※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【師よ】キャプテン霊夢30【あなたよりも疾く】
[435]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:06:53 ID:??? >>434さん すみません、中々思うように書く事が出来ず終わりませんでした……。 とりあえず書きあがったところまでは投下します。
[436]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:08:19 ID:??? 開始早々の1点により、試合序盤は霧雨恋色マジックがペースを掴む事になった。 中盤の支配力で言えば永琳がいる分永遠亭ルナティックスが有利な筈なのだが、 相手のDF・GKの安定した守備により中々良い形でシュートまで持っていけない。 そして、一度ボールを奪われてしまうとそこからは霧雨恋色マジックの時間だ。 アリス「妖精A、右よ!」 妖精A「は、はい!」 アリス「リリー!一旦戻して!」 リリーB「……了解」 天狗A「さぁ、霧雨恋色マジックが高速でパスを回し続けます! 永遠亭ルナティックスも永琳選手とてゐ選手を中心にカットに向かいますが、 数の多さに翻弄されて中々ボールを奪う事が出来ません!」 永琳「(くっ……霊夢達のように一人の司令塔がいるチームの方がまだマシね。 狙い目は若干パスの挙動が拙い後方の妖精達なんだけど……)」 てゐ「(ほんっとうにめんどいなぁこれ)」 ルーミア「取れないのかー」 ミスティア「というか割り込んでも私達じゃ奪えるかどうか……」 妹紅「ど、どうしよう?私達も前に出た方が良いのかな?」 慧音「だがそうするとまたさっきみたいに通されないか?」 メディスン「うー、スーさん、どうすれば良いと思う?」
[437]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:09:33 ID:??? 再び始まった霧雨恋色マジックの高速パス回しに永遠亭ルナティックスは打開策を見いだせない。 前に出れば先ほどのようにFWをフリーとまではいかずとも薄くしてしまう危険性がある。 逆にDFまで上がってパス回しに参加している分、奪う事が出来ればカウンターのチャンスなのだが、 開始早々してやられた印象を持っている永遠亭ルナティックスは中々積極的に動けない。 アリス「(今のところは狙い通りかしら?このまま終わるとは思えないけど)」 そして、アリスからすればそうしてくれた方がむしろやりやすくなる。 相手が下がれば下がる程、パスを使えるスペースが広がるからだ。 アリス「(永琳が右寄りに移動している。左サイドの警戒は薄い……通せそうね) レティ!左の妖精Aに出して!」 レティ「分かったわ〜!それ〜!」 シュルルルルル!!! 妖精A「わ、私ですかー!?」 永琳「(まずい、そっちは!)」 アリス「大丈夫よ!今ならそっちはフリーだわ!」 妖精A「え、あ、本当だ!すごーい!」 妖精Aのキープ力ではサイドアタックは普通に考えれば不可能だ。 だが、永遠亭ルナティックスの守備陣が後ろに固まっている状況なら話は別。 永琳もてゐと協力して必死にパス回しの流れを読もうとするものの、 数に差があり過ぎるせいで中々崩すきっかけを掴めない。
[438]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:11:07 ID:??? タッタッタッ!!! そのまま妖精Aがサイドライン際を駆け上がっていく。 永遠亭ルナティックスもチェックに向かおうとするが間に合わない。 慧音「来るぞ!」 輝夜「(こ、今度こそ止めないと……!)」 妖精A「私にもようやく初アシストの機会が!それー!」 バシィッ! 幽香「決めるわよ、魅魔!」 魅魔「ああ、分かってるさ!」 バッ!バッ! 魅魔・幽香「「うりゃあああああああああああ!!!」」 魅魔と幽香が得意のツインシュートで2点目を狙いにいく。 だが、ここで鈴仙が鼎との特訓で会得した新技を披露する。 鈴仙「させない!フィールドウルトラバイオレット!!!」 ぶぅぃいいいいいいいいいいいん!!! 突如として鈴仙を中心に薄紫色のフィールドが出現する。 それは彼女の能力「波長を操る程度の能力」を広域に展開したもの。
