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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】
[368]森崎名無しさん:2015/06/05(金) 01:46:47 ID:??? 乙なのです あー、一回は正解にたどり着いたのに遠回りしちゃったなあ 時間がかかる? 新品同様なのはおかしい? 実際検証できるんですか? とか予め練習してました とか言い訳されるかなとか 変に裏を考えすぎて、タオルの方に行ってしまった シンプルにムジュンを考えればたしかにこれ以外にないですね いえいえ、GMさんに非はないと思いますよ これからも楽しみにしています ふー、一旦は間違えたけど当てられてよかった(安堵) 乙なのです!
[369]森崎名無しさん:2015/06/05(金) 01:49:24 ID:??? 乙です 否定しまくって長い時間撮らせたり混乱させてすみませんでした 品と使いたくないと言うわがまま言いつつ混乱させて使わせたのは間違いなく俺のせいでしょう 600円も間違いなく俺のせい ・・・でも個人的に答え分かってああ!そういうことかって感じよりも え?そんなこと?って感じました ただの自分自身の考えすぎで自爆したというアホが言うことですが 個人的には○○なら○○できないと本当に絶対そうだと決めつけれるような答えの方がよかったと思います そのへん調整がすごく難しいのは分かっていますがどうも 「急具ことを優先したら器用にできない」というのはすこし腑に落ちないです 作者さんに対する長々としたわがままな批判、および責任を押し付けるような言動 そして参加者さんに対する不快な否定の数々、どうもすみませんでした もし何言ってんのコイツ?とかそんな感情を少しでももたれたのならコメントは見なかったことにしてください
[370]森崎名無しさん:2015/06/05(金) 02:09:10 ID:??? これが本当に正解でいいの?
[371]森崎名無しさん:2015/06/05(金) 06:15:14 ID:??? 佳歩が一生懸命ドリンクに注射する練習をしたから間違い
[372]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/05(金) 13:53:36 ID:??? こんにちは、今日は時間がとれたので更新していきます。 >>368 乙ありがとうございます。そう言ってくださると本当に助かります。 >>369 乙ありがとうございます。 私としては、「深く考えれば色々な可能性が想定される問題」として出題しており、 問題の肝としては明白なものを意図していたため、え?そんなこと? ……な回答で良いと思っていました。 ですが、ご意見についてはごもっともと思いますので、 この可能性以外は自然に考えにくい! ロジックとしておかしい!(絶対とは保障できませんが) ……となるべく多くの人が思えるような回答編を書こうと思っています。
[373]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/05(金) 13:55:06 ID:??? C 『下剤入りドリンク』 鈴仙「(依姫さま、いえ、ヨッチャンの言う通り。ここはシンプルに問題を整理しましょう……)」 心強いヒントを得た鈴仙は一度ここで深呼吸。落ち着いて今回の佳歩のロジックについて検証する事にした。 佳歩「ど、どどど……どうしたんですか、鈴仙さま? わ、私の完璧すぎるロジックに打ちのめされて、こ、声も出ませんか?」 ウサギC「(ふるえごえ)」 ウサギB「(大丈夫かな。佳歩ちゃんも、鈴仙さまも……)」 暫く押し黙る鈴仙を尻目に佳歩は虚勢を張り、またそんな二人の様子に周囲は心配を強める。 しかし、そんな様子に鈴仙は左右されず、思考を深めていき――。 バッ! 鈴仙「――分かった。これなら崩し得るわ……佳歩が作った、頭脳的で直情的なロジックを!」 ルナティックスメンバー「「「「……!!!!」」」」 大きく頭を振って、堂々と佳歩の胸に対して人差し指をつきつけた。 佳歩「……ど、どうしてですか? また、説明してみてくださいよ!」 悪役にも少しずつ慣れて来たのか、佳歩もどもらず、ふてぶてしい態度を作って鈴仙に反論する。 しかし、今回の鈴仙には余裕がある。佳歩の証言を崩す為のロジックが、頭の中でしっかりと構築されていた。 鈴仙「――まずは、問題を整理しましょう」 鈴仙はざわめくチームメイトを制しつつ、冷静に論点を整理していく。
