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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
[613]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/11(水) 01:45:13 ID:??? 霞「ハッキリ言って、勝率は30%位かと思っていました。それをこんな大差で勝てるなんて。 やっぱり現実は、計算式では分からない事だらけですね」 つかさ「やったーーー! やったーーーーー!! ……べ、別に。今くらいは、はしゃいでも構わないですよね?」 霞は謙虚に自身の好きな統計や確率分析では表せられない運命の大きさに感嘆し。 つかさはもっと分かり易く、やや恥じらいつつも子どもらしく喜びを全身で表現している。 輝夜「この私に掛かれば、ファイナルスパークも案外大したこと無かったわね! ――えっ、ポスト? ブルノさん? 何の事かしら。外人? 歌?」 永琳「(……まさか、ここまでの結果になるとは。しかしこうなると八雲紫は恐らく、私の想定よりも早く……)」 輝夜は観客席のカグヤファンに向かって親指を下げつつ、自身の功績を高らかに主張している中。 並んで歩く永琳は優勝という事実に心を一切動かさないばかりか、俯いて何やら考え事をしている。 ウサギD「つかさちゃん。いいなぁ、私も出たかったなぁ……」 ウサギC「耳のピコピコ力67のわたしはえんちょうせんまでおんぞんかぁ。かんとくもだししぶるなぁ」 ウサギK「Cちゃん。もう試合は終わってるよ……?」 結局最後までベンチを温める事となった永遠亭の名も無きウサギ達は、 大会優勝という事実を喜ぶよりは、自分もあのフィールドに立ちたいという羨望の方が大きい様子だった。 (一部状況を良く分かってない者も居た)
[614]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/11(水) 01:48:24 ID:wqoFms/I 鈴仙「…………!」 ――そして、試合終了から暫く。 まずは身体全体で勝利の喜びを味わっていた鈴仙は……我に返って周囲を見渡し、 溢れる色々な感情よりも兎に角、優勝の興奮のみが依然溢れる中――こう口を開いた。 A:「皆…有難う。ここまで来れたのは皆の力のお陰よ。感謝してるわ!」とりあえず殊勝に礼を言った! B:「皆で中山さんを胴上げよ! そーれ、わっしょいわっしょい!」とりあえず中山を胴上げした! C:「ねぇねぇ、たまにはここで私を胴上げしたりとか……どうですかね」とりあえず自分を胴上げするようお願いした! D:「よーし、応援しに来てくれたサポーター達に、皆でお礼でもしましょうか!」とりあえずサポーターにお礼を言った! E:「幻想郷サッカーの伝統、凌辱完了よ!!とりあえず凌辱完了宣言した! F:その他 自由選択枠 姫様や師匠やパスカルを胴上げしたい場合はこちらで。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 ――――― …と、いったところで今日の更新はここまでです。明日こそベストイレブン発表になる…と思います(汗) 皆さま、本日もお疲れ様でした。
[615]森崎名無しさん:2015/11/11(水) 01:51:07 ID:gDp10Kmg E
[616]森崎名無しさん:2015/11/11(水) 01:52:23 ID:/vKebZDA D 乙なのです
[617]森崎名無しさん:2015/11/11(水) 02:02:45 ID:uGbE4JDE D
[618]森崎名無しさん:2015/11/11(水) 10:53:25 ID:??? サポーター=カグヤファン
[619]森崎名無しさん:2015/11/11(水) 17:51:34 ID:??? F:姫様をカグヤファンが胴上げ あっ、間違えて岩盤に投げちゃった
[620]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/12(木) 01:07:48 ID:F2bRHtZM こんばんは、更新再開します。 >>616 乙ありがとうございます! >>618 一見模範的な選択に見せかけ、ならず者共との癒着を明らかにしてしまう罠選択肢でしたね(うそ) >>619 姫様なので月まで投げ飛ばされても平気です。
