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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[674]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 00:11:53 ID:??? 〜幻想郷・選抜合宿会場〜 紫「――私が、今大会の監督をする八雲紫よ。宜しくね」 ラズリー「そして私がヘッドコーチを務める一般通過妖怪のラズリーよん。よろしくね〜」 ピース「そしてそして! あたいはごしゅ……ラズリーコーチのアシスタントをする、 一般通過妖精のクr……ピースよ! グッド・グレービー!」 霊夢「……………」 早苗「あ、あの! 質問なんですけど!」 紫「何かしら? 東風谷早苗さん?」 早苗「誰ですか、この変なTシャツ着た青い髪のお姉さん! コーチは藍さんじゃないんですか! あと、この更に変なタイツ着た妖精って、お姉さんの式神か何かですか!? 橙さん互換みたいな!? あとあと、レミリアさんとか咲夜さんとか複数人がイキナリ欠席してるのは何故ですか! えーと、他にも……兎に角、何かいつもと違うって言うか。ツッコミどころが多すぎると思います!!」 紫「……そこについてはおいおい話すわ。貴女達は何も心配せず、彼女達の指示に従っていれば良い。 大丈夫よ。幻想郷は、夢見る全ての者達の味方ですから。ウフフ……」 早苗「は、はい……(うううっ、心配過ぎです。霊夢さんは人形のように黙して何も語らないし、魔理沙さんは居ないし。 諏訪子様と神奈子様が居るのは救いだけど、お二人とも、何かこの状況を知っていながら話してくれないし。 ――やっぱり私、プロジェクト・カウンターハクレイで、鈴仙さんと一緒に行けば良かったのかなぁ)」
[675]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 00:20:47 ID:??? ――これは、古き奮闘と新たな奮闘を繋ぐための、単なる幕間の物語。 しかしそれは、これまでの物語を振り返り、新たな物語を紡ぐ為に必要なピース。 悪霊に選ばれし15人の戦士達は、これより彼女達が想像するより多くの試練に出会い。 ……また、同時に多くの仲間を得るだろう。 しかし、それは幕間で語るべき些事では無い。いよいよ、物語を次に進める必要がある。 新天地で織りなされる、全く異なる7つの物語。 その顛末を経て初めて、我々は最後の物語を開く事が出来るのだから。 ――さあ、出かけよう。幻想を一旦離れ、舞台は確かにここにある、ただ一つの現実へ。 〜第二、五章 完〜
[676]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 00:31:01 ID:??? …と、言ったところで今日の更新はここまでです。 第三章については、プロットについて確認でき次第始めたいと思いますので、 明日は更新できないかもしませんが、以下に簡単な進行予定についてだけ再掲します。 (再掲と言いつつ、若干内容を変えています(汗)。また、予定なので変更の可能性もあります(爆)) ★簡単な進行表 第三章開始 ↓ ○妖夢の章(試合) ↓ ○鈴仙の章(練習2回→試合)※最初(リオカップ開会前)のみ練習8回→試合 ↓ ↑ ○仲間の章(練習8回→試合)※試合後は鈴仙のチームに合流 ↓ チームメイト全員合流 ↓ ○鈴仙の章ラスト(練習2回→決勝戦) ↓ ○??の章(試合) ↓ ○新チームの章(練習4回→試合→練習8回) ↓ 第三章完、最終章へ… ※最終的な練習回数は、鈴仙が約20回+α程度。他の仲間が約8回+α程度となります。 練習の仕様等について、仲間の章の際は、少し方式を変えようと思います。詳細はその時説明します。 (鈴仙の章の際は、これまでと大体同じようにしようと思っています) ※才レベル等練習時の伸びやすさについては、選択の楽しみがあるように工夫しようと考えています。 ……もしも第三章について、質問があればネタバレになり過ぎない程度でお答えしたいと思っていますので、 またコメントを頂ければ幸いです。それでは、本日もお疲れ様でした。
