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屁理屈推理合戦withキャプ森
[106]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/03(火) 00:04:30 ID:IB1rcuRM 『翼の死因は老衰死。体育用具室が何らかの理由Xにより封鎖された状態が数十年続き、翼は寿命を迎えた』 ……と、言うのが今回の謎の真相でした。と、言ったところで今日の更新はここまでにします。 次回にちょっとした締めを書いて、とりあえず問題第一号は完結としたいと思います。 すみません、第一号にしては正答の発想がレベル高すぎたかもしれません(汗) ただ、屁理屈推理合戦ではこうした『現実的に考えてありえない!』という発想が正解である事が、 往々にしてあり得ます。(今回の死因についても、これまで出した赤字には抵触していないと思います。) 参加して下さった皆さんは本当にありがとうございました。 個人的には、初見でも比較的参加しやすい、謎が思い浮かべば割と簡単にGMが出来る、決着が数日で付く、 キャプ森キャラの新しい掘り下げが出来る、(ついでに、これまであまり無かった「ひぐらし」「うみねこ」キャラとのクロスが容易) …と言った面から、 森崎板での新しい読者参加型ゲームとして、キャプ森キャラを使った屁理屈推理合戦は面白いのでは?と思っています。 参加して頂いた方やROMして頂いた方につきましては、ゲームの感想や今後の改善点等について、 色々とコメントをして頂ければ嬉しいです。 もしも好評意見があり、次回も参加したいという方が居りましたら、第2回ゲームもやりたいと思っています。 (その時は難易度を下げます(汗)) また、私以外の方も、このスレを自由に使えるようにしたいと思っていますので、 もしもGMをやってみたい、という方がおりましたら気軽にコメントして頂ければ幸いです。 新しい試みに参加・応援して頂いた皆さまには、本当にお疲れ様&ありがとうございました。
[107]森崎名無しさん:2017/01/03(火) 00:12:19 ID:??? 乙でしたー まさか数十年経過してたとは……赤だけがゲーム上は絶対だってことを忘れてて、すっかり冒頭の文章の固定観念に囚われてしまった…… やはり常識に囚われてはいけないんですね!(風祝並感)
[108]森崎名無しさん:2017/01/03(火) 00:24:46 ID:??? 乙です 私も常識にとらわれていた……なんとか当てることできたけどあくまで消去法だった
[109]森崎名無しさん:2017/01/03(火) 15:05:09 ID:??? 楽しかったですよー! 乙でした!
[110]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/03(火) 22:21:52 ID:IB1rcuRM >>107 乙ありがとうございます。 そうですね、冒頭に森崎が翼の死体を発見するシーンは、 中学時代にベアトリーチェを召喚した直後に発生したとは限らないです。 >>8までは中学時代の話で、>>9からは70年後の世界の話として読んでも辻褄は合うと思います。 突拍子も無い発想が正解に繋がり得る、と言うのが分かって頂ければ幸いです。 >>108 乙ありがとうございます。 最終的には雁字搦めに制限された赤字を潜り得る青字(仮説)を探す、 というのがこのゲームの肝なので、消去法も全然良いと思います。 ただ今回は、死因にしても種類が多すぎるので大変だったかもですね…。 >>109 乙ありがとうございます。 普段のサッカーゲームとは違う面白さを提供できたなら幸いです。 ところで今更になりますが、私のゲーム盤において登場する「うみねこ」キャラ (ベアトリーチェ、ワルギリア)及び、魔法の設定の詳細については、原作に準拠しておりません。 私のオリジナルです。基本的なキャラの性格や立ち位置は原作を参考にしていますが、イコールではありません。 その点につきましては、ご了承いただきますようお願いします。