[621]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/12(木) 01:08:51 ID:F2bRHtZM D:「よーし、応援しに来てくれたサポーター達に、皆でお礼でもしましょうか!」とりあえずサポーターにお礼を言った! 鈴仙「よーし、応援しに来てくれたサポーター達に、皆でお礼でもしましょうか!」 パスカル「お礼だって! やめてくれよ、こんなに叫びたくて堪らない時に!」 中山「だったら叫んで礼を言えばいいだけだろう。パスカル、普段の冷静なお前らしくも無いぞ?」 てゐ「ま、ここで『ルナティックスは私が育てたァ! てめーら私を胴上げしなさい!』……とか言って来てもビックリだけどね。 このヘンに謙虚というか卑屈というか。そんなトコが、鈴仙らしいっちゃらしいじゃないの」 鈴仙「ちょっとてゐ。それって褒めてるの、それともけなしてるの?」 佳歩「褒めてるんですよ。てゐ様って素直じゃないですから」 鈴仙「あはは……それ、言えてるかも」 鈴仙は照れくさそうにしているてゐや周囲の仲間達を筆頭に、チームメンバー全員をフィールド外の観客席側に整列させて。 鈴仙「サポーターの皆さん、これまで応援してくれてありがとーございましたー!」 ルナティックスメンバー「「「「「「「「「「「「「ありがとーございましたー!!」」」」」」」」」」」」 ――パチパチパチパチ……! 叫ぶ程では無いが、それでもお腹いっぱいに力を込めて元気にそう挨拶をした。 特にそう申し合わせた訳では無いが、残りのメンバーもそれに続いてペコリと礼をすると、 観客席から溢れんばかりの拍手が贈られる。
[622]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/12(木) 01:10:01 ID:F2bRHtZM 鈴仙「(……今日の勝利は、私一人とか、誰か一人とか。そんな勝利じゃなかったと思うし……これが一番よね)」 鈴仙はその拍手を受け、改めて幸せな気持ちが膨らむ。これで良いと思った。 自分はまだ弱い。それはこれまでの試合は勿論、その集大成であった博麗連合との試合でも感じた。 けれど、今この勝利が味わえているのは、自分が弱かったからだとも考えていた。 弱かったからこそ、誰かの力を借りて、信じて。そして自分の持てる全ての力を出せて。 ――その結果、勝利を掴めたという事実を、鈴仙は知っていた。 ***** 針妙丸「れーむ、お疲れっ! 負けちゃったけど楽しかったよ?」 アリス「――魔理沙は今、医務室で眠っているわ。死んだようにね」 霊夢「……そう」 ――そして鈴仙が喜びを噛み締める一方、博麗連合はいよいよ絶望的なムードが漂っていた。 敗北そのものへの絶望では無い。敗北を機に、彼女達は一気に大きく変わりつつあった。 その変化が昨日までの暢気な平穏さを愛す者達にとっては、絶望的なものだったからだ。 森崎「ふん。負けたか。まぁ良いさ、次に勝てば良いだけだ……――ッ!?」 タッ、……グラリッ! ……バタンッ! 天子「ちょ、ちょっとー! 何いきなりぶっ倒れてる訳!?」 小町「……いんや。これは――魔理沙に続き、急患第二号かもしれんな」 萃香「それじゃ、私が医務室まで運ぼうかい?」
[623]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/12(木) 01:11:20 ID:??? ………グッ。ムクリ。 森崎「……おめーら。本当に大袈裟だな、妖怪の癖してよ。ちょっと眩暈がしただけだってば。 それより、席に戻ろうぜ。俺様の最優秀GK受賞の瞬間が見れなくなっちまう」 ユラリ……コツ、コツ、コツ……。 衣玖「――およよ。行っちゃいました」 天子「全く、人間ってのは一々ぶっ倒れないと気がすまないのかしらね?」 中里「(……いや。森崎は。あやつはそんな眩暈なぞする貧弱な奴ではゴザらん。 恐らくは今も――耐えているのでゴザろう。自分がけが人では無く選手として、1秒でも長く存在したいが為に)」 その絶望の中心は森崎だった。 不退転の精神を持ち、どんな時も決してその不敵な表情を崩さなかった彼が試合後の今、 幾人かのチームメイトに心配される程に衰弱している事は、 霊夢が心を捨て、魔理沙が足を失った状態の博麗連合に、更なる絶望を与えるには充分だった。 コツ、コツ……グラリ……バタン。 森崎「(あれ……? おかしいな。身体に力が入らん。試合中の痛みはもうとっくに消えたのに)」 誰もが否定したがり、また本人はもっとも頑なに否定するだろうが。 ――森崎の全身は、今大会における無数の全力プレーの負荷に耐え切れず、壊れつつある。 試合に敗北したとはいえ、霊夢と並び立つという夢を叶えた魔理沙とは違い。 志半ばでの破滅が運命付けられた森崎の方が、今現在、より大きな絶望を秘めているのは皮肉だった。 森崎「(――ま、この後寝れば治るか。……治る、よな? 念を入れて、前夜には病院にも行った訳だし)」 ――だけど。次に貴方がサッカーをした場合。貴方の腰は再びその強烈な衝撃によって、間違い無く歪むでしょう。 そう確かに宣告され、自身もまた受け止めていた事実すら嘲笑いながら、亡国の狂王は観客席に着いた。
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0ch BBS 2007-01-24