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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】
[175]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/31(日) 23:55:07 ID:??? こんばんは、遅くなりましたが少しだけ更新します。 >>170 乙ロットありがとうございます! >>171 乙ありがとうございます! 姫様のお蔭でユルいムードになったのは事実ですね。 >>172 乙ありがとうございます。 今回のは永琳印象値を代償に、状況を丸く収めた的な選択でした。 >>172-174 私はソルティライチ派でしたね。めんつゆはそうめん位にしか使わず、余らせてしまいます。
[176]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/31(日) 23:56:25 ID:??? ★姫様の運命→ クラブ7 ★ それ以外→輝夜「……毒見して良かったわね、コレ。何か毒が入ってるわ。……蓬莱の薬のお蔭で中和されたけど」 輝夜「……そうね。味はまあまあって言ったところだけど」 輝夜は手に持ったペットボトルを握りながら、含みを持った表情で話し始める。 その内容は、鈴仙が事前に予測した通りだった。 輝夜「私の身体は蓬莱の薬により、あらゆる変化を寄せ付けない。 だからその分、本来起こり得る変化に対してとても敏感になれる。 そんな私の基準から言わせてみれば――この飲み物。軽い物でしょうけど、毒かなんかが入ってるわね」 ルナティックスメンバー「「「「…………!!」」」」 ――この飲み物には、ルナティックスメンバーを妨害する意図を持った何者かにより、毒が仕込まれている。 輝夜の宣言を確認したと同時に、永琳は近場のボトルをひょいと持ち上げてその周囲を確認すると。 永琳「……本当。良く見るとボトルに、液体が零れない程度の小さな穴が開いているわ。 注射器を使えば、事前に毒か何かを仕込む事は充分可能そうね」 慧音「な、何だって……! だとすると私達は、何者かにより狙われていたという事なのか!?」 永琳「――恐らくは、そうだと思うわ。もっとも、私も姫もこうした薬は大抵効かないし。 毒の仕込み方についても単純だから、本当に軽い嫌がらせレベルだとは思うんだけど。……ねえ、ウドンゲ?」 鈴仙「あっ、は、はいっ。 実はすみません、今まで言わなかったんですが……」
[177]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/31(日) 23:57:42 ID:??? 永琳の発言を受けて、ここで鈴仙が一連の行動理由を説明し始める。 鈴仙は以前、霊夢などを通して破壊工作を行う天邪鬼が居る事を聞いていたこと。 取り分け、下剤を裏ルートから入手していたと聞いたため、弁当や飲み物などに警戒を払っていたこと。 そのため、飲み物に毒が入っている事を輝夜に確認して貰おうとしたこと。 三段目の解説をしている時の永琳の目線が若干というかかなり怖かったが、 鈴仙はそれを気にしないようにして説明し終えると、チームメンバーの間からどよめきが起きる。 パスカル「なんという事だ。しかし、もしこれが本当に聖徳ホウリューズの刺客によるものだとすると、 本当に厄介だぞ……!」 中山「スポーツマンシップに則って戦ってほしい……とは俺の率直な本音だが。 しかし戦場にはこうした敵も居る。まず何よりも自らの勝利を求め、その為には自らを外道に落とす事すら厭わない奴らが」 輝夜「私知ってる、『私は戦うのが好きなんじゃない、勝つのが好きなんだよ!』的なヤツでしょ! 確かショウの大冒険で出て来る三下ボスの、モコイザードくんの名ゼリフだよね!!」 妹紅「誰が氷炎魔団長だ誰が!? しまいにゃフィンガーフレアフェニックス再誕ズぶちかますぞ!」 つかさ「お二人とも、分かる人にしか分からないネタで喧嘩するのは止めて下さい……」 ――とはいえ、現に今その毒薬を飲み干した輝夜がケロリとした表情で妹紅との喧嘩に興じているため、 チームメイトに流れた緊迫感というものはそこまででも無い。 それ故、聖徳ホウリューズのメンバーによる妨害工作による混乱は最小限に留まったとも思われる。
[178]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/31(日) 23:58:49 ID:??? 鈴仙「(だけど……やっぱり謎はまだ残る。仮に聖徳ホウリューズに天邪鬼が操られていたとして。 彼女は一体どうやって裏ルートで下剤を? もしもこの中に内通者が居れば、永遠亭の薬棚から、 強力な下剤を大量に取り出す事も出来たんじゃ……?)」 チームに実害は無かった。しかし、鈴仙の疑念はこれで消え去る事は無い。 何の背景も持たぬチンピラ妖怪が、下剤を使ってここまで大規模な妨害工作を行うのは困難に感じるからだ。 神子達が手を回したことも考えたが、ウサギBをして暴けない程巧みに情報を操作している彼女達が、 分かり易い形で援助を行うことも考えにくい。 パスカル「なあ、レイセン。俺だって言いたくはないが……」 ――そして、鈴仙と同じ疑問を持つチームメイトも複数居た。 パスカルは鈴仙の耳元でそっと囁くように、鈴仙が感じた疑問と同じ内容を口にする。 鈴仙はパスカルに対し、何も言わず首を振る形で応える。 鈴仙「(――そんな事、あるはずない……。あるはずがない、……と、思うから……!)」 パスカルにも恐らく、鈴仙の動揺は伝わっただろう。 鈴仙は仲間を信じようとしながら、その一方でどうしても仲間を疑っていた。 特に、岬から「宿題」を渡された鈴仙にとっては、ある一名に対しそうした疑念が生じるのは当然だった。 佳歩「………!!」 鈴仙「(佳歩……? あんたはどうしてミーティングに遅刻して来たの? どうしてミーティング中も何もしゃべらなかったの? どうして……今、貴女はこんなにも怯えて震えているの……!?)」 鈴仙は佳歩を疑っていた。スポーツドリンクに何かしらの毒を入れたのではないにせよ、 少なくとも、彼女が良からぬ連中と何等かの形で関与しているのではないか。 今の一件を受け、その疑念は鈴仙の「信じたい」という思いを少しずつ浸食していく。
