※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
[267]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:24:45 ID:pDNX8uuY 更新再開します。 >>265-266 私としては、彼女のようなキャラがチームに居た方が、ストーリーや会話にスパイスが利いて面白いかなと思って書いています。 ですが、具体的に何故雇いたくないとか、どうした展開があったら良いかなどコメント頂ければ、 私がやりたい・やれる範囲内でではありますが、今後の描写や選択肢を増やす等で、ある程度はご要望に沿えると思います。 ……ただ、強い言葉で言われると、結構メンタルが弱いので傷つきます(汗) なので我儘ですが、建設的な風に言って下さると助かります。
[268]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:26:50 ID:pDNX8uuY A:アヤソフィアに助っ人として、試合に出て貰う。 鈴仙「……言っとくけどね。私は、あんたを信用していないの」 アヤソフィア「――でしょうな」 鈴仙の前置きに、どこかで見た女記者は肩を竦めながらおどける。 それに構わず鈴仙は続けた。 鈴仙「だけど。……現状の私達のチームに、強力な選手が居て欲しいという気持ちは、私もコーチと同じよ。 もしも本当にその力を見せてくれると言うならば――アヤソフィア・シェマリー。 私が、あんたの助っ人としての加入を拒む理由は無いわ」 その結論を出すのに、鈴仙は忸怩たる思いだった。 アヤソフィアの内心は全く見通せず、怪しい。その上、慇懃無礼な態度の奥には、鈴仙に対する敵意すら感じる。 それにも関わらず、今回彼女を選手として採用せざるを得ないと思い至ったのは、 彼女の純粋な実力の高さに対する信頼もあったが、近しくなる事で、その真意を突き止めたいという気持ちもあった。 鈴仙「勘違いしないでよね。私の方こそ、あんたを見張っておきたい気持ちがあるの。 あんたの企みが悪い物だったとしても、私は止めてみせるから」 そう言って気丈に自身を睨みつけている鈴仙の態度に、 アヤソフィアは目を丸くしていたが……。 アヤソフィア「――ブラヴォー! 流石鈴仙さんです。おみそれしました、まさしく主役の貫禄ですね」 ぱちぱちと手を叩いて、彼女は鈴仙の選択を歓迎した。勿論これは、鈴仙の神経を逆撫でするのに充分だった。 鈴仙「――また、そんなふざけた態度をして」 アヤソフィア「申し訳無い。ただ、これは私の性分なものでして。これをもって不信を煽る気はさらさら無いのですね。 ……だけど、そうですね。少しでも信頼して頂く為に、こうしたものを用意しました。どうでしょう」
[269]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:27:52 ID:pDNX8uuY ピラリ……。 こんな展開を予想していたらしいアヤソフィアは、ポケットから一枚の紙切れを取り出す。 それを見たコーチは少しだけ目を丸くして、 コーチ「……ふむ。これは辞表か。大手新聞社に勤務されとったのに、ケッタイな事じゃのう」 アヤソフィア「私の貯金だけじゃ、リオカップ期間中、貴方がたの金銭的フォローを行うのは困難でしたから。 勤務1年未満の自己都合退職で貰える額なんてたかが知れていますが、それでも追加の金が必要でした」 鈴仙「そんな事言われても。記者なんてフリーでも幾らでも食っていけるじゃない。 私には、単なるパフォーマンスにしか見えないわ」 アヤソフィア「……まぁ。私だってこの位で信じて貰おうだなんて思っていません。 私は鈴仙さんから当面の信頼を得るべく、加えてこんなものを用意しました」 アヤソフィアは今度は別の紙切れを鈴仙に見せた。 無意味な数値が羅列しているだけのメモに見えた、この紙は……。 鈴仙「――こ、これは。次に対戦するグレミオに関する詳細なデータメモ……! メオンが得意とするシュートコースや、ダ・シルバのドリブル突破率まで、 一つひとつの項目が、凄く丁寧に作られてる……!!」 アヤソフィア「ご希望とあらば、次のサントス戦でもお作りしますよ。 これでもデータやら数字には、そこそこ造形があるものでして」 鈴仙「(データやら数字って聞くと、霞……永遠亭のデータマンを思い出すわね。 でも、考えてみればあの子が憧れてたのって、このブン屋なんだっけ)」 アヤソフィア「で。これだけじゃあアンタの内心の本気度が伝わらない! ――とか、言われそうだったので。こんなものも用意しておきました。どうぞ」
[270]森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:29:27 ID:??? 現状、別勢力のスパイで面倒見てくれたら裏切って協力しようか、って感じなんかな 初期から割と活躍してたし素直じゃないから、こっちから手を差し伸べてもいいけど そこまで手が回らないし、何よりそれなら最初で選んでたしなあ
[271]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:29:36 ID:pDNX8uuY 少しだけ永遠亭での生活を思い出している鈴仙を尻目に、 アヤソフィアは追い打ちと言わんばかりに第三の紙を提示して来た。 これは今まで彼女が示したメモと違って、やや格式ばった書式でこう書かれていた。 鈴仙「契約書。――私、アヤソフィア・シェマリーは、コリンチャンススタッフとして就任するにあたり、 以下の事項を必ず遵守します。 一、コーチ、監督及びキャプテンの指示には必ず敬意を持って従います。 一、コーチ、監督及びキャプテンの指示が無い場合であっても、チームの利益を最優先した行動を取るよう努めます……?」 アヤソフィア「簡単ですが、契約書です。私は、試合やチーム運営について、 鈴仙さん達にとって最高の味方たるよう動き、裏切る意図は全くない事を示す為に書きました。 もしもこれに反した場合は、裁判所なり私刑なり、好きなようにして下さって構いませんよ」 最後にそう断言して見せる彼女は、確かに少なくとも「コリンチャンスの一員として活躍する」という点においては、 信頼が出来そうだった。 