[374]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/05(金) 13:56:20 ID:??? 鈴仙「今回の大問題は、【佳歩が証言通り、私達に隠れて下剤を仕込んだ、もしくは仕込めたのか否か】。 ……これは、間違いないわよね?」 佳歩「そうですね。そして私は証拠を出して、隠れて下剤を仕込んだと主張し。 鈴仙さまはその証拠を逆手に取って、私には下剤を仕込めないと主張されています」 鈴仙「そう。だから私は、4つの証拠をどうにか使って、佳歩の主張を崩さなくちゃいけない」 鈴仙はここで自らの立ち位置を確認しながら、そこから一歩間を置いて、ひとつひとつ説明を始める。 鈴仙「では、具体的にどうやって佳歩の主張――隠れて下剤を仕込んだ――を崩していくのか? それにはまず、佳歩が下剤を仕込み、この作戦を完遂しうるための前提条件を考える必要がある。 ――これに際し、私は以下の3つの条件を全て満たした場合、佳歩は下剤を仕込めると考えたわ。 @佳歩は私達に隠れて、下剤と注射器を調達した。 A試合当日、佳歩は私達に隠れて、下剤を仕込んだ。 B下剤を仕込んだ後、佳歩は身元が割れないように、ドリンクをスタッフに渡した。 ――って、具合にね」
[375]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/05(金) 13:59:19 ID:??? 妹紅「う……うーん? 確かにその前提条件は間違ってないと思うけど……。 ――でもさ。そんな条件を並べたところでどうなるの? 色々と考えて行けば、@〜Bどれにしたって充分否定出来る可能性もあれば、 それを覆すための言い訳だって成り立つと思うんだけど…………」 輝夜「(…………)ヤベッ、何言ってるかちんぷんかんぷんだわ! じゃない、………そ、そうよそうよ! それを言ったら例えば、@にしたって、『えーりんが神だから佳歩は下剤を盗めない! 終わりッ、閉廷! 以上、解散!』 ……で済むじゃないのよ!!」 中山「――それで佳歩は、『私には神子様の聖人パワーがあるから無敵! 下剤を盗めた!』……とでも言えば、 それで全てが覆るな。今の俺達には、『永琳さんは佳歩の行動が御見通しであること』も、『佳歩には神子の力がついていること』も。 そのどちらも、明白に証明できないのだから」 パスカル「……まあ、今のは極端な例とは思うが。さっきの話みたく、 『古ぼけたタオルでは透けるから耳を隠せない!』という説と、『いや、色落ちしてる程度だから耳を隠せる!』という説では、 どちらもそうだと言い得る可能性があるのだから、決定打足り得ないという訳だな」 鈴仙「……これはあくまで『ロジックのゲーム』。あり得る可能性を全て否定するのではなく、 現在ここにある証拠から、より一番確からしい可能性を突きつける事が、最も求められるわ」 ウサギC「密室殺人の犯人が実は宇宙人! 犯人は空を飛んで部屋に入って、魔法で人を殺したんだぜ〜、 みたいなミステリーも世の中にはあるけどね……」 ウサギD「え、えええ……! だ、だったら佳歩ちゃんは外の世界の超能力者に操られて金縛りされてたから、 下剤を仕込みようが無かった……ってこともあり得るってこと? ううう、わたし、分からなくなってきたよぉ……」 ウサギB「――ま、まあ。色々考えだしたらキリが無いから、より妥当と思われるムジュンを見抜け、って事ですよね。 文脈の中と証拠との関係から、素直に読み取れるロジックの破綻。それこそが一番大事な訳ですし」
[376]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/05(金) 14:01:00 ID:??? チームメンバーの納得をとりあえず取り付け、鈴仙は本題の説明に入っていく。 つまり、先程述べた@〜Bの前提条件のうち、どれが一番否定するに足る条件かということを説明する。 鈴仙「――まずその@。佳歩は私達に隠れて、下剤と注射器を調達した。 これを証拠に基づいて、佳歩の証言を明確に否定できる可能性があるとしたら……実はあんまり無いのよね。 精々が、『永遠亭のエンブレム』を持っている薬売りで、薬を扱える筈の佳歩が、 わざわざ今朝、薬棚から下剤を盗み出す必要性があるのか? とか、 『ヒューガーの名刺』を持っている佳歩だけど、本当に佳歩は沢田君から注射器を買えたのか? ――と、いう程度だと思うけれど、これは結構自然な言い訳がしやすい。 「当日の朝に盗んだ方が、足がつきにくい」だとか、「沢田君は忙しすぎて、自分が買ったのを忘れている」だとか。 そして一番の問題は。 仮にこれが否定されたとしても、【佳歩は隠れて下剤と注射器を調達した】……というロジックは否定しきれない。 