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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[413]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/07(金) 00:36:56 ID:R2TkDkm2 ★鈴仙の低シュート練習→ 4 ★ →4ポイント獲得! 鈴仙「(私はこれまで、悩んで、考えて、……そして、強くなって来た。 だけど、それだけじゃあ切り開けない道もある!)」 鈴仙はネイという、これまでに会った事の無いタイプの外の人間に出会い、 初めて中山やパスカルと会った時のように強く影響を受けていた。 鈴仙「(もちろん、これだけが正解じゃあないけれど。でも、この新しい在り方はきっと。 私にとって新たな力を得る助けになる!)――こうだわっ!」 バシュッ! シュルルルル………! ――バァァァッ! 鈴仙は無意識に低いボールを上方へと蹴り上げて間を作る。 そして、そのボールに対して強烈にインパクトを行う。 これは比較的早い時期に習得し、以後長く鈴仙の窮地を救って来た必殺シュート、 『マインドスターマイン』の動きと等しい。 これを感覚的に行えるのは、彼女がこの技を完全に自らの物にしている事の証左だった。 しかし、鈴仙はこれだけで飽き足らない。
[414]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/07(金) 00:38:00 ID:R2TkDkm2 ブンッ……! 鈴仙「(右脚でインパクトを行う時、わざと外し、相手の体勢崩しを狙う! でもそれだけじゃない! その時、地面に付けた左脚を軸にして、 上半身のバランス感覚も利用して大きく身体を回す!そして――)でぇぇぇいいっ!」 グッ……グルンッ!……グワァァァァッ! ――シュンッ! これまでの動きに、月の軍人として鍛え上げた全身の筋肉を利用した大旋回を加える。 そして最後に、かつての鈴仙が雲の上の存在として仰ぎ見た永琳が得意とするシュート ――『前転シュート』の如く体を前向きに倒し、不格好なローリングオーバーヘッドのような形を取る。 キランッ! ギュウウウウウウウウウンッ……ズバァァァァァッ! ……一連の動きは一見、全てが理不尽で整合性が取れず、雑然としている。 しかし、鈴仙がこれまで無意識に血肉とした動きの全ては彼女の中で完成されていた。 故に、このシュートは無心ながらも全心。考えて成長した鈴仙が考えずに放った一陣の閃光には、 これまでにない荒々しさと……そして、原初的な純粋さが兼ね備わっていた。 鈴仙「(出来た……と、思う。少なくとも、私の中で『出来た』という実感が生まれたと思う。 これが……私の新たな光。私の心の底に輝く閃光……!!)」 それは静かに。しかし確かに、鈴仙・優曇華院・イナバという選手を一歩上のステージへと導く標となった。 *鈴仙は低シュートフラグを回収。 『マインドスパークルマイン(低シュート+6、1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))300消費』を習得しました。
[415]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/07(金) 01:04:29 ID:??? ……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。 明日は漸く、パルメイラス戦のフォーメーション決めに入れると思います。 ……が、それに先立って一点バランス調整させていただきたい項目があります。 ○さとりの所有スキル・覚妖怪について、これまで、 ・PA内のシュートについてセーブ・とびだし・一対一+5、読み違え発生しない としていましたが、これを、 ・PA内のシュートについてセーブ・とびだし+5、一対一+【3】、読み違え発生しない に変更させてください。 理由としては、私が読み違えが発生しない=常に読み当て補正+2が入る事を失念していたのと、 実際それで一対一が実質+7されると、流石に強すぎるからです。 そのため、さとりの一対一については、読み当て補正込みで+5、という取り扱いとしたいです。 (なお、この下方修正を受けてもさとりの一対一値(補正込)は63であり、 本スレ換算すると(63+才レベル差19=82)、 ラストフォート持ちの若林・ヘルナンデスの一対一値(補正込)80を超える程の超高値であると分かります。 当スレは本スレよりもややインフレ傾向にする予定ですが、それでも一対一でさとりを超えるGKは現れないと思います。) もしもこのバランス調整内容についてご意見ありましたら、コメント等頂ければ幸いです。 それでは、本日もお疲れ様でした。
