※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】
[737]森崎名無しさん:2015/06/18(木) 22:40:15 ID:??? ★中山→ドリブル 53 ( スペードA )( 2 + 6 )=★
[738]森崎名無しさん:2015/06/18(木) 22:41:36 ID:??? ★石田→タックル 43 ( クラブ7 )( 4 + 3 )=★
[739]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/19(金) 00:13:17 ID:PKsp1INg ★中山→ドリブル 53 ( スペードA )( 2 + 6 )+(消えるフェイント+4)=65★ ★石田→タックル 43 ( クラブ7 )( 4 + 3 )=50★ ≧2→中山、ドリブル突破成功。しかし神子がその隙に……! 中山「――邪魔だっ!」 シュンッ! 石田「松山が……消えた……?」 実況「中山選手、大振りな動きにより石田選手の視覚を錯乱させ突破! これはまさしく、中山選手が得意とする『消えるフェイント』です!!」 圧倒的な技巧で石田を一瞬にして抜き去った中山は、当然その結果に満足せず。 その代わりに、今回タックルに飛び出せなかった岬を一瞥してこう言い放った。 中山「――トータルフットボールを実現するには、フィールダー11人全てに途轍も無い運動量と バランス良く高い能力が要求される。お前達の部下はそれらを何一つ兼ね備えていない。 しかし、現にトータルフットボールは存在している。何故か? 簡単だ。 聖徳ホウリューズにはその大穴を防ぐ為の何かを兼ね備えているからだ。 具体的には――十人の声を同時に聞き取るとされる稀代の政治家・豊聡耳神子。 周囲の悪意に敏感で、かつそのコントロールに長ける稀代の詐欺師・岬太郎。お前達二人の存在だろう。 お前達二人が分担して、選手の動きを全て管理していたんだ。……そりゃあ、通常の数倍は疲れるだろうさ」 岬「ご名答。……でも、僕はあの方ほど、有能じゃないよ」 岬は謙遜するように力無くそう吐き捨てた。それは真実だと中山は思った。 中山「……そうか。考えればお前とは積もる話もあるが……だが、そうしている暇もないか。 (……豊聡耳神子。あいつは俺がボールを持ってから石田のタックルを回避するまで、ピクリとも動いていない。 ――よもや。『トータルフットボール』すらも、ただの目くらましだったという訳か……?)」
[740]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/19(金) 00:14:31 ID:PKsp1INg そして同時に中山は確信していた。 ――今更真実を知ったところで、これから行われるであろう神子の新たなる作戦を防ぐには至らぬと。 神子「(……よし。――これだけ時間を稼げれば上出来だ!)……皆の者!」 ペナルティエリア付近へと向かう中山を尻目に、神子は余裕を持ってセンターサークル付近に立ち。 ――彼女はこれまでどのチームにも見せていなかった、新たな勅を発した。 神子「『餮(あじわいのむさぼり)を絶ち、欲(たからのほしみ)を棄(す)て』!」 ホウリューズメンバー「「「「「 ハ ッ ! ! 」」」」」 ――ザッ、ザッ、ザッ……! ――ザッ、ザッ、ザッ……! ――ザッ、ザッ、ザッ……! ――スタタタタタタタタタタッ……!!
[741]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/19(金) 00:16:51 ID:PKsp1INg 鈴仙「――え? い、今のは……何!? また新しい作戦!?」 中山よりも少し前方、聖徳ホウリューズのゴール前でボールを待っていた鈴仙は、神子の鶴の一声に素っ頓狂な声を上げる。 実況「あ……ああ〜〜〜!? こ……これは! これはどういう動きでしょうか! 神子選手がまた新たな号令を発したと思えば、聖徳ホウリューズの全選手が……!!」 佳歩「――えっ? 今までとは違う動き……?」 パスカル「聖徳ホウリューズのメンバーが、撤退している……? 即席のリトリートか?」 永琳「それにしては、やけに動きがキビキビしているわね。……元々、こうした動きも戦術として取り入れていたみたいに」 ―――しかし、その動きを見て鈴仙と同じ感想を抱く者の方が多数派だった。 何故なら、これまで循環した円運動を繰り返していた神子の配下達は、あの号令一つで、 一挙になだれ打って、ゴール前へと流れ込んで来たからである。 輝夜「フ……フフフ……! どうやら敵さんも私が放つ圧倒的カリスマオーラに気圧されて、 攻撃するのを止めちゃったみたいね! 敵が勝手に私の家来になっていくわ!」 慧音「えっと……それは。あのベンチで旗代わりにポストを振ってるレナート君とかか?」 輝夜「ナチュラルにアレの話題に触れるのやめろォ!」 つかさ「――でも。普通だったら、あんなに早く守備の布陣には行けないと思います。 せめて、ラインアウトでもして軽く打ち合わせる時間があれば別かもしれませんが、 ああもノータイムで思いっきり秩序だって下がれるでしょうか……?」 妹紅「ちぇっ。本当に良く分からない連中だね。そんな作戦まであるなんて聞いて無いよ!」 ウサギB「一芸特化のフィールダーに、未だ謎多き控え選手。そして今のような隠し玉。 ――聖徳ホウリューズには本当に、今までの私達の常識が通用しないチームですね……」
