※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
屁理屈推理合戦withキャプ森
[313]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/24(火) 22:12:40 ID:fbZZMR3M >>301 森崎「成程な。大体推理が出来て来たぜ。松山が一人で誰もいない密室にやって来て、 その中で、誰か別の人間に殺される方法がよ……!」 ベアト「ほう……? ならば撃ってみるが良い。妾に情けは要らぬぞ」 森崎「青き真実!」 カ ッ ! 森崎の宣言と共に、これまでよりも更に練度と鋭さを増した杭が現出する。 そして、――指を思いっきり魔女の心臓に突き出すと同時に、それは放たれた。 森崎「『松山は女であり、ヤグ=ルマは松山のお腹にいた胎児。松山の死因は破水』」 ドオオオオオオオオオオオオオオッ……ンッ!! ベアト「なにィ……!?」
[314]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/24(火) 22:15:07 ID:fbZZMR3M その青はまさしくベアトリーチェの心臓を貫き得る、究極の青。 被害者しか居らぬ密室での他殺を可能にする、奇蹟の一手。 そう。松山が一人でやって来たとしても、その後二人になる可能性は途絶えていなかったのだ。 森崎「……松山は俺の知る松山光(ひかる)君じゃなくて、女の松山光(ひかり)ちゃんだったんだな。 そして、そいつは体育用具室で子どもを産んだ。しかし、その時赤ん坊が暴れて難産になった。 ギリギリになって赤ん坊は出生し、松山ちゃんはどういう発想か『ヤグ=ルマ』と赤ん坊に名付けた。 が、その時。……松山は事切れたんだ。出産時による破水によってな」 ベアト「む、むぅううううぅぅぅ……! だ、だが! 【松山の死因は打撲】であるぞ! 死因は破水では無いのでは――ぐううっ!」 ズウウ……ッ! ベアトは敗北を回避する為に必死に赤を紡ごうとするが、森崎の青の方が早かった。 それはベアトの心臓を一直線に貫き、彼女は激しく吐血する。
[315]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/24(火) 22:18:58 ID:fbZZMR3M ベアト「おのれ……おのれぇぇええぇぇぇっ! 一度ならず、二度までもこの妾がァぁぁぁ……!」 森崎「――それが痛いって事は、テメエの反論は意味がないって事を、自分自身が認めてるだけだぜ? この謎の肝は、ヤグ=ルマの正体探し。それにおいて、死因はさしたる意味を為さない。 自分で言った発言が仇になったな」 ベアト「ぐうううぅううぅぅっ……!」 ポタ、ポタ……。 サロンに魔女の赤い血が流れる。森崎は、ゲームの勝利を確信していた。 森崎「……見苦しく負ける前に、リザインしたらどうだ? 黄金の魔女さんよ」 ベアト「――うむ。そうだな……。今のそなたの青で、漸く決心がついた」 ベアトリーチェは、自分の胸に刺さった杭を引き抜き、噴き出す血にも気にせずよろよろと歩いて行き――。 ベアト「――【松山の性別は男であり、出産は不可能】」
[316]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/24(火) 22:20:21 ID:fbZZMR3M カッ! その宣言の刹那、ベアトの周囲に黄金の魔力が溢れた。 すると、彼女のこれまでの傷はたち所に癒え、むしろ美しく輝いてすら見える。 ベアト「くくく……くわーーーーーひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっはやぁひぃふゥッ!! 妾がそのような単純かつ古典的なトリックを、バカ正直に出して来ると思うかァ、バーカ! そなたが思案の末、そのような結論に辿り着く事位、御見通しよ!」 森崎「あ、あんだと……!?」 やられたフリをして相手をぬか喜びさせ、後でそれをひっくり返すような嫌味な性格の持ち主である事は、 森崎はとうに熟知していた。しかし今は、それよりも自分の仮説が否定された事に対し混乱を隠せなかった。 森崎「ヤグ=ルマは松山が生んだ子供じゃないのかァ……? でも、そうでもしないと密室の体育用具室には入って来れないって言うのに……!」 ベアト「くくく……悩むが良い、悩むが良い。そなたが苦しそうな顔をしているのを見ると、 妾は心底、安らいで幸せな気持ちになれるのだ……くひゃひゃひゃひゃ!」 森崎「知ってたが、マジでゴミクズだな、お前……!(良い線言ってる推理だと思ったんだがな。 畜生……! ヤグ=ルマはマジで何者なんだよ……!?)」 森崎は歯ぎしりしながらも、一度構築した推理の再検討を強いられ、苦しげな表情を隠せなかった。
[317]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/24(火) 22:23:24 ID:fbZZMR3M >>309 森崎「なら、この青はどうだ……!『ヤグ=ルマは体育用具室で待ち伏せしており松山を蹴り殺した。 その後立ち去る前に道具Xを設置し、用具室にやって来たふらの中メンバーに、 体育用具室内で松山が生きていると偽造しメンバーに鍵をかけさせた』……ッ!」 ドーーーン! ベアト「おやおや森崎、さっきと比べて青字にキレが無いぞ? この程度の青これで切ってやろう、【ふらの中メンバーは、松山の死を必ず間違えない】 ……即ち、【死者の生存を誤認させるトリックXは、この事件において使われていない】とも言える! ホラホラホラぁ? どうした森崎ィ? 妾が応援してやろうかァ?」 森崎「テメエの応援なんて、耳が腐るだけだぜ……!」 ベアト「くっくっく……それは勿体ないのぅ。妾のソロモン七十二色の悪魔的ヴォイスで、 そなたを魅了して止まなかったと言うものを!」 森崎「(ポロっとデカい赤を出したのに、ご機嫌って感じだな、ベアトの奴め……! 畜生、俺はまだ何かを見落としている……『見落とすように仕向けられている』のか……!?) ☆ベアトリーチェに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