「薬棚から」下剤を調達していないとか、「沢田君から」注射器を買っていないとか。その程度の否定は可能だけど、 【佳歩にはどうやっても、隠れて下剤を注射器を調達する事はできない】……と、いう事までは証明できない点よ」 輝夜「い、いや! わからんわよ! ドリンクには元々下剤が入っていた可能性もあるし、 ヒューガーの在庫管理台帳を調べてみれば、注射器を調達してないって証明できるんじゃ……!?」 鈴仙「そうですね。そのことを証明できれば、佳歩の発言を否定する事は出来るかもしれません。 現に、『下剤は極細の注射器を通して注入させられた"らしく"……』と、注射器を通して注入させられたとは確定しませんし。 ――ですが、現在、その事を証明できるアイテムを私達は持っていません。 だったら、より確からしい回答を求めていくのが、ロジックを崩すという意味では理にかなっていると思います」 輝夜「む、むぐぐ……イナバの癖に知的な発言しくさってぇ……。本来、知的キャラは私でしょうが……!」 慧音「(えっ)」
[377]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/05(金) 14:05:08 ID:??? 佳歩「……成程。では、A試合当日、佳歩は私達に隠れて、下剤を仕込んだ。については?」 鈴仙「――それを説明する前に、先にB下剤を仕込んだ後、佳歩は身元が割れないように、ドリンクをスタッフに渡した。 ……から、説明させて貰っても良いかしら?」 佳歩「え、ええ……。構いませんよ」 ここで佳歩の虚勢が少し崩れたような気がしたが、それも気にせず鈴仙は更に続ける。 鈴仙「……とはいえ、Bについては、さっき佳歩が大体説明してくれたし。 それに、@と似たような部分があるから端折らせて貰うけど。 「ドリンクをスタッフに渡した」は、スタッフさんが実際にここにドリンクを持って来た以上否定できないから。 Bで実際に論点となるのは、【佳歩は本当に身元を隠せたのか否か?】……という事になると思うわ。 そして更に具体的に言えば、古ぼけたタオルなんかで本当に身元を隠せるのか? ……だとか、 永遠亭のエンブレムを持っている筈の佳歩が、本当に身元を隠せたのか? ……だとかが問題になるけど。 ここについては、さっき佳歩も言ってたとおり証拠として本当に弱い。身元を隠せたのかもしれないし、隠せなかったのかもしれない。 まあ、佳歩の言ったように、タオルがちょっと白くなっただけで、耳が透けるものとは自然に考えづらいし、 エンブレムにしても、カバンの中に入ってた事を考えると、スタッフがそれを見つける可能性も低いでしょうけど……。 ――とにかく、『身元を隠せた説』『身元を隠せない説』。 どっちの説にもある程度の説得力はあるから、これを根拠に佳歩を突いても堂々巡りになるだけだわ」
[378]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/05(金) 14:06:45 ID:??? 永琳「……前提条件@を崩すには、明確な証拠が今ここに存在しないため困難。 また、……前提条件Bを崩すには、証拠はあっても根拠が弱いため困難。 ――では、前提条件Aには。明確かつ、根拠のある証拠が残されている。……そういう事かしら?」 久しぶりに口を開いた永琳に対し、鈴仙は力強く頷く。 鈴仙「……そもそも、今回の謎が複雑だったのは。佳歩が多数のノイズを、私達に投げかけて来たからです。 私の推理が正しければ、佳歩は今ここで一連の証言をでっち上げた。 だから、大がかりなトリックだとか、巧みな隠蔽だとかはどうしたってできようも無い。 ――じゃあどうやって、自身の証言に潜むムジュンを包み隠すか。 不要な周辺情報をあえてペラペラしゃべって、色々な可能性を私達に深読みさせるためのね!」 佳歩「………!!」 鈴仙「――佳歩、流石だわ。『全ての情報は推理の為に有用である』、『新しく出した証言のムジュンには、新しく出た証拠で対応できる』。 そんな私達の思考パターンを読み切った、心理的ミスリード……! まさしく頭脳的で頭の回転が速い佳歩らしいわ」 佳歩の表情が驚愕と――まるで鈴仙が永琳を見る時のような畏怖に染め上げられた。 これは、鈴仙の敵と化したらしい佳歩が今までに見せた事の無い表情だった。 鈴仙「――しかし、その本質はあくまで直情的で単純! 頭脳のノイズに潜ませた真実は拍子抜けする程に真っ直ぐ! ……さあ佳歩、見ていなさい! これが――あんたの証言を覆す、最も有効な証拠よ!! ……く ら え !!」 バァァァン!!
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0ch BBS 2007-01-24