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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
[225]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:00:17 ID:??? 鈴仙「(……大まかには、前の全幻想郷選抜大会と、大体同じ感じに見えるわね。 違う所と言えば、決勝トーナメントの流れ位かしら。 決勝も予選と同じく、前後半30分ハーフなのと、 予選リーグのカードが決勝トーナメントにも引き継がれる点については、注意しないといけないかしら)」 そしてページを裏返すと、本題である予選リーグの組み合わせ表があった。 予選リーグは各4チームでの争いであるため、鈴仙達コリンチャンスは、 予選で3チームとの対戦が予定される事になる。 コーチ「我々コリンチャンスと同じ組のチームは、グレミオ、サントス、フルミネンセの3つ。 試合順番も今説明した通り。まず始めにグレミオと当たり、次にサントス、 そして一番最後にフルミネンセとの試合となる」 そう言って老人は鈴仙に試合スケジュールの説明を始めた。 コーチ「じゃが。……第三試合のフルミネンセは、ハッキリ言って雑魚じゃ。 今のわしらであっても、問題無く倒す事が出来るじゃろう。 そのため、当面の問題は、来週から早速始まる第一試合のグレミオ。 そして第二試合のサントスに勝つ事に集約される」 鈴仙「(グレミオ……ってのは詳しくは分からないけど、優勝候補の中ではやや劣るって前評判があったっけ。 サントスは……サンパウロ市にドデカイクラブハウスを建てて、 スウェーデンから科学技術やら選手やらの融通をしているって評判の、金満チームだったわね)」 以前の記憶を振り返りながら、鈴仙は各要注意チームについての情報を整理する中、 コーチもまた鈴仙に対して情報を提供した。
[226]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:01:47 ID:??? コーチ「グレミオはGKメオンの守備。そしてMFダ・シルバの突破力が売りのチームと言われておる。 しかし、両選手とも大会トップクラスではあるが、充分隙があるだろう。 また、メオンの増長した態度もあって、チーム全体の総合力が他と比べても、やや低めとの情報もある。 だが私も、荒くれ共には仕事を通じて一通りの訓練はさせていたから、 敵の無名選手に対しては、そこそこの働きを見せてくれるじゃろうて」 鈴仙「はい(グレミオ戦の段階では、まだ私の仲間は合流できない。 戦力的には一番厳しいけれど。頑張らなくっちゃ!)」 コーチ「サントスはFWザガロとCBディウセウ。そしてMFにリベリオを置いたバランスの取れたチームじゃ。 彼らのサッカーは兎に角攻撃的。ザガロの強引なドリブルやシュートは言うまでも無く。 リベリオやディウセウも、隙を見れば強烈な必殺シュートを撃って来る可能性が高い。 この試合の時点で、優秀なDFかGKを置いておきたい所じゃの。 弱点はディウセウ以外の選手の守備力の低さ……と、言いたい所じゃが、 その穴について、彼らは埋める算段を付けておるとも聞く。 この辺りは、実際に試合が近づかん事には、分かりそうにもないな」 鈴仙「はい(……サントスについては、まだまだ要警戒って段階か。でも、そこについては仕方ないわね)」 ここまで話して、コーチはブリーフィングを一旦打ち切り、 鈴仙に対してこう切り出した。 コーチ「……さて。前にチラリと喋ったかもしれんが、ワシらコリンチャンスは今や、 有志のみが集った、荒くれ共の寄せ集めのチームじゃ。無論、スポーツ医師である私の知識を尽くして、 彼らには最低限以上の訓練を施した自負はあるから、下手なチームの無名選手と比べても、 決して勝負にならん事は無く。むしろ場合によっては、五分以上の働きをしてくれると信じておる」 これは鈴仙が後になって知った事だったが、スラム街で鈴仙に絡んでくれる荒くれ共は、 以前は全員がコリンチャンスの選手だったらしい。彼らは才能こそ恵まれなかったが、 コーチの高潔な人格を慕って、鈴仙が奮闘する影でアルバイトや訓練等を積んで来たようだ。
