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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】
[156]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:16:02 ID:UQyWWvY2 コーチ「で。練習試合後はもう8日間。練習を行って魔界カップに備えるぞ。 ……さてさて。この時点で何か質問のある者は?」 最後に、一通りの説明を終えたコーチは話を一旦切り、チームメンバーに質問を求めた。 鈴仙「(どうしよう。いきなり紅白戦をやるだの、魔界に居るのに練習試合をセッティングするだの、 色々と不可解な事を言ってるコーチだけど……。あの人、普段はボケてるふりをしてるだけで、 実際はとても賢いんだから、いい加減な事を言ってるとは思えない。 ――ただ。それを差っ引いても、これからの生活だもの。気になる事は色々と質問はすべきよね)」 鈴仙は、これからの生活について為すべき質問は何かを考えるも――。 その辺りは、利発そうな仲間達が先回りをしてくれていた。 慧音「では、コーチ。システムは何を採用する心算ですか?」 コーチ「結論から言って、それはワシは決めぬ。基本は4−4−2となるじゃろうが……。 しかし、このチームに居る選手は皆世界で戦えるタレント揃いじゃ。 故に、様々な起用方法が想定される。それと、相手の戦術、戦法、特徴を加味する事も必要じゃからの」 パチュリー「妥当な判断ね。貴方が居なければ、私が同じ事を言っていたと思うわ。 ……私からも質問、いいかしら。午前中は練習とあるけれど。具体的にはどんな方針を考えて?」 コーチ「全体練習は皆の連携を確認するに留め。基本的には各自で足りぬ分野、伸ばすべき分野を磨いて貰う。 しかし、個人練習を強いるつもりはないゾイ。他人と共に練習する。他人を手伝い練習する。 あるいは、他人に手伝ってもらい練習する……。その辺りのバリエーションは、各々で考えてもよいぞ」
[157]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:18:41 ID:UQyWWvY2 アリスさん「は、はーいっ! えっと、キャプテンとかどうするのかしら!? あ、いやね!? 鈴仙は心の友だし、別にキャプテンが嫌って訳じゃないのよ!? でも、ほら。『キャプテンアリスさん』って語感。魅惑的って言うか、人気者っぽいって言うか……」 コーチ「キャプテンは鈴仙で良いじゃろ。本人が嫌だというのでは無ければ。 ただし。もしもキャプテンになりたいと言うならばワシかパチュリーに言っておくれ。 選挙なり何なりを行うか、検討するゾイ」 アリスさん「え?!? 選挙!? なんか、私がキャプテンになるにはカード判定で14回中7回位JOKERが出ないと なれなさそうだし、別に良いかなぁ……アハハ、ウフフ……」 反町「(実際、キャプテン選挙の線は無さそうだよな。リオカップの敗北を乗り越えて結束してる俺達なんだ。 多少の事があっても、チームの絆が揺らぐ事は無いだろう)」 佳歩「ええと。……すみません、あまり真面目な質問では無いのですが。 ……部屋割りは、どうしましょうか。随分と広い屋敷ですが、人数分の個室は無いようですし……」 コーチ「う〜む……。その辺の勝手は分からぬのう」 ナズーリン「――さっき見て来た。3人が伸び伸びと過ごせる居間が、全部で6つはあったよ。 私達はコーチを除いて15人だから、3人一組で一部屋に入れば良いんじゃないかな」 コーチ「ふむふむ、そうか。じゃあ、3人組を作って貰おうかのう。 ……あ! 別にワシだけ個室……とか、そんな気配りは不要じゃからの……グヒョヒョヒョ……」 てゐ「とりあえず、このクソジジイは一人部屋で確定として。 うん。丁度3で割れるから余りは生じないし、アリスさんはトラウマをフラッシュバックしなくても大丈夫だよ。 ……そんじゃ。質問が無ければ3人組作って、部屋に荷物入れちゃおうか〜?」 コーチ「がああああ! あ、でもキモチイがああああ!」 コーチにアームロックをかけながら、てゐはそう提案する。一同で反対する者は居なかった。
