※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
[491]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 23:44:24 ID:iELcJ8c2 アヤソフィアは超高速で動き、一度ロビングで蹴りだそうとしたシュートを、 更にもう一度蹴りだして別方向へと動きを変えた――何の予兆も見せずに。 『高速ノーモーションシュート』とも言えるそれは、メオンの一流の勘すらもが感知しない速度で、 ゴールネットへと吸い込まれていき――。 ズバァァァァァァァッ! ――ピピィイイイッ! メオン「……完敗だ」 ――ホイッスルが鳴ってから全てを察したメオンは辛うじて、 そう言葉を絞り出すしかできなかった。 コリンチャンス 3 − 0 グレミオ 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 3ゴール カルロス 2ゴール 鈴仙 1ゴール サンタマリア、アヤソフィア 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 2アシスト サンタマリア 1アシスト アヤソフィア、ナバイロ
[492]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 23:46:23 ID:iELcJ8c2 実況「――ゴ〜〜〜〜〜ル!! スーパーゴールです、アヤソフィア選手! サンパウロの女記者が大スクープを創り上げました! 鈴仙選手に続き、大会ナンバーワンGKのメオン選手を抜き去りゴール! 開会当初は不安だらけのチームでしたが、ここに来て、コリンチャンスの実力の高さが明らかとなった〜〜!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 「なんだこのチーム!?」「バニーガールとゴロツキと記者の草サッカーチームじゃなかったのかよ!?」 「コーチもただのボケ老人だろ?」「何か秘密が……」「知らん! 兎に角俺はコリンチャンスを応援するぜ!」 「ですよねー」「俺なら取れたな」「なにィ」「サイクロンで来なさい、イナバ!」「ワチャワチャ」 鈴仙「(なんか今、観客席にここに居る筈が無い知り合いが居たような……) ――そ、それより。アヤソフィア、やるじゃない!」 大歓声の中ゴールを決めたアヤソフィアを、鈴仙は祝福しようと思った。 そこで、ゴールを決めても、尚ペナルティエリアでメオンを見下ろす恰好で佇む彼女の下へと駆け寄ると。 アヤソフィア「……下らない」 アヤソフィアは、強い侮蔑の目線で、そう独り言ちていた。 アヤソフィア「――こんなに脆い才能を、自分の全てだと信じ込むなんて。 こんなに脆い敗北を、彼の全てと決め付けるなんて。……本当に、サッカーは下らないわ」 鈴仙「あの……アヤソフィア?」 アヤソフィア「!?」
[493]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 23:47:55 ID:iELcJ8c2 鈴仙がおずおずと彼女に声をかけると、彼女は少し驚いたように肩を震わせて、 アヤソフィア「あ。あややーーっ! 鈴仙さん、居たんですか! どうでしたどうでした私の活躍。凄く輝いていたでしょう! もう二度と、『案外大したことなくね?』とか言わせませんよ! ああいや、私は平凡なエリート日系ブラジル記者ですから、そんな事言われた事ないんですけど!」 ――と、普段通りの慇懃無礼な笑顔で、鈴仙の言葉に応じてくれたが。 鈴仙「(――彼女が私に見せた悪意。そして今の発言。……これには、何か関係があるのかしら)」 鈴仙の中で、アヤソフィアの内心に対する疑念はますます深まる。 彼女は何を思い、何を恨み、そして何を目指しているのか。鈴仙は彼女の事を、まだ何も知らない。 ……そして恐らく、彼女は鈴仙に対して心を開く気はないのだろう。少なくとも今の時点では。 鈴仙「(――何だか微妙な雰囲気だけど。一応ゴールを決めて貰ったってのもあるし。 ここは一言、何でも言っておいた方が良いわよね……)」
[494]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 23:49:50 ID:iELcJ8c2 ――鈴仙は今の彼女にかけるべき言葉を少し考えてから、こう言った。 A:「……あんたが助っ人に来て貰って良かったわ。これからも宜しくね」無難にお茶を濁す。 B:「……私達は一時的とは言え仲間よ。何かがあったら相談してね」先程の独り言について仄めかす。 C:「……サッカーは、下らなくなんかないわ」先程の独り言に反論する。 D:「……………」沈黙でアヤソフィアの発言を促す。 E:「ですよねー」とりあえずメオンファンに同意する。 F:その他 自由選択枠 鈴仙のガッツ:510/990 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[495]森崎名無しさん:2016/03/19(土) 23:51:05 ID:l3w7xi6M A