[227]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:05:55 ID:gmpXrou+ コーチ「しかし、彼らには、まだ少し伸びしろがある。わしはこれまでの償いも兼ねて、 彼らに対しても全体指導を行う心算じゃ。――そこでじゃ、鈴仙。 わしは彼らに対し、どの分野を重点的に鍛えさせれば良いと思うか? 鈴仙「……えっ。直前練習の分野指定だなんて。そんな大事な事を、私なんかに任せて大丈夫なんです?」 コーチ「時間は無いから、個別に指導をしたり、全分野について指導する事は出来ない。 そんな中で、攻撃面か守備面か。チーム全体の育成方針として、どの分野を優先させるべきか。君の考えを聞きたいの」 鈴仙「いえ、でも。そこはコーチが、今後の戦いに向けて何が必要かを検討すれば――」 コーチ「――私は、君の直観を信じているんだ」 旧友であるエベルトンを前にした時に見せたような畏まった口調で、コーチはそう言った。 鈴仙「(……次のグレミオ戦。そしてその次のサントス戦においては、 多分、コリンチャンスの荒くれ達の力も借りる必要がある。 だからこそ、ここでの彼らの能力値の底上げについては重要だとは思うけれど。 ――攻撃面を重視させるか、守備面を重視させるか、あるいは他か。 直観を信じるって言われても、どうすれば良いのかしら……?)」
[228]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:08:57 ID:gmpXrou+ コーチの超然とした態度に内心で辟易しつつも、 鈴仙は目先の試合でコリンチャンスの無名選手に対し必要な能力分野について考えた。 そして――。 A:攻撃面を鍛える(コリンチャンスの無名選手全員のドリブル・パス・シュートが各+1されます) B:守備面を鍛える(コリンチャンスの無名選手全員のタックル・パスカット・ブロックが各+1されます) C:フィジカル面を鍛える。(コリンチャンスの無名選手全員の最大ガッツ+100、競り合いが+2されます) D:必殺技の習得センスを鍛える。(判定でコリンチャンスの無名選手数名が必殺技を覚えます) 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[229]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:11:07 ID:gmpXrou+ …と、言ったところで早いですが、今日の更新はここまでにします。 明日(か明後日)から、サントス戦にかかる描写に入って行ければと思っています。 それでは、本日もお疲れ様でした。
[230]森崎名無しさん:2016/03/06(日) 23:11:14 ID:JD4awfTM D こいこいこい
[231]森崎名無しさん:2016/03/06(日) 23:15:20 ID:fQ+2FtJM B
[232]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:15:32 ID:??? >>229はサントス戦じゃなくてグレミオ戦でした(汗) それと、コメントにも返信します。 >>220 引きが良ければ同値くらいになるか、あるいは上回る可能性もあります。 >>221-222 反町のシュートだったら、GKサルサノさんでも普通に止まりますね… それでは、今度こそお疲れ様でした。
[233]森崎名無しさん:2016/03/06(日) 23:37:46 ID:9aqrLl5c D
[234]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/08(火) 00:17:38 ID:x6xzPwyc D:必殺技の習得センスを鍛える。(判定でコリンチャンスの無名選手数名が必殺技を覚えます) コーチ「……ふむ。基礎力よりも爆発的な必殺技に賭けるか。 じゃが、必殺技は基礎や理論ではどうにもならない、センスが問われる分野でもある。 やるだけやってみるが、サッパリな結果となってしまうかもしれない。……それでも、良いかの?」 鈴仙「でも。……逆に言えば、基礎練習よりも爆発的で目覚ましい効果が出る可能性もある、って事ですよね。 だったら、私、それに賭けるべきだと思います」 コーチ「ふむふむ……。確かにそうとも言える、か。分かった。やってみるとしよう」 威勢の良い鈴仙の返答に、コーチは納得して頷いた。 そしてほんの少しだけ考えた後、思いついたようにコーチはこう話し始めた。 コーチ「そして……それならば。今の内にお前さんに、チームメイトの能力的な特徴について、 簡単に紹介でもしてあげようか」 鈴仙「……そういや私、ここに何カ月も居るのに、他のメンバーがどんな感じなのか、全く分かって無かったです」 クラブチームで、自分のチームメイトが誰だか分からない事は落ち着いて考えなくても異常だが、 これ以上の異常が満載のチームに所属していたため、鈴仙の感覚はやや麻痺していた。 それを聞いてコーチは自嘲気味に笑いながら続けた。
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0ch BBS 2007-01-24