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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
[770]22スレの988(改名検討中):2015/06/22(月) 23:09:25 ID:??? このようには運命共同体として存在するもので、われわれがその中で生きることを主張し、 わたしはわたしとしての自由を主張しようとするなら、必ずなすべき仕事がなければならない。 それゆえ、生きるということは、生きる理由がわかったということだ。 なんの理由もなくただ、生きたいから生きるというのでは、この闘争的な生においては力を持たない。 理由が力だ。人は正当な理由さえあれば神とも張り合おうとする。神が全能であるのはその理由が全的であるからだ。神は全体だ。 その全体の前にわたしが生きることを要求し、自由を主張しようとすれば、 その全体を否定し得る自信があるか、さもなければその全体にわたしを合致させる愛がなくてはならない。 事をなすというのは結局、全体に対して愛でもって服従することである。それゆえ、使命がなければ生きられない。 使命の命を下すお方は全体すなわち神、歴史でいえば世界だ。世界は無用の存在を許さないだろう。
[771]22スレの988(改名検討中):2015/06/22(月) 23:11:41 ID:??? 500年に及んで威容を誇ってきた紅魔館の主レミリア・スカーレットはなぜカリスマブレイクしたか。 幽玄であり知略に富み、式をはじめ従うもの全てを心服せしめた八雲紫が、今まさに気息奄々たるありさまとなってしまったか。 その使命を失ったからだ。威厳や教養、才能や力等をもってしても衰え、霞んだのは、 生きるという主張、生きられるという信仰がなくなったからだろう。 才能と力の作用は精神によって生じるものだ。集団でも個人でも、心が使命感を失えば滅びてしまう。 反対に、まだ望む理想があり、自負する使命があれば決して滅ぶことはない。 ユダヤ人が、その地理の不利な点、その政治的才智の点からして彼らの上に君臨したローマに比ぶべきもないが、 今日まで到るところで虐待され、蔑まれながらも生きつづけ、 ついに祖国を回復するにいたったのは、ひとえに彼らの民族的信仰にあるといえる。 彼らはいまだにメシアを待ち望んでいる。それが彼らの歴史的背骨である。幻想郷もそうでなくてはならない。 生きたければ為すべきことを見出せ。意味のない苦難とは何か。ほんとうは意味がなくては苦難さえもない。死だけだ。 だが、意味はどこから来るのか。意味は全体にある。全体は命ずるものだ。その命をつくすのが意味だ。 使命も意味もなく被る苦難、それは岩の崩壊であり、衆生の転倒だ。
[772]22スレの988(改名検討中):2015/06/22(月) 23:19:29 ID:??? それゆえ、使命の自覚こそ再生の原動力だ。怠け者は事が急になってはじめて目覚める。 衰亡するまでにへたばった集団であればあるほど、世界的使命を自覚する必要がある。 衰亡は精神的衰亡であり、精神は結局、命である。神の命だ。 聖白蓮が苦難によって支離滅裂し虐げられた妖怪を救おうとした時、真っ先にしたことは彼らに使命感を与えることであった。 彼女は言った。「われわれのなすべきことはこれからだ」と。 豊聡耳神子が、魑魅魍魎に踏みにじられた人間を立ち上がらせようとして真っ先にしたことも、 将来幻想郷を指導するようになるのは万物の霊長たる人間だということであった。 鬼人正邪が楽園の孤立の中で目覚め、一躍幻想郷の王になろうとした時も、 「妖怪を擁護する者はわれわれだ」と同朋に宣伝した。 チルノが虐待にあえぐ妖精を呼び覚まし新しい妖精の世界を建設しようとした時も、 まず、無知な妖精に革命の理想を吹き込むことであった。 最後には異変を引き起こした正邪の場合、偽りの使命をもってしても 一時はよく同胞たる妖怪をだまして総動員し、驚くべき活力を見せたものだが、 ましてや世界史的使命から事がなされるなら、どれほど偉大なことがあらわれるだろうか。 辺境の民として生まれ育っているうち、反対者の悪辣な圧力を受け、最後の勇気を出さねばならない切迫した場面で 自分たちの友であり、心を預けあった仲間を敵の手にゆだね、 どうしてよいかわからず逃げ惑った卑劣漢も、ひとたび霊感を得るや、 世界の涯までその「伝えねばならない事」を伝播するのが自分の使命だと悟った時、 全世界を相手に勇敢に戦い、ついに征服してしまうであろう。 われわれも例外ではない。時代錯誤な化物集団という汚れた哀れな名を残したくないならば、 今からでも世界的使命に目覚めなければならない。
[773]22スレの988(改名検討中):2015/06/22(月) 23:22:53 ID:??? 以上で埋めネタ投稿を終了いたします。原著の367-370ページより借用いたしました。 これを書き入れた理由はいろいろありますが、ここで書くとかえって嘘になるような、 伝えたい事から帰って外れるような気がするため、省略いたします。 最後に、鈴仙奮闘記様、このような駄文を投稿させていただき、誠にありがとうございました。
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0ch BBS 2007-01-24