[179]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/01(月) 00:00:46 ID:??? 鈴仙「(――佳歩が本当にスパイ……じゃないにしても! 永遠亭ルナティックスの中に、内通者が居る可能性については言及すべきなのかしら……。 多分、私やパスカル君だけじゃない。中山さんや師匠はとっくに勘付いてるでしょうし、 慧音さんは勿論、ウサギBちゃんやつかさみたいに頭の良いメンバーだったら、 下剤は姫様が飲んだからはい終わり、……とは思っていない筈!)」 そんな想いが鈴仙の中で。あるいはひょっとしたら、チーム全体で広がっていたところ。 ??「……あの」 ――ある人物が、唐突に口を開いた。 どよめきが沈黙に変わりつつあるタイミングでの彼女の発言を聞き取れる者は初めは少なく、 具体的に言うと輝夜と妹紅のしょうもないショウの大冒険論議 (お題:モコイザードとカグエラ(※ショウの大冒険に出て来る陰険な魔導士らしい)だったらどっちが強いか) により掻き消されていたが。 佳歩「…………あのっ!」 ある人物――因幡佳歩は、もう一度意を決したような大声で、チームメンバーに存在感を示した。 その切羽詰まった声色に、ルナティックスのメンバー一同は一斉に佳歩を見つめる。 鈴仙「……ど。どうしたの、佳歩。そんな素っ頓狂な声を上げて……」 鈴仙は辛うじて喉を振り絞って、そう事務的に発言する事ができた。 しかし、その次に佳歩が発した言葉に対して、鈴仙は絶句せざるを得なかった。 佳歩は鈴仙の発言を受けて、じいっと鈴仙の瞳を見つめた後。 ――観念して全てを投げ出した罪人の如く、チームメイトにこう言い放ったのである。
[180]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/01(月) 00:04:00 ID:??? 佳歩「……み、みなさん。ごめんなさい……! この一件は、全部私のせいです。 私は……実は、聖徳ホウリューズの、えっと、その……す、スパイだったんですから……!!」 ルナティックスメンバー「「「………………………!!?!??」」」 鈴仙「――か、かほ……? あなたは……何を……言ってる、……の?」 一旦寛解しかけたロッカールームに、再び冷たい緊張が走った。
[181]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/01(月) 00:08:56 ID:??? ……と、言った所で今日の更新はここまでです。試合開始には、もう少し時間が掛かりそうです(汗) 明日は鈴仙が自慢の銃弾型弾幕(座薬ではない)で佳歩の主張を論破していく、逆転鈴仙改めウドンゲロンパ編が始まります(多分うそです) それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
[182]森崎名無しさん:2015/06/01(月) 00:12:43 ID:??? 乙なのです なにか裏がありそうですねえ ここで暴露する理由がないし 佳歩の様子が変になったのは最近のことだし ……まあ検討がつかないですけどね!(汗)
[183]森崎名無しさん:2015/06/01(月) 00:29:18 ID:??? 乙です とりあえずフレイザードを三下扱いしたそこの姫様 ちょっとこっちに来なさい 大魔王バーンの魔力でFFB(つまりカイザーフェニックス×5)使ってあげるから なんとなくスパイがもう一人いそうな気がするんだよね 岬→佳歩がスパイ(この後のことで佳歩がスパイだということが真実だと確信しそれで安心するだろう。もう一人は気づかずに) 佳歩→自分がスパイ(もう一方をかばうことで反省アピール+もう一方をかばえるという一石二鳥) もう一人→佳歩を弾圧(裏切り者は許さないアピール、しかしほかのことで妨害していく)
[184]森崎名無しさん:2015/06/01(月) 01:26:51 ID:??? 鈴仙「異議あり! この一連の行動には大きな矛盾があります!」 永琳(そうよウドンゲ……佳歩の証言の矛盾を突いていけば必ず突破口があるわ) 鈴仙「それは……姫様をなによりも大事に思っている師匠が、なぜ姫様の代わりに毒味をしなかったのか! ということです!」 ウサギC「へ?」 永琳「ウドンゲ……三途の川の渡し賃は用意したかしら?」 鈴仙「え? いや、最近お小遣いが少ないので……あれ師匠何をぎゃー!?」 佳歩「鈴仙さまー!?」 その後……佳歩のスパイ疑惑はうやむやになった。 永琳により超魔玉兎と化した鈴仙がダブルハットトリックを決めて神子達を凌辱したからだ その様子は謎の向日葵仮面すら私を超えるかもしれないと発言したという ちなみに、その光景を目の当たりにした、佳歩を含むウサギ5人組は鈴仙に心酔し 鈴仙の親衛騎団として名を馳せることになるのであった…… 悪ふざけしました、すみません
[185]森崎名無しさん:2015/06/01(月) 01:30:33 ID:??? 乙ロット!
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0ch BBS 2007-01-24