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【師よ】キャプテン霊夢30【あなたよりも疾く】
[396]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/10(水) 01:56:12 ID:??? 永琳「それで何か用かしら?明日は試合だし、早めに寝た方が良いわよ?」 鈴仙「いえ、大丈夫です。それよりもお話したい事があります」 鈴仙にしては珍しい、持って回った言い方。少し緊張している表情から察するに、 単なる試合の相談等ではないだろうと永琳は当たりをつける。 永琳「言ってみなさい」 永琳も少しだけ真剣さを増して鈴仙に対して向き合う。 日頃厳しい事も言ってはいるが、何だかんだで鈴仙は永琳にとって大事な弟子なのだ。 鈴仙「……」 鈴仙は少しの間どう口にしたものかと悩んでいる様子だったが、 やがて顔を上げて永琳の目をしっかりと見据える。 鈴仙「師匠」 永琳「何かしら?」 鈴仙「明日の試合の指揮を……私に預けて頂けませんか?」 永琳「……え?」 珍しく、本当に珍しく永琳は鈴仙の言葉に完全に不意を討たれる事となった。
[397]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/10(水) 01:57:37 ID:??? といったところで今日の更新はここまでとさせて頂きます。 当面はこんな感じで判定無しのシーンが続くと思います。 皆様、本日も遅くまでお疲れ様でした。
[398]森崎名無しさん:2015/06/10(水) 17:09:34 ID:??? 乙です 鈴仙から溢れるオーラ…これが自機パワーというやつなのか…
[399]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/11(木) 01:04:21 ID:??? >>398さん 乙ありです!鈴仙さんから溢れる自機の貫録……。 鼎との特訓が大成功したので、このイベントに繋がってる感じです。 と申し訳ないのですが今日も更新が出来そうにありません。 明日は少しですが更新出来ると思います。
[400]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/12(金) 01:52:46 ID:??? 申し訳ありません、思った以上に忙しく今日も時間が取れませんでした……。 少しずつ書いてはいるので、何とか明日からは進めていけるよう頑張ります。
[401]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/13(土) 15:07:20 ID:??? 結局昨日も更新出来ず申し訳ありませんでした。 書いている最中にガチでPCに突っ伏して落ちてしまっておりました。 ようやく筆が進み始めたので、更新再開します。
[402]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/13(土) 15:08:43 ID:??? (13日目:午前中) 大会も残すところあと4日。 今日は準決勝第二試合、霧雨恋色マジック対永遠亭ルナティックスの試合が行われる。 この両チームは第二回大会でも戦っており、その際は激戦の末2−1で霧雨恋色マジック が勝利を収めている。霊夢達にとっても決勝の相手が決まる重要な試合でもあるし、 ウサギ達が応援に行きたがっている為、偵察兼観戦を行う予定である。 霊夢「それじゃ、皆。準備は良い?」 早苗「はい、平気です。でも霊夢さんこそ大丈夫ですか?」 霊夢「一日休んだら少しは歩きやすくなったわ。決勝までには何とかなりそうね」 空「無理しないでよー?」 霊夢の足はとても1日で治るようなものではないが、鼎の処置が良かったか、 それとも早めに交代したのが良かったのか、悪化はしておらず昨日に比べれば 痛みも少し引いてきている。出かけるくらいなら問題はなさそうだった。 ウサギC「頑張って姫様達を応援しようね!」 ウサギA「勿論!」 鼎「鈴仙様を一生懸命応援しないと!」 ウサギB「わたしはてゐさまー」 焔「わ、私は……もこかなぁ?」 ウサギ達はウサギ達で誰を応援しようかと楽しそうに話している。 既に決勝進出を決めている為、メンバーの心境は割と気楽なものであった。
[403]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/13(土) 15:09:48 ID:??? (霧雨恋色マジックのミーティング) 魔理沙「よし、皆聞け」 アリス「何よいきなり」 魔理沙「いや、何となくこう言っておかなきゃいけない気がしたんだぜ」 アリス「意味が分からないわ」 魔理沙とアリスのいつものやり取りが終わったところでミーティングが始まる。 魔理沙「前の大会で既にやってるから分かってるとは思うが、向こうのチームは永琳を 中心とした中盤を支配する事を重視したチームだぜ。てゐのパスとパスカットも、 パスで攻める事が多いうちには割と厄介だな。後は攻撃陣だが……」 魔理沙はまず永遠亭ルナティックスについて簡単に説明を行う。 ここはある程度事前に説明してある為、メンバーも特に口を挟む事はしない。 魔理沙「で、フォーメーションはいつもと変わらないが……今日は私、魅魔様、幽香の3人で少し ミドルシュートを増やしていこうと考えてる。勿論チャンスがあれば普通に攻めるけどな」 アリス「その理由は?」 魔理沙「簡単だ。向こうは中盤は強いが守備力……というよりブロックは強いのが少ない。 精々慧音くらいだろうな。輝夜は最近の試合を見る限り調子が良くなさそうだし、 下手に中盤でもがくよりはがんがんシュートを撃っていった方が良い」 大妖精「な、なるほど」 にとり「へぇー、結構考えてるんだねぇ、魔理沙」