[496]森崎名無しさん:2016/03/19(土) 23:52:25 ID:iZvVpngU A いきなり突っ込むのもよくないな。
[497]森崎名無しさん:2016/03/19(土) 23:52:37 ID:QtuIOwx+ D
[498]森崎名無しさん:2016/03/20(日) 00:19:42 ID:??? ここプロサッカーの世界だから結果しか見てもらえないのは仕方ないんだぜブン屋 趣味の範囲ならまだしも
[499]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/20(日) 00:25:53 ID:lj7wSmGk A:「……あんたが助っ人に来て貰って良かったわ。これからも宜しくね」無難にお茶を濁す。 鈴仙は何か言いたかった。彼女の抱える心の闇に触れてみたかった。 しかし、それは今では無いとも感じていた。そのため、鈴仙は何も聞こえなかったふりをして、 鈴仙「……あんたが助っ人に来て貰って良かったわ。これからも宜しくね」 ――そう、当初の予定通り、無難な言葉で彼女を祝福する事にした。 アヤソフィアは少しだけ何かを言いよどんだ様子だったが、 アヤソフィア「……ふふ、ありがとうございます。この試合、私と鈴仙さんとで50点差を目指しちゃいましょうか」 鈴仙「それは威勢が良いわね。でも、取りあえずは次のキックオフを無事に乗り越えてからよ」 アヤソフィア「分かってますよ。……ま、相手は士気がボロボロですし。多分大丈夫とは思いますが」 すぐに何事も無かったかのように、元通りの様子で鈴仙と言葉を交わす。 彼女の態度は相変わらず親しさの中に一物が残ったような様子だったが、 ――なんとなくではあるが、当初よりも親しさが増しているような気がした。 鈴仙「(アヤソフィア……。あんたが何を考えているのかは分からないけど。 最終的に私達を害する目的があると言うのなら。私はきっと、あんたを止めてみせるわ……!)」 鈴仙は彼女のそんな僅かな心境の変化を感じつつも、 しかし決して取り込まれる事が無いよう、強い意志を持つ事を心に誓った。
[500]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/20(日) 00:27:38 ID:lj7wSmGk アヤソフィア「――ところで。鈴仙さんに提案なんですが」 鈴仙「提案? 次のキックオフの?」 アヤソフィア「まぁ、広義的にはそうですが……メタメタしくぶっちゃけて言えば、 『ここから先の展開を、ダイジェストにするか否か?』です。 ダ・シルバ君は元気ですけど、ここから3点差をひっくり返せるは疑問ですし、 私達もまだまだ、メオン君から1〜2点ずつは決めれそうな余裕がありますしね」 鈴仙「本当にメタいわね……。まぁ、これ以上続けても、グレミオにはもう、新しくて効果的な攻め方もないし。 同じような展開がまだ暫く続くような気がするから、私も丁度良いと思うけど」 アヤソフィア「そうですねぇ。一つ検討事項があるととしたら、 鈴仙さんがハットトリックするまで普通にやるべきか? くらいだと私は思います。 まあ、試合時間を45分以上残したダイジェストなので、ダイジェストでも得点率は高くしようと思ってますが。 具体的には、カード2枚引いてクラブを連続で引かない限りは1点確定、とか」 鈴仙「そうだとしたら、16分の1を引かない限りは、1点は確定ってのは大きいわね。 逆を言えば、1回のチャンスで失敗無く、16分の15を引かないと行けなくなる訳だけど。 まぁ……だから。基本はダイジェストにする方向で考えつつも、 カード一発引きで点が入るか否かってのが嫌な場合は、もう少し続行で考えた方が良いのかしら」 アヤソフィア「原則的にはそうですね。ですが中にはダイジェストにしたくない方も居るでしょうし、 実はそちらが多数派という疑いもありますので、ここはアンケートを取る事にしましょう。 ――『今回のグレミオ戦について、今すぐダイジェストにしても良いか?』という提案について、どう思いますか?」 A:ダイジェストにする! B:鈴仙がハットトリックしてから、ダイジェストにする! C:その他 前半終了までダイジェストにしないなど、何か他にご意見があればどうぞ 先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24