[439]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:12:59 ID:??? 幽香「ぐっ……!?(ぐらっ)」 魅魔「な、なんだい、これは、感覚が……」 そのフィールドは空間の波長をずらし、平衡感覚を失わせる効果を持っている。 それは幽香や魅魔とて例外ではない。波長を操る鈴仙の能力は妖怪にも影響を及ぼす。 そしてタイミングが重要なダイレクトシュート相手の場合、それは致命的な隙となる。 鈴仙「(動きが鈍った!)はぁあああっ!」 バッ!バチィイイイイイイイイイイイン!!! 幽香「ちっ!?」 魅魔「くっ、やるねぇ!」 てゐ「おおー!鈴仙ちゃん、やるじゃん!」 ウォオオオオオオオオオオオオオオオ!!! 天狗A「と、止めたー!幽香選手と魅魔選手のツインシュートを何と鈴仙選手が弾き返した! これは驚きのプレイが飛び出しました!鈴仙選手がボランチに位置していたのは これが狙いだったのでしょうか!霧雨恋色マジック、惜しくも2点目ならず!」 「な、なんだよ今のはぁ!?」「兎のお医者さんすげえ!」「幽香さんの活躍シーンを奪いやがって……!」 鼎「やった、流石師匠!すごーい!」 鈴仙「(良し、私のこの技は魔理沙達が相手でも通じる!)」 魔理沙「(ちっ、魅魔様と幽香のトリニティスパークをあいつが防ぐなんて予想外だぜ。 こりゃ多少確率は落ちるが、当初の予定通りミドル狙いでいくのがベストか?)」
[440]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:16:26 ID:??? 一瞬思考に耽る魔理沙だったが、実際にはそれどころではなかった。 鈴仙がクリアしたボールが運悪く前線の永琳の元に渡ってしまったのだ。 永琳「良くやったわ、優曇華。……私も貴女の頑張りに応えないといけないわね」 ダッ! チルノ「あっ!?」 レティ「ま、まずいわー!?」 天狗A「あーっと!これは永遠亭ルナティックスの一気にカウンターだ! 霧雨恋色マジックは後方の選手も上がっていた為守りが薄くなっています! これは大チャンスが一転して大ピンチ!」 そう、魔理沙達の高速パス回しは攻撃時には非常に強力だが欠点もあった。 その一つは実戦経験の不足による、カウンターに対する対処の不慣れさ。 ポゼッションフットボールは後方の守備を行う選手もパス回しに参加する為、 通常に比べて守備のバランスが悪くなってしまう危険性がある。 この時はその悪い面が如実に出てしまう形となった。 アリス「(ちっ、やっぱりまだDFが戻るタイミングが掴めてないわね)」 にとり「こ、これってやばくないー!?」 永琳「そうね、悪いけど、貴女達二人くらいなら簡単に抜けるわよ」 カッ!カッ!ババッ! アリス「くっ!?」 にとり「は、早すぎて何がなんだかー!?」
[441]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:19:54 ID:??? 永琳「(もう遮る相手はいない。ここは私がこのままいくべきね)」 ほとんどフリーとなっているルーミアとミスティアにパスを出す手もあったが、 DFが上がっている分逆にオフサイドになってしまう為その選択は出来ない。 よって、永琳は自分自身で決めに行く事を選択する。 大妖精「わ、私が止めて見せます!」 永琳「(……セービングに比べると1対1での動きはそれ程じゃないわね)」 ふわぁっ 大妖精「えっ?」 永琳は大妖精が突っ込んで来るのを見て軽くボールを蹴りあげる。 トン、トン…… それはドリブルで来ると考えていた大妖精の意表を突いて、 あっさりと頭上を超えてゴールに吸い込まれていった。 大妖精「そ、そんな……」 永琳「(ふぅ、ようやくまともな仕事をする事が出来たわね)」 ピィッピィーーーーーーーーーー!!! 呆然とする大妖精に対し、無情にも審判のゴールを告げる笛が鳴り響く。 前半18分、永琳のループシュートにより永遠亭ルナティックスが同点に追いつく。 霧雨恋色マジック 1−1 永遠亭ルナティックス
