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【師よ】キャプテン霊夢30【あなたよりも疾く】
[439]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:12:59 ID:??? 幽香「ぐっ……!?(ぐらっ)」 魅魔「な、なんだい、これは、感覚が……」 そのフィールドは空間の波長をずらし、平衡感覚を失わせる効果を持っている。 それは幽香や魅魔とて例外ではない。波長を操る鈴仙の能力は妖怪にも影響を及ぼす。 そしてタイミングが重要なダイレクトシュート相手の場合、それは致命的な隙となる。 鈴仙「(動きが鈍った!)はぁあああっ!」 バッ!バチィイイイイイイイイイイイン!!! 幽香「ちっ!?」 魅魔「くっ、やるねぇ!」 てゐ「おおー!鈴仙ちゃん、やるじゃん!」 ウォオオオオオオオオオオオオオオオ!!! 天狗A「と、止めたー!幽香選手と魅魔選手のツインシュートを何と鈴仙選手が弾き返した! これは驚きのプレイが飛び出しました!鈴仙選手がボランチに位置していたのは これが狙いだったのでしょうか!霧雨恋色マジック、惜しくも2点目ならず!」 「な、なんだよ今のはぁ!?」「兎のお医者さんすげえ!」「幽香さんの活躍シーンを奪いやがって……!」 鼎「やった、流石師匠!すごーい!」 鈴仙「(良し、私のこの技は魔理沙達が相手でも通じる!)」 魔理沙「(ちっ、魅魔様と幽香のトリニティスパークをあいつが防ぐなんて予想外だぜ。 こりゃ多少確率は落ちるが、当初の予定通りミドル狙いでいくのがベストか?)」
[440]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:16:26 ID:??? 一瞬思考に耽る魔理沙だったが、実際にはそれどころではなかった。 鈴仙がクリアしたボールが運悪く前線の永琳の元に渡ってしまったのだ。 永琳「良くやったわ、優曇華。……私も貴女の頑張りに応えないといけないわね」 ダッ! チルノ「あっ!?」 レティ「ま、まずいわー!?」 天狗A「あーっと!これは永遠亭ルナティックスの一気にカウンターだ! 霧雨恋色マジックは後方の選手も上がっていた為守りが薄くなっています! これは大チャンスが一転して大ピンチ!」 そう、魔理沙達の高速パス回しは攻撃時には非常に強力だが欠点もあった。 その一つは実戦経験の不足による、カウンターに対する対処の不慣れさ。 ポゼッションフットボールは後方の守備を行う選手もパス回しに参加する為、 通常に比べて守備のバランスが悪くなってしまう危険性がある。 この時はその悪い面が如実に出てしまう形となった。 アリス「(ちっ、やっぱりまだDFが戻るタイミングが掴めてないわね)」 にとり「こ、これってやばくないー!?」 永琳「そうね、悪いけど、貴女達二人くらいなら簡単に抜けるわよ」 カッ!カッ!ババッ! アリス「くっ!?」 にとり「は、早すぎて何がなんだかー!?」
[441]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:19:54 ID:??? 永琳「(もう遮る相手はいない。ここは私がこのままいくべきね)」 ほとんどフリーとなっているルーミアとミスティアにパスを出す手もあったが、 DFが上がっている分逆にオフサイドになってしまう為その選択は出来ない。 よって、永琳は自分自身で決めに行く事を選択する。 大妖精「わ、私が止めて見せます!」 永琳「(……セービングに比べると1対1での動きはそれ程じゃないわね)」 ふわぁっ 大妖精「えっ?」 永琳は大妖精が突っ込んで来るのを見て軽くボールを蹴りあげる。 トン、トン…… それはドリブルで来ると考えていた大妖精の意表を突いて、 あっさりと頭上を超えてゴールに吸い込まれていった。 大妖精「そ、そんな……」 永琳「(ふぅ、ようやくまともな仕事をする事が出来たわね)」 ピィッピィーーーーーーーーーー!!! 呆然とする大妖精に対し、無情にも審判のゴールを告げる笛が鳴り響く。 前半18分、永琳のループシュートにより永遠亭ルナティックスが同点に追いつく。 霧雨恋色マジック 1−1 永遠亭ルナティックス