[158]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:20:17 ID:UQyWWvY2 鈴仙「(うーん。3人で一部屋、かぁ。なんだか、いよいよ合宿に来たぞ! ……って感じよねぇ。 でもどうしようかな。てゐや佳歩でも誘うのが無難っぽいし、色々と込み入った相談も出来そうだけど。 折角だから、普段は喋らない人と一緒な部屋にしたら、20日間の魔界ライフを通じて打ち解けられるかもしんないし……。 貴重な機会だから、ちょっと真面目に考えてみよっと)」 ミーティングはなし崩しに解散となり、メンバーはてゐの提案通り、各々が誰と相部屋になるかを相談し合っている。 ただ一人アリスさんだけはガクガクと膝を震わせている。どうやら、トラウマが大きすぎててゐの言葉が聞こえなかったようだ。 鈴仙「(まあ。基本は練習と、その後の自由行動がメインになるんだし。夜に誰と部屋を一緒にするのかはオマケでしかない。 でもやっぱり、接触の機会が多くなるのは確かだもんね。私は誰を誘おうかな……)」 −リトルウイングズ メンバー一覧− FW:鈴仙、反町、星、佳歩 MF:パチュリー、アリスさん、静葉、てゐ DF:慧音、お燐、穣子、ナズーリン、つかさ GK:さとり、にとり ★上記のメンバー一覧から、誘いたいキャラを【2名同時に】選択して下さい★ (例:佳歩、てゐ) ※投票は、【完全一致制】で行います。 (例:「佳歩、てゐ」「佳歩、つかさ」で票が入った場合、佳歩の同室は確定しない 「佳歩、てゐ」「佳歩、てゐ」で票が入って初めて、二人の同室が確定) 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[159]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:34:16 ID:UQyWWvY2 ……と、言ったところで今日の更新はここまでです。 キャプ森で合宿と言ったら部屋割りなので(?)、投票式にしてみました。 詳細は紅白戦後にお示ししますが、 第四章の鈴仙の行動は、基本的に1日を1ターンとして、 1.練習フェイズ:@自分で練習 A仲間と練習 B仲間の練習を手伝う C仲間に練習を手伝って貰う で選択。 ↓ 2.自由行動フェイズ:仲間を誘って(1〜2人程)魔界地方都市に遊びに行きます。 ↓ 3.仲間行動フェイズ:仲間が独自に練習したり、別の仲間と交流します。 鈴仙の自由行動フェイズの内容が影響される事もあります。 ↓ (次の日へ) ……という形になります。(当スレ初期の進行を、ちょっとスケールダウンしたようなイメージです) この際、相部屋の仲間については、交流が進みやすくなったり、夜にランダムでイベントが起きたりする ……事もあるかもしれません。(フレーバーメインで、オマケ程度のボーナスと考えてください) 他にも第4章の進め方について、ご質問等あればコメント頂ければ幸いです。 本日もお疲れ様でした。 >>150 JOKERだったらそれにしようと思いつつ、羽が生えるとかだったら良いですが、 鈴仙の顔が崩れかけたりしたら可哀想かなと思ってやめてしまいました。 >>151 最終的な格ではさとりに一段だけ落ちますが、さとりの弱点を補うという意味では充分強いですね。 テクモ版3の若島津君よろしく、必殺技を連発してから若林に交代させるという戦術も取れるようになっています。
[160]森崎名無しさん:2018/01/17(水) 01:44:55 ID:0IcAF4fU 乙でした アリスさん、パチュリー べ、別に誰からも誘われそうになくて可哀そうとか思ってるわけじゃないんだからね!