[442]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:21:45 ID:??? と言った感じでポゼッションフットボールの不慣れな点が早速出てしまい、 永遠亭ルナティックスが同点に追いついたところで今日の更新はここまでです。 NPCシーンばかりで申し訳ありません。何とか早めに終わらせるよう頑張ります。 皆様、本日も遅くまでお疲れ様でした。 >>26スレ999さん 26スレが容量一杯になっていたのでこちらで回答させて頂きます。 ご質問のパターンですが、縮地は基本的に数値差無視での勝利となる為、 マリーシアをする暇すらなく抜かれてしまう、という事になります。 ファウルにはなりませんが、マリーシアも発覚しないという形ですね。 こちらこそ、色々とご質問頂きありがとうございました。
[443]森崎名無しさん:2015/06/29(月) 21:02:24 ID:??? 乙です 意外とあっさり弱点露呈したな それにしても次の大会どうするか悩むわ
[444]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/07/05(日) 15:19:11 ID:??? すみません、色々考えたのですがこの試合の残りについては 「公開するつもりだった情報のみ公開して手早く終わらせる」 事にしました。理由は予想以上に仕事が忙しくなってきてしまい、 この試合を普通に書き切ろうとしたらどれくらい掛かるか分からない状況です。 (というか、既に2週間以上ストップさせている状況です) 勝敗が決まっていて本筋にあまり関係がなく、決勝前という状況をいつまでも 続けるのもアレですので、スパッと区切る事にしました。申し訳ありません。 >>443さん 乙ありです! 流石にポゼッションフットボールみたいな難しい戦術を一朝一夕には身につけられないですね。 攻撃方面に特化して練習して、アリスの指揮とチームワークがあって何とか成立している状態です 次の大会についてはこの試合が終わって少ししたら選択の時となる予定です。
[445]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/07/05(日) 15:20:26 ID:??? 思わぬ形で永琳が同点ゴールを決め、同点に追いついた永遠亭ルナティックス。 その後は互いに攻めながらも決定機を作れない展開が続いた。 永遠亭ルナティックスは永琳・てゐの2人を中心に何度かチャンスを作るものの、 紅魔スカーレットムーンズ戦でも大活躍を見せた敵のDF陣を中々破れない。 一方の霧雨恋色マジックも先ほどのカウンターを恐れてか、少しパス回しが消極的になる。 そんな中、先に得点を決めたのは永遠亭ルナティックスの方だった。 妹紅「結構シュート力ある設定なのに出番これだけかよチクショー!!!」 大妖精「な、何だか変な怨念が篭ってますよー!?」 前半終了間際、ルーミアとミスティアのツインシュートを大妖精が弾いたこぼれ球を オーバーラップした妹紅が叩き込み、永遠亭ルナティックスが2−1とリードを奪う。 永遠亭ルナティックスが霧雨恋色マジックにリードを奪ったのはこれが初めてであり、 後半の流れは永遠亭ルナティックスに傾くかと思われた。 だが、後半に入り霧雨恋色マジックは再びポゼッションフットボール戦術を再開させる。 永遠亭ルナティックスも永琳・てゐの中盤や鈴仙が守備陣をうまく指揮する事で均衡を 保っていたが、その中で魔理沙の考えたミドルシュート連発作戦が徐々に実り始める。 鈴仙「(うぅ、まずい。警戒しなきゃいけない相手が多すぎる……)」 少なく見積もっても強力なミドルシューターが3人以上いる霧雨恋色マジックに対し、 DFが慧音以外あまり強くない永遠亭ルナティックスではマークにも限界がある。 高速のパス回しで翻弄されている内に、誰か一人はマークを外されてしまうのだ。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24