[416]森崎名無しさん:2017/07/07(金) 01:28:19 ID:??? 乙なのです 調整は良いと思いますよ
[417]森崎名無しさん:2017/07/07(金) 10:23:01 ID:??? 確かに+7は凶悪すぎるな……
[418]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:33:07 ID:n3MpE6JA 更新再開します。(金曜は寝落ちしてました……) >>416 乙とコメントありがとうございます。 基本的に私がやりやすいようにバランスは適宜調整させて頂いていますが、 不公平感なく皆で楽しめるよう、極力先々を見据えて考えていきたいと負っています。 >>417 +7だともう、ファンタジスタ付きのドリブラーでも抜けなくなるので(NTLv3のディアスで互角くらい?)… ただ、『さとりが居れば今後はヌルゲー』にはならないとも思っています。 ・必殺技については本編よりもインフレ傾向のため、PA内でも決して無敵では無い ・さとりの通常セーブ(PA外)は本スレ若島津に毛が生えた程度 →ミドルシュートに弱いのはキャプ翼&キャプ森的に考えて致命的 ・想起セービングは可能だが、技の仕様上不安定&燃費が悪い という要素があり、幾らPA内に強くても欠点が目立つため、それを埋める手段が求められると思います。
[419]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:34:19 ID:n3MpE6JA 〜マラカナンスタジアム・控室〜 そして、Jr.ユース世代から上がって間もないジュニオール世代が、その頂点を目指し競いあうリオカップ。 ※今更ですが、時間軸の関係上リオカップ等の立ち位置や年齢区分等は、 本スレ・原作・リアルと比べて変わっていますが、ご了承ください。 その準決勝戦であるパルメイラスとの試合の日がやって来た! さとり「――遅くなってすみません。そっちのお燐が死体損壊罪で留置所に送られていまして」 お燐「全く、酷い国ですよねっ。あたいはただ自分の好きな事を、好きな風にしようと思っただけなのに。 はぁーあ。ねぇさとり様、自由が縛られた中での豊かさに、一体何の意味があるんでしょうか……」 さとり「それは大事な問題ね。でもあんたはもう少しは縛られた方が良いと思います」 反町「(なんか当たり前のように俺達と合流して、当たり前のように漫才を始めたぞ……)」 ――そしてこの日は奇しくも、新チーム・リトルウイングズの仕掛け人でもある魅魔の命令で イギリスへとサッカー留学をしていた古明地さとりと火焔猫燐――通称お燐の二人が、 鈴仙達コリンチャンスへと合流する日でもあった。 鈴仙「……ここで貴女達が合流してくれたのは本当に助かるわ。これからよろしくね」 さとり「こちらこそ。……ですが勘違いしないでください。私達が戦うのは貴女達の為ではありません。 私は、かつてその手に掴みながらも、未熟さ故に零してしまった光を再び掴む為。 貴方達と不必要に馴れ合うつもりはございませんので、ご了承を」 つかさ「(古明地さとり。地霊殿の主にして、先の全幻想郷大会では『地底のSGGK』とも呼ばれ、一定の評価を得ていた。 そしてその実力はイギリスに行って更に増した……と、いう所かしら)」 佳歩「(一応仲間ですけど、油断のならない感じです!)」
[420]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:36:02 ID:n3MpE6JA イギリスでの決意を形にしたシルバーネックレスを新たなトレードマークとした彼女は、 優雅かつ温和に、しかし卑屈になる事なく孤高を演じる。 既に眩しすぎる鈴仙達と違い、闇の世界に生きるさとりにそうした馴れ合いは不要の為だ。 お燐「あ、すみませんね皆さん。さとり様、イギリスに行った辺りから中二病発症しちゃってて。 元カレの影響というか何というか。あ、さとり様! 専用の指ぬきキーパーグローブの準備はOKっすか? やっぱアレが無いと中二病とは言えませんからねぇ」 さとり「勝手に私のキーパーグローブに穴を開けないで下さい。というか、指がむき出しって、普通に危ないじゃないの」 てゐ「……あんたら。後でつかさと佳歩ちゃんに謝んな。真面目に考察してたのがアホっぽいじゃない」 ……もっとも、その傍でさとりを弄り続けるお燐が居るせいで、大分台無し感は否めないのだが。 *さとりとお燐がコリンチャンスに加入しました。