[111]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/03(火) 22:23:42 ID:IB1rcuRM 森崎「これで……終わったんだな」 ワルギリア「ええ。無限の魔女・ベアトリーチェは貴方が提出した青字に対してリザインを宣言。 それにより、あの子がかけた魔法が否定されました。 じきに遡って、貴方の大切なご友人――大空翼くんも、息を吹き返すでしょう。 これまでの争いなど、何も無かったかのように」 ベアトリーチェの消滅を見守ったのち、森崎は残された魔女――ワルギリアに問いかける。 彼女は淑女然とした佇まいを崩さず、小さくコクリと頷いた。 森崎「聞かせてくれないか。お前は……お前達は、一体何者なんだ? お前は、さっきのベアトリーチェと知り合いのようだったが」 ワルギリア「ええ……そうですね。時間が無いのでかいつまんでにはなりますが、 お話しましょう。私と、あの子の事について――」 ワルギリアはそれから、森崎に自分とベアトリーチェの正体について話してくれた。 ベアトリーチェは元々、ワルギリアが魔術師として仕えた旧家の子女であったこと。 『ベアトリーチェ』の名前は本来、ワルギリアが冠していたものだったが、 彼女――今のベアトリーチェが卓越した魔法の才能を見せた為に、その名を継承させたこと。 しかしその後、ベアトリーチェは自身の余りの魔法の才能に溺れ。 果てには人を殺し傷つける事を愉しむ、黒き魔法に魅入られてしまったこと。 ワルギリア「……あの子は、自分が元居た世界だけでは飽き足らず、 あらゆる世界を渡り歩いては、黒き魔法で人を苦しめるようになりました。 しかしそれは、師たる私が未熟であるが故に、あの子の増長を止められなかった事が発端。 だから私もまた、こうして世界を渡り歩いては、魔女と戦う者達に知恵と力を与えているのです。 それが今の私にできる、せめてもの罪滅ぼし――」
[112]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/03(火) 22:25:37 ID:IB1rcuRM スッ……。 そこまで話を聞いて、森崎はワルギリアの身体が透けている事に気付く。 森崎「それで、悪の魔女が消えたら、正義の魔女サマも退散、ってか?」 ワルギリア「ほっほっほ。私は正義ではありませんよ。同様に、あの子もまた純粋な悪では……。 ――ですが、それについて、今の私には語る時間も権限もありません。 さあ、森崎くん。消えゆく魔女幻想は忘れておしまいなさい。 そして、真実に存在するご友人を大切にするのですよ」 フワァァァッ……! ――ワルギリアはその言葉を最後に消えた。 魔女ベアトリーチェを存在せしむ魔法力が否定された以上、 同じ魔女である彼女もまた、その存在が否定されるのも必然だった。 森崎「だ、誰があんなヤツを大切にするかよ!」 森崎はそう言いながらも、内心では翼の安否が気になって仕方なかった。 だから、ワルギリアとの別れを惜しむ間も無く、彼は体育用具室へと走っていき――。 鍵のかかっていないドアをガタリと開ける。……そこに、彼は『生きていた』。 森崎「つ、翼ァ!」 翼「……どうしたんだよ。森崎、いきなりそんな気持ち悪い声を上げて」 相変わらずの生意気な声に、今にも殴りたい衝動が走る。 しかし、それはまさしく翼が生きていなければ、決して生じえない感情だった。 魔女との争いを通じて、そうした怒りや憎しみの感情すらもが大切である事を知った森崎だが、 ……しかし、それを正直にぶちまけるのはとても恥ずかしい。
