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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
[578]森崎名無しさん:2018/04/15(日) 18:45:43 ID:me2TUq0U D
[579]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/15(日) 18:56:36 ID:??? 陣形が↓のように決まったところで、一旦ここまでにします。 リトルウイングズ:4−4−2 −H−−− H鈴仙 −−−J− J反町 −−I−− Iパチュリー F−−−G Fてゐ Gナズーリン −−E−− Eアリス C−D−B Cお燐 D慧音 B静葉 −−A−− A穣子 −−@−− @にとり 次回更新(速ければ今日深夜〜)から、早速イングランド戦に入って行ければと思います。
[580]森崎名無しさん:2018/04/15(日) 18:58:33 ID:??? 576でDとCの順が逆なのでMFはフラット型ですよ
[581]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/15(日) 19:01:59 ID:??? >>580 すみません、順番ミスってました(爆)正しくはこうですね… リトルウイングズ:4−4−2 −H−J− H鈴仙 J反町 −−−−− −−−−− FI−EG FてゐIパチュリー EアリスGナズーリン −−−−− C−D−B Cお燐 D慧音 B静葉 −−A−− A穣子 −−@−− @にとり
[582]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/16(月) 00:38:51 ID:+bk24tF2 D:MFの陣形をフラット型にして、サイドハーフとの連携を取り易くする。(↓みたいな感じ) 鈴仙「やっぱり、中盤はフラットに敷いた方が良いんじゃないかしら。 こうなるとパチュリーさんが後ろに行ってしまって攻撃参加し辛いかもですけど、 それよりも、攻めの駒が複数いるイングランドのFW陣に柔軟に対応できる方が良いと思いますし……」 パチュリー「……まあ、2トップの片割れが反町なら、前線である程度のゲームメイクも出来るしね。 MFが下がり目になる事への不安も無いか」 霞「後ろについても、突破力の高いお燐さんと静葉さんに、ドリブルやパスもこなせる慧音さんが近くに居ますし。 中盤が抜かれたとしても、バックアップは充分機能すると思います」 コーチ「ようし……では、これで確定じゃな」 リトルウイングズ:4−4−2 −H−J− H鈴仙 J反町 −−−−− −−−−− FI−EG FてゐIパチュリー EアリスGナズーリン −−−−− C−D−B Cお燐 D慧音 B静葉 −−A−− A穣子 −−@−− @にとり
[583]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/16(月) 00:40:02 ID:+bk24tF2 鈴仙は妖力を視力代わりに、ホワイトボードに描かれた明日の陣形。その最終版をしっかりと確認する。 コーチ「まー、明日は単なる練習試合じゃ。別に負けたからと言って、すべてが終わりな訳でもないし、 逆に勝てたとしても、それは今後の勝利が約束された訳でも全くない。 勿論全力で挑むのは当然としても……そう思い詰め過ぎんでもいいんじゃぞ?」 そんな様子が、緊張しているように感じたからか。あるいは鈴仙自身が無意識に緊張していたからか、 コーチはひんやり冷たい手で鈴仙の背中等を優しくバンバンと叩いてくれた。 鈴仙「あ、ありがとうございます……あと、最後の一発でお尻触りましたよね」 コーチ「ほ、ホゲェ……さ、最近トシで、手が痙攣してのぉ〜」 鈴仙「背中叩くつもりがお尻って、震え過ぎでしょ、手……」 コーチが普段通りのセクハラ老人に戻ったところで、ミーティングはお開きとなる。 鈴仙はパチュリーと共に自室に戻り、軽く言葉を交わす中。
