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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
[227]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:05:55 ID:gmpXrou+ コーチ「しかし、彼らには、まだ少し伸びしろがある。わしはこれまでの償いも兼ねて、 彼らに対しても全体指導を行う心算じゃ。――そこでじゃ、鈴仙。 わしは彼らに対し、どの分野を重点的に鍛えさせれば良いと思うか? 鈴仙「……えっ。直前練習の分野指定だなんて。そんな大事な事を、私なんかに任せて大丈夫なんです?」 コーチ「時間は無いから、個別に指導をしたり、全分野について指導する事は出来ない。 そんな中で、攻撃面か守備面か。チーム全体の育成方針として、どの分野を優先させるべきか。君の考えを聞きたいの」 鈴仙「いえ、でも。そこはコーチが、今後の戦いに向けて何が必要かを検討すれば――」 コーチ「――私は、君の直観を信じているんだ」 旧友であるエベルトンを前にした時に見せたような畏まった口調で、コーチはそう言った。 鈴仙「(……次のグレミオ戦。そしてその次のサントス戦においては、 多分、コリンチャンスの荒くれ達の力も借りる必要がある。 だからこそ、ここでの彼らの能力値の底上げについては重要だとは思うけれど。 ――攻撃面を重視させるか、守備面を重視させるか、あるいは他か。 直観を信じるって言われても、どうすれば良いのかしら……?)」
[228]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:08:57 ID:gmpXrou+ コーチの超然とした態度に内心で辟易しつつも、 鈴仙は目先の試合でコリンチャンスの無名選手に対し必要な能力分野について考えた。 そして――。 A:攻撃面を鍛える(コリンチャンスの無名選手全員のドリブル・パス・シュートが各+1されます) B:守備面を鍛える(コリンチャンスの無名選手全員のタックル・パスカット・ブロックが各+1されます) C:フィジカル面を鍛える。(コリンチャンスの無名選手全員の最大ガッツ+100、競り合いが+2されます) D:必殺技の習得センスを鍛える。(判定でコリンチャンスの無名選手数名が必殺技を覚えます) 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[229]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:11:07 ID:gmpXrou+ …と、言ったところで早いですが、今日の更新はここまでにします。 明日(か明後日)から、サントス戦にかかる描写に入って行ければと思っています。 それでは、本日もお疲れ様でした。
[230]森崎名無しさん:2016/03/06(日) 23:11:14 ID:JD4awfTM D こいこいこい
[231]森崎名無しさん:2016/03/06(日) 23:15:20 ID:fQ+2FtJM B
[232]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:15:32 ID:??? >>229はサントス戦じゃなくてグレミオ戦でした(汗) それと、コメントにも返信します。 >>220 引きが良ければ同値くらいになるか、あるいは上回る可能性もあります。 >>221-222 反町のシュートだったら、GKサルサノさんでも普通に止まりますね… それでは、今度こそお疲れ様でした。
[233]森崎名無しさん:2016/03/06(日) 23:37:46 ID:9aqrLl5c D
