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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】
[118]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:18:04 ID:??? 鈴仙「……さあ。それじゃあ」 佳歩「いよいよ出発……ですね」 星「機械的な修復はにとりさんが。魔法的な回路の修正はアリスさんとパチュリーさんがしてくれました。 後は座標を固定して――魔界へと飛び立つだけです!」 ――そして。いよいよ鈴仙がブラジルの地を離れる時が近づいて来た。 コーチともども、コリンチャンスの仲間達に別れを告げた鈴仙達は、 各々の日用品を聖輦船に詰め込んで、機器類の最終チェックを分担して行い。 後は、テイクオフを待つだけとなった。のだが……。 てゐ「……ん? ちょっと待ってよ」 ナズーリン「どうしたんだい、忘れ物か?」 てゐ「いやいや。違うけどさ。ただ――魔界に行くんだよね、私達」 にとり「しつっこいなー。そうだって言ってるじゃないか。 魔界カップが来月にあって、『ハイパーカンピオーネ』か何かの追手が居るから、 ブラジルには長居できないし、今の内にお引越しするんだって話でしょー?」 てゐ「それは知ってる。私の言いたい事はだね? つまり……。 『魔界に行くとして。具体的にどこが拠点になるの? 魔界のどこに行くの?』って事さ」 にとり「あー。成程ね。そういう事ね。…………ねー、星ー」 つかさ「(分かって無かったのね……自分達が魔界のどこに行く予定なのか……)」 自分達が向かう先がどこなのかも分かっていないまま、様々な指示を出していたにとりに不安を覚えつつも、 一同は甲板に勢ぞろいして、詳しそうな星も交えて、向かうべき場所について確認をする事にした。 そして、発言した者は――。
[119]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:19:16 ID:aPm3BzOY 先着1名様で、 ★問われる魔界知識→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→反町「俺知ってるぞ。二週クリアしないとエンディングが見れないって言う…」魔界は魔界でも魔界村だ! ダイヤ・ハート→アリスさん「魔界最大の都市・パンデモニウム。……ここに、小さい頃私が住んでた家があるんだけど」 スペード・クラブ→星「魔界地方都市・エソテリア。……ここに、かつて聖が拠点としていた住居がある筈です」 クラブA→一同「シ〜ン……」しまった! 誰も魔界について詳しくない!
[120]森崎名無しさん:2018/01/14(日) 23:22:08 ID:??? ★問われる魔界知識→ スペードQ ★
[121]森崎名無しさん:2018/01/14(日) 23:28:53 ID:??? JOKERなら有馬とか阿佐とかが加入しそう(CAPCOM感)
[122]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:33:17 ID:??? …と、言ったところで今日の更新はここまでです。 ちなみに原作東方星蓮船で星たちが向かっていたのは法界(魔界の中の一区画)であり、 作中でも魔界(法界上空)としか書かれてないので、 魔界にエソテリアという地方都市があるってのは創作です。(曲名から引っ張って来ただけ) パチュリーの居る紅魔館の図書館の名前をブワル魔法図書館にしてるのと同じです。 ところで、今東方の人気投票が開かれています。 http://toho-vote.info/ もし当スレを見て興味を持って頂ければ、鈴仙等に投票して頂ければ嬉しいです。 >>121 JOKERなら鈴仙の服がはじけとんでましたね。