[677]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 01:03:29 ID:??? 〜宣伝コーナー〜 中西「鈴仙奮闘記第二回人気投票、今も実施中や! 今日はワイにも出番があったからなー、今頃300票位入っとるで!!」 幽々子「あら。中西君ったら大張り切りね。私は皆がこの場を通じて楽しんでくれるなら、何でも良いわ〜」 リリカ「私達はそんな悠長な事言ってらんないよ! 私達にも愛の手をー!」 ルナサ「……て、てをー……何か、恥ずかしいな」 メルラン「アレ? でも考えてみたらさ。私達が自分の心の中で1位だと思ったら、 それはつまり、私が実質的に1位って事じゃない! やった〜! 私1位だ〜♪」 藍「……と。世の中の全員がそう思えれれば楽なのだが、 そうはならないから、人気投票というものはあるんだろうな」 橙「でも。色んな人の気持ちが、コメントや投票を通じて見えるのって素敵ですよね! 皆違って皆良いですよ、藍さま!」 妖夢「(……私は、この場に入っても良いのだろうか。一度主に背を向けた自分が、 こうした明るい場に戻って来る事は、許されないと思う……けれど)」 幽々子「妖夢〜。貴女もこっちに来て宣伝しなさいな。この場はメタ空間だから、 ここで何を言って何を喋っても平気よ。 別に『あやや、私はフランちゃん! 応援してウサ!!』とか言っても、今なら怒られないからね〜?」 妖夢「怒られなくても、そんな事言いませんって。――でも、それなら。今は少しだけ、前みたく居させて下さい……。 (――そして。また頑張ろう。私は、私の物語を続ける必要があるのだから……)」 〜投票は以下のURLから〜 http://capmori.net/vote/vote41/bbs.cgi
[678]森崎名無しさん:2016/01/24(日) 13:48:37 ID:??? 乙なのです 三章も楽しみにしています。 早苗さんから漂う不憫オーラ 藍「早苗……私の妹になれ」 早苗「却下♪」 全く関係ないけどなぜかブラジルでポストプレイヤーとして開花して、 「あれぇ?」といいながら、大活躍する鈴仙ちゃんの夢を見た
[679]森崎名無しさん:2016/01/24(日) 14:17:57 ID:??? >そして大事な穣子さんと静葉さんの為にも、俺は成長するんだ! ……できればFWとして ――反町は―― 2度とFWへは戻れなかった…。 MFとDFの中間の選手となり永遠にフィールドをさまようのだ。 そしてFWで出たいと思っても出れないので ――そのうち反町はシュート練習をやめた
[680]森崎名無しさん:2016/01/24(日) 23:37:14 ID:??? 乙です。 なんか、仲間の海外修行にレミィと愉快な仲間たちが立ちふさがるフラグがw
[681]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:38:16 ID:??? こんばんは、今日は意外と時間が取れたため、 とりあえず序盤のプロットはそこそこ上手い事整理できました。 なので第三章オープニングについて、冒頭だけ書いてみようと思います。 >>678 乙ありがとうございます。 楽しみにして頂いて本当にありがたいです。活力になります。 早苗さんは地獄堕ちする前に自己解決しちゃうタイプだと思います。 パスと競り合いも高いですし、選択次第ではポストプレイヤーになる道もあると思います。 >>679 究極ディフェンシブフォワード生命体の末路は哀しいですね…
[682]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:43:50 ID:??? 〜19XX年11月 ブラジル・グアルーリョス国際空港〜 ――ゴオオオオオオオオ…………ッ。ガッ、ガガガガガガガガガガッ! パチュリー「……着いたわね」 ジェット機が無事地上に着陸し、けたけましい車輪の音がBGMとして鳴り響く中。 パチュリー・ノーレッジは気だるげにそう呟くと、読んでいた新聞を畳み、 エコノミークラスの狭い座席から窓の外を眺めた。 出立に先立ち小悪魔から仕立てて貰った薄紫色のブラウスに、濃紺色をした七分丈のパンツ。 