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【SSです】幻想でない軽業師
[183]森崎名無しさん:2018/02/06(火) 03:05:42 ID:??? 乙でした 全幻想郷の選出メンバーが7人+派遣選手が1人居る名門チームという見方もあるのかな 橙も残ってくれたし、それなりにコマは揃ってると思うのよね ただ、ラスボスの守矢がヒューイ加入でさらに強化されてどうしたものやら うどんちゃん完全に忘れてた(小声)
[184]森崎名無しさん:2018/02/06(火) 20:38:30 ID:??? 雑魚ではないけど強豪ではない絶妙なバランスのうどんげすき 忘れてたけどw
[185]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/06(火) 23:47:36 ID:??? >>181 乙ありです ここら辺はそれぞれの中で何を最優先事項とするかという所ですからねぇ >>182 乙ありです 本当はもうちょっと短く纏めたいのですが、ボリュームがでてしまいましたね キャプテン静葉は……もしやるとすると、相当な高難易度になると思います チーム自体はある程度纏まってるので変に不穏な事になる事は無いと思いますが、何せ戦力が…… >>183 乙ありです 選出メンバー、とはいえ……能力値的には石崎や高杉や修哲トリオクラスばかりのようなものですからね 辛うじてリグルが早田あたりより若干上という程度です うどんちゃんは犠牲になったのだ……シリアスが続いた中での一服のギャグパートの、その犠牲にな >>184 うどんチャンスが多分その内回ってくると思うのでご期待下さい!(活躍するとは言ってない) 本日も更新はお休みします。それでは。
[186]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/08(木) 01:33:03 ID:??? 本日も更新はお休みします。 明日には投下できると思います。
[187]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/08(木) 23:38:47 ID:??? Act.5 佐野満の憂鬱 オータムスカイズの分裂から、再び数日が経った。 幻想郷Jrユース大会が終わってから数えればこの頃で2週間程。 既にこの頃になると各勢力、各サッカーチームも普段通りの日常へと戻っていた。 幻想郷では新参に入る勢力である命蓮寺。 ここもまた、日常へと戻っていた。 朝のお勤めを果たし、昼食時になった為にみんな揃ってのお昼ご飯タイム。 本日のメニューは金曜日である為、キャプテン・ムラサ特製カレーである。 ナズーリン「うーむ……しかし、これは驚いた。 あの守矢の風祝とオータムスカイズのキャプテン……。 ああいや、元キャプテンとが恋仲だったとは」 そんな中、小食であるが故に一足先に昼食を取り終えていたナズーリンは、 今朝方投函をされていた新聞を熱心に読んでいた。 一面に載っているのは、先ほど口にしたように守矢神社の風祝――東風谷早苗と、外来人反町一樹の熱愛報道。 幻想郷Jrユースに参加をした選手が誰一人としていない命蓮寺である為、実際に見聞きした訳ではないが、 その事自体は風の噂で聞いていた。 少女たちが中心である幻想郷。噂の流れる速度は早い。色恋沙汰となれば尚更である。 星「でもいい事ですよね。 祝福されるべき夫婦が増える事は、大変喜ばしい事です。 あ、ムラサ、おかわり」 ムラサ「いやー、まだ夫婦になった訳じゃないんじゃない? あと星はどんだけ食うのよ……いつもの事とはいえ」 本日4皿目となるカレーを要求する星と、呆れながらも皿を受け取りおかわりをよそうムラサ。
