猫の話については、勿論知っているよね」 鈴仙「まあ、その位は。一匹の猫を、50%の確率で致死性の毒ガスが出る装置のついた箱に入れる。 そうなると、私達の誰かがその箱の中を観測するまでは、箱の中の猫は50%生きていて、50%死んでいるような。 そんな重なりあった状態で世界に存在しているとか。そんな感じの話ですよね」 岬「そうそう」 岬はのどかに頷いて、観客席にゆっくりと座りなおした。 岬は鈴仙を見てから、自分の隣の座席を指し示したが、鈴仙はそれを無視して立ち続ける。 岬「……まあ、中学二年生なら誰でも知ってる、量子力学の観測問題の分かり易い問題提起だ。 だけど、今回の話はどっちかと言えば多世界解釈の次元かな」 鈴仙「コペンハーゲン的な話? 世界は一つで無い。波のようにゆらぎながら、観測される数だけ無数に存在する……みたいな。 ――それが、師匠の真意とどう関係があるのかしら?」 岬「それについては、……話を箱の中にある猫に戻させて貰おうか。 さっきの話は50%で死ぬ装置を箱に取り付けたという話だったよね。その延長で考えて欲しいんだ。 ――もしも、70%で死ぬ装置が、箱に取り付けてあったら? ――もしも、99%で死ぬ装置が、箱に取りつけてあったら? ――もしも、99.999999999999999999999999999999999999999999……%で死ぬ装置だったら? その場合でも、箱の中の猫は、50:50で存在していると思うかい?」 鈴仙「……まあ、敢えてシュレーディンガーの猫風に言ったら。その箱の中の猫は、 99.999999999999999999999999999999999999999999……%死んでるんじゃないかしら。 殆ど虫の息と言っても良い気がするわね」 岬「そうだよね。だけど事実には虫の息の猫は100%存在しえない。死んだ猫か、元気な猫がいるだけだ。 ――さて、ここで問題。もしもこの箱の蓋を開けた時、猫が奇跡的にも生き残っていたら……どうなる?」
[606]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/22(金) 00:52:02 ID:??? 鈴仙「――どうなる? って言われても。わあ、すごいなぁ……、わあ、珍しいなぁ……って驚いて。 それで終わりなんじゃない?」 鈴仙は岬から一つ空けた隣の席に座った。岬は美味しそうに グレープフルーツジュース を飲んでいたが――。 岬「それだよ」 鈴仙の答えを聞いて、真剣な顔をして頷いた。 岬「雷が当たった、宝くじに当たった、宇宙人に連れ去られた、人間じゃないのに整数シリーズの自機になれた……。 ――そんな奇跡が起きた場合、その世界は元の平凡な世界と大きく外れる。 そして、ある世界が別の世界と大きく外れるという事は、世界と世界との間には膨大な位置エネルギーが存在するという事になる。 世界は波のように揺らいでいるとしたら、大きく外れた世界の存在は、無数の可能性の海に生まれた津波だね」 鈴仙「津波……ねぇ。例えば、全裸の妖精が幻想郷を闊歩したり、お燐が突然スミロドン・ドーパントになったり、 私が9と4分の3番線に乗って魔法使いになったりするみたいな。そんな感じの世界があったら、確かにそりゃ衝撃だわ」 鈴仙が不意に思いついた例えを聞いて岬はくつくつと笑う。 しかしあながち的外れな発言では無かったらしく、岬はしきりに頷きながら、説明の核心に触れていく。 岬「そう……そう。要するに、それこそが八意永琳の目的。 箱の中の猫が実は生きていたとか、そんなレベルじゃない大変化が発生するよう誘導して、 それに伴い生じる力の揺らぎを観測し、利用すること。 とても信じられない仮説なんだけど、僕達は彼女の行動の意味をこう解釈しているよ」
[607]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/22(金) 00:53:38 ID:??? 鈴仙「――とても信じられないわね。仮説を唱えるんだったら、理に適った根拠が欲しい所だけど」 岬「それはごもっとも。だけど、こう考える事でいくつか納得の行く説明が出来る謎があるんだ。 それを以て、この説の正当性を証明させて貰おうかな。そうだね、例えば……」 鈴仙「た、例えば……?」 岬は敢えてここで時間を置いた。様々な手段で会話の主導権を握って離さないよう気を払っているようだった。 そしてこうした駆け引きに不慣れな鈴仙は、岬のこうした一挙手一投足に大きくじらされる。 しかし、そんな中岬が口を開いた内容は、鈴仙にとって少し意外なものだった。 岬「例えば。そうだね……八雲紫が著しく衰弱している理由とか」 鈴仙「八雲紫……? どうしてここで、スキマ妖怪の話が出て来るの?」 鈴仙は藍から教えられた会話の全容を思い出す。 境界を操る八雲紫は今、ヒューガーの高度な技術によって境界を否定され、 その理性をも喪わんばかりに存在が脆弱になっている……。 藍の説明が正しいとすれば、先程の仮説とは何の関係も無い気がするが。 岬「……本当にヒューガーが、この世に存在する全ての境界を否定したと思うのかい? 確かにあの会社のテクノロジーは凄いけれど。でも、千年以上を生きる大妖怪をも殺せる程じゃあないさ。 ヒューガーの派手な動きの影で、境界殺しをやってみせた存在は別に居る。 八意永琳は、様々な可能性を散りばめて、世界と世界との境界を曖昧にしてみせたんだ」 鈴仙「……それって」 岬の説明は曖昧ながらも、これまで様々な出来事を体験して来た鈴仙には直観的に理解出来るような気がした。
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0ch BBS 2007-01-24