外界の少女風の出で立ちでパチュリーがこのブラジル・サンパウロの地に降り立ったのは、 チーム発足後、彼女に選手兼コーチの地位を与えた魅魔の命による物だった。 「ハイパーカンピオーネ計画の核である、魂魄妖夢の視察に行って来い」 自身のイタリア研修中に与えられたその命令は、ハッキリ言ってパチュリーにとっては不快なものだったが、 一方で彼女自身も気にならない訳では無かった為、最終的にはその命令に承諾。 イタリアから遥々12時間のフライトを経て、こうしてブラジルの地に辿り着いたのである。 パチュリーがこの無茶な命令を承諾した理由は二つあった。 パチュリー「(私は――紅魔スカーレットムーンズは、かつて聖徳ホウリューズに辛酸を舐めさせられた。 紅魔の一員だった私は強い借りを感じていると共に、知識を追求すべき魔法使いとしての私は、興味を持っていた。 豊聡耳神子が企む計画――ハイパーカンピオーネは、一体どのような形の力を望むのか。 個人として強いサッカー? 組織を活かすサッカー? あるいはその両立? ……いずれにせよ、きっと彼女達は、私達のチーム……リトルウイングズには無い、全幻想郷選抜にも無い。 また別な意味での「力」を示してくるのでしょうけど)」
[683]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:46:28 ID:??? その理由の一つは、ハイパーカンピオーネ計画に対する純粋な興味。 魔導とは即ち知を求むる道。魔法使いとして首席に名を連ねる以上、自分は全てを知りたかった。 そして、もう一つの理由はより明快だった。 パチュリーが読んでいたのはサンパウロ州で出回る地方紙だったが――その一面見出し。 かつての魂魄妖夢を知る者ならば間違い無く全員が、その内容に大きな驚きと興味を持つに決まっているからだった。 パチュリー「(――魂魄妖夢。何故貴女がここまでレベルアップしたのか……。まずはこの試合、この眼で確かめさせて貰うわ!)」 中身はもう覚えたと、パチュリーは新聞の記事を座席にポイと投げつけ、 そのまま飛行機を降りてタクシーを手配し、スタジアムへと向かった。 ……置き去りにされた新聞の一面見出しには大きなフォントで、こう書かれてあった。 『サンパウロの新しいエース・魂魄妖夢! ここまで5試合連続でハットトリックを達成!』 キャプテン森崎 外伝 「鈴仙奮闘記」 第三章 プロジェクト・カウンターハクレイ 海外修行編 ――オープニング 妖夢の章――
[684]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:50:12 ID:??? 〜サンパウロFCホームスタジアム・ロッカールーム〜 ??「姉御! ねぇ姉御ったら、起きて下さいよ!」 妖夢「……ぁ。済まない、少し意識が飛んでいたようだ」 ――私が目を覚ますと、眼前では幼さの残る長髪の少年が、私の肩をポンポンと叩きながら呼んでいた。 私は瞼に移る夢の残骸を脳裏から消し去りながら、目を僅かに開いて少年に対してこう言った。 妖夢「悪いね、新田君」 新田「いえいえ。俺、姉御が信じられない程の特訓をこなしているって事、知ってますから! 悪いと思ってるなら、またシュート練習でも見てくださいよ!」 妖夢「――また考えておく。……それより、ミーティングだろう? 急ごうか」 軽く眼を擦りながら彼と会話を交わし、私はそのまま立ち上がる。 彼は――新田君は同じこのサンパウロFCのチームメイトであったが、 何故か私の事を姉御と慕い、こうして気に掛けてくれており――私もまた、その好意に甘えていた。 私は新田君に軽く会釈をすると、ロッカールームに備え付けてあるホワイトボードの前へと向かった。 ロベルト「……集まったな。では、本日の練習試合――パルメイラス戦のミーティングを始める」 そこではサングラスを付けたひげ面の壮年男性――ロベルト本郷が、 既に集まっていた他のチームメイト達を集めて指揮を執っていた。 彼は私の所属するチームの監督だった。
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0ch BBS 2007-01-24