[123]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:27:05 ID:??? ★問われる魔界知識→ スペードQ ★ スペード・クラブ→星「魔界地方都市・エソテリア。……ここに、かつて聖が拠点としていた住居がある筈です」 静まる一同の中で手を挙げたのは、やはり星だった。 星「前にも少し話しましたが、私とナズーリンはかつて、聖を探し、その封印を解く為に仲間達と共に魔界を旅していました。 ――その途中で、霊夢さんや魔理沙達にとっちめられたのですがね」 鈴仙「(私の時は、まあ。姫様を屋敷に隠すって目的があったけど。 星ってば、ただ白蓮さんを探してるだけで因縁付けられたんだ……可哀想)」 星「とにかく。……その時に魔界の一部を見ているので、ある程度の土地勘があります。 今回はまず、そこを目指そうと思っています。具体的には――」 そう言いながら、彼女は甲板の地面に大きな地図を広げた。 世界地図と似ているようで似ていない、様々な大陸が混在している、 輝夜が良くやっていたロールプレイングゲームの地図は――恐らく、魔界の全図なのだろう。 星は手に持つ錫杖で、その広い地図の中の隅の方にある、小さな大陸。その中心部にある盆地を指した。 星「エソテリア。付近に法界……悪しき魔力が入り込まぬ聖域を擁する、小さな地方都市です。 人口はおよそ50万。魔界最大の都市にして、魔界神のおわしますパンデモニウムから、 海を挟んで、距離にして5,000ラール――私達の単位で言うと、およそ25,000キロ。 中央の政争も聞こえぬ、自然と文明が調和した長閑な地ですよ」
[124]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:28:31 ID:??? 穣子「へぇ〜。何かワクワクして来たね、一樹君! 私達、これからファンタジーの世界に行っちゃうんだよ!」 反町「(俺からすると、幻想郷の時点で大分ファンタジーの世界なんだけど……)」 パチュリー「質問だけど。そこにはきちんとした、サッカー設備があるのでしょうね。 書物の知識では、魔界は全体的にサッカーが浸透していないとあるけれど」 ナズーリン「問題は無いと思う。確かに、中央都市であるパンデモニウムよりも、エソテリアは後進的だ。 けれど魔界は全体的に、我々の世界よりも魔術を活かした科学が進歩しているし、生活水準も豊かなんだ」 コーチ「ま。ここにおっても、ストリートサッカーとバーのアルバイト位しかできんがのぉ……ホッホッ」 鈴仙「(コリンチャンスは圧倒的に貧乏だものねぇ……どうなのよ、サッカーコートも無いクラブチームって。 アヤソフィアが加入時のお礼で遺してくれた、大会期間中の生活費も底をつきそうだし)」 さとり「住居に当てはあるのですか? 最悪、この聖輦船で暮らす事が出来るとは言え。 やはり、これから魔界カップまでの時間を過ごすならば、相応の拠点は必要です」 さとりの的確な質問に対し、星は少し間を置いて答える。 星「かつて聖は、妖怪との共存を望んでいました。しかし、彼女と同じ人間によって、 その思想は邪悪だと断罪され。先程述べた魔界の聖域――法界に封印されていました。 しかし、その境遇を憐れんだ魔界神様が、時たまに恩赦として封印を緩め。 暫くの間は、法界近郊の都市・エソテリアにて居を構え暮らす事をお許し下さったのです。 ……今は人が居ない、その邸宅を借りれればと考えています」
[125]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:29:32 ID:??? さとり「成程。サッカー設備も、住居の当てもあるという事ですか。 貴女達、メキシコ派遣組が魔界カップが始まるに先んじて、魔界への移動を提案した理由が分かりました」 にとり「ま、私は一刻も早く、自分で直した聖輦船に乗ってみたいだけだけどね!」 アリスさん「……………」 静葉「どうしたの、アリスさん。何だか神妙な顔をしているけれど……」 アリスさん「!? べ、べべベ別に! 何も無いわ! 私と魔界には、なーんの繋がりも無いのよ! オホホ!!」 静葉「そう……なら良いけれど……」 アリスさん「オホ、ホ……(なら良いけど、じゃないでしょぉ……? ここは誰がどーみても、 私と魔界との、のっぴきならない因縁を疑ってしかるべきでしょぉ……?)」 冷静な静葉はアリスさんのワケあり感を見事にスルーしたところで、一同に更なる質問は無くなった。 にとり「さあ、さあ! 座標はこれで確定したし、もう質問タイムはこれで良いだろー! ほらほら行こうよ〜! 私ゃ早くこの船を飛ばしたくてウズウズしてるんだよ〜!」 ナズーリン「全くもう、こいつと来たら……子どもじゃないんだからさ、しっかりしなよ」 佳歩「でも、私もワクワクしてきました。魔界って、どんなところなんでしょう……!」 つかさ「昔に八意様から聞いた話では、魔法使いのメッカであり、 幻想郷よりも遥かに高濃度のエーテルが漂っていると聞くわ。 弱い人間や妖怪では、息をするだけでも体調を崩すと言うけれど……」 てゐ「――ま。あんたらもそこは、アルゼンチンの修行やらなんやらで鍛えこまれたしね。心配ないと思うよ〜」