[234]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/08(火) 00:17:38 ID:x6xzPwyc D:必殺技の習得センスを鍛える。(判定でコリンチャンスの無名選手数名が必殺技を覚えます) コーチ「……ふむ。基礎力よりも爆発的な必殺技に賭けるか。 じゃが、必殺技は基礎や理論ではどうにもならない、センスが問われる分野でもある。 やるだけやってみるが、サッパリな結果となってしまうかもしれない。……それでも、良いかの?」 鈴仙「でも。……逆に言えば、基礎練習よりも爆発的で目覚ましい効果が出る可能性もある、って事ですよね。 だったら、私、それに賭けるべきだと思います」 コーチ「ふむふむ……。確かにそうとも言える、か。分かった。やってみるとしよう」 威勢の良い鈴仙の返答に、コーチは納得して頷いた。 そしてほんの少しだけ考えた後、思いついたようにコーチはこう話し始めた。 コーチ「そして……それならば。今の内にお前さんに、チームメイトの能力的な特徴について、 簡単に紹介でもしてあげようか」 鈴仙「……そういや私、ここに何カ月も居るのに、他のメンバーがどんな感じなのか、全く分かって無かったです」 クラブチームで、自分のチームメイトが誰だか分からない事は落ち着いて考えなくても異常だが、 これ以上の異常が満載のチームに所属していたため、鈴仙の感覚はやや麻痺していた。 それを聞いてコーチは自嘲気味に笑いながら続けた。
[235]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/08(火) 00:19:37 ID:x6xzPwyc コーチ「――コリンチャンスは現在10名のプレーヤーがいる。 多くはこのスラム街に移転する前からコリンチャンスに所属し、 才能は無いがチーム愛を見せ荒くれにまで転じた、愛すべきわしの弟子たちじゃ」 コーチは古びた写真――かつてのコリンチャンスの集合写真だ――を鈴仙に見せながら、 それぞれポジションごとにメンバーを説明していった。 コーチ「FWはゲーノスとクラウディ。ゲーノスは古株だが、クラウディは元から居たパイサンドウのユース部門に上がれず、 しかしサッカーがしたいという強い想いで、このスラム街へとやって来た男だ。 能力的にはどっちもほぼ同じじゃが、ゲーノスは高い浮き球にやや強く、クラウディは低い浮き球にやや強い。 MFは3人しか居ない。ライア、ナバイロ、マギッシじゃ。 こいつら三人も、永らくチームを支えてくれていた。……ここしか、支えるべきチームがなかったとも言えるが。 SHを務める事が多かったライアとマギッシはドリブルが、中央に居る事が多かったナバイロはパスがやや長ける。 DFは4人じゃ。SBのデ・ラーダとビベス、そしてCBのミャージとニータ。 SB連中はパスカットを、CB連中はクリアをやや得意とするが、タックル、ブロック能力は同じ。 だから、4人集まれば、少なくとも普通のドリブルやシュートが相手ならば……まあ、そこそこの壁にはなると思う。 GKはピュジェという男じゃ。GKとしての実力は……ハッキリ言って低い。 パルメイラスのサルサノという奴よりはマシと思っていたが……サルサノも先の試合では、神通力を見せたからの。 次の試合では、鈴仙。お前さんが沢山ゴールを挙げる必要があるぞ」
[236]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/08(火) 00:21:29 ID:x6xzPwyc 鈴仙「なるほど……(――これまでずっと荒くれしてました、ってのは不安だけど。 もし本当に彼らが過去にブラジルプロサッカー界にいて、このコーチの腕が確かだとしたら。 無名選手であっても、永遠亭の名無しウサギ達とは違って、最初からある程度以上の能力は持ってそうね)」 コーチ「――さ。説明はこんくらいにして、わしは先に寝かせてもらおう。明日は特訓で忙しいからの」 説明を終えた後、コーチはそう言ってそのままソファに寝ころんだ。 コーチは耄碌から覚めたが、結局資金難なのは変わりが無いため、彼には碌な寝床がない。 鈴仙はコーチに別れを告げ、先ほど説明を受けた、まだ見ぬコリンチャンスメンバーの成長を期待しながら、 屋外のダンボールハウスで眠りに就いた。 ***** ――そして、年始を直前に控えた翌日。 コーチ「皆、今まで迷惑かけてすまんかったの。……そのお詫びに、今日は精一杯しごかせて貰おう!」 コリンチャンメンバース「「「「「……おう!!」」」」」 コーチはスラム街の荒くれと化したコリンチャンスメンバーを呼びつけてそう宣言した。 彼は精神医学的な手法から、選手の必殺技センスを覚醒させる方法を取った。 練習は早朝から日没まで続き、果たしてその結果は……。
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0ch BBS 2007-01-24