[442]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/06/29(月) 01:21:45 ID:??? と言った感じでポゼッションフットボールの不慣れな点が早速出てしまい、 永遠亭ルナティックスが同点に追いついたところで今日の更新はここまでです。 NPCシーンばかりで申し訳ありません。何とか早めに終わらせるよう頑張ります。 皆様、本日も遅くまでお疲れ様でした。 >>26スレ999さん 26スレが容量一杯になっていたのでこちらで回答させて頂きます。 ご質問のパターンですが、縮地は基本的に数値差無視での勝利となる為、 マリーシアをする暇すらなく抜かれてしまう、という事になります。 ファウルにはなりませんが、マリーシアも発覚しないという形ですね。 こちらこそ、色々とご質問頂きありがとうございました。
[443]森崎名無しさん:2015/06/29(月) 21:02:24 ID:??? 乙です 意外とあっさり弱点露呈したな それにしても次の大会どうするか悩むわ
[444]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/07/05(日) 15:19:11 ID:??? すみません、色々考えたのですがこの試合の残りについては 「公開するつもりだった情報のみ公開して手早く終わらせる」 事にしました。理由は予想以上に仕事が忙しくなってきてしまい、 この試合を普通に書き切ろうとしたらどれくらい掛かるか分からない状況です。 (というか、既に2週間以上ストップさせている状況です) 勝敗が決まっていて本筋にあまり関係がなく、決勝前という状況をいつまでも 続けるのもアレですので、スパッと区切る事にしました。申し訳ありません。 >>443さん 乙ありです! 流石にポゼッションフットボールみたいな難しい戦術を一朝一夕には身につけられないですね。 攻撃方面に特化して練習して、アリスの指揮とチームワークがあって何とか成立している状態です 次の大会についてはこの試合が終わって少ししたら選択の時となる予定です。
[445]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/07/05(日) 15:20:26 ID:??? 思わぬ形で永琳が同点ゴールを決め、同点に追いついた永遠亭ルナティックス。 その後は互いに攻めながらも決定機を作れない展開が続いた。 永遠亭ルナティックスは永琳・てゐの2人を中心に何度かチャンスを作るものの、 紅魔スカーレットムーンズ戦でも大活躍を見せた敵のDF陣を中々破れない。 一方の霧雨恋色マジックも先ほどのカウンターを恐れてか、少しパス回しが消極的になる。 そんな中、先に得点を決めたのは永遠亭ルナティックスの方だった。 妹紅「結構シュート力ある設定なのに出番これだけかよチクショー!!!」 大妖精「な、何だか変な怨念が篭ってますよー!?」 前半終了間際、ルーミアとミスティアのツインシュートを大妖精が弾いたこぼれ球を オーバーラップした妹紅が叩き込み、永遠亭ルナティックスが2−1とリードを奪う。 永遠亭ルナティックスが霧雨恋色マジックにリードを奪ったのはこれが初めてであり、 後半の流れは永遠亭ルナティックスに傾くかと思われた。 だが、後半に入り霧雨恋色マジックは再びポゼッションフットボール戦術を再開させる。 永遠亭ルナティックスも永琳・てゐの中盤や鈴仙が守備陣をうまく指揮する事で均衡を 保っていたが、その中で魔理沙の考えたミドルシュート連発作戦が徐々に実り始める。 鈴仙「(うぅ、まずい。警戒しなきゃいけない相手が多すぎる……)」 少なく見積もっても強力なミドルシューターが3人以上いる霧雨恋色マジックに対し、 DFが慧音以外あまり強くない永遠亭ルナティックスではマークにも限界がある。 高速のパス回しで翻弄されている内に、誰か一人はマークを外されてしまうのだ。