[318]森崎名無しさん:2017/01/24(火) 22:36:59 ID:??? 「ゲーム終了時、松山の死体は用具室にあった」 『松山がヤグ=ルマに用具室で殺されたのは過去の話で、ふらの中メンバーは松山がそもそも死んでいるものと認識していた』
[319]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/24(火) 22:43:02 ID:fbZZMR3M >>318 森崎「……復唱要求! 「ゲーム終了時、松山の死体は用具室にあった」」 ベアト「おお! まだ諦めてなかったか森崎。妾は嬉しいぞォ? 諦めの悪いヤツ程屈服した後のサバトは楽しくなるからなァ! 復唱しようぞ、【ゲーム終了時、松山の死体は用具室にあった】」 森崎「ちいっ……ならば、この青もダメか……!? 『松山がヤグ=ルマに用具室で殺されたのは過去の話で、 ふらの中メンバーは松山がそもそも死んでいるものと認識していた』!」 ベアト「うむ。これは先程の赤でも切れると考えるが……しかし、死体がずっと放置されている可能性もあるからな。 故にこれを切ってやろう、【松山はゲーム開始時からゲーム終了時までの間に殺された】! どうだァ? 信じた可能性がどんどん切られていくこの絶望は? そなたが魔女や悪魔を信じれば、もう苦しまなくても済むのだぞぉぉおッ?」 森崎「ぐぐぐ……(ゲーム開始時からゲーム終了時に限定された以上、 時間軸を使ったトリックを考えるのは大分難しくなったな……。――クソッ、もう一度考え直しだ!」 ☆ベアトリーチェに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
[320]森崎名無しさん:2017/01/24(火) 22:51:22 ID:??? 『ヤグ=ルマとは松山の深層心理に眠っていた別人格だ。松山が死んだのは、別人格のヤグ=ルマが表に出て暴走したからだ』 『死因は、用具室の壁に体をぶつけた事による打撲だ』
[321]森崎名無しさん:2017/01/24(火) 22:56:24 ID:??? 『ヤグ=ルマは用具室にあったクローン生成装置により作られた松山のクローンである』 『ヤグ=ルマは用具室の鏡に写った松山の虚像であり、精神的に錯乱した松山はそれを見て自身を蹴り殺した』
[322]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/24(火) 22:58:32 ID:fbZZMR3M >>320 森崎「――『ヤグ=ルマとは松山の深層心理に眠っていた別人格だ。 松山が死んだのは、別人格のヤグ=ルマが表に出て暴走したからだ』 『死因は、用具室の壁に体をぶつけた事による打撲だ』……ッ!」 ドーーンッ、ドーーーンッ! ベアト「うむ。積極的に青を出すその姿勢ぞや良し! しかし既出の赤で切らせて貰おう! 一つ目!【このゲームに、一人で二つ以上の名を持つ人間は存在しない】! 別人格が別の名を持つ事は、一人で二つ以上の名を持つことと定義するッ! 二つ目!【松山は体育用具室にて、ヤグ=ルマの直接攻撃によって蹴り殺された】 壁に身体をぶつけた事と、直接攻撃によって蹴り殺された事とは相違するッ!」 キィィィインッ、バギイイッ! 森崎「畜生……! せめて少しでも赤を引き出したかったのに……!」 ベアト「無駄無駄ァ、妾をソリマチ卿のような雑魚と一緒にしないで貰おう。 妾を殺したくば、相応の質と物量を用意せねば不可能ぞ! あーっはっはっは!」 森崎「ほんっと、ムカツク奴だぜ……! 絶対に泣かせてやるからな……!!」
[323]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/24(火) 23:06:21 ID:fbZZMR3M >>321 森崎「お望み通り、物量で攻めてやるぜ! 『ヤグ=ルマは用具室にあったクローン生成装置により作られた松山のクローンである』 『ヤグ=ルマは用具室の鏡に写った松山の虚像であり、精神的に錯乱した松山はそれを見て自身を蹴り殺した』」 ドーンッ、ドーーーーーンッ! ベアト「くひゃひゃひゃひゃ、クローン生成装置と来たか! お次に出るのは謎の青き狸型ロボットXえもんかァ!? 面白い青には敬意を表するが、切らせて貰う! 【出入り口の施錠を除く、用具室にある道具・器具の全てはこのゲームに関係しない】! 便宜上舞台が体育用具室なだけで、あるのはドアが一つのみの監獄であっても、条件は一緒という事だ! もう一つの青は、これまでの赤を強化して切る。【ヤグ=ルマは一人の実体のある人間であり、人間の集団ではない】 『実体のある』を付け加えた事により、この仮説は否定されるッ!」 シャキーンッ、シャキーン! ズバァァァァッ! ……ガシャァァァァァンッ! 森崎「くっ……いってぇ……!」 ベアト「痛いものよ。理論上、青は無限に放てるが、それを放つ際には人間の精神が削られる。 精神を削って削って……それでも尚魔女に抗うか。それとも、痛みに耐えきれず屈服するか。 森崎、そなたはどうするつもりだァ?」 森崎「……ふ、ざっけんな。勿論、前者に決まってるぜ……! テメエみたいなやつに指図される位なら、死んだほうがマシだ!!」 ☆ベアトリーチェに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24