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【SSです】幻想でない軽業師
[3]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/20(土) 21:48:06 ID:??? グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!! 反町「よし……! これで……決めるッ!!!」 佐野「あ、ああっ!!」 椛「くっ……全員、中央に寄るッス!! フリーで打たせては……!!」 反町「いっ……けェェェェェェェェ!!!」 バゴッ! ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!! 右足を振りかぶり、思い切りボールへと叩きつけた。 かつて、『彼』と同じチームに在籍し、しかしチームでは十把一絡げ。 その他大勢でしかなく、ベンチの肥やしとなるしかなかった少女は飛ぶ。
[4]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/20(土) 21:51:02 ID:??? 椛「(止めるッス!! ……ここで、ここで!! こんなバカみたいな距離で決められて!!! 何のために自分はアソコを出たッスか!!!)」 ただのモブでは終わりたくなかった。 初期メンバーでいながら、周囲の者たちとはいつの間にか差が開き。 とうとう妖精風情にまで負けた、その身で終わりたくはなかった。 椛「止め……あああああああああああああああっ!!!!」 彼女は鍛え上げた。 木端妖怪にしては恵まれたフィジカルとスタミナ、そして決して恵まれた訳ではない才能。 基礎能力を上げ、多彩とは言わないまでも技も習得し。 この日、この時に向けて少女は鍛え上げた。 それでも、敵わない。 ドガァァァァッ!! バシュウッ!! ピィー!!! 佐野「…………椛、大丈夫か?」 椛「ゴ、ゴホッ……だ、大丈夫ッス……」
[5]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/20(土) 21:52:21 ID:??? 反町「よォーし!!」 リグル「ハッハァー!! でかした反町!(よしよし、これで反町もようやくハットトリックだね。 私はまだ出来てないけど多分残り時間的に出来るだろうし、反町もようやく私の相棒らしくなってきた)」 魔理沙「(相変わらず……憎らしいキック力だこった。 だが、そんな奴を前にしても……前を見続けるのが私の意地だ)」 決めた選手は喜び、彼の元へと歩み寄る。 6−3、ダブルスコア。残り時間的にも、もはや決定的と言って差し支えないゴール。 逆に決められた側は――。 幽香「…………」 魅魔「(……魔理沙、辛けりゃ辞めりゃいい。 ……だが、戻ってきて、それでいてそんな顔をしてるって事は、あんたはもう……完全に吹っ切れたんだろうね)」 絶大な力を持つ少女(?)は無表情のまま、その長い緑の髪を翻しゴールネットに突き刺さったボールを持ちセンターサークルへと運ぶ。 彼女の中にあるのは、ただ1つ――闘争本能のみ。 勝ち負け以上にある、ただ強者と思うがままに戦いたい素直な欲求に従ったまでの行為。 そして、そんな彼女の傍らに立つ少女(絶対違う)は、『彼』に歩み寄る少女に、胸をはせる。 少女の心境を――成長を感じ取った彼女は、安堵か、焦燥か、はたまた何とも言い尽くしがたい。 複雑な心持で、ただただそのまま立ち尽くしていた。 それらは、物語の本筋と言える少年・少女たちの事柄。
[6]森末(仮):2018/01/20(土) 21:54:15 ID:??? しかし、彼らにとってはどんな物語だったろう。 佐野「白蓮さん、ナズ、キャプテン、怪我してねーか?」 白蓮「え、ええ……しかし……なんとも……」 ムラサ「馬鹿げてるシュートだわ。 ……っていうかあれシュート? 私、津波が押し寄せてきたのかと思ったんだけど」 ナズーリン「数合わせになれればと思って入った程度だが……数合わせしてどうこう、レベルのシュートではないね」 "彼"はブロックに入った仲間たちに声をかけ、労う。 ディフェンスリーダーとして、共に恵まれない才能ながら切磋琢磨してきた白狼天狗を。 自分のような半端ものを、サッカー経験者として模倣とすべく必要としてくれた聖人を。 小ざっぱりとした性格で、海より広い心を持ちながらも根は熱い割とキャプテンシーを持ってる船長を。 逆に重箱の隅を突くような性格で、小姑かと思うようなねちっこさを持ちながらも――その実、誰よりも仲間の事を思う小さな小さな賢将を。 星「(あ、ああぁ……どうして……佐野くんは……聖は、あんなに頑張ってたのに!!)」 ぬえ「(あの男が活躍するのも面白くぬぇ……でも、あいつがまた負けてる所を見るのも面白くぬぇ!!)」 彼らを見て、ベンチから声ならぬ声を上げる者もいる。 誰よりも優しく、誰よりも臆病で、しかし誰よりも強い信念を持つ毘沙門天の代理。 天邪鬼で捻くれてて、それでも極端な寂しがりやで。彼に反発しながらも、彼と共にチームの為に闘うと決意した正体不明の獣。 誰もが、誰もが、"彼"の努力を知っていた。 知っていたが、それでも敵わなかった。