[188]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/08(木) 23:40:08 ID:??? ルーミア「私もおかわり〜。 でも、いつもの事って言えば〜、カレーなのにお肉入ってないんだね」 小町「いいんじゃないかい? これはこれで美味いよ」 ルーミア「……ところで死神さんは今日平日なのにお仕事しなくていいのか〜?」 小町「なんのなんの、今日はプレミアムフライデーで花金だから問題ないのさ」 ルーミア「そーなのかー」 命蓮寺のチームに所属をするルーミアと小町の両名もいた。 割とフットワークが軽い彼女たちであるが、Jrユース大会が終わっても離脱する事はなく、チームに在籍を続けている。 それだけこの命蓮寺というチームの居心地が良かったのかもしれない。 ぬえ「しかし、こんなもん一面にするってどうなのかぬぇ……。 週刊誌じゃないんだし」 ナズーリン「まあ似たようなものだろう、天狗の新聞も。 ……それに、サッカー関連でも大きな関連記事があるからね」 つまらなそうに新聞を横から見ていたぬえが茶々を入れるが、このニュースは一面で取り上げられる程大きなものである。 ナズーリンの言う通り、反町一樹と東風谷早苗の交際が発覚、正式に公表をしたのと同時、 守矢フルーツズは反町をはじめ、元オータムスカイズ所属である選手数名を加入させた。 Jrユース大会で猛威を振るったストライカーの移籍となれば、それはやはりビッグニュースだ。 小町「しかしまぁ、純そうな顔してやる事やってんだねぇ。 どうだい椛、あんたがいた頃からこの子と早苗ってそんな雰囲気あったりしたのかい?」 椛「……どうッスかねぇ」
[189]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/08(木) 23:41:27 ID:??? 小町に話を振られた椛は、苦笑をしながらそう返答するのが精いっぱいだった。 元々、オータムスカイズに所属をしていたとはいえ、椛と反町の仲は決して深いものではない。 少なくとも彼女が見てきた内では逆はあっても、反町が早苗に好意を抱いているとは思えなかったのだが……断言はできなかった。 椛「(っていうか、そもそもそういう色恋沙汰に興味があるとは思わなかったッスよ……)」 むしろサッカーにしか興味が無いんじゃないか、と心の片隅で思っていたのは内緒である。 ムラサ「はいおかわりお待たせっと。 で、聖はまだ帰ってこないのかしらね」 星「お昼までには戻ってくるとは言ってましたが……」 白蓮「ただいま戻りました〜」 ナズーリン「噂をすればなんとやらだね」
[190]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/08(木) 23:42:50 ID:??? ……… …… … ナズーリン「お疲れさま、話し合いは上手くいったかい?」 白蓮「ええ。 話し合いと言っても、難しいものではありませんでしたので……ああ、いい匂いですね」 ムラサ「あっ、お昼ご飯まだ? すぐに用意するわ」 白蓮「ええ、ありがとう」 一同が昼食を取っていた広間に、この命蓮寺の主人――住職である聖白蓮が帰ってきた。 ここまで星たちが言っているように、彼女は朝方から、とある会合へと出席していたのである。 朝方から食事を取っていなかった白蓮は広間に香る強烈な匂いに鼻を鳴らし、 早速白蓮へとムラサがお手製カレーを配膳すると、白蓮は瞑目し合掌をしてから匙を手に取った。 星「……聖、話し合いの内容とはなんだったのですか?」 白蓮「はい?」 早速匙で白米とルーを小さく混ぜ合わせ、パクり。 余程お腹が空いていたのか、黙々と食べ勧める白蓮に対し、星もまた匙を動かしたまま問いかける。 ちなみに星は既に7皿目に突入しようとしていた。 小町「八雲紫主催の会合なんだ。 内容が気になるのは皆同じだよ」 ナズーリン「ああ……しかも、集められたのは各勢力の代表なんだからね」
[191]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/08(木) 23:44:43 ID:??? この日、白蓮が参加をした会合にはナズーリンの言うように各勢力の代表が集まっていた。 即ち、紅魔館のレミリア=スカーレット。白玉楼の西行寺幽々子。永遠亭の蓬莱山輝夜。 守矢神社の八坂神奈子。地霊殿の古明地さとり。更には地獄から四季映姫。 ……そして、命蓮寺の聖白蓮に、主催である八雲紫である。 幻想郷の重鎮達を集めた場で、一体何が話し合われていたのか。 一同が気になるのも自然な話であった。 ルーミア「おかわり〜」 星「すみません、こちらもおかわりを」 ちなみにまるで気にせず食事をするもの、気にしながら食事をするものもいた。 白蓮「内容ですか……そうですね。 別に、そんなに恐ろしいような……多分皆が考えているような、物騒な事じゃありませんでしたよ」 ムラサ「そうなの?」 白蓮「ええ。 今回紫さんが私達を集めたのは、サッカーについて……」 ナズーリン「サッカー?」 ナズーリンの言葉に首を縦に振りながら、白蓮は続ける。