[584]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/16(月) 00:44:03 ID:+bk24tF2 パチュリー「鈴仙。明日は何があろうと、自由に戦いなさい。私達は貴女に期待はするし、実力を高く評価はしているけれど。 その事と、貴女に無理を強いる事とは別として考えたいからね……」 鈴仙「――ど、どうしたんですかマスターまで。私、そんなに緊張してます? た、確かに勝つか負けるか分からない中で宅飲みの企画を練ったりしてて、 負けたらどうしようかなぁ、とか考えてましたけど」 その時のパチュリーのぶっきらぼうな言葉に、幾許かの気配りが滲んでいた事に気づき、鈴仙は驚いてそう返す。 パチュリー「……その様子だと気付いてないようだから、言うけれど。 本来のあんたは、ここで皆とサッカーできるような状況には無いのよ。 あんたは能力の拠り所である”瞳”を失い、同時に視力も失った。 今こうして、一見普通に暮らせているのも、妖力を超音波のように飛ばして、 おおよその風景や障害物を察知しているだけ。生来目を持たない蝙蝠みたいにね」 鈴仙「……………」 パチュリー「その努力は正直、驚嘆せざるを得ないわ。いくらあんたが妖で、 元々波長を利用した気配察知や気配操作に優れているとはいえ、 たった数日の訓練で、視力の代替を行えるようになるまでに至るのは困難の筈だもの」 パチュリーの囁くような声の他には、先に寝入ってしまったルームメイトのアリスの寝息しか聞こえない。 鈴仙が黙っている中。……パチュリーは、静かに警鐘を鳴らす。 パチュリー「鈴仙。……今の貴女は、強い。だけど……だからこそ、危うい。 でも何よりも恐ろしいのは、誰もが、貴女自身さえも、その危うさに気付いていない事」 鈴仙「パチュリーさん。だから、気にし過ぎですってば。 私はそんなに無理してないし、どーしても辛い時は皆と相談して……」 パチュリー「鈴仙」
[585]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/16(月) 00:52:34 ID:??? おどけた様子――ですらない。純粋に、パチュリーが何を言っているのか分からない様子で、 鈴仙は慌てて取り繕うのだが、彼女は――鈴仙の第二の師は、少しだけ声を和らげて、 パチュリー「肉体の機能の一部を失うという事は、貴女が意識する以上に大きい事である筈だと。私はそう言いたかっただけ。 ねえ、鈴仙。……貴女は今、世界がどんな風に見えてる? その世界を、貴女はどう感じてる?」 最後にそう問いかけてから――「魔法使いには睡眠は必要ないから」と言って、傍らの本に意識を向け始めるのだった。 鈴仙は眠り支度をしながら、窓の外から見える”であろう”、美しい”と言われる”夜空を見て呟く。 鈴仙「(そんな聞き方、ずるいですよ、マスター。……私にとって、今の世界は――)」 儚げな蛍光を放つ緑の草木に、白く輝く星々。そして空を飾る赤と青、二つの月。 これらによって、魔界の夜は夜であっても明るく、そして色彩に満ちていると、かつてアリスは言っていた。 しかし、今の鈴仙にとって――。 鈴仙「(真っ暗で、白の線と輪郭しか掴めない世界。人が今、どんな顔をしているかも分からない世界。 こんな世界に一人、放り込まれたみたいで――辛いし、寂しいに、決まってるじゃないですか……)」 ――この素晴らしい筈の異世界は、ただただ無機質で平坦な。 白と黒の二色だけで出来た、気が狂いそうになる程の孤独で溢れた空間でしかない。 鈴仙「(でも。私は大丈夫。私は辛くない。だって、私には皆が居るから……。 皆が居るから、私はずっと笑って来れたし、明日だって、きっとがんばれる……)」 もしも仲間が居なければ、強い目標が無ければ、きっと自分は駄目になっていただろう。 鈴仙はそう自分を鼓舞して、ここまで元気に楽しくやって来た。しかし、この時の鈴仙は気付かない。 強く成長した自分自身の心が、深く育んだ仲間との絆が。尊敬する人達への純粋な想いが。 鈴仙に倒れるまで戦い続ける事を強いる、重い枷と化しつつあったことに――。
[586]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/16(月) 00:53:37 ID:??? スレタイを回収したところで、今日はここまでにします。
[587]森崎名無しさん:2018/04/16(月) 20:36:30 ID:??? 乙です 倒れるまで戦うのはにとりだけで十分なんだよなぁ
[588]森崎名無しさん:2018/04/16(月) 23:38:48 ID:??? 乙です >>587 にとり「えっ、やだ」 つかさ「えっ、倒れるまで戦うのは当然では?」 にとり「えっ、なにそれ怖い」
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0ch BBS 2007-01-24