[113]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/03(火) 22:26:46 ID:IB1rcuRM 森崎「チッ、なんで生きてやがるんだよ。俺の黒魔術作戦は失敗だったか……。 作戦通りに行けば、金髪ボインな魔女の姉ちゃんが、お前を破裂死させてたのによ」 ――だから森崎は、再びコイツが黒魔術だか魔法だかで死ねば良いと思った。 生きていたら生きていたで文句を言うし、死ねば死んだで大騒ぎする。 随分身勝手な感情であるが、ある意味そこは森崎らしいと言えた。 翼「ハァ……黒魔術? 森崎、そんなつまらない物に頼ってるヒマがあるなら、練習でもしたらどうだい?」 森崎「ふ、ふざけんな! こっちが一体どんだけ苦労して……!」 翼「……それとも、熱でもあるのかな。今日は自主練習を止めて帰ったら? 明日の練習試合、そっちも不調で臨みたくはないんだろ? じゃ、俺はこれから一人で練習するから。……風邪、移さないでくれないかな?」ニコッ 森崎「ギギギギ……やっぱりムカつくぜ。魔女なんて目じゃねぇほどに……!!」 そして翼は翼で、森崎とは水と油の存在である事には変わりない。 彼は散々森崎の神経を逆撫でしてから、彼を通り過ぎて平然と体育用具室から出ていくのだった。 森崎「……フン! なーにが『風邪、移さないでくれるかな?』ニコッ だよあのクソ翼! いやアイツなんて糞で充分だ! 漢字だって似てるし! くっそー、こうなったら帰ってから特訓だ! 絶対明日は、あの糞をギャフンと言わせてやるー!!」 返す森崎もまた、顔を真っ赤にさせた状態で用具室を飛び出す。翼の姿はもうそこには居ない。 また、他に練習しているチームメイト達も居ない。……だから、森崎は幸運にも気づかれなかった。 森崎「……ケッ」 翼に対して敵愾心を燃やし、明日の計略を考えている自分の表情が。 怒りのそれでは無く、満ち足りた笑顔であった事に――。
[114]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/03(火) 22:29:14 ID:IB1rcuRM 屁理屈推理合戦withキャプ森『もりさきのふっとぶ頃に』 Episode 1 Apperance of the golden witch 〜黄金の魔女の登場〜 完
[115]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/03(火) 23:05:45 ID:IB1rcuRM ***** 〜????〜 ――ここは、森崎が翼との奇妙な友情を確認した世界から見て、上位に位置する世界。 そのテラスにて、とある絶世の美女は溜息をついていた。 絶世の美女「いやいや……。一体全体どーして、高名なる無限の魔女・ベアトリーチェ郷なんぞが、 ウチの領地に現れてるのよ……しかもまた何かをする気マンマンだし……はぁ」 絶世の美女の名はニネー。森崎が主人公として活躍を遂げる『ゲーム盤』を統べるゲームマスターにして、 千年を生きた偉大なる運命の魔女。そんな彼女にとって、無限の魔女が自身の領地に入り込んで来る事は予想外だった。 ニネー「ベアトリーチェの魔法は同じ1を無限に繰り返す魔法。 対する私の魔法は無限の中からたった1を紡ぎ出す魔法。 互いに正反対の性質だから、決して相容れない存在だと思ってたのになァ」 無論、この運命の魔女のゲーム盤を愛し、その領地にて無数の物語を紡ぎ始める創造主は絶えない。 しかし、今回の場合は性質が違いすぎた。いや、違うのは性質だけならば問題無かった。 ニネー「例えば……いや、例えじゃなくて半分直球だけど。皆がサッカーゲームで楽しんでいる中、 一人だけチェス盤を持って来て、おもむろに対局を始めたような。そんな違和感があるのよね。 勿論、皆が楽しんでくれるんだったら、私はチェスをされようが将棋をされようが、一向に構わないのだけど。 ……私が気になるのは、このゲームを始めた人の、真なる目的。 ただ単に、新しい遊びを持ち込みたかった……それだけ?」 ニネーは、無限の魔女を疑っていた。正確には、無限の魔女の『駒』を操り、新たなゲーム盤を持ち込んだ者の目的を。 繰り返しになるが、実際にゲームを楽しんでいる者がいる以上、ニネーとしても魔女を頭ごなしに否定する気は無い。 ……しかし、どうしてもその意図が解せないが故に、気になるのだ。
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0ch BBS 2007-01-24