[126]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:30:52 ID:??? 反町「お、俺、大丈夫なのか……? そんな所行っても」 パチュリー「それが不思議なのよね。あんたは普通の人間だと思っていたけれど。 調べてみると、強い毒の魔力を感じるのよ。まるで魔術師か何かみたいに……」 穣子「それがなくても、私達の信仰ラブパワーがあるから大丈夫だよっ!! ……たぶん」 ――そして、いよいよ一行は出発の時を迎える。 コーチ「鈴仙。……思い残した事は無いかの。タルの中は調べたか?」 鈴仙「はい。……でも、タルの中を調べるのは、どっちかって言うと船から降りる時のような気が」 鈴仙はコーチと並んで、甲板の柵に立ち。サントス港の波止場で手を振ってくれる、 元々のコリンチャンスメンバーとの別れを惜しんでいた。 ライア「レイセン! 俺達はお前の事を忘れないぞー!」 ミャージ「コーチ! レイセン! 後は任せろー!!」 ニータ「コリンチャンスはこれからが再出発だ! 今度は俺達の手でリオカップに優勝してやる!」 鈴仙「ライア君……ミャージ君にニータ君まで……」 特に別れを惜しんでくれたのは、リオカップ前に急成長し、リザーバーとしての出番の多い三人だった。 彼らは戦友との別れに涙を浮かべながら、しかし前向きに戦う事を決意してくれる。 ……鈴仙が驚いたのは、コリンチャンスのメンバー以外にも、この場で手を振ってくれる者が居た事だった。
[127]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:32:38 ID:??? メオン「次は負けん……! 『マインドスパークルマイン』で来い! レイセン!」 鈴仙「(メオン君……グレミオ戦では負けてボロボロに叩かれた彼も、前を向いているんだ)」 ザガロ「くそったれーーーー! この俺達サントスを無視して魔界に行くなど許さんぞーーーー!!」 ディウセウ「オラ達もこれから、カイオー様って人の所に行って修行するんだぞーー! 次はぜってー、負けねぇからなーーーーー!」 ブローリン「カグロットォォォオオオオオオオオオオオオオーーーーーッ!!」 鈴仙「(ザガロ君、ディウセウ君。それからスウェーデンのブローリン君。サントス戦は本当酷かったわよね…… ……でも。まあ、あれも良い思い出……ではないわね。ガレリ君とか、しれっと殺されてるし)」 カルロス「噂を聞いたんで駆け付けて来たぞ、レイセン! 君は俺のトモダチだ。またサッカーをしよう。 今度は俺と、君と、アルツールと。そして……アーサーお姉ちゃんとの四人でだ!」 鈴仙「(カルロス君……。フラメンゴ戦ではライバルだったけれど。 その後、アーサーお姉ちゃん――アヤソフィアとの因縁を通じて、私達は交流を深めたんだっけ。 あのブン屋。今頃何やってるんだろう……)」 エベルトン「ケッ! なーにが魔界だ、あのクソガキめ! この俺様に土下座してれば今頃、 パルメイラスで有り難く扱いてやったのによ、勿体ねえ事しやがって! しかもあんの老いぼれまで、何考えてやがるんだ! ……二人で仲良く勝ち逃げしてんじゃねえよ。 もう一遍、コリンチャンスを率いて、俺達と戦うべきだろうがよォ!」 コーチ「(エベルトン……我が友よ。君はレイセンと共に、腐っていた私に檄を入れてくれたな。 過去の手術ミスで、君の妻と娘を奪った罪は忘れないが。 ……せめてもの罪滅ぼしを、この少女に対して行いたいんだ。許してくれ)」
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0ch BBS 2007-01-24