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【師よ】キャプテン霊夢30【あなたよりも疾く】
[415]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/14(日) 00:32:48 ID:??? 輝夜「あらあら、あの子達ったらあんなに声を張り上げちゃって……。 一応、今は敵チームだって事忘れてるのかしら?」 永琳「ですが、これで無様な姿を見せる訳にはいかなくなったのではないですか、姫?」 輝夜「……言うわね、永琳」 永琳「いつまでも腑抜けてるような貴女じゃないでしょ、輝夜」 鈴仙「(鼎は来てるか……これは余計に負けられないわね)」 輝夜「(イナバのやる気と言い……スランプなんて言ってる場合じゃないかしらね。 この子達の主として、少しは意地を見せられるようにしないと)」 永琳と輝夜が軽口をかわす中、鈴仙や他のメンバーはウォームアップで体を解す。 試合開始の時刻となり、魔理沙と鈴仙がセンターサークルへと向かう。 魔理沙「お、今日のキャプテンは輝夜じゃなくてお前なのか?」 鈴仙「ええ、不満かしら?」 魔理沙「いや、別に誰が相手だろうが構わないぜ。勝つのは私達だからな」 鈴仙「言ってくれるじゃない。前の試合の借りは返させてもらうわよ」 魔理沙「へぇ、いつもとは気迫が違うな。そうでなきゃ面白くないぜ」 審判「……両チーム、私語はそこまでにしなさい。コイントスを行うよ」 コイントスの結果、先攻権は永遠亭ルナティックスとなった。 そしていよいよ試合が開始される。
[416]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/14(日) 00:36:14 ID:??? 試合開始!というところで短くて申し訳ありませんが今日はここまでです。 イベント試合ではありますが、名目上は偵察なので多少情報も手に入ります。 なるべく早く終わらせて、決勝戦まで進めるように頑張ります。 皆様、本日も遅くまでお疲れ様でした。
[417]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/15(月) 01:23:06 ID:??? すみません、今日も更新は出来なさそうです。 中々筆が進んでくれません……。
[418]森崎名無しさん:2015/06/15(月) 01:25:48 ID:??? 筆が進むようになるまで待ってるよ!
[419]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/20(土) 00:53:21 ID:??? >>418さん 暖かいお言葉ありがとうございます。 思った以上に停滞してしまいました……。 すみません、今日も更新は出来そうにないのですが生存報告だけさせて頂きます。 仕事が一気に忙しくなってしまい、まともな時間に帰れていない状態です。 明日も仕事なので難しそうですが、日曜日は少し進める予定です。
[420]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/21(日) 23:07:16 ID:??? 天狗A「コイントスの結果、ボールは永遠亭ルナティックスが取った模様です! 両チームの選手がフィールドに散っていきます!霧雨恋色マジックは 一貫して4−4−2のフォーメーションですが、永遠亭ルナティックスは 今日は3−5−2の形を取っております」 翼「中盤を制するものはゲームを制す。つまり霊夢が……」 松山「こ、これまでの試合から見て永遠亭ルナティックスは中盤の支配を重視する傾向がある。 マリオとヨッシーFCとの2−6−2はその極端な例だな。だが今回は……」 翼の言葉に素早く反応した松山が被せるように解説を重ね、何とかピンチを凌ぐ。 そうこうしている内に、試合開始の笛が鳴る。 ピィーーーーーーーーーーーーー!!! てゐ「そらっとね〜」 天狗A「さぁ、準決勝第二試合、霧雨恋色マジック対永遠亭ルナティックスの試合が始まりました! キックオフのボールはてゐ選手から永琳選手へ!いつもでしたらキックオフは鈴仙選手が 行う事が多いのですが、今日はボランチの位置まで下がっております!」 永琳「さて、まずはお手並み拝見かしら?」 魔理沙「へっ、随分余裕ぶってるが……こいつがかわせるか!」 魅魔「貰ったよ!」 ズシャアアアアアアアアアアアアアア!! シュバアアアアアアアアアア!!!