[421]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:37:55 ID:n3MpE6JA コーチ「ほほう、君たちが新しい派遣選手か。我らが名門・コリンチャンスの名に恥じぬ活躍を期待しておるよ (紫パーマのチビちゃんはともかく、赤毛おさげっ子はスレンダーだけど意外に出るトコは出てそうじゃの。 グフフ……1点&8点ってトコかの。8点ちゃんは後でセクハラしよっと)」 さとり「……(あの老人はこいしへのお土産にしましょう。地霊殿のエントランスに飾るには醜すぎますが、 拷問ごっこをするには丁度良い木偶になるでしょうし)」 コーチ「(あ、あれ? 珍しく真面目キャラを装った割には反応が悪いゾイ……)」 鈴仙「(どーせ、内心ではロクでも無い事考えてたからでしょ……)」 二人の自己紹介が終わると、コリンチャンスの老コーチ兼監督はゴホンと咳払いの後、話し始める。 (さとりのお蔭か、若干やりずらそうにしていたが) コーチ「さて。準決勝のパルメイラスについてじゃが……地味ながらも全体的にハイレベルで纏まっている、 非常に安定したチームと言えよう。多くの観衆は、数か月にサンパウロFCにボロ負けした印象に引っ張られ、 その安定感を地味と形容してしまっているが、それは誤りじゃ。――彼らは、間違いなくレベルアップしておる。 確かに、エースのトニーニョとネイは、前に戦ったカルロス・サンターナと比べると一段落ちる選手ではあるが。 しかし、チーム全体の総合力で言えばフラメンゴとほぼ互角――いや、もしかしたらパルメイラスの方が上かもしれん」 鈴仙「(パルメイラス……か。あの半ばストーカーなネイ君や鬼監督の印象が強いけれど、 元はと言えば、あの森崎君が所属していたチームだものね。一筋縄ではいかないのも納得、か)」 しかし、そのどこか腑抜けた導入とは打って変わって、彼の語る口調は重かった。 パルメイラスは決して雑魚ではない。むしろ優勝候補筆頭チームの一つであるフラメンゴを上回るかもしれない。 元セレソンにして名軍師でもあったコーチの分析は、鈴仙を僅かに震わせた。
[422]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:39:37 ID:n3MpE6JA アリスさん「そこについては、私もコーチさんに同意ね。(ここよ、ここで人気者になるのよ!!) ――実は私、これまでのパルメイラスの対戦を(一人で)観戦して、分析データを作成したのだけれど」 ――そして、ここでアリスさんが動いた。 現時点でチームの誰よりも頭の良い彼女は、パルメイラスが脅威となる事をいち早く察知しており、 実際の対戦に備えて人知れずデータを作成していたのだ。 佳歩「ええっ、分析データですか!」 穣子「アリスさんすご〜い! なんかもう、チームのブレインって感じだね!!」 つかさ「本当に助かるわ。霞ちゃんが居なくなって、情報の大切さをより一層痛感していたもの」 アリスさん「(あ……なんかきた……頭の中がこう……温かくなる感じ。……あー、これ。この居場所感。 自分がここに存在する事を許されてると知った時の万能感? 母親に抱かれた赤ちゃんのような感覚……あったけぇ…………)」 勿論、こうした作業は簡単にできるものではない。だからこそ周囲のメンバーはアリスさんを褒め称える。 幼い頃から承認欲求に飢えていたアリスさんはこの時、これまでの人生でもトップクラスの幸福感を享受するが ――この世界はアリスさんに優しくない。 お燐「……ほい、ほい、ほいっとな」 パサリ……。 静葉「これは……パルメイラスの分析データ!」 てゐ「ほへー、死体を漁りながら私達への手土産に情報収集もしてたのか。やるのぉ、おぬし」 さとり「分析は私がしました。……英国での探偵業が、情報に対する分析眼を磨いてくれまして」
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0ch BBS 2007-01-24