※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【見上様vs】見上という名将の軌跡5【腐乱ス審判】
[270]見上とかいう名監督:2016/02/17(水) 21:24:16 ID:dLGaMycw >A これ以上に話すことはない 見上「(今日の所はこの辺りにしておこう。 フランスの先発メンバーや試合の流れで、事前の想定は幾らでも変わりうる。 あとはその不測の事態にどう動くか、一晩じっくりと考えさせてもらうか。)」 参加した2人に反対意見はない。それを確認した所で見上は話題を切り上げた。 そして明日に疲れを残さないよう2人を帰らせて、この日の打ち合わせは終了したのだった。 ――大会5日目夕刻 フランスサイド カルボナーラ「やはりお前の意見は変わらないか、ピエール。」 ピエール「はい。明日の日本戦に勝利するにはナポレオンの力が必要です。」 見上達が明日の試合に向けた打ち合わせをしていたのと同時刻帯。 フランスもまたカルボナーラとピエールの2人が日本戦への意見交換をしていた。 カルボナーラ「お前にはネオスライダーシュートがある。 実際に日本が1点差の辛勝だったポーランドにも余裕を持って勝利している。 それでも今のメンバーでは日本に勝てないというのか?」 ピエール「…監督にもわかっているはずです。 あの2試合の点差は決して日本との実力差を示しているわけではない。 日本は強い…俺達の最高のメンバーで戦わねば勝てない相手です!!」
[271]見上とかいう名監督:2016/02/17(水) 21:26:13 ID:dLGaMycw カルボナーラ「……………」 カルボナーラは目を瞑り、腕を組んだまま天を仰いだ。 これが日本の実力を十分に把握しておらず、試合中で頭に血が上った状態で言われた言葉ならば 彼は激昂してピエールを怒鳴りつけていただろう。 しかし大会前にフランスNo.1クラブのFCボルドーが、ピエールが日本に敗れたことを彼は知っている。 日本戦の敗北を糧に、ピエールが更なる力を身につけたことを彼は知っている。 そのピエールをしてなお「今のメンバーでは勝てない」と言わせる日本への評価に、 カルボナーラは何も言い返すことが出来なかった。 カルボナーラ「(我々フランスがアジアの後進国に遅れをとる、か。 私にも理解は出来ている。日本の実力はおそらく我々のフルメンバーよりも上だとな。 認めたくはない…だが、認めねばならんことだ。)」 カルボナーラは目を開けるとピエールの方を見やり、フウと一息つく。 それから観念したように、同時に意を決したように切り出した。 カルボナーラ「…わかった。日本との試合ではナポレオンを先発で使う。 明日の試合…必ず勝利して決勝トーナメントに出場するぞ。」 ピエール「…!ありがとうございます! あと明日の展開次第では、ナポレオンと開発した例のシュートを使うかもしれませんが…。」 カルボナーラ「スライダーキャノンか。全力で勝ちにいくのだ。使用を禁止するとは言わん。 ただしアレを使うのは、本当に追い詰められてからにしろ。 本来切り札とすべきネオスライダーを予選で使用することを許したのも、 あの最強のシュートがあればこその話だったのだからな。」
[272]見上とかいう名監督:2016/02/17(水) 21:27:49 ID:dLGaMycw ピエール「了解しました。」 カルボナーラ「ああ、それと私からも1つ意見…というよりも確認があるのだが。」 ピエール「何でしょうか?」 カルボナーラ「そこまで全力で日本に当たろうというのだ。 当然、お前も最初からアモロのフォローに入るのだろうな?」 ピエール「……!!」 先着1名様で ★ピエールの回答→!card★ と書き込んで下さい。カードのマークで分岐します。 カードのマークが ダイヤ→ピエール「す、スタミナの問題もあるから1点獲られてからでも…。」 たすピエ、温存。 ハート・スペード・クラブ→ピエール「ももも…勿論じゃないですか…。」 たすピエ、最初から解禁。 クラブA→ピエール「あ、アモロなら天地魔闘が使えるから…。」 ピエールが意味不明なことを言い出した。※ダイヤ扱い JOKER→クラブA。なおガチで習得していた模様。
[273]森崎名無しさん:2016/02/17(水) 21:28:50 ID:??? ★ピエールの回答→ ハート6 ★