[421]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/21(日) 23:08:58 ID:??? 永琳「(思ったより鋭い、だけど、これくらいは……)」 クルッ フワッ ババッ!! 魔理沙「ちっ!?」 魅魔「う!?」 魅魔のフォローを受けた魔理沙が鋭いタックルを仕掛けるものの、 永琳は柔らかいボールタッチでしっかりそれをかわしてみせる、 最初の勝負はまず永琳に軍配が上がる事になった。 天狗A「永琳選手、まずは挨拶代わりとばかりに2人をかわす! やはりこの選手のドリブルはそう簡単には止まりません!」 アリス「(魔理沙のタックルも結構鍛えてある筈なのに……。流石は永琳と言ったところかしらね) リリー、今度は私達も上がってくわよ。幽香も合わせて3人掛かりで止めるわ。 妖精Aと妖精Fは待機しておいて頂戴。レティはサイド突破はなさそうだから中央に入って」 リリーB「……分かった」 妖精A「りょ、了解です!」 妖精F「大さんまで通さないように頑張るのよ!」 レティ「分かったわ〜」 永琳「(……指示が早い。向こうも当然こちらの攻撃は対策済みという訳ね)」 永遠亭ルナティックスの欠点はFWの2人、ルーミアとミスティアにボールキープ能力が無い事である。 そして、高い打点でのシュートも得意としていない為、放り込みも難しい。その分、決定力だけで言えば 二人揃ってという条件付きとはいえ幻想郷のストライカー達の中でも上位に位置するのだが。
[422]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/21(日) 23:11:08 ID:??? 永琳「(どうせ読まれてるなら、余計な事はせず一気に前線へと繋ぐ)はっ!」 パシュウ!!! リリーB「……!」 アリス「させないわ!オルレアン、貴女の出番よ!」 オルレアン「モライマスヨ!」 シュルルルッル!!!パシィイイイイイイン!!! 永琳「くっ!」 妖精F「す、すごーい!流石アリスさん!」 妖精A「私達もあれくらい活躍しないと……!」 天狗A「ここでアリス選手がボールカット!流石霧雨恋色マジックの司令塔の一人! そうそう簡単には永遠亭ルナティックスにチャンスを作らせません!」 幽香「あら、出番が無かったわね。ま、どっちでもいいけど」 鈴仙「(師匠のパスがカットされるなんて……タックル重視かと思ってたのに、 パスカットもされるか。アリスだけかもしれないけど)」 てゐ「(んー、あれならデューパーで通せそうかね?)」 永琳のドリブル・パスはこのメンバーの中でも一枚抜けているが、圧倒的な差ではない。 安定した守備力を持つ霧雨恋色マジック相手では、そうそう簡単に一人で突破は出来ない。 そしてボールを奪った霧雨恋色マジックが動きを見せる。
[423]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/21(日) 23:13:07 ID:??? 魔理沙「よし、ナイスだアリス!出し惜しみはなしだ!早速あれを使うぞ!」 アリス「了解。皆、いくわよ!」 幽香「あら、もう?せっかちね」 魅魔「まあ試すなら早い方が良いだろう」 リリーB「……把握」 妖精A「が、頑張ろうね!大さんの為に!」 妖精F「うん!全ては大さんの為!」 大妖精「(もう慣れたけど、何で大さんなんだろう……)」 レティ「何処まで上手くいくかしらねぇ」 チルノ「あたいあれ苦手……」 にとり「まぁとりあえずやってみようじゃないか」 ザザザザザザザザザッ!!! 永琳「(DFまでラインを上げて散らばった……?)」 メディスン「ふ、ふえ?何々?」 慧音「オーバーラップ?いや、だがDF全員で上がる等……」 霊夢「(あいつら、何をするつもりかしら?)」
[424]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/21(日) 23:15:45 ID:??? アリス「さぁいくわよ!レティ!」 バシィッ! レティ「チルノ!」 チルノ「お、おお!それー!」 バシィッ! 妖精A「わ、あぶないなぁ。えーい!」 バシィッ! 幽香「ナイスパスっと。魅魔!」 バシィッ! 魅魔「おっとこっちかい。一旦戻すよ!」 バシィッ! 天狗A「こ、これは霧雨恋色マジック、何とDFも含めて全員で上がりつつパスを回す! しかも、パスとパスの間の間隔が非常に短い!こ、これは一体何を狙っているのでしょうか!?」 「な、なんだこのパス回し」「とりかご……って訳じゃないか」「それならDF上がらないだろ」 「っていうかちょっとずつ前に出てないか?」「っていうかはええ!?」 翼「松山君、これは……」 松山「ああ、ここでこんな組織的な攻撃を見る事になるとは思わなかったな……」
[425]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/21(日) 23:18:28 ID:??? 翼と松山が驚くのも無理はない。霧雨恋色マジックの戦術はそれだけ予想外のものだった。 天狗A「あ、あの、申し訳ないのですがこれはどういった狙いがあるのでしょうか? 見た感じだと、ただパス回しをしてるだけに見えるんですけど……」 何が何だか分からない、と言った感じで天狗Aが二人に解説を求める。 実況をやりながら少しずつサッカーの事を勉強している天狗Aだったが、 そもそも幻想郷にはサッカーの事を勉強出来る題材が少ないのだ。 松山「いや、俺も練習した事がある訳じゃないから本で読んだ程度なんだが……。 こういった形でショートパスを繋ぎながら相手にボールを渡さない事を第一に考えて、 支配率を上げつつチャンスを作っていくという戦術があるんだ」 外の世界で言えば『ポゼッションフットボール』と呼ばれる戦術に近い。 「ボールを失うリスクを出来るだけ下げて、確実なパスを繋げながら相手を崩しきる」 というのが基本的な思想であるが、ただ近い相手にパスを回せば良いというものでもなく、 カウンターのリスクもある為プロのチームでも簡単には習得出来ない戦術とされている。 天狗A「な、なるほど。初めて知りました……。勉強になります……」 翼「ただ、見た感じだけでも穴はありそうだね。混乱させられてる今の状況じゃ見つけるのは難しいだろうけど」 勿論、完成度で言えば外の世界のプロチームとは比べるべくもない。 また魔理沙達のパス回しは本来のポゼッションフットボールの考え方からすると、 やや攻撃的であり、ボールを奪われない事よりも素早いパス回しを続ける事により、 相手の守備の形を崩す事を目的としている。 チーム設立当初からメンバーがあまり変わっておらず、更に控えが少ない分レギュラーもほぼ固定。 元々ドリブルが得意なメンバーが少なく、逆にパスが得意なメンバーが多い事。 こういうパス回しに関する指揮能力が高い、七色の人形遣いことアリス・マーガトロイドの存在。 これらが相まって、霧雨恋色マジックはこの難しい戦術を曲りなりにも習得していた。
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0ch BBS 2007-01-24