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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[126]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/01/14(日) 13:31:00 ID:7bBgEy2A 後ろ姿の少女は何やら電子レンジを縦に押しつぶしたような機械に円盤を入れようとしているらしい。 岬「(レーザーディスク?いや、それにしては円盤が小さいような)聖薇さん」 聖薇「はっ、はいっ!」 僕の気配には気づいていなかったらしく、すっとんきょうな叫び声を上げる。 急いでグルリと回って僕の方を見る。握りこぶしを右手で包んで胸にあてる姿が初々しい。 そんな同級生の仕草を不意に目にして、ふっとイタズラ心が浮かんできた。 岬「(せっかくだから何かしてみようかな?)」 A 岬「聖薇さんは可愛いなあ」 正直な感想を述べてみる B 岬「僕の事を想っていてくれて嬉しいよ」 意味深長っぽく聞こえる発言をしてみる C 岬「(いや、これからの事を考えて下手なからかいはマズい。それよりも) あの機械って何?水瀬国際電気って書いてあるけど」 D 岬「(いや、これからの事を考えて下手なからかいはマズい。それよりも落ち着いてもらわないと)どうぞ」 机の水が入ったコップを差し出す E その他、自由回答(要3票) 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[127]森崎名無しさん:2018/01/14(日) 16:39:21 ID:aPm3BzOY C
[128]森崎名無しさん:2018/01/14(日) 18:48:42 ID:pKGgM2pw C
[129]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/01/14(日) 21:18:30 ID:??? C 岬「(いや、これからの事を考えて下手なからかいはマズい。それよりも) あの機械って何?水瀬国際電気って書いてあるけど」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日本から離れて数週間も経っていないのに、日本製品をパリで間近に見て 懐かしさと、かすかに誇りさえ感じてしまった。 今日本製品はその低価格と高機能高品質で世界を席巻し、何十億の消費者の生活を 便利にすべく貢献している。 目の前に堂々と自らの威明を放っているこの会社もそうなろうとしている。 水瀬国際電気。MEC(※1)とも記されているこの会社は 日本5大財閥の一角、水瀬財閥のグループ企業であり、 PC−8801やPC−9801等といったホームコンピューターで日本市場をあっという間に 手中に収め、海外にも進出し始めていると聞いている。 そんな会社が作ったと思われる、この奇妙な機械から聖薇は何物かを取り出していた。 レーザーディスクにしては直径が半分もなく、光に照らしてもギラギラとした虹色の反射光が それ程帰ってこない。 聖薇「これはCDプレーヤーです」 岬「しーでぃー?」 聖薇「コンパクトディスクです。デジタル・オーディオ・ディスクとも呼ばれています」 岬「ああ、あれか……」 思い出した。日本にいた頃にCMで見た気がする。 「レコードよりも音質がよく、ノイズがないニューメディア」を謳い文句に売り出していたな。 その時は音楽にあまり興味がなかったし、その再生機が20万円ぐらいしたから すぐに興味をなくしたけど、そんな高価な物がここにあるのか。
[130]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/01/14(日) 21:22:04 ID:7bBgEy2A ……といったところで半端ですが、水瀬国際電気=MECの概要に触れたところで今日は終わりにいたします。 このMEC、後々この物語でものすごーーーーーく間接的に、 岬君に関わってくるかもしれませんので、楽しみにしてください。 ……NEC?そんな会社は知らないなあ(すっとぼけ)
[131]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/01/15(月) 22:02:58 ID:s3vwRlrg ただでさえ遅筆であるのに、今週および来週は私用および会社の都合にて 忙しくなるため投稿できなくなりました。 代わりに(気分転換も兼ねて)この物語についての質問やこんな話を書いてほしいという リクエストや、今後の展開についての意見、あるいはここまでの話を書くまでの 出典の明示など、希望する内容などがありましたら遠慮せずに書き込んでください。 良識の範囲内かつ根本的なネタバレにならず、そして1,2レス程度で返せるものであれば、 今週来週の土日に記述したいと思います。
[132]森崎名無しさん:2018/01/17(水) 19:43:35 ID:??? ソビエツキ・スポルトは自由行動何回分で読み終わりますか?
[133]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/01/21(日) 22:10:14 ID:??? >>132 ソビエツキ・スポルトはもともとスポーツ全般を幅広く扱う月刊誌です。 当時のソ連はサッカー強国、それもオリンピック出場可能世代に限ると 世界トップレベルですから扱いは良い方ですが、それでも毎回大きく紙面を 扱う訳にもいかず、ことに育成世代となるとステート・アマ世代に比べさらに少なくなり、 全く扱われない月もあります。 そういう状態ですので、自由行動1回分で読み終わり、得られる情報も1冊につき原則1つとなります。 ただ、全く扱われない、情報を得られないという確率はごく低い(53〜13分の1ぐらい)ので、お金と自由行動を 無駄にするかも、という心配はほぼありませんので安心してください。
[134]森崎名無しさん:2018/01/21(日) 22:58:07 ID:??? 約1.9〜7.7%とな? 仮に「毎月買う」「一番悪い確率」と仮定すると 9ヶ月目あたりで情報なしが50%超える計算か 1年で1〜2回はハズレ掴まされるって感じかな
[135]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/02/03(土) 19:05:49 ID:m0OntpQw お久しぶりです。恐らく次の選択肢提示までの短い間になりますが、投稿を開始します。 >>134 実際には店に行って買うのに(83年10月以降)自由行動枠を全て使ってしまうので そう頻繁に選択されないと思いますし、確率はあくまで確率であって、結局1回も ハズレにならないという事も十分あり得ます。 その「ハズレ」も、サッカーを介しての東欧諸国の社会状況などといったバックストーリーを 出来る限り綿密に描写しようと思っていますので、どうか雑誌購入の選択を躊躇する 心配はなさらないでください。
[136]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/02/03(土) 19:07:22 ID:m0OntpQw 聖薇「そのCDを再生して音楽を聴くためのものがこのCD−803です。店の中で流れていた 琴のカチューシャも、CDで流していました」 岬「なるほど、結構いい音だったね」 僕の感想にええと柔らかに笑みを添えて聖薇は答える。 ついさっき慌てて振り向いたのが嘘のような振る舞いに密かに感心しつつ、 彼女が手に持つ銀色の円盤を見つめてみた。 レコードやLDとは違った、その名の通りコンパクトなボディがまず目に映る。 この中にごく自然な、音飛びもなく屋内に澄み渡っていたカチューシャはこれから出ていたのだ。 何よりこの銀色の輝きが素晴らしい。この銀色を見るたびに、ただの何か便利な品という 以外の、得体のしれぬ未知の期待感が湧き出てくる。 岬「(父さんが昔好きだったって言ってた漫画雑誌みたいだ、 銀色の円盤に乗って現れる銀色の服着た宇宙人。父さんもこんな風に感じたんだろうか)」 聖薇「私もCDで聴く歌が好きです。父さんもCDが好きで、うちの会社も早く これが聴けるようなモノを作れるようになりたいって、口癖のように言っていました」 岬「(作りたい?聖薇の父親は技術屋かな)」 ふとした疑問が頭に浮かんでいる間、聖薇は別のCDを取り出しCDレコーダーの オープンボタンを押して、蓋を開かせCDを差し込ませた。 今度は春の陽気を感じさせるような朗らかな曲調だったが、すぐにロシア語が流れてきた。 こんな明るい曲がロシア民謡にあるとは。
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0ch BBS 2007-01-24