[274]森崎名無しさん:2016/02/18(木) 00:07:31 ID:??? アルゼンチンはキーパーにオーバーエイジ使ってるから失格だったという
[275]見上とかいう名監督:2016/02/19(金) 20:46:12 ID:YfGSRShk >★ピエールの回答→ ハート6 ★ >ハート・スペード・クラブ→ピエール「ももも…勿論じゃないですか…。」 たすピエ、最初から解禁。 ピエール「……………」 アモロ!アモロ!アモロ!アモロ!たすけてピエール!アモロ!アモロ!アモロ!アモロ! アモロ!アモロ!アモロ!アモロ!たすけてピエール!アモロ!アモロ!アモロ!アモロ! アモロ!アモロ!アモロ!アモロ!たすけてピエール!アモロ!アモロ!アモロ!アモロ! カルボナーラの確認の言葉に、FCボルドーでの忌々しい過去がフラッシュバックする。 一気に精神力を削り取られ、心が折れそうになってしまうが、ピエールは頑張った。 流石は次代の将軍と呼ばれる男。未来のレ・ブルーを背負って立つ人物である。 ピエール「ももも…勿論じゃないですか…。最初から全力を尽くしますよ…。」 だらだらと嫌な汗を流しながらも、ピエールは宣言する。 こうして明日の日本戦、フランスは万全の体勢で試合に臨むことになるのだった。 カルボナーラ「(いやいやいやいや!ピエールの奴すでに疲れ切った顔をしているではないか!? 少し腕を振ってアモロの飛び出すタイミングを指示するだけだろう? 何をそんなに精神的ダメージを受ける必要があるのだ?本当に大丈夫なのかピエール?)」 …いや、正確にはカルボナーラの心中に一抹の不安を残しながら、 明日の日本戦に臨むことになったと言った方が正しいのかもしれない。
[276]見上とかいう名監督:2016/02/19(金) 20:47:33 ID:YfGSRShk ――フランス国際Jr.ユース大会6日目 大会は、今日で6日目を迎える。 この日で予選リーグは最終日を迎え、決勝トーナメントに進出する4か国が決定する。 見上と選手達はキャンプ地を出立し、バス移動を経てスタジアムの付近に到着していた。 朝のミーティングは宿舎内で終えており、今日の試合のスタメンは発表済み。 また、未出場のナポレオンを含めたフランスの情報もすでに選手達に伝えている。 長野「フウゥ〜…ハァ……。」 岩見「おい長野。ちょっと緊張しすぎじゃないか?それじゃ試合まで持たないぞ?」 長野「あ…いや大丈夫。バス移動中にもう十分緊張して、少し楽になってきた所だ。 試合に入る頃には、緊張も抜けていると思う…多分。」 政夫「おいおい、そんなんで大丈夫かよ。それじゃ俺達から出場機会を奪った甲斐がないぜ。」 和夫「すぐに俺達がウォームアップしなきゃならない事態になるのは、止めてくれよ?」 長野「ああ、わかっているさ。 (試合に出られれば御の字と思っていたが、まさかこの大一番で先発出場するとはなぁ。 こりゃ今までのサッカー人生でも一番気合を入れなきゃいけないぞ!)」 成田「(俺も他人事じゃないな。前回は山森の穴埋めだったが、今日はスタメンのボランチ。 ピエールと相対する機会も多いポジションだ。気を引き締めていかないと!)」
[277]見上とかいう名監督:2016/02/19(金) 20:48:58 ID:YfGSRShk スタメンに抜擢された長野を始めとして、選手達の気合は十分。 日本の選手団は強い気持ちを持って、本日の試合会場へと歩き出していた。 バスを停めた駐車場から移動して会場入りしようとすると、 スタジアムの入り口付近には今日の試合を見ようと詰めかけた大勢の人だかりが見える。 人数は前回フランスが登場した大会2日目よりも多く、当然ながら観客のほとんどはフランス人だ。 観客A「おっ日本代表じゃないか!頑張れよ!」 観客B「今日はお前達の戦い振りにも期待してるぜ!残念ながら勝つのは俺達だけどな!」 観客C「またビックリするプレーを見せてくれよな!」 日本の選手達を確認した観客達からは意外にも応援の言葉が投げかけられる。 滝「…何というか、思ったより拍子抜けだぜ。もっと敵意満々だと思ったのに。」 井沢「そうだな。監督の話からして、ブーイングとかも覚悟してたけど。」 山森「流石に中学生相手ですし…。何にせよプレーしやすい環境で良かったですね。」 見上「(少々予想とは外れた雰囲気だな。我々を格下と思い甘く見ているのか…。 で、あればいざ勝利が見えてきた時には、雰囲気が一変する可能性もある。 選手達がそのプレッシャーに耐えられるか心配だな。)」 観客A「(見上様…。東方の賢者と呼ばれる(というか俺達が勝手に呼んでいる)貴方ならもう御存知なのでしょうね。)」 観客B「(この会場にいるのは熱心なサッカーマニア達。つまり見上様という名将を知る者達なのです。)」 観客C「(つまり会場には見上様の信奉者が少なくありません。 今日は表立って応援できませんが、見上様には心の中でエールを送っています。)」 観客達「「「(今日も見上様のちょっと良いトコ見てみたい!)」」」
