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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
[544]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:37:36 ID:??? ……そして。 鈴仙「――撃ち抜け夢幻の弾丸、『マインドエクスプロージョン』!」 バギュウンッ! 上級妖怪A「グワーーーーッ!」 布都「はーっはっは! 括目するが良い、我の風水の力! 炎符・『太乙真火』ッ!」 ゴオオオッ……! 上級妖怪B「……ググ……!」 カグヤファンB「お前が戦う意志を魅せなければ、俺はこのスタジアムを破壊し尽すだけだぁ!」 ギュピピッ! デデーンッ! 上級妖怪C「もうだめだぁ……おしまいだぁ……!」 中山「いいぞ皆! 後少しで敵の本陣だ!!」 ――中山の号令の下、奇妙な連合軍はスタジアムの荒くれ妖怪達を蹴散らしていく。 最初こそ鈴仙や妹紅、慧音などルナティックスメンバーを中心とした部隊は、 いつの間にか聖徳ホウリューズの神子以外の幹部選手や、 観戦に来ていた腕に自信がある人妖をも巻き込んで、さながら一個小隊のように成長していた。
[545]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:40:37 ID:t0A8o8nc 鈴仙が狂気の瞳で周囲をかく乱しつつ、空を飛ぶ妖怪を銃撃で迎え撃ち、 布都が自慢の風水で数多の雑魚妖怪を焼き払う。 その中、有志で現れた腹筋の強い少年が腹筋パワーで敵にトドメを刺していくなど、 彼らの連携は急造とは思えない程に発達していた。 鈴仙「……うーん。やっぱり中山さんが居ると安心しちゃうなぁ。 パスカル君と比べると話しづらいイメージだけど。何というか、頼れるリーダーっぽいっていうか……」 輝夜「頼れるリーダーって私の事!? 良かったら私の靴を舐めても良いわよ!!」 屠自古「部外者だが。お前では無い事だけは分かったぞ……」 輝夜「ムギーッ! 貴様、私とイナバとの熱い絆を否定するか!?」 こころ(楽)「あのー。……みなさん、ケンカはやめ……」 観客A「おいお前等! じゃれあってるヒマがあるなら戦えーっ!」 こころ(哀)「……モブキャラにすら台詞を奪われる。どぉせ私達なんか……。 ――おい貴様、今私達を笑ったな? ……笑うなぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 バギュンッ! バギュンバギュンッ! 上級妖怪D「ギエエエエッ!? ワ、ワラッテナーイ!?」
[546]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:41:56 ID:t0A8o8nc 永琳「……これだけ居れば、私も有志として混ざれるかしら」 神子「――おや。私を気遣って来ていただけるとは有り難い。 だが残念な事に前線は私一人で間に合っている。貴殿は是非、目立たない裏方で後方支援を――」 永琳「――良く言うわ。貴女が仕掛けたんでしょうが、この騒ぎ」 神子「……さて。どうかな」 大丸「う、うおおおっ! 神子様ばんざー……うわっ、何をする、離せい!!」 慧音「――生憎と私は、生徒一人一人の命に向き合って、教育させて貰っているんだ! 神風特攻とは感心しないぞ!」 カグヤファンR「とるっ!」 バッ! グシャッ! 慧音「! そうこう言ってる間に、カグヤファンR君の頭が首にめり込んでしまった! くそっ、仇は取らせて貰うぞ!」
[547]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:42:58 ID:t0A8o8nc ウサギB「次、右側頭部に攻撃が来る可能性78%! 左に避け……」 来生「やだぷーっ♪」 タッ! ……スカッ。 ウサギB「ま、またデータから外れちゃったぁ! 一体何なの、この人!?」 来生「シュレッダーの三毛猫ってあるだろ。つまり俺がルールって事さ!」 ウサギB「三種類も毛を生やさなくっても良いし、それ以前に色々違ってるってば! ……もーう。世の中にはCちゃん以上におかしい子が居るものなのね……」 高杉「こ、こいつらの命はやるから、俺だけは助けーーひえっ!」 妹紅「何を言ってるんだ。他人の命だって大事にしなさい! 無駄に捨てて良い命ってのは――輝夜と、この私だけさ! そらっ、永遠に尽きぬ閃光、須臾の狭間で弾け飛べ。『インペリシャブルシューティング』!」 バギュンッ! バチバチバチッ……ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ! 観客B「す、すげぇ……。妖怪達が一網打尽だ。よし、俺も頑張るぞ!」
