※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[306]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/06/28(水) 00:11:57 ID:??? ……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。 次回でさとりの章は終わりとなり、鈴仙の章もリオカップ準決勝・パルメイラス編に入ります。 >>299 乙ありがとうございます。
[307]森崎名無しさん:2017/06/28(水) 00:17:46 ID:??? ★お燐のパスカット特訓→ 4 + 6 +(ボーナス+1) = お燐のブロック特訓→ 6 + 1 +(ボーナス+1) =★
[308]森崎名無しさん:2017/06/28(水) 00:39:51 ID:??? ★お燐のドリブル特訓→ 2 + 5 +(ボーナス+1) = お燐のパス特訓→ 5 + 2 +(ボーナス+1) = お燐のシュート特訓→ 2 + 2 +(ボーナス+1) =★
[309]森崎名無しさん:2017/06/28(水) 00:49:20 ID:??? 全部5以上で10以上も2つか 良い結果になったね
[310]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/06/28(水) 01:02:30 ID:??? すみません、寝る前に気付いたのですが、 タックルとパスカットについては5以上の結果と10以上の結果が同じになってました。 これでは勿体無いですので、後付けですが、 「お燐はタックル・パスカットについてそれぞれフラグを習得」という扱いにしたいと思います。 大変失礼しました。 >>309 お燐はそもそも勧誘のきっかけになった特訓イベントでも大成長してますし、持ってますね。 バランス良く成長したお蔭で、ことサイド際においては脅威的な存在になったと思います。
[311]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/06/29(木) 23:16:03 ID:??? ★お燐の特殊スキル特訓→ 5 + 2 +(ボーナス+1) =8 お燐のタックル特訓→ 6 + 6 +(ボーナス+1) =13★ ★お燐のパスカット特訓→ 4 + 6 +(ボーナス+1) =11 お燐のブロック特訓→ 6 + 1 +(ボーナス+1) =8★ ★お燐のドリブル特訓→ 2 + 5 +(ボーナス+1) =8 お燐のパス特訓→ 5 + 2 +(ボーナス+1) =8 お燐のシュート特訓→ 2 + 2 +(ボーナス+1) =5★ 「ええっと、どうだったかな。練習のし過ぎで何だか記憶が曖昧でして」 「――いいえ、別に言わなくても良いわ。……よく頑張りましたね、お燐」 いや。聞かれた時点でどうやらさとり様の術中に嵌っていたらしい。 まいったな。あんまり努力とか恥ずかしくて嫌いだったから黙ってようと思ってたけど、 心を読まれちゃあ意味がない。 「――べっつに。あたいは、さとり様に置いてかれたくなかっただけです。 いんや、さとり様だけじゃあない。お空も、こいし様も。みーんな、揃いも揃って凄い人達ばかりだもん。 あたいだけが普通の化け猫だったら、何時の間にか、また誰もいなくなっちゃいそうで……」 だったら、先にクソ恥ずかしい本音を口に出しておいた方が、まだ受けるダメージは少ない。 今の自分の顔がどんな状態かは想像したくもないけれど、あたいは久しぶりに、素直な感情を吐露した。 そしてそれを、さとり様はからかう事も嘲笑う事もしない。 「ふふ……大丈夫です。私は最初から分かっていますよ。貴女が笑顔を絶やさないのも、いつも素直じゃないのも。 ……怖いのよね? 他者から拒絶される事が、どうしようも無く。 死体を持ち去る忌み嫌われし妖怪が、そうした感情を持つ事の滑稽さは別として。 貴女は誰より、友人を、仲間を。……そして、主を失う事を、恐れている」 「……………」
[312]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/06/29(木) 23:17:31 ID:??? あたいの脳裏に、あの日の事が蘇る。……今からすると大分前、お空が八咫烏の力に目覚めた、あの日の事だ。 神の力を得て、地上を侵略すると公言して憚らない親友を前に、あたいは二つの恐れを抱いていた。 一つは、調子に乗ったお空の悪事がさとり様にバレ、殺されてしまうこと。 そしてもう一つは……仮にさとり様がお空を許したとしても。 この旧地獄で得たはじめての友達が、自分とは、遠い場所に行ってしまうことだった。 「……お燐」 「ええ」 ……さとり様は、嫌が応にも人の感情が流れ込んで来るらしい。望もうとも、望まざろうとも。 