[161]森崎名無しさん:2018/01/17(水) 01:47:55 ID:jyc692UU 乙なのです アリスさん、慧音 けーねせんせー! アリスさんを導いて!(無茶振り)
[162]森崎名無しさん:2018/01/17(水) 03:50:30 ID:qcIyLOCg アリス パチュリー
[163]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:23:56 ID:UQyWWvY2 更新再開します。 >>160 乙ありがとうございます! アリスさんは何だかんだで愛されキャラだから…(震え声) >>161 乙ありがとうございます。 さとり「想起『2人組で余った挙句先生とペア』」アリスさん「がああああ」 アリスさんをどうにかする方法は色々ありますが、慧音先生もその選択肢の一つですね。 今回ですがまず、紅白戦を始める前にちょっとしたイベントが挿入されます。 内容は本スレのパロディなので分かる人はすぐ分かりますが、 鈴仙達にとって有益なイベントであるのは間違いありませんので、気楽に参加して頂ければと思います。
[164]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:25:05 ID:UQyWWvY2 >アリスさん、パチュリー パチュリー「……鈴仙。もし良ければ、相部屋はどうかしら」 鈴仙「あ……はい! 私で良ければ喜んで!」 鈴仙が誰かに声を掛けようとする前に、パチュリーはそう声を掛けてくれた。全幻想郷選抜大会前。 鈴仙はパチュリーから様々な事を教わり、彼女を永琳に次ぐ第二の師……”マスター”として尊敬の念を抱いている。 また、失明した鈴仙の身を案じ、保護者に近い視線から、彼女が戦い続ける事を最後まで反対し続けていたのもパチュリーであり。 この二人は、互いに想い合う理想的な師弟関係にあると言えた。 パチュリー「良かったわ。小悪魔が居ないものだから、雑用をしてくれる奴が居なくって、困っていたのよ。 ……さあ。喜びなさい。この賢者の弟子として、無限の叡智のお零れに与れる事を……」 鈴仙「(パチュリーさんって。未だに自分の事を賢者って信じて疑わないんだよなぁ……)」 ……たぶん。 パチュリー「後一人はどうしようかしら。私の希望としては、イタリアで一緒だった、慧音と一緒が良いのだけれど」 鈴仙「それも良いですね。私も慧音さんとは永遠亭ルナティックスの時からの付き合いですし、話しやすいから。 私、声掛けてきま――」 そして、少し奇妙な師弟コンビはもう一人のルームメイトに慧音を指名。さっそく勧誘に向かおうとするのだが――。 鈴仙「……う」
[165]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:26:11 ID:UQyWWvY2 鈴仙「……う」 アリスさん「あ、……せ、せんせい。わたし……ふたりぐみ……つくれ……なく――て――」 正確には重いフラッシュバックに陥り呆然自失としたアリスさんと――目が、合ってしまった。 さとりに想起技を掛けられた訳でも無いのに、コーチやてゐの『3人組』というキーワードが地雷だったらしく。 魔界カップどころか練習すら始まる前から、既にリタイア寸前の状況に陥っている。 鈴仙「(――だ、駄目よ鈴仙! アリスさんは確かに可哀想だけど……でも私達は、慧音さんを誘うって決めたんだから!)」 正直、声を掛けてもいいなと思っていた鈴仙だけに、彼女の痛ましい姿には同情を禁じ得ないのだが。 ……この一瞬の隙が命取り。 さとり「慧音さん。良ければ私と一緒の部屋は如何ですか。……連れが喧しいものだから、少しでも静かな方と相部屋したくて」 慧音「まさか、地霊殿のご令嬢にご指名頂けるとは。当然、断る訳にも行かないな」 さとり「ありがとうございます。でも、私はそんな大層な者じゃないです。気軽にさとり、って呼んでください。 ……私と貴女はポジションが近い故、緊密な連携を求められるのですから」 お燐「さとり様だって、ぶりっ子モードじゃないですかー。ぶーぶー。もっといつもあたいにしてるみたいに、 足踏んだりとか耳つねったりとかしないんですかー、って、イテテテ……!」 さとり「あんたは、いつもそうやってお行儀が悪いから。私も心を鬼にしているのよ……!」 慧音「ハハハ……確かに、賑やかな従者だな。だが、寺子屋の子どもを思い出すな。是非、ご一緒させてくれ」 慧音は、さとり・お燐の地霊殿主従コンビに取られてしまうのだった。
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0ch BBS 2007-01-24