[742]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/19(金) 00:18:08 ID:PKsp1INg 全選手が一同に守備へと向かっていく様子を、遠巻きに眺めていたルナティックスの守備陣は、 鈴仙やパスカル達以上に、その異様さをハッキリと認識していた。 これは単なる思い付きの作戦では無く、こうした局面を想定した戦術である事は明らかだった。 実況「中山選手がボールを持って、聖徳ホウリューズのゴール前に辿り着くまでに……! オーソドックスな4−3−3だった布陣が、以下のように様変わりしてしまいました!!」 −−@−− @川上(セービング特化) ECABJ E石田(パ) C高杉(ブ) A布都(守備万能) B大丸(ク) J岬 −−D−− D岸田(タ) −−−−− G−H−F G小田(スルー) H屠自古(シ) F本間(ド) −−I−− I神子 −−−−− −−−−− 聖徳ホウリューズ:6−4−0 永遠亭ルナティックス:4−3−3 −−H−J H鈴仙 Jパスカル F−−−− F佳歩 −−−−− G−I−E Gてゐ I中山 E永琳 −−−−− −BDC− B妹紅 D慧音 CウサギB −−A−− Aつかさ −−@−− @輝夜 鈴仙「こ、こ……こんなのって、アリなの……!?」 佳歩「それに、こんなにDFが大挙してても、逆にパスコースが狭まって邪魔なんじゃ……?」 てゐ「ていうか、FWやMFが一瞬でここまで下がれるなんて。凄い脚の速さだねぇ……」
[743]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/19(金) 00:19:12 ID:PKsp1INg 岬「(……当初は、彼らの運動量を高めて、今より負担の少ないトータルフットボールを目指していた。 だけど、彼らの才能が余りに足りなさ過ぎたから、今の作戦――僕や神子様が全選手を操作する方法――に切り替えた。 彼らの脚の速さは、運動量を高めようとしてた際の副産物なんだけど……。 ――ま、そこまで教えてあげる必要は無いかな?)」 神子「(我々は今一気に3〜40メートルの圏内に入った。この距離ならば、私も一人で負担なく全選手を操作できる。 ……さあ、どう来るか、永遠亭ルナティックス。私の考えた第二条の布陣。お前達ならどう破って見せる?)」 鈴仙「ちょ……ちょっと。ちょっと状況を整理しましょ!」 先ほどのシュート失敗はどこへやら、不敵な笑みを称えながらゴール前に君臨する神子を尻目に、 鈴仙は一旦この激変した状況を整理するべく目を閉じた。 鈴仙「(――今は、中山さんがボールを持って前線――ゴールから30メートル地点へ上がった状態。 同時に前線には……私と佳歩と、パスカル君がシュートを撃てる位の位置まで上がって来ている。 てゐも中山さんと並んだ位置に居るから、パスが通れば『インビジブルデューパー』も撃てなくはないけど。 それでも、ここまでフィールダーが居るんじゃあ、数の暴力でタックルやらされてもおかしく無いわよね)」 鈴仙は慌てててゐや佳歩、そして中山の方を振り返る。そこには各選手2〜3名程度のマークが張り巡らされていた。 鈴仙「(――お師匠様は……うーん、守備に備えていたからか、ちょっと後方に居るみたいね。 これじゃあ、渡していきなりシュート! ……とかは難しそうだわ。ただ、その分マークは薄いみたい)」 永琳へのマークは薄い……とはいえ。 それは永琳がガチガチに固められた、聖徳ホウリューズの陣地へと辿り着いていないが為。 恐らくここでボールを渡したとしても、ゴール前の密集地帯の突破は避けられないだろう。
[744]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/19(金) 00:23:55 ID:PKsp1INg 鈴仙「(……とはいえ。ここまで明確な穴熊戦法には、絶対に明確な穴がある筈よ! 今は前半31分。苦し紛れで固められた相手の鎧をはぎ取って、何としてでも同点に追いついてやらなくちゃね! で。結局ここは……ここは、どうすれば良いのよぉ!? なんか、めちゃくちゃ選択肢がありそうな気がするんだけど……?)」 A:中山にこの位置から撃って貰う。 B:中山にドリブル突破で一対一を狙って貰う。 C:中山には『ピンポイントパス』でてゐにパスを通して貰い、『インビジブルデューパー』を目指す! D:ショートパスを貰い、自分(鈴仙)が決める!(更に撃つシュートを選択) E:センタリングを貰い、自分(鈴仙)が低い浮き球を処理する!(更にスルー、シュート、ポストプレイを選択) F:佳歩にパスして貰い、佳歩に『ラビットテイル』で決めて貰う! G:佳歩にパスして貰い、佳歩にドリブル突破からの一対一を狙って貰う! H:パスカルにパスして貰い、パスカルに『バナナシュート』で決めて貰う! I:パスカルにパスして貰い、パスカルにドリブル突破からの一対一を狙って貰う! J:永琳にバックパスして貰い、永琳に右サイドをドリブルで抉って貰う! K:暇そうなDF陣にオーバーラップして貰う!(更に上がって貰うDFを選択) L:暇そうなDF陣にバックパス。パス回しで悠々と時間を稼ぐ!! M:その他 自由選択枠 鈴仙のガッツ:930/970 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[745]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/19(金) 00:26:13 ID:PKsp1INg ――と、言ったところで今日の更新はここまでにしようと思います。 聖徳ホウリューズのガチガチ布陣について、普通に中山など能力の高い選手で突破するのもアリですが、 選択肢の一つ二つについては、明らかに今回の特殊な状況下で有利に働くモノもありますので、色々考えて下されば幸いです。 それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
[746]森崎名無しさん:2015/06/19(金) 00:31:12 ID:7dLnxV9s H 乙なのです
[747]森崎名無しさん:2015/06/19(金) 06:21:29 ID:LAYy4g5k A スピードに乗ったままシュートだ
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24