[278]見上とかいう名監督:2016/02/19(金) 20:51:47 ID:YfGSRShk 見上率いる全日本の選手達が健闘を見せれば、 むしろ観客のフランス人は心の中で大歓喜することなど、見上には思いも及ばない。 そうして見上が意味のない心配をしている最中、スタジアムの近くから別の歓声が聞こえてくる。 見えるのはピエールを先頭とした一団。本日対戦するフランスの選手達が姿を現したのだ。 女性ファン「キャー!ピエールよ〜!!」「ピエール!」「素敵ぃ〜〜!」 浦辺「(ピエール…。)」 ピエール「(浦辺か…。)」 フランス人女性達の歓声が響き渡る中、浦辺とピエールの視線が交差する。 しかしそれはほんの一瞬の間だけだった。 ピエールはすぐに視線を切ると、何事もなかったようにスタジアムの入り口へと歩いていく。 ピエール「……………」 ボッシ「(意外だな。ピエールの奴、あれだけ浦辺に入れ込んでたから、 一声二声何か言葉をかけると思ってたのに。)」 ピエール「(浦辺…。前の試合で完敗した時、俺はお前に対して途方もなく高い壁だと恐れを抱いた。 だがポーランドとの試合でマッハーに続けざまに抜かれたのを見て、 お前が絶対的な存在ではないことに安堵すると同時に、それを残念にも思った。」 ピエール「(お前は俺が生涯をかけて越えるべき存在…終生のライバルとなるのか。 それを確かめるのに言葉は必要ない。ここまできた以上、あとは戦うだけだ。 今日の試合で俺達の全力をぶつけ合おう!!)」
[279]見上とかいう名監督:2016/02/19(金) 20:53:26 ID:YfGSRShk 日本選手団とのわずかな間の邂逅を終え、ピエールは去っていく。 その姿を浦辺もまた無言のまま見送ったが、ここでフランス選手団の一部から騒ぎ声が聞こえてきた。 声の主はあの男。フランスの問題児ルイ・ナポレオンである。 ナポレオン「このクソアマどもめ!今日と言う今日こそは容赦しねえ!」 〜ナポレオンの25cmキャノン発言は本編スレ25をご覧ください〜 近藤「(うわあ…大声で自分の下のサイズを叫んじゃってるよ…。)」 小田「(これは酷い。)」 加藤「(アイツがミーティングで見上監督が話をされていたナポレオンか…。)」 日本との試合、そして浦辺との勝負に集中しているピエールはすでに場を離れており、 女性ファン達を脅すナポレオンに対しては、他のフランス選手が必死になって制止している。 日本の選手達がその姿を呆れた様子で遠巻きから眺めていたのだが、 彼らの視線を受けてナポレオンも日本チームの存在に気づいたようだ。 ナポレオン「あれは…日本の連中か。ハン!面白え…。」 ブラボー「おいナポレオン!頼むから揉め事を起こすのは止めてくれ…」 ナポレオン「何を言ってやがる!ちょっと挨拶をするだけだろうが!おら、そこをどきやがれ…!」
[280]見上とかいう名監督:2016/02/19(金) 20:54:57 ID:YfGSRShk 日本の選手達を確認したナポレオンは、女性ファンには興味を失ったようにそっぽを向く。 そして制止するチームメイトを押しのけて、こちらに近づくのだった。 先着1名様で ★ナポレオンの絡む相手→!card★ と書き込んで下さい。カードのマークで分岐します。 カードのマークが ダイヤ→ピエールが一目置く、全日本DFの要・浦辺 ハート→チームNo.1の実力を持つ、キャプテンの若島津 スペード→今日の試合でマッチングすることが多い、左サイドDFの石崎 クラブ→チーム随一の得点力を持つ立花兄弟(なお試合には先発しない模様) JOKER→ナポレオン「見上監督…握手してください。」 相手はカリスマの塊である見上様でした。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24