[192]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/08(木) 23:46:00 ID:??? 白蓮「各勢力から各々選手を一名ずつ……外界へとサッカー留学させないか、という提案だったのです」 椛「サッカー留学……ッスか!?」 そして放たれた言葉は、一同が驚愕するに値する、衝撃的なものだった。 元々、先のJrユース大会に幻想郷と魔界が参加をし、 更には各国に選手たちが派遣された事からも――外界と幻想郷との間に、大きな隔たりというものは無くなってきている。 とはいえ、それでもやはり幻想郷と外界とは違う世界。 反町一樹が当初、外の世界に戻るか幻想郷に残るか迷ったように。 本来ならばそう簡単に行ったり来たりができるような関係性ではないのだ。 よりにもよって幻想郷の秩序というものを何よりも大切にしている八雲紫が提案するようなものとは思えない。 小町「……胡散臭いねぇ。 なんだってそんな事を提案したんだい?」 白蓮「先のJrユース大会で、外の世界と交流を深めた事で幻想郷の人妖にもいい影響があったからと聞いてます。 それに、幻想郷サッカーというものは閉鎖的なもの。 外界に選手を留学させ、見聞を広め吸収させる事によって新たなカンフル剤としたいと言っていました」 ナズーリン「(胡散臭い……)」 ムラサ「(胡散臭い……)」 星「なるほど! 確かに、幻想郷サッカーは頻繁に移籍があるといえど、主だった選手というのは変わりありませんからね。 それに我々は前回魔界Jrユースとしての参加でしたから、外界の方々とはあまり大きく接触してません。 新たに交流が出来るというのは、とてもいい事かもしれませんね」 ルーミア「そーなのかー」 一応理由を聞いてみるものの、その内容はやはり完全に信用出来る――とは言い難いものだった。 ……信頼しきっている者も一部にはいたが。
[193]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/08(木) 23:47:44 ID:??? ムラサ「っていうか、外界にサッカー留学って言っても……幻想郷の方が強いんじゃないの?」 白蓮「そうでもないようですよ。 実際、派遣選手が各国へと渡ってからの1か月間で、 外の世界の選手たちは大きく成長を遂げていましたし、ぽてんしゃるというものがあるらしいのです。 既に一定の実力となった以上、ここからはより一層外の世界の選手たちも強くなるだろうというのが紫さんの見解でした」 椛「…………で、それって受けるんスか?」 白蓮「ええ。 各勢力で1名ずつ、という条件ですが賛成多数で可決されました。 我が命蓮寺からも、誰かを外界へと送らなければなりません」 星「なるほど……それで、期間の程は?」 白蓮「およそ3年間、と聞いています」 3年――という言葉を聞いた途端、一同には衝撃が走った。 精々長くても数か月程度、と思っていた者が多かったのである。 幻想郷から3年もの間離れる……永きを生きてきた者たちばかりとはいえ、それでもその歳月は決して短いものではない。 特に、聖を封印から解放し、ようやく共にいる事が出来た命蓮寺のメンバー達にとっては尚更であった。 とはいえ、白蓮が持ち帰った話である。 ここで誰も行かない――という選択肢も、恐らくはつける事が出来るのだろうが……。 ナズーリン「(うちは他所の勢力と比べても結構な大所帯だからね……さて、断った所でどうなるか)」 幻想郷全土で見ても、命蓮寺はかなりの大所帯を持つ勢力である。 椛や小町、ルーミアという他勢力からの移籍組を除いても6名。 これだけの人数がいて態々八雲紫が集めて発表した提案を断る、となれば……相応の理由というものが必要となるだろう。 まさか聖から離れたくありません、というだけで認めてくれるとも思えない。 小町「先手を取って言わせてもらうけど、あたいはパスだよ。 映姫様も呼ばれてたんだろ?」 そして、まず己の意志を表示したのは小町であった。 そもそも移籍組であり、かつ、明確に他所に上司を持つ彼女が断りを入れるのは道理。 一同もそれを理解していたのか、特に小町を責める事は無かった。
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0ch BBS 2007-01-24