[404]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/13(土) 15:10:51 ID:??? 基本的に霧雨恋色マジックの作戦は魔理沙とアリスの二人が考え、 ミーティングの際に魔理沙が説明するという形が多い。 「弾幕もサッカーもパワーだぜ」と普段から公言している魔理沙だが、 彼女の本質は努力と研究にある。極度の負けず嫌いである彼女は、 勝つ為ならあらゆる手間を惜しまない。 チルノ「あたいも撃っていいよね!」 魔理沙「……まあ1,2発くらいは構わないか」 チルノ「やった!」 幽香「なるほど、ふふ、これは中々楽しそうね」 魅魔「って事は今日のボール運び役はアリスかい?」 アリス「まあ、パスは結構磨いてきたけど……あの薬師を通せるかはちょっと微妙よ?」 レティ「やっぱりうちはドリブラーがいないのが辛いわねー」 霧雨恋色マジック唯一とも言える弱点。それは霊夢や希、文、永琳、ミハエルのような 強力なドリブラーがいない事だった。いや、正確に言えばいる事はいる。 大妖精「?」 魔理沙「(キーパーがチームの中で一番ドリブル上手いってどうなんだろうな。 こいつカットも結構出来るし、控えキーパーがもうちょい良ければ フィールダーとして使う手もあるんだが……)」 おかしな話だが、キーパーの大妖精は突破力だけならば間違いなくチーム一だ。 だが、キーパーとしても安定したセービングを見せる彼女は欠かせない存在であり、 それゆえにオーバーラップという奇策でしかそれを活かせないでいた。
[405]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/13(土) 15:11:54 ID:??? 魔理沙「(だが、いつまでもその弱点を放っておく魔理沙さんじゃないぜ!)」 霧雨恋色マジックの強みの一つ。メンバーのほとんどが結成当初から変わっておらず、 また控えも少ない為かレギュラーは固定されており、チームの結束が固い事。 幽香やチルノと言った不安要素はあるものの、今のところそれは表面化はしていない。 特に幽香はアリスが不気味に思うほど、大人しくチームプレイに徹している。 魔理沙「いや、今日は出し惜しみは無しだ。いざとなれば温存していたアレを使う」 アリス「……ああ、あれ?自分で言うのもなんだけど、まだ未完成も良いとこじゃない?」 それを活かし、アリスが提案した戦術。幻想郷ではあまり見られない戦術故、 メンバーの戸惑いも大きかったが猛練習の結果、徐々に形にはなってきている。 魔理沙「だからこそだ。霊夢達との試合でいきなり試すより、 実戦で使って慣れておいた方が良いしな」 幽香「ま、私はなんでも良いわ」 チルノ「うー、あたいあれ苦手なんだけど……」 リリーB「……了解」 妖精A「が、頑張ります!」 妖精F「私達でもあれなら参加出来るし!」 魔理沙の言葉にメンバーがそれぞれの反応を見せるが、 その中でも特に妖精Aと妖精Fが大きな反応を見せる。 魔理沙「よし、それじゃあミーティングを続けるぞ。次に守備だが……」
[406]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/13(土) 15:13:03 ID:??? (一方、永遠亭ルナティックスのミーティング) 輝夜「皆、聞いて頂戴。今日のミーティングはへにょい方のイナバがするわ。 ついでにこの試合の指揮もね。ま、言ってみれば一日キャプテンね」 てゐ「ふぁっ!?」 ミスティア「はい!?」 ルーミア「(お腹空いたのかー)」 妹紅「へ!?」 ウサギV「ふ!?」 ウサギU「ほ!?」 メディスン「で、でも普段って永琳がキャプテンみたいなものじゃ……」 永琳「……」 輝夜のいきなりの爆弾発言に、数名を除きメンバー一同が騒然とする。 誰もが思わず永琳を見るが、永琳は特にじっと佇んだまま沈黙を守っている。 鈴仙「という訳だから。不満はあると思うけど、今日は私がキャプテンを務めさせてもらうわ」 輝夜「これは鈴仙本人の希望で私も永琳もそれを認めてるわ。文句はないわね?」 妹紅「いや、別に構わないけどさ……」 てゐ「ま、いいんじゃない?鈴仙ちゃん、やる気みたいだし」 ウサギV「(れ、鈴仙様って指揮も出来たんだ。凄いな〜)」 ミスティア「(何だか微妙に不安が……)」 積極的、というよりは消極的な賛成だったが特に目立った反対意見も出ない。 輝夜と永琳というこのチームの大きなウェイトを占める二人が認めている以上、 無理に反対しても意味がないという思いもあったかもしれないが、 何だかんだで鈴仙もそれなりにメンバーの信頼を得ている証拠だろう。
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0ch BBS 2007-01-24