そして当然、流れて来るのは望まざる感情が多い。だけど……さとり様は、こうも話した事がある。 「貴女は誰よりも軽薄で傍若無人に見えるけれど、本当は誰よりも繊細で仲間想いな子。 ……それを知る事ができたのは、私が嫌われ者の覚妖怪だったから。 だとすると。……人の心を読める事も、存外に悪い事ばかりじゃありません」 「……ええ」 ああ、駄目だ。練習結果を報告しただけなのに、最悪にカッコ悪い顔になっている。 ――やっぱり、いくら毒舌と皮肉を磨いても。この人には絶対勝てないなぁ……。 *お燐がスキル・サイドプレイヤー(サイド際でボール所有時、全能力+2)を習得しました。 *更に、お燐がスキル・サイドディフェンサーのフラグを習得しました。 *お燐のタックルが+2されました。51→53 *更に、必殺タックル「火焔の車輪」の発動率が1/2に上昇しました。 *お燐のパスカットが+2されました。53→55 *更に、必殺パスカット「ゾンビフェアリーカット」の発動率が1/2に上昇しました。 *お燐のブロックが+3されました。50→53 *お燐のドリブルが+1されました。53→54 *お燐のパスが+1されました。54→55 *お燐のシュートが+1されました。51→52 *お燐がせりあい以外の能力値について、フラグを習得しました。
[313]森崎名無しさん:2017/06/30(金) 00:09:57 ID:??? サイドアタックは元からあったし、かなりえぐいことになりそうだな サイドプレイにおいては
[314]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/06/30(金) 00:58:25 ID:??? ――そんな時だった。コンコンと借り住まいのドアが音を立て、ガチャリと開け放たれる。 あたいが慌てて目をゴシゴシ拭うとそこには、二つの人陰が立っていた。 「やっほー、お姉ちゃん」 「どうも」 その二人は……さとり様が自らの試練を乗り越えた証であるとも言えた。 「あら。こいしと……松山君。よく来てくれたわね」 小柄で儚げで愛らしい、しかし一方で目に見えぬ狂気を湛えた少女。 さとり様が愛するたった一人の愛妹――こいし様が、 同じくイングランドで修練を積んだかつての居候・松山君を引き連れてやって来たのだ。 「あれ、お燐って泣いてる?」 そして、思慮深き姉と違ってこいし様は天真爛漫――悪く言えば空気を読まない。 あたいの事なんて放っておけばいいのに、今に限ってそんな事を言って来るんだから。 「あっ、さとりさん。……そのシルバーのネックレス、似合ってますよ」 「…………」 が。こいし様の幼さ故のKYさとは異なる、大人の善意と真摯さ溢れる、成熟し切ったKYがここにもう一人。 オイオイ松山くん。これ、一人称だからこそ敢えて描写しないでおいてあげたんだよ? さとり様の為にさ。
[315]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/06/30(金) 00:59:30 ID:??? 「……ええ。どうもありがとう」 さとり様はにべもなく微笑んでいるが、その内心は計り知れない。 ……なんせ、今はもう存在しない、『空想上の友人』に贈りたかったプレゼントを、 さとり様はあの試合の日からずうっと、自分のトレードマークであるがごとく大事に身に着けているのだ。 が、松山光のKYっぷりはこんなものではない。 「やっぱり、さとりさんは兄貴の事を好きだったんじゃ……」 「う、うわぁー。会ってから数秒でそんな突っ込んだ会話、良くできるねー」 これには流石のこいし様も苦笑い。若干ドン引きしながら会話に耳を傾けている。 松山君のキックオフシュートに対して、さとり様はどこぞのラブコメ宜しく耳を真っ赤にして――。 「あ、それはないです」 ――たりはせず、完全なる真顔で返してみせた。このお方、安易なツンデレほど嫌いな物はないって公言するだけある。 が。そうは言いつつも穏やかに、 「ですが。本来は貴方の中にしか存在しなかった空想上の友人が、幻想として存在して。 そして……幻想と現実の境界が失われた今となっても、妹の能力を媒介して現れて。 その付き合いの中で……あの人の孤独さに惹かれなかったと言えば、嘘になります」 恐らくさとり様なりの、正直な心情を告白してみせる。 こうしてみると、KYと覚妖怪とは相性がいいのかもしれない。互いにヘンな気疲れせずに、本音トークが出来ている感はある。 「俺達はそろそろ、空港に向かいます。……さとりさん達は?」 「ええ。私達も同じ予定です。目的地はブラジルですが」 「やったー! 私、シュラスコ食べたかったんだよねー」 「……こいしは帰りなさい。紅魔館のメイドが、貴女を幻想郷まで案内してくれると言っていたわ」 「ええーっ」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24