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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
[758]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:28:05 ID:??? ***** ピッ、ピッ。……ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! コリンチャンス 3 − 1 サントス 試合終了!! ……それから程なくして試合は終わった。これ以上、サントスは攻めきれなかった。 アリスさんがザガロのシュートで重傷を負うというハンデこそあったが、 反町や静葉のパスが、アヤソフィアのドリブルが、そしてそれをサポートする鈴仙の動きが、その穴を数分間の間防ぎ切った。 実況「――試合終了〜〜! 試合は3−1で、コリンチャンスの勝利です!! リオカップが始まる前は大会優勝候補と目されていたサントス、まさかの敗北〜〜!! そして大会が始まる前までは存在すら認知されていなかったコリンチャンスが、 ここに来て2連勝! これは、もしかしたらの大番狂わせがあるかもしれません!!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 「いやー、今日の試合も凄かったな」「俺、コリンチャンスのファンになろうかな」 「サントスは引っ込め―、金返せー!」「何が伝説の超スウェーデン人だーー!」 ――そして、兵どもが夢の跡。スタジアムにはいつも通り実況の針小棒大な煽り文句と、 観客席からの歓声と罵声が残されるのみだった。 鈴仙「(試合が終わった……。私は大きく活躍出来たとは言えなかったけれど、 それでも皆の頑張りやサポートもあってゴールを2度決める事が出来て……。 ――そして、今回もなんとか勝てた)」
[759]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:29:56 ID:??? 試合が終わり、疲労がどっと出た鈴仙はぼうと空を見上げる。……今回も、自分は生き残れた。 大袈裟では無く、そんな感想しか思い浮かばなかった。 鈴仙「(グレミオ戦の時も感じたけれど。ブラジルの……プロのサッカーは、幻想郷のサッカーとはやっぱり違う。 それぞれがそれぞれのプライドと未来を賭けた、命がけの戦い……)」 ザガロは確かに傲慢で嫌な奴だったし、ディウセウは温厚ながらも狂っている。ブローリンは殺意を剥きだしにした悪魔だった。 しかし、彼らもまた、彼らなりの信念に基づき、それを限界まで燃焼させて最後まで戦っていた。 それだけはどうしても認めざるを得ない。 ザガロ「この俺が……まさか……敗退する事になるとはな……!」 精神的なショックからか、ザガロはボロボロになり倒れていた。 鈴仙は無意識に、そんなザガロの足元に歩み寄っていた。 その時、自分が彼を哀れに思ったのか、それとも無様だと思ったのか……それすらも分からない。
[760]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:32:33 ID:fL7Dn6aU 鈴仙「……………」 混濁とした考えが頭を渦巻く中で、鈴仙は思わずこう呟いた。 A:「あんた達の誇り。この私達が受け継いで勝ってあげるわ」 B:「……あんた達は強かった。それだけは保障するわ」 C:「私も、昔はエリート戦士のつもりだったんだけどね」 D:「怖いのよ。私も……いつかこうなるんだ、って思うと」 E:「ギャルのパンティおくれーーーーーーーっ!!」 F:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *今日の更新はここまでにします。
[761]森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:43:23 ID:LCVJs/bs F「辛い時も苦しい時も、どんな時でも光陰矢のごとし、よ」
[762]森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:46:47 ID:Jr7lFRig C
[763]森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:54:17 ID:DKcz1TOU C 乙なのです
[764]森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:55:42 ID:/WQMIGGc F 「そうだ!アリスさん大丈夫なの!?」 ザガーロ社長、バイバーイ!!
[765]森崎名無しさん:2016/08/31(水) 01:14:46 ID:21TEfbJ6 Fそんなことよりブローリンがザガロに近づいたぞ・・・?
[766]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/01(木) 00:36:52 ID:??? すみません、今日は更新をお休みします(汗) 予定では明日か明後日には鈴仙の章サントス編を終え、 その後に、幕間(全幻想郷チームの描写)か人気投票の結果発表をしたいと思っています。 >>763 乙ありがとうございます。 >>764 ザガーロ社長はカグーヤ王女のようにはなれませんでしたね…
[767]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:20:00 ID:nDfqGhJk C:「私も、昔はエリート戦士のつもりだったんだけどね」 鈴仙「………私も、昔はエリート戦士のつもりだったんだけどね」 鈴仙は、ザガロの事を笑う気にはなれなかった。 地面に這い蹲って涙を流す彼は、どこか昔の自分と似ている気がしたからだ。 鈴仙「小さい頃は勉強もスポーツもいつも一番。軍事学校でも首席。 そのまま玉兎の中でも最たる名誉の一つとされる、綿月家の従者となって――。 あの頃の私ほど、痛々しかったヤツはいないと思うわ」 ザガロ「……」 鈴仙「だからこそ。そこから逃げ出してしまった後――私には何も無いように思えた。 周囲から評価される自分こそが全てだと、信じて疑わなかったから」 そう思っていたのは決して大昔の事ではない。 僅か1年ほど前――中山やパスカルと出会う少し前までは、 卑屈さで外面は取り繕っていても、鈴仙の内面は空虚さで溢れていた。 鈴仙「だけど……人は。いや、私を人って言うべきなのかは置いといて。 いやいや、でもエネルギー波を出したり瞬間移動する奴らと比べると大分人間よね……私。 まあ、それは置いといて。――人は、環境によって変わるもの。 だから、自分はエリートだとか、凡人だとか、下級戦士だとか。そんな風に区切っても意味が無いと思うわ」
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0ch BBS 2007-01-24