[7]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/20(土) 21:55:38 ID:??? 佐野「………………」 失望でも、絶望でも無い。 『彼』が絶対的な存在である事はわかっていた。わかっていた上で、挑んだ。 挑んで――それで、何が残ったのか。 佐野「ごめんな……また、俺は負けちまったよ」 疲弊した身体を起こし、まだ戦おうとする彼女たちを見つめて"彼"はそう呟いた。 最後まであきらめない――そういった事を美徳とする少女たちは、最後まで闘うだろう。 或いは、負けず嫌いという言葉では片づけられない――勝利に拘る、前線の少女たちは最後まで闘うのだろう。 佐野「………………」 しかしこの時、はっきりと、"彼"――佐野満という男の心はポッキリ折れていた。 ……… …… … 余談である。 この時、"彼"を打ち負かした『彼』は、その後見事キャプテンとしてチームを優勝に導き。 大会MVPと得点王、両方を獲得した、という。
[8]森崎名無しさん:2018/01/20(土) 21:57:19 ID:??? えっ?本人? それともファンを公言する某GM? どっちにしても支援
[9]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/20(土) 22:00:45 ID:??? はい、という事で昔この板で幻想のポイズンならびに11人の戦士たちならびに、 うっかり名前欄の痛恨のミスで出てしまったキャプ森in俺というスレをやっていた人です。 今更ながらですが、あの時終わらせた幻想のポイズンでの続編を書いてみたいと思い書いてみました。 自分にはマスタリング能力が無いと思い、このスレは原則SSで判定は無しでと考えています。 幻想のポイズンを終わらせた時から、続きはこういう展開になったらいいな、と思っていたのを書いていきたいと思っています。 更新はあんまり毎日とか自分で制限をしても辛いので、気が向いた時に出来ればなと思っています。 また、かなりサクサク物語を勧めるつもりです。 ダイジェスト風味で、1つお願いします。 またよろしくお願いします。
[10]森崎名無しさん:2018/01/20(土) 22:02:43 ID:??? おおっー! お帰り!!
[11]森崎名無しさん:2018/01/20(土) 22:18:46 ID:??? おおおおおなんということだ、まさかあの続きが見られるとは… 最近読み返したばっかりだったんですよ、すごく好きな作品でした 俺inキャプ森もだったんですね、気付かなかった
[12]◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 23:49:38 ID:??? ポイズンスレファンを公言している某GMです。スレタイを見て、正直、夢でも見ているのではないかと思うくらい震えました。 丁度今も、もう何回目になるか分からぬ作品読み直しの途中でした。 何度読んでも、生き生きとしたキャラの描写に惹かれ、苦しい展開や熱い展開にドキドキワクワクしています。 私はいつも拙作で、67とか魔王とかブローリン君とかソリマチ卿とか言って展開をパロディしたりしてるので、 あまり説得力が無いかもしれませんが…反町や佐野達の結末については、読み返す度いつも思いを馳せていました。 これで良かったのか、どうすれば良かったのか…反町のその後を描いたifストーリーや、強くてニューゲーム的な妄想を良くしてます。 それだけに、作者さんが自らあの続きを書いて下さるのは本当に嬉しいですし、楽しみです。 ストーリー的には佐野vs魔王の戦いになるのでしょうか、期待しています。 あと、全く何も変わらず調子に乗ってるリグルに、懐かしさを覚えると同時に吹きましたw
[13]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/21(日) 01:27:45 ID:??? >>10 恥ずかしながら戻ってまいりました >>11 あちらも続きを書ければと思っていますが、まずはこちらを先にと思っています。 今度こそ完結させたいですね。 >>12 どうもありがとうございます。 私も、そちらのスレを読ませて頂いて、タイミングが会えば参加もさせていただいてます。 いつも私の考えや文章力では出来ない展開やお話を書かれるので、更新が楽しみです。 何より私が森崎板から離れなかったのは、そちらのスレの更新が途絶えなかった事にありますし、 何度もこちらのパロディをしていただけたのは純粋に嬉しかったです。 これからも楽しいお話を見せて戴ければ、と思います。 ちなみにそちらのお話で好きなキャラは妖夢とアリスさんです。
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0ch BBS 2007-01-24