アヤソフィア「ここまで長々と話して私が伝えたかった事は一つ。私は、少なくとも今は、貴女の敵では無いという事です。 いや、むしろ逆に。私は、少なくとも今は、貴女の味方で居たいのです。 金やデータやプライドを捨ててでも、私は貴女のプレーを間近で見たかった」 鈴仙「……だったら、理由を教えてよ。単に私に興味がある意外にも、しっかりとした理由があるからこそ、 あんたはそこまでするんじゃないの?」 アヤソフィア「……そこを突かれると痛いですね。真意も分からん奴なぞ信頼できるかという意見はごもっともですし。 ただ、少なくとも私と鈴仙さんは利害関係が一致しています。 詳細はまた後日お話しますが、私は貴女とサッカーをして、リオカップに勝ちたいという明確な目的があるのですよ」 鈴仙「……もう、あんたが何を言ったって信じがたいわ。 ――だから、分かった、敵じゃないって言うなら、一旦はその言葉を信じてあげる。 その必死さに免じてね。今はここで、あんたを諮問している場合じゃないもの」 アヤソフィア「……助かります」
[272]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:35:41 ID:pDNX8uuY コーチ「そうじゃの。……今は、試合に関する最後の整理をすべきじゃ」 アヤソフィアの言葉に鈴仙も最終的には折れ、彼女の加入に関する適否にかかる議論は一旦延期となる。 そのきっかけを作ったのは鈴仙のコーチ兼監督だった。 コーチ「オホン。二人が議論をしている間、わしの方で布陣案を作ってみた。 アヤソフィアさんが入って、FW4名、MF3名、DF4名、GK1名の12名となったコリンチャンスから、 少しでもバランスの良さげな布陣を……と、考えた結果、こうなった」 熟練の将軍でもある彼は、鈴仙がアヤソフィアを取り調べている間にも、 ミーティングの準備をぬかりなく進めていた。 控え室のホワイトボードには、選手を示すマグネットがこのように記されていた。 コリンチャンス:4−3−3 −H−J− H鈴仙 990/990 Jゲーノス 700/700 F−−−− Fアヤソフィア 800/800 −−I−− Iナバイロ 700/700 G−−−F Gライア 700/700 Fマギッシ 700/700 −−−−− C−D−B Cデ・ラーダ 700/700 Dミャージ 700/700 Bビベス 700/700 −−A−− Aニータ 700/700 −−@−− @ピュジェ 700/700 控え:クラウディ(FW) 備考:ライアは必殺パス、ミャージは必殺タックル、ニータは必殺ブロック持ち
[273]森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:36:42 ID:??? 色々言われてるけど、実は自分は文が好きなのでこの展開は嬉しいです。 チーム集めでは難易度がきつかったのとFWが過多だったので選べなかったけど…。 好意の反対は無関心というし、アヤソフィアさんの敵意がどうなるのかすごく楽しみです。
[274]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:37:13 ID:pDNX8uuY コーチ「対戦相手はグレミオ。もう何度も言ったが、GKメオンの守備力と、 MFダ・シルバの突破力が怖いチームじゃ。 じゃが、メオンの守備力は鈴仙の全力のシュートの前では脆く、 ダ・シルバの突破力はアヤソフィアさんのそれと比べては劣る。 また、その他の無名選手についても、わしらの無名選手の方が総合的に優れておる。 ……結論としては、余程運か戦略が悪くない限りは、苦戦する事は無いと思われるチームじゃろうな」 アヤソフィア「私のデータによれば、メオン君のセーブ力がMAXで61ポイント程度。 その一方、鈴仙さんの『マインドエクスプロージョン』の威力は、同基準で言えば64ポイント程度です。 ……ふむふむ、成程。確かにコーチさんの情報とも合致してますな」 コーチが概論を話す中、すっかりチームに溶け込んだしたり顔のアヤソフィアが各論を話してくれる ミーティングは、悔しいながらも鈴仙にとって充実していた。 アヤソフィア「ダ・シルバ君のドリブル力は、若干ではありますが、私に劣ります。 ――が。決して油断せず、多人数で防ぎに行ける体制を作るべきでしょうね。 そうなると、コーチさんのこの布陣は概ね妥当でしょうか」 鈴仙「そうね……(強いて言うなら、MFが3人でタレント不在って点は不安だけど。 私もあいつもFWだし、MFの替えは他にも居ないし、しょうがない所もある……のかな。 勿論、少し工夫をすればもっと良くする事も出来そうだけど……)」
[275]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:40:01 ID:pDNX8uuY そのため、鈴仙はこの案をベースとして、集中して布陣案を考える事ができ。 暫くの思考の後、コーチやアヤソフィア、そして並み居るコリンチャンスの選手に対して、こう意見を述べた。 A:このコーチ案の陣形で問題無い。キックオフだ! B:鈴仙をトップ下に持って行き、中盤のゲームメイクもできるようにする。 C:鈴仙をCBに持って行き、リベロとして攻守両面で活躍できるようにする。 D:アヤソフィアをSHに持って行き、中盤の守備でも動けるようにする。 E:アヤソフィアをFWに持って行き、前線の攻撃力を高める。 F:その他 思いついた布陣があれば書き込んで頂いても良いですし、B+Dと言ったものもOKです。 (B+Cなど、同じ選手を二つの位置に動かすことは出来ません) 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[276]森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:47:04 ID:+HUYt+7w A
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24