[446]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/07/05(日) 15:22:00 ID:??? 魅魔「おっと。今度は私かい。黄昏の閃光にはまだ遠いが、決めさせてもらうよ!」 輝夜「永遠亭ルナティックスの主として、そう何度も決めさせる訳には……!」 バチィッ!!! 魅魔「(ちっ!今の幻想郷じゃ私の力はこの程度か……全く、衰えたもんだ)」 魅魔のシュートはかろうじて輝夜が弾くが、そこに思わぬ伏兵が詰め寄る。 リリーB「……決める!」 バシュウウウウウウ!!! ズサァアアアア!!! ピィッピィーーーーーー!!! 後半5分、魅魔のシュートからリリーBのねじ込みにより霧雨恋色マジックが同点に追いつく。 リリーW「わぁー!お姉ちゃん凄いですー!」 霊夢「そういえばあいつもシュート撃ってくるんだっけ」 ナズーリン「しかも威力も侮れないな。本当に攻撃の駒が多い」 リリーB。彼女はタックルしか芸がないと思われがちだが実はシュート力もそこそこある。 第一回大会では心相手に何度もシュートを放ち、あと一歩というところまで追い詰めている。 特にダイレクトシュートを得意としており、そのシュート力は目立たないながらも磨かれていた。
[447]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/07/05(日) 15:23:30 ID:??? 勢いに乗った霧雨恋色マジックは後半12分にも魔理沙がネオ・マスタースパークを決めて見せ、 一気に逆転に成功する。永遠亭ルナティックスもここは何とか踏ん張り、ルーミアとミスティアが この試合三度目となるツインシュートで霧雨恋色マジックの守備陣を突破する事に成功。 後半17分に同点へと追いつく事に成功するが、大局は変えられない。 途中、ハイボールからドラゴンメテオを狙いに行った魔理沙をウサギU、ウサギVが 立花兄弟を思わせるコンビプレイによってカットする、という展開はあったものの、 試合全体は霧雨恋色マジック優勢のまま変わる事なく続いていく。 幽香「いい加減、止めを刺させてもらおうかしら」 ぶぅううううん!!! 幽香「「花符『サンフラワーツイン』!!!」」 バシュウウウウウウウウウウウウウウウウ!!! グゥウングゥウングゥウンン!!! 鈴仙「な、何この変な回転!?」 慧音「くっ、絞れない……!」 ズサァアアアアアア!!!ピィッピィーーーーーーー!!! 幽香得意の自身を分身させてのツインシュートが永遠亭ルナティックスゴールに襲い掛かる。 魅魔とのツインシュートとはまた違う回転を見せるそれに、鈴仙達は対処しきれず、 必死の守りも空しく後半23分、幽香のシュートにより霧雨恋色マジックがまたもリードを奪う。
[448]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/07/05(日) 15:24:43 ID:??? 勿論永遠亭ルナティックスも諦めずに攻撃を続けるが、霧雨恋色マジックの守備陣は 永遠亭ルナティックスと比べて非常に堅く、何度も攻撃を跳ね返されてしまう。 それでも、ゴール前永琳に高い球が上がり同点のチャンスが訪れたが……、 レティ「チルノ、いくわよ!貴女の力、見せてやりなさい! (失敗しても痛いのは私じゃないし!)」 チルノ「ふふん、あたいに吐かせなさい!」 ガシィイイイイイ!パァアアアアアアアアン!!! しかし、それを待っていたとばかりにレティとチルノがマイナスHの要領で合体し、 高空から降り注ぐ永琳のシュートに対しチルノを砲台として発射する。 ボギィイイイイイイイイ!!! チルノ「ぶべぇええええええ!?」 永琳「なっ……!この高度からのシュートを顔面で弾き返したですって?!」 まさかそんな無謀な方法で自身の持つ最大のシュートを防がれるとは思わなかった永琳。 サッカーとは言え、ただの妖精が天才と呼ばれた月の賢者に対して打ち勝った瞬間であった。 ちなみにチルノは派手に吹き飛ばされていたが何故か嬉しそうだったとレティは述べている。
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0ch BBS 2007-01-24