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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
[651]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/15(土) 00:44:37 ID:??? ……と、言ったところで今日の更新はここまでです。 明日は大目に更新できればと思っています。 皆様、本日もお疲れ様でした。
[652]森崎名無しさん:2015/08/15(土) 07:37:17 ID:??? ストライカーは点を取りたいんじゃ・・・自分でゴールを決めたいんじゃ・・・ それは意地なんじゃ・・・分かってくれ霊夢・・・ ところで魔理沙が地獄行きしそうなんですが
[653]森崎名無しさん:2015/08/15(土) 07:57:23 ID:??? この魔理沙は後々セーヌ川ダイブをかましてしまいそうだ…… 紺珠伝みたいに新作が出ると物語にも微修正を加えたりしますか?
[654]森崎名無しさん:2015/08/15(土) 13:05:53 ID:??? なんか魔王の時みたいになってる。 なんで劣等感覚えるキャラにどこもなってるんだろうね。
[655]森崎名無しさん:2015/08/15(土) 13:31:30 ID:??? 努力を惜しまないからじゃない?
[656]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/15(土) 17:55:56 ID:??? こんにちは、更新をしていきます。 >東方新作について 紺珠伝については、微修正程度だったらあると思いますが(キャラが登場したり、敵チームにスポット参戦するなど) 大筋だけは変えないようにしたいと思っています。 新作では永琳や鈴仙と深い関係がありそうなキャラが出て来るみたいなので、絡みのあるシーンは作っていきたいですね。 >>652 霊夢はその辺りの気持ちをあんまり理解していない…訳では無いけれど、 他人の気持ちを何となく察するのに慣れてないようなイメージがありますね。 魔理沙まで地獄に行くと、地獄が飽和してしまいそうなので多分なんとかなりますw >>653-655 正直に言って、某スレの魔理沙像をかなり強くイメージしています。 また、強靭な精神を持つ森崎と敢えて対比している所もあります。 内心強い劣等感を覚えつつも、それを普段は臆面にも出さず努力を重ねるというのが魔理沙だと思っていますが、 その『普段』が見えないと、ただ鬱屈してるだけなキャラクターに見えてしまうかもしれませんね。 この辺りの描写は、今後予定している、鈴仙との絡みでも出していきたいと思っています。
[657]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/15(土) 17:57:17 ID:??? ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ! 実況「先ほど1点のビハインドを許した、紅魔スカーレットムーンズのキックオフで試合再開です! スカーレットムーンズ、まずはボールをトップ下のパチュリー選手に預け、 手堅くボールをキープして攻め時を見計らっている様子!」 パチュリー「(相手が浮足立った状況の今、こっちは逆に焦らして様子を見るのが吉ね。それに……)」 魔理沙「くそっ……! このボール死ぬまで借りてくぜ、パチュリー!」 タッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ! ――シュンッ! シュパッ! 魔理沙「……ちっ。お得意の『芸術的なドリブル』か!」 パチュリー「――生憎と、そうカリカリした人間の小娘に分け与えてやるだけの叡智は、持ち合わせていないけど?」 霊夢「馬鹿ね魔理沙。 だからここは一緒にタックルに行こうって言ったのに……! ええいっ、食らいなさい! 『パスウェイジョンニードル』ッ!」 バシュッ! ズバアアアアアアアアアアアアアアアアッ! ――クルルルルッ…バッ、バババッ! …スパァァッ! パチュリー「腰が浮いているわよ。博麗の巫女が、情けない」 霊夢「……今のは『華麗なドリブル』かしら。中々やるじゃない」
[658]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/15(土) 17:58:26 ID:??? パチュリー「(――幸いにも。一対一ならば、私は霊夢や魔理沙が相手でもボールキープで優勢に戦える余裕がある。 いや、私だけじゃない……)――レミィ。後は任せたわ」 バシュウウッ! パシッ。 レミリア「ふん、ご苦労だったなパチェ。後は真打の私に任せなさい」 アリス「吸血鬼と言うのは、どこまで傲慢な種族ね。もう勝った気でいるのかしら?」 衣玖「私は私の仕事をこなすのみ。その仕事には、貴女の足止めも含まれています」 レミリア「ハ。傲慢だって? 私はこれでも、謙虚な吸血鬼として界隈では有名なのよ。 だって、あんた達のような取るに足らない雑魚が相手だって……!」 バッ! グワァァァァッ! レミリア「――こうやって、全力を以て叩き潰してやってあげてるんだからね! 食らいな雑種共! 紅魔の行進、『スカーレットマーチ』だ!」 ドンッ! ――ドガガガガガガガガ!! バギイィイッ! グシャァァァッ! アリス「くっ……!」 衣玖「ふ、吹っ飛ばされるのは仕事には無かったのですが……あーれー」 実況「紅魔スカーレットムーンズ! 今度は試合開始時と打って変わって中盤を支配しています! パチュリー選手とレミリア選手。霊夢選手と魔理沙選手にも劣らない紅魔のゴールデンコンビが猛威を振るう! 先ほどの喧嘩が原因か、イマイチ連携しきれない霊夢選手と魔理沙選手を差し置いて、 じりじりとラインを上げて、博麗連合のゴールを脅かします!」
[659]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/15(土) 17:59:26 ID:??? 森崎「チッ、何喧嘩してんだよあいつ等! 幻想郷の選手にゃプロ意識ってモンが無いのか!?」 天子「ないでしょ。だって私らプロじゃないし」 中里「……今更愚痴を言っても始まらぬでゴザるよ、森崎。 それに――敵は今や門前へと来たりっ!」 中里がそう叫ぶと同時に、森崎は怒りの矛をスッと収めて前方に視線を戻す。 そこには、先ほどまで攻勢を伺いボールキープに努めていたスカーレットムーンズの前線メンバー ――レミリア、パチュリー、フランドールの三名がバイタルエリアへと押し寄せていた。 パチュリー「(……試合は前半14分。アクションを起こすならば、今ね)……レミィ、行くわよ!」 レミリア「了解。フランも上がってなさい! まずはアンタに撃たせてあげるから」 サッ……。 フラン「(あのサインは、たしか……アレだったわね)――フフッ、待ちくたびれちゃったわ、お姉様! 私、早く博麗連合のゴールを粉々にしたいわぁ!」 ダッ! 実況「――パチュリー選手はボールを持ったまま、博麗連合のサイド深くへと切り込んでいきます! そして、フランドール選手をペナルティエリア奥、ゴールの真正面へと向かわせました。 一方、レミリア選手はねじ込みに備えてか、やや離れた位置に陣取ります。 この位置取りからして、まずは同点に並びたいスカーレットムーンズ。 ここはフランドール選手の大型シュート・『495年の波紋』でゴールを狙う算段でしょうか!」 中里「そうはさせまい! 忍法……」 バシュウウッ! ギュウウウンッ! ――スカッ!
[660]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/15(土) 18:00:43 ID:??? 中里「ぬ、ぬうっ……! 少し、遅かったでゴザるか……!」 パチュリー「――今のは肝が冷えたわ。もし貴方が一秒早く跳んでいたら。 私のパスですらも弾かれていたでしょうね」 実況「中里選手は自慢の身軽さを活かしてパスカットに向かいましたが……! しかし、これは後僅かでパチュリー選手の出したセンタリングに届かない! ボールは予想通り、フランドール選手の頭上へと渡ります!」 萃香「えへへっ、来たね吸血鬼妹! ひっさしぶりに私の『ミッシングパープルパワー』が火を吹くかね、こりゃ。 それとも――私の四天王奥義の出番かな?」 天子「ちょっと、私を忘れないでよね。私はブロックもかなり固い!」 玄爺「………」 森崎「(……………フランドールのシュート、か。あれは俺も見た事はあるが確かに中々のシュートだったな。 あれは俺でも、全力じゃないと完璧にキャッチするのは難しい。 弾くだけなら『がんばりダイビング』でも可能だが……レミリアがねじ込みに来ているのも不安、材料……?)」 フラン「よーっし、いっくよーーーっ!」 グワァァァァァァァァァァァアアアアアッ! 実況「で、出た〜〜! 出た出た出た〜〜〜! フランドール選手が高いボールに動きを合わせて右脚を鞭のようにしならせ飛び込んで行った〜〜! これは間違い無く、自慢の『495年の波紋』の体勢! 博麗連合、ここで守れるか〜〜!」 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ! 森崎「(………いや。違うな。――何かが、おかしい)」
[661]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/15(土) 18:02:58 ID:??? 森崎「(……紅魔の妹は狂気の妹。普通に考えれば狂気に任せてシュートを撃つに決まっている。 ……筈だが、こいつ。――妙に聞き分けが良すぎないか……?)」 ――フランドールのシュートに対し、観客が騒ぎ、実況が煽り、仲間選手が警戒する中。 この試合ゴールを任されていた森崎は、スローモーションになる光景の中で、 自慢の小賢しい頭をフル回転させていた。 森崎「(……それだけじゃない。フランドールは低空からのシュートを得意とする筈なのに、 パチュリーが上げたさっきのセンタリングは高すぎる。 あの中里をも退けるレベルのパスを撃てる奴が、こんな雑なミスをする訳がねぇ)」 レミリア「(――我ら紅魔は如何な相手だろうと全力で叩き潰す。 けれどその『全力』とは、常に正々堂々公明正大、馬鹿正直で猪突猛進とは限らないのよ……)」 森崎「(そして……アイツの。レミリアの微妙な表情の動き! こいつは間違いねぇ!) ……萃香! これは罠だ! クリアに向かえーーーーーーーっ!」 萃香「へ? クリア!? ……まぁ、別に私の取り柄はブロックだけじゃないけど……さっ!」 バッ! グワアアアアアアアアアアッ……! 視界の隅で、レミリアがほんの僅かに唇を歪ませたのを見て森崎は確信した。 だから、自信を持って、前方の萃香に対してそう指示を出せた。 フラン「え? こ、ここで……ここで来るの!?」 萃香「良く分からんが、お嬢ちゃん。この私が競り合うからには、タダでは帰さないよ!」 グッ! グググッ……ポーーンッ!
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0ch BBS 2007-01-24