[548]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:44:58 ID:??? ――鈴仙だけが、理想的な部隊を形成出来ている訳では無かった。 全ての人妖(神子本人は微妙だが)が、種族、立場、感情などの垣根が無いかの如く理想的に動いていた。 つまり、中山指揮下の軍隊は、圧倒的劣勢ながらも、非常に高い士気を持続させていたのだ。 鈴仙「――さあ。追い詰めたわよ鬼人正邪! 嘘を吐き人妖を騙し、 そうやって今のようなクーデターまがいのテロを成し遂げた!」 正邪「ケッ、そうだよ! 全ては下剋上の為に仕込んだのさ!!」 神子「だが、貴様の覇道ももはやここまで。我が千年王国の礎となるが良い!」 カグヤファンB「カグロットォォーーーーーーーーッ!!」 バギッ! ズシャッ! バシュウッ! ドゴオオオッ! 正邪「や、やられた〜〜〜! くそっ、これで勝ったと思うなよーーーー!」 ……そんな中、この襲撃の黒幕だった小物っぽい天邪鬼が一瞬にしてボコボコにされるのは、もはや必然。 切れ目無く回避不可能な銃弾、剣戟、殴打の弾幕に、反則アイテム無しの下級妖怪が叶う筈もなく。 果たして鬼人正邪と名乗った人騒がせ妖怪は、あっけなくしょっ引かれたのだった。 *** 佳歩「み、みなさん凄いです!」 ウサギC「わたしが出てればぶっちゃけしゅんころだったけど、ひざにやをうけてしまってな……」 ウサギD「ほ、ホント!? 大丈夫Cちゃんっ!? そういえば膝小僧にばんそうこうがあるよっ!」 ウサギB「それは昨日かけっこして転んだ時の傷でしょ……」 つかさ「何はともあれ、けが人は無かったようでして。スタジアムは倒壊してしましたが……皆さん無事で何よりです」
[549]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:55:29 ID:??? 戦闘を終えた鈴仙達を出迎えてくれたのは、 戦闘に参加できないウサギ達や聖徳ホウリューズの人間メンバー。 そして非力な観客達で作られた、応援団の人妖たちだった。 彼女達は戦いで軽傷を負った鈴仙達に応急手当を施すばかりか、 中にはスタジアム近くの住処へ戻り、食糧や薬を提供してくれる妖怪もいた。 パスカル「しかし、ナカヤマは凄いよな。前線で指揮を出すにとどまらず、 下級妖怪相手には札と剣術で応戦してたじゃないか。俺と同じ人間とは思えないぜ」 中山「はは。あの程度の護身術、人里の人間では出来る方がごまんといるよ」 慧音「ここには生憎居ないが。聖殿がここに来ていたら感動していただろうな……。 これこそが、真の人妖の平等である、と」 布都「なーにを言っておる。悪しき妖怪は皆滅ぼすべしじゃ! ……ま。今日我を助けてくれた奴は見逃してやらん事もないが、な」 観客B「よし! 後は皆で呑みにでも行くかー!」 一同「「「「おーう!!」」」」 鈴仙「(これで……終わりよね。私の感じてた違和感ってのはこれで。 中山さんのリーダーシップのお蔭で観客が怪我する事もなく、 神子がでしゃばって、発言力を伸ばす事もなく終わったし……今度こそ、ハッピーエンド、よね?)」 試合前のアウェー感や敵意はどこへやら、 結集して妖怪を退治した一同は、完全に和やかなムードを形成していた。 雨降って地固まるとは良く言うが、今回の事件も結局はそうした話だったのだろうか。 聖徳ホウリューズの野望は、この敗北と最後の計画の失敗により、完全に打ち砕かれたのだろうか。 ――結論から言えば、その答えはノーであった。
[550]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/05(水) 00:59:08 ID:??? ……と、言ったところで中途半端になりましたが、力尽きたので、今日の更新はここまでにさせてください(汗) 明日の更新で、一旦弛緩しかけていたムードを再び引き締め、 準決勝第二試合、そして決勝へのモチベーションにしていければ……と考えています。 ウサギBの名前案については、近日投票しますので、また色々と考えてくだされば幸いです。 それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
[551]森崎名無しさん:2015/08/05(水) 01:09:10 ID:??? 乙でした 腹筋とはいったい……うごごご!! そう言えばブ○リーは腹パンでやれてたし弱点の克服の為に鍛えてる可能性が微レ存
[552]森崎名無しさん:2015/08/05(水) 18:35:25 ID:??? 乙なのです 色々ツッコミ所満載ですが、あえて一つだけ なんで来生敵に回っているんだオイ(汗)
[553]森崎名無しさん:2015/08/05(水) 18:53:43 ID:??? え?
[554]森崎名無しさん:2015/08/05(水) 19:50:59 ID:??? 敵に回ってる描写どこ?ど俺の読解力が低いのかそんな描写なかったぞ
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0ch BBS 2007-01-24