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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】
[897]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/25(木) 01:03:07 ID:kI0O2jU+ C:「…………」スッ 黙って手を差し出し、ハイタッチを促す。 鈴仙「(いや。これはもう言葉で言うべき事ですら無い。ここは態度で――)」 ……スッ。 鈴仙は飛び出したい気持ちを抑え込み、パスカルの傍で黙って右手を高くに掲げた。 手のひらを大きく広げて、パスカルに向かってニコリと笑顔を見せると、彼もすぐにその意図を察した。 パスカル「……フッ、悪いな。先に手柄を上げてしまって」 鈴仙「……べっつに。最後は私が勝つから良いのよ」 パスカルは照れ隠しか、長くのびた前髪を掻き揚げながら気障っぽくそう言いつつも、 力強く汗まみれの右手を大きく開いて鈴仙に応じる。 鈴仙もそんなパスカルの姿に感化されたのか、少しだけカッコ付けた風に肩を竦めてみせながら――。 パチーン! ……と、パスカルが振りだした右手に全力で応えた。 これまでの重苦しく湿った雰囲気を吹き飛ばすような、乾いて軽い音が響いた。 *パスカルの評価値が上がりました。
[898]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/25(木) 01:08:53 ID:kI0O2jU+ 大丸「……そ、そんな。折角守り切った1点だったのに……!」 布都「――大丈夫じゃ。どんな時になっても、きっと神子様が我々を救ってくださるだろうよ」 岬「……ハァ、ハァ。前半戦が、終わったか。……あの陣形を維持するだけに、ここまで消耗するとは……!」 一方で前半終了直前で点を奪われた聖徳ホウリューズは、辛うじて平静を保ってはいたが、それでも明らかな動揺が感じられた。 神子が如何に万能と言えど、どんな場合でも一人で人心を完全に掌握できる訳では無い。 とりわけ、この前半戦のみで、『和を以て貴しと為す』――聖徳ホウリューズのトータルフットボール様戦術―― の制御により大きく消耗した岬は、今回の状況をとてもでは無いが、余裕を持って見れなかった。 岬「(前半ロスタイムで1−1の同点。後半戦は、疲弊した僕と神子様でチームを指揮しなくてはいけない。 ……いや、無理だ。僕は……僕だけじゃない。神子様もまた、前半戦で大きく消耗した! 観客席を先導している秦こころを選手登用する手があるとはいえ、このままではジリ貧だけど……)」 神子「――岬君。君はよもや、我々がここで終わるとは思っていないね?」 岬が消耗しても明晰な思考を打ち切るように、神子が岬に声を掛けていた。 試合は既に前半終了の笛が鳴っており、神子と岬以外の聖徳ホウリューズメンバーは控室へと戻っている。 岬「……はい。もちろんです」 岬は神子の問いに深く頷いた。そして同時に彼は、神子がこれから自分に何を言い放つかを大体感じ取っていた。 神子「……岬君。前にもやった通りだ。君は後半――」 岬「…………!」 神子と岬との会話は僅か数瞬。耳元で囁きかけた為、観客席はおろかフィールド上の誰にも聞こえない。 そんな風に発された神子の発言を聞いた、常に能面のような笑顔を絶やさない岬太郎。 ――彼の笑顔が、ほんの僅かに歪みかけた。
[899]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/25(木) 01:10:17 ID:??? ……と、言ったところで力尽きたので今日の更新はここまでです。 明日こそ、何か選択や判定が出てくると思います。 それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
[900]森崎名無しさん:2015/06/25(木) 01:30:16 ID:??? 乙なのです ウサギB「今度はオラがやる!」 ウサギC「ウサギBちゃん!? しっかりして!?」 佳歩「よっぽどショックだったんだね……」 実際他のメンバーと違って、脅されて無理やり協力されている上にあくどいことさせられて、 いざとなったら神子に切り捨てられることを、なまじ頭がいいから理解できちゃう 岬くんって松山くんレベルに不幸なんじゃ・」
[901]森崎名無しさん:2015/06/25(木) 01:32:51 ID:??? ミサキーヌ、そんなチームはやめて矢車の弟におなり…
[902]森崎名無しさん:2015/06/25(木) 20:17:33 ID:??? どうせならウサギM(背番号11)として、うちのチームに迎え入れたるw
[903]森崎名無しさん:2015/06/25(木) 20:25:08 ID:??? ミサト監督「岬君、我がアンコーナに来ない?」 ミサキーヌ「(セリエBのチームか…。悪くないな)」 ミサト監督「カードコレクターに重症のマゾにナチかぶれに童顔妖怪にヘタレと、粒揃いのメンバーが揃っているわよ♪」
[904]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/26(金) 00:14:30 ID:??? こんばんは、更新します。 >>900 乙ありがとうございます。 これはCちゃんの方がしっかりしてほしいですね。いつものキャラ的に考えてw 岬と神子との頭脳派バトル的なのは書きたいですね。 >>901 どっちに転んでも地獄っぽい気がします…w >>902 ウサギMちゃんは美子が発狂するのでNGですね。 >>903 私はその中に鈴仙を入れて、メンタルがどうなるかを見てみたいですね。 岬君だったら……案外うまく纏め上げれるかも?
[905]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/26(金) 00:17:25 ID:tAfAbqNU 【ハーフタイム】 輝夜「みんな おつかれさま このあとも がんばってね」 鈴仙「何時もの事ですけど、なんでそんな風にポカンと口を開けて遠くを見るような目線なんですか、姫様は」 中山「まあ。今回の試合に限っては、そうなる気も分からんでも無いが……」 慧音「そうだな。試合開始早々に1点を入れてから、聖徳ホウリューズはひたすらに中盤でのボールキープに徹していた。 ……そして、私達は為す術も無く、試合を彼女達のペースにし続けてしまった」 永琳「パスカル君の1点は本当に、不幸中の幸いかしら。 あれが無ければ、今のここの空気はもっと酷い物になっていたでしょうね」 一昔前のゲームキャラのような表情をする輝夜を放っておいて、 永遠亭ルナティックスのメンバーは真剣に後半戦の作戦について思いを巡らせていた。 前半終了間際に辛うじて一点は決められたものの、それだけで試合を楽観視する者は少なかった。 中山「……たぶん、運気と言うか場の流れと言うか。 聖徳ホウリューズが観客を通じてそうしたものを操っていたのかもしれない。 しかしそれを差し引いても、俺達は前半戦、長い時間中盤を支配され続けて来た」 鈴仙「そうね……」 それは鈴仙も分かっていた。 自分自身大きく格下と思われる岸田のドリブルに敗北した事もあるため偉そうには言えないが、 今日の前半戦の出来は良いとはお世辞にも良いとは言い難い。 慧音・つかさと輝夜は、本来なら防げた筈の岬のシュートを防げず、 永琳、中山は勝つべき神子との勝負に勝てず、鈴仙も絶好の得点機を逃し、 ウサギBによる奇襲も失敗してしまっている。 永琳「……これは後半に向けて、作戦を少し再考すべきかしらね」
[906]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/26(金) 00:19:48 ID:tAfAbqNU 永琳は控えめにそう提案した。チームメイトは無言だったが、全体の空気が永琳の発言に同意しているように感じた。 その空気を受けて、珍しく妹紅が饒舌に意見を述べる。 妹紅「確かに、神子達が後半どう攻めてくるかは分からないとはいえ。 それでもあいつ等の一番の売りはあの秩序立ったフォーメーションと、中盤の支配力になるんじゃないかな? ヘンなフォーメーションや奇策で来るかもしれないけれど、それはどう考えても対策しようが無い。 だったら、ひとまずは神子達が前半のような……えーっと、全員サッカー? みたいな戦法で来ると仮定して、 色々考え直してみた方が良いかもしれないね」 輝夜「異議あり!!」 慧音「えっと。……身内びいきではないが、今の妹紅のは割と良い意見だったと思うぞ?」 輝夜「え? 妹紅の発言だからとりあえず異議ありって言っただけよ!」 つかさ「(このお方は一体何を喚いているのだろう)」 てゐ「つっても、前半は単純に運が悪かっただけな気もするしねぇ。このままでも戦えない事は無いと思うけど」 ウサギB「前半はMFが3人と少な目で、攻守のどちらかにMFの穴が空いてしまう事がありましたね。 聖徳ホウリューズの一芸特化を打ち破るには、3トップも手数が多くて苦手分野に引きずり易くなり、魅力的に見えますが……」 そして永琳の提案から端を発した議論は、妹紅とウサギBの発言を前に一旦ストップする。 聖徳ホウリューズの布陣に合わせて陣形を変えるか、それともこのままの陣形で戦うか。 前者については未だ聖徳ホウリューズの布陣には謎が多いという不安要素もあるが、 しかし後者にしても、実際に前半で上手く身動きが取れなかった点もある。 鈴仙「(う〜ん。なんだか話が煮詰まって来たわねぇ。ここは実質的キャプテン代理たる私が、 何かリーダーシップを取った方が良さげ……って、師匠の目には書いてあるわね。 ――でも実際、布陣を変えるとしても、どう変えれば良いのかしら?)」
[907]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/26(金) 00:30:45 ID:tAfAbqNU 今の陣形を変えざるか、変えざるべきか。変えるとしたら、どう変えるべきか。 鈴仙は両者のメリット・デメリットを頭の中で整理した上で――こう提案した。 A:「陣形を変えましょう。師匠をトップ下、パスカル君をサイドハーフ、中山さんをボランチにした4−4−2です」 B:「陣形を変えましょう。パスカル君をトップ下、師匠はサイドハーフのまま、中山さんをボランチにした4−4−2です」 C:「陣形を変えましょう。中山さんをトップ下、パスカル君をサイドハーフ、師匠をボランチにした4−4−2です」 D:「陣形を変えましょう。中山さんはトップ下のまま、佳歩とパスカル君をサイドハーフ、てゐと師匠をボランチにした4−5−1です」 E:「陣形を変えましょう。てゐと師匠がトップ下、佳歩とパスカル君をサイドハーフ、中山さんをリベロにした5−4−1です」 F:「陣形を変えましょう。私(鈴仙)がトップ下、中山さんがCF。後は前半のままの4−3−3なんてどうかしら?」 G:「……ううん。後半戦も今のままの陣形で行きましょう。付け焼刃の新布陣よりも、案外いいかもしれない」 H:その他 ご自由に組みたいフォーメーションをどうぞ。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 (参考:今のルナティックスの配置図) 永遠亭ルナティックス:4−3−3 −−H−J H鈴仙 970/970 Jパスカル 830/840 F−−−− F佳歩 800/800 −−−−− G−I−E Gてゐ 680/680 I中山 820/820 E永琳 900/900 −−−−− −BDC− B妹紅 910/910 D慧音 750/750 CウサギB 540/540 −−A−− Aつかさ 660/660 −−@−− @輝夜 700/730 *ハーフタイムで、全員のガッツが150